障害の要因調査のために,ユーザーが採取する必要があるログファイルの種類について説明します。
CMS Lightサーバが出力するログを次に示します。
障害が発生した場合には,これらのログを採取してください。ビジネスメッセージの送受信時には,エラーログ,トレースログ,および通信ログが出力されます。状況照会GUI・コマンドの実行時には,エラーログおよびトレースログが出力されます。
各ログの出力先ディレクトリは,サーバ共通定義ファイルで設定します。サーバ共通定義ファイルの詳細については,「8.2 サーバ共通定義ファイル」を参照してください。
CMS Lightサーバが出力するログのファイル名の形式を次に示します。
表6-1 CMS Lightサーバが出力するログのファイル名の形式
項番 | ログの種類 | ファイル名の形式※ |
---|---|---|
1 | エラーログ | HSRS<アプリケーション識別子>Err<n>.log |
2 | トレースログ | HSRS<アプリケーション識別子>Trc<n>.log |
3 | 通信ログ | HSRS<アプリケーション識別子>Msg<n>.log |
注※ <アプリケーション識別子>にはログの出力元となるCMS Lightサーバの内部アプリケーション識別子が表示されます。<n>にはファイル面数が表示されます。<アプリケーション識別子>に表示される値と意味は次のとおりです。
ビジネスメッセージ送受信アプリケーションの通信ログのファイル構成例を次に示します。この例では,表の<アプリケーション識別子>には"app"が,<n>には1~5が表示されます。
C:/Program Files/Hitachi/ebxml/mssl/log |
/opt/ebxml/mssl/log |
イベントログの採取方法については,OSのマニュアルを参照してください。
システムログの採取方法については,OSのマニュアルを参照してください。
次に示す前提ソフトウェアのログは,必要に応じて採取してください。
ログの採取方法については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。
ログの採取方法については,マニュアル「Cosminexus システム運用ガイド」を参照してください。