6.2.1 ログファイルの種類

障害の要因調査のために,ユーザーが採取する必要があるログファイルの種類について説明します。

<この項の構成>
(1) CMS Lightサーバのログ
(2) Windowsイベントログ(Windowsの場合)
(3) UNIXのシステムログ(UNIXの場合)
(4) 前提ソフトウェアのログ

(1) CMS Lightサーバのログ

CMS Lightサーバが出力するログを次に示します。

障害が発生した場合には,これらのログを採取してください。ビジネスメッセージの送受信時には,エラーログ,トレースログ,および通信ログが出力されます。状況照会GUI・コマンドの実行時には,エラーログおよびトレースログが出力されます。

各ログの出力先ディレクトリは,サーバ共通定義ファイルで設定します。サーバ共通定義ファイルの詳細については,「8.2 サーバ共通定義ファイル」を参照してください。

CMS Lightサーバが出力するログのファイル名の形式を次に示します。

表6-1 CMS Lightサーバが出力するログのファイル名の形式

項番ログの種類ファイル名の形式
1エラーログHSRS<アプリケーション識別子>Err<n>.log
2トレースログHSRS<アプリケーション識別子>Trc<n>.log
3通信ログHSRS<アプリケーション識別子>Msg<n>.log

注※ <アプリケーション識別子>にはログの出力元となるCMS Lightサーバの内部アプリケーション識別子が表示されます。<n>にはファイル面数が表示されます。<アプリケーション識別子>に表示される値と意味は次のとおりです。

ビジネスメッセージ送受信アプリケーションの通信ログのファイル構成例を次に示します。この例では,表の<アプリケーション識別子>には"app"が,<n>には1~5が表示されます。


C:/Program Files/Hitachi/ebxml/mssl/log
 ├HSRSappMsg1.log
 ├HSRSappMsg2.log
 ├HSRSappMsg3.log
 ├HSRSappMsg4.log
 └HSRSappMsg5.log


/opt/ebxml/mssl/log
 ├HSRSappMsg1.log
 ├HSRSappMsg2.log
 ├HSRSappMsg3.log
 ├HSRSappMsg4.log
 └HSRSappMsg5.log

(2) Windowsイベントログ(Windowsの場合)

イベントログの採取方法については,OSのマニュアルを参照してください。

(3) UNIXのシステムログ(UNIXの場合)

システムログの採取方法については,OSのマニュアルを参照してください。

(4) 前提ソフトウェアのログ

次に示す前提ソフトウェアのログは,必要に応じて採取してください。

(a)  HiRDBのログ

ログの採取方法については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。

(b)  uCosminexus Application Serverのログ

ログの採取方法については,マニュアル「Cosminexus システム運用ガイド」を参照してください。