流通業界では,インターネットとXML技術を駆使した次世代EDIによって,取引の効率化,取引のグローバル化,多様な業務形態への対応などを実現してきました。
しかし,中小規模の取引には大規模なシステムを新規に導入しにくい,という問題がありました。この問題を解決するために,従来のシステムよりも簡単に導入できて,かつ柔軟な構築・運用ができるシステムが必要でした。C-S型メッセージ交換手順は,こうしたシステムを実現するための通信規格です。
C-S型メッセージ交換手順は,次のような特長があります。
したがって,クライアント企業にとっては低コストかつ容易にシステムを導入できるというメリットがあり,サーバ企業にとってはこれまで次世代EDIのシステムを導入しづらかった中小規模の取引の効率を上げられるというメリットがあります。