uCosminexus Business Reporting Processor 開発者ガイド
タクソノミー文書は,勘定科目を表すアイテムおよび計算式を表す計算リンクなど,インスタンス文書で記載する内容を定義したひな型です。
タクソノミー文書は,タクソノミー本体とリンクベースから構成されます。財務諸表を例に挙げると,財務諸表で記載する勘定科目を定義するのがタクソノミー本体,勘定科目の表示順,計算式,会計基準などの参考文献を定義するのがリンクベースに該当します。
タクソノミー文書では,国や業種,会計基準によって異なる内容を別文書(リンクベース)として切り分け,それぞれをリンクさせています。別文書に分かれているため,会計基準などの変更に対応しやすく,各企業の事情に合わせた形式にカスタマイズできます。
表1-1 XBRLで使用できるリンクベース
| リンク種別 | 定義内容 | |
|---|---|---|
| 関係リンク | プレゼンテーションリンク | アイテムまたはタプルの表示順序を定義します。 |
| 計算リンク | アイテムまたはタプルの数値データの重みつき加減算式を定義します。 | |
| 定義リンク | アイテムの親子関係など,アイテムまたはタプル同士の関係を定義します。 | |
| ラベルリンク | アイテムまたはタプルの表示名称(ラベル)を定義します。日本語または英語などを指定して,さまざまな言語でラベルを記述したり,別名を定義したりできます。 | |
| リファレンスリンク | 参考文献を定義します。会計基準など,根拠となる文献への参照に使用します。 | |
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2008, Hitachi, Ltd.