3.2.3 ビジネスメッセージ保持期間

C-S型メッセージ交換手順に準拠したシステムでは,データの重複受信を防止するために,サーバ企業が受信データを一定期間保持しておくことが義務づけられています。CMS Lightサーバのシステムでは,この期間をビジネスメッセージ保持期間と呼びます。受信したビジネスメッセージは,ビジネスメッセージ保持期間中はデータベースで管理されます。

ビジネスメッセージ保持期間はデータベースサーバの容量,取引の頻度,およびクライアント企業のシステム環境に合わせて,できる限り長い期間を設定します。86,400~31,536,000(秒)の整数値で,次に示す式の結果よりも長い期間を設定してください。

(クライアント企業のシステムでの送信リトライ回数)×(クライアント企業のシステムでの送信リトライ間隔(秒))

決定したビジネスメッセージ保持期間は,CMS Lightサーバの定義ファイルに定義します。ビジネスメッセージ保持期間を定義する定義ファイルについては,「8.2 サーバ共通定義ファイル」を参照してください。