8.2.9 コマンド定義

ここでは,コマンド定義で定義できるプロパティと定義例について説明します。コマンド定義では,コマンドを使用するために必要な情報を定義します。

<この項の構成>
(1) 定義できるプロパティ
(2) 定義例

(1) 定義できるプロパティ

表8-9 コマンド定義に指定するプロパティ

項番プロパティ内容デフォルト値必須/任意
1ebxml.mssl.cmd.db.userデータベースに接続するためのユーザー名を指定します。
4.5.5 HiRDBのクライアント環境変数の設定」のPDUSER設定で指定したユーザーIDを指定してください。
なし必須
2ebxml.mssl.cmd.db.passwordデータベースに接続するためのパスワードを指定します。
4.5.5 HiRDBのクライアント環境変数の設定」のPDUSER設定で指定したパスワードを指定してください。
なし必須
3ebxml.mssl.cmd.db.url接続するデータベースの各種情報を,JDBCのURL形式で指定します。
データベース接続にHiRDB Type4 JDBC Driverを使用する場合,"@HIRDBENVGRP="に続けて,「4.5.5 HiRDBのクライアント環境変数の設定」で編集したHiRDB.iniファイルの絶対パス名を指定します。半角スペースを含むパスを指定するときは,パス全体を""(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。
なし必須
4ebxml.mssl.cmd.db.jdbc.driverデータベース接続に使用するJDBCドライバのクラス名を指定します。次の値を指定してください。
  • Cosminexus DABroker Libraryを使用する場合
    JP.co.Hitachi.soft.DBPSV_Driver.JdbcDbpsvDriver
  • HiRDB Type4 JDBC Driverを使用する場合
    JP.co.Hitachi.soft.HiRDB.JDBC.HiRDBDriver
なし必須
5ebxml.mssl.cmd.trace.log.levelトレースログの出力レベルを指定します。0,10,20のどれかを指定してください。
  • 0:エラーメッセージが出力されます。
  • 10:レベル0での出力内容に加え,警告メッセージおよびインフォメーションメッセージが出力されます。
  • 20:レベル10での出力内容に加え,内部メソッドの開始・終了を通知するインフォメーションメッセージが出力されます。
10任意
6ebxml.mssl.cmd.trace.log.sizeトレースログのファイルサイズを指定します。4096~16777216(バイト)の整数値を指定してください。1048576任意
7ebxml.mssl.cmd.trace.log.countトレースログの最大ファイル数を指定します。1~64の整数値を指定してください。10任意
8ebxml.mssl.cmd.trace.log.pathトレースログの出力先ディレクトリ名を指定します。100バイト以内の文字列をフルパスで指定してください。なし必須
9ebxml.mssl.cmd.error.log.sizeエラーログのファイルサイズ(バイト数)を指定します。4096~16777216の整数値を指定してください。1048576任意
10ebxml.mssl.cmd.error.log.countエラーログの最大ファイル数を指定します。1~64の整数値を指定してください。10任意
11ebxml.mssl.cmd.error.log.pathエラーログの出力先ディレクトリ名を指定します。100バイト以内の文字列をフルパスで指定してください。なし必須

注 ログのファイルサイズ,または最大ファイル数を変更する場合,CMS Lightサーバのシステムを停止し,ログの出力先ディレクトリ下にあるディレクトリおよびファイルを,すべて別のディレクトリへ移動するか,または削除してください。


(2) 定義例