C-S型メッセージ交換手順とは,大手小売企業(以降,サーバ企業と呼びます)のシステムに,取引先の企業(以降,クライアント企業と呼びます)がインターネット経由でアクセスしてデータをアップロード,ダウンロードするための通信規格です。
C-S型メッセージ交換手順に準拠した電子商取引の概要を,次に示します。
図1-1 C-S型メッセージ交換手順に準拠した電子商取引の概要
サーバ企業のシステムのうち,プル型サーバおよびINBOXの部分がC-S型メッセージ交換手順に準拠した電子商取引をするための仕組みです。プル型サーバがデータ通信を制御し,INBOXはクライアント企業との取引データを保管します。
CMS Lightサーバのシステムでは,図のプル型サーバに当たるのがCMS Lightサーバ,図のINBOXに当たるのがデータベースサーバになります。またC-S型メッセージ交換手順に準拠した製品として,日立ではCMS Lightサーバのほか,クライアント企業のシステムに適用するuCosminexus Message Service Client Light for ebXMLを提供しています。