4.5.1 Hitachi Web Serverの環境設定

CMS LightサーバのシステムのWebサーバである,Hitachi Web Serverの環境設定をします。Hitachi Web Serverの環境設定の詳細については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。また,HTTPベーシック認証,および暗号化通信(SSLサーバ認証)については,マニュアル「Hitachi Web Server」を参照してください。

定義ファイルのうち,編集する必要があるものを次に示します。

<この項の構成>
(1) Hitachi Web Server用定義ファイル
(2) Hitachi Web Server用リダイレクタ動作定義ファイル

(1) Hitachi Web Server用定義ファイル

ファイル名
httpsd.conf
格納場所
  • Windowsの場合
    <Cosminexusのインストールディレクトリ>¥httpsd¥conf
  • UNIXの場合
    /opt/hitachi/httpsd/conf

ここでは,リダイレクタの設定,およびリクエストボディサイズの設定について説明します。Hitachi Web Server用定義ファイルの詳細については,マニュアル「Hitachi Web Server」を参照してください。

(a) リダイレクタの設定

ファイルのいちばん下に,次の行を追加してください。

【例】
設定例を次に示します。
  • Windowsの場合

    Include "C:¥Program Files¥Hitachi¥Cosminexus¥CC¥web¥redirector¥mod_jk.conf"

  • UNIXの場合

    Include /opt/Cosminexus/CC/web/redirector/mod_jk.conf

(b) リクエストボディサイズの設定

受信データのサイズの上限を設定します。CMS Lightサーバでは,交換するドキュメントの最大長をサーバ共通定義ファイルで設定しています。CMS Lightサーバでの不要な受信処理を減らすために,サーバ共通定義ファイルでの設定に加え,Hitachi Web Server側でもリクエストボディサイズの制限を設定することを強く推奨します。

ファイルの任意の場所に,次のとおりに設定してください。

対象ディレクティブ
LimitRequestBody
編集内容
"LimitRequestBody"のあとに,サーバ共通定義ファイルのサイズ定義(ebxml.mssl.size.document.dataプロパティ)で設定したドキュメントの最大長に4,096を足した値を指定します。0~2,147,483,647(バイト)の値を指定してください。サーバ共通定義ファイルの詳細については,「8.2 サーバ共通定義ファイル」を参照してください。
デフォルト値の0から値を変更しない場合,リクエストボディサイズの制限は設定されません。
【例】
リクエストボディサイズの制限値が1,472,103の場合の設定例を次に示します。

LimitRequestBody 1472103

(2) Hitachi Web Server用リダイレクタ動作定義ファイル

ファイル名
mod_jk.conf
格納場所
  • Windowsの場合
    <Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CC¥web¥redirector
  • UNIXの場合
    /opt/Cosminexus/CC/web/redirector
編集内容
ファイルのいちばん下に,次の行を追加してください。

JkMount /mssl/app/* <ワーカ名>
JkMount /mssl/gui/* <ワーカ名>

【例】
ワーカ名が"worker1"の場合の設定例を次に示します。

JkMount /mssl/app/* worker1
JkMount /mssl/gui/* worker1

Hitachi Web Server用リダイレクタ動作定義ファイルの詳細については,マニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。