uCosminexus Business Reporting Processor 開発者ガイド

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4.4.4 非数値コンテキストに対応したアイテムの追加

XBRL2.0に準拠したインスタンス文書に,アイテムを追加するサンプルコードについて説明します。

ここでは,「4.4.2 非数値コンテキスト要素の追加」で追加した非数値コンテキストに属する,次の非数値アイテム<hi:note>を追加します。

表4-10 非数値コンテキストに対応したアイテムの値

項番 名称 要素/属性
1 nonNumericContext 属性 NNC01
2 hi:note 要素 This is a sample!
3 コンテキストID 属性 ITM01
<この項の構成>
(1) 使用するインターフェース
(2) サンプルコード
(3) コーディング結果

(1) 使用するインターフェース

非数値コンテキストに対応したアイテムの追加で使用するインターフェースを次の表に示します。

表4-11 非数値コンテキストに対応したアイテムの追加で使用するインターフェース

項番 使用するインターフェース 説明
1 com.hitachi.xbrl.instance.XBRLInstanceItem アイテムを表します。
2 com.hitachi.xbrl.instance.XBRLNonNumericContext 非数値コンテキスト要素を表します。
3 com.hitachi.xbrl.instance.XBRLInstanceElement インスタンス文書に記述される要素を表します。
4 com.hitachi.xbrl.instance.XBRLInstanceDocument インスタンス文書全体を表します。

(2) サンプルコード

非数値コンテキストに対応したアイテムをXBRL DOMに追加するコードは次のとおりです。

// 非数値アイテム - note要素 - の作成 
XBRLInstanceItem nonNumericItem =
    idoc.createItem(
        "http://www.hitachi.com/2003/XBRL",
        "note",
        nonNumericContext);
// 非数値アイテムに値を設定
nonNumericItem.setString("This is a sample!");
// インスタンス文書に非数値アイテムを追加
idoc.appendChildElement((XBRLInstanceElement) nonNumericItem);

(3) コーディング結果

コーディング結果として,生成されるインスタンス文書は次のとおりです。

<hi:note id="ITM01" nonNumericContext="NNC01" >This is a sample!</hi:note>