クライアント企業との送受信処理が完了したビジネスメッセージのうち,ビジネスメッセージ保持期間を過ぎたものはユーザーが手動で削除します。送受信処理が完了したビジネスメッセージを削除することで,データベースの容量が許容範囲を超えて動作に支障を来すことを防止できます。
削除する頻度やタイミングは,お使いのシステムに合わせて決定してください。
削除対象となるのは,次の条件を満たしたビジネスメッセージです。
この条件を満たしていない場合でも,ドキュメント状態が"未取得"のビジネスメッセージは,ビジネスメッセージ保持期間を過ぎていれば運用に応じて削除できます。削除する方法については,「5.4.1(3) 削除対象でないビジネスメッセージの削除方法」を参照してください。
ビジネスメッセージを削除するには,HSRSRemoveMessageコマンドを実行します。オプションを指定しないで実行すると,削除対象のビジネスメッセージをすべて削除できます。削除対象となるビジネスメッセージに条件を追加したい場合は,オプションに条件を指定して実行します。
HSRSRemoveMessageコマンドの詳細については,「9.3 コマンドの詳細」のHSRSRemoveMessage(ビジネスメッセージ削除)を参照してください。
データベース登録後に送信不要となったビジネスメッセージや,誤って登録したビジネスメッセージは,ドキュメント状態が"未取得"のままであるため通常どおりの方法では削除できません。この場合,ドキュメント状態を手動で"取得済み"に変更してから削除します。ユーザーは,次のツールのどちらかでドキュメント状態を変更できます。