uCosminexus Message Service Server Light for ebXML サーバ構築・運用ガイド
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J2SEのプロパティファイル形式です。
次の形式で定義してください。
<プロパティ>=<値>
- 値に"\"が含まれている場合は,"\"を重ねて記述してください。
- 値に全角文字が含まれている場合は,JDK付属のnative2asciiコマンドを使用してネイティブコード(Latin-1およびUnicodeコード以外)をUnicodeコードに変換してください。
- "#"で始まる行はコメントとみなされます。
- 値の後ろには,半角スペースやコメントなどの文字列は追加しないでください。追加した場合,不正な値と解釈されます。
例:<プロパティ>=<値>#<コメント>
- 値にディレクトリ名を指定する場合,次に注意してください。
- CMS Lightサーバのシステムを稼働させるユーザーに書き込み権限がないディレクトリを指定しないでください。
- ネットワークドライブ上のディレクトリを指定しないでください。
- 存在しないディレクトリを指定しないでください。
- Windowsの場合,ディレクトリ名にWindowsの予約デバイス名を使用しないでください。
Windowsの予約デバイス名は,"AUX","CON","NUL","PRN","CLOCK$","COM1"〜"COM9",および"LPT1"〜"LPT9"です。
- 値の前後に指定した半角スペース,タブはすべて削除されます。
- ディレクトリ名の終端に指定した"/"は削除されます。
サーバ共通定義ファイルの格納先を次に示します。
- Windowsの場合
<CMS Lightサーバのインストールディレクトリ>\conf\HSRSconf.properties
- UNIXの場合
/opt/ebxml/mssl/conf/HSRSconf.properties
サーバ共通定義ファイルは,製品に同梱されたサンプルファイルを定義ファイルの格納先にコピーして編集してください。サンプルファイルの格納先を次に示します。
- Windowsの場合
<CMS Lightサーバのインストールディレクトリ>\sample\conf\HSRSconf.properties
- UNIXの場合
/opt/ebxml/mssl/sample/conf/HSRSconf.properties
サーバ共通定義ファイルに定義する項目を次に示します。各項目の詳細については,次の項以降を参照してください。
- サーバ定義
CMS Lightサーバのシステム全体に関する情報を定義します。
- ドキュメントファイル出力定義
CMS Lightサーバが受信したビジネスメッセージのファイル出力に関する情報を定義します。
- 通信ログ出力定義
ビジネスメッセージの送受信時に出力される通信ログの出力レベルや,ファイルサイズ(バイト数)などに関する情報を定義します。
- トレースログ出力定義
ビジネスメッセージの送受信時に出力されるトレースログの出力レベルや,ファイルサイズ(バイト数)などに関する情報を定義します。
- エラーログ出力定義
ビジネスメッセージの送受信時に出力されるエラーログのファイルサイズ(バイト数)や,最大ファイル数などに関する情報を定義します。
- サイズ定義
CMS Lightサーバのデータベースサーバに格納するドキュメントの最大長を定義します。
- 状況照会GUI定義
状況照会GUIを使用するために必要なログインIDや,パスワードなどに関する情報を定義します。
- コマンド定義
コマンドを使用するために必要なユーザー名や,パスワードなどに関する情報を定義します。
- JP1イベント連携定義
JP1イベント連携機能を使用するために必要な情報を定義します。
これらの項目を定義するとき,指定必須のプロパティまたは値を省略したり,指定できない値を指定したりすると,次のタイミングでエラーが発生します。
- CMS Lightサーバのシステム起動時
- 状況照会GUIの起動時
- コマンド実行時
指定任意のプロパティまたは値を省略したり,指定できない値を指定したりすると,デフォルト値が適用されます。プロパティの情報はトレースログに出力されていますので,サーバ共通定義ファイルに設定した値どおりになっているか確認してください。
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