3.6.1 送信の詳細を設定する

ここでは,[送信情報の設定]画面について説明します。[送信情報の設定]画面は,[簡易環境設定]画面の[送信]タブの[新規]ボタンまたは[編集]ボタンをクリックすると表示されます。

[送信情報の設定]画面を次に示します。

図3-9 [送信情報の設定]画面

[図データ]

送信情報の保存名
設定した送信ドキュメント情報を保存する名前を指定します。64バイト以内の文字列で指定してください。Windowsのファイル名に使用できない文字,または予約デバイス名は指定できません。指定した名前は[簡易環境設定]画面の[送信]タブの送信情報一覧に表示されます。
ドキュメント送信者識別子
ドキュメント送信者識別子として,[簡易環境設定]画面の[アカウント]タブで指定している,クライアントIDが表示されます。ユーザーは編集できません。クライアントIDが指定されていない場合は何も表示されません。
ドキュメント受信者識別子
ドキュメント受信者識別子として,[簡易環境設定]画面の[アカウント]タブで指定しているサーバIDが表示されます。ユーザーは編集できません。サーバIDが指定されていない場合は何も表示されません。
ドキュメント形式
ドキュメント形式を指定します。サーバ企業と取り決める項目です。次の五つから選択できます。
  • SecondGenEDI(SecondGenEDI形式)
  • JEDICOS-XML(JEDICOS-XML形式)
  • JEDICOS(JEDICOS形式)
  • J Protocol(JCA形式)
  • Mutuality defined(相互定義:双方間の合意の下で使用する任意の形式)
この項目は,必ず指定してください。
ドキュメント種別
ドキュメント種別を指定します。サーバ企業と取り決める項目です。ドキュメント形式に"Mutuality defined"以外の値を指定した場合,ドキュメント形式に対応するドキュメントの種別がコンボボックスに表示されます。
ドキュメント形式が"Mutuality defined"の場合,255バイト以内の文字列でドキュメント種別を指定してください。なお,ドキュメント種別に何も指定しなくても問題ありません。
ドキュメント形式が"Mutuality defined"でない場合は,この項目を必ず指定してください。
ドキュメント圧縮形式
ドキュメント圧縮形式を指定します。サーバ企業と取り決める項目です。63バイト以内の文字列で指定してください。IANAによって管理されているMIMEメディアタイプかどうかのチェックはされません。
送信ディレクトリ
送信ファイルの格納ディレクトリを絶対パスで指定します。247バイト以内の文字列で指定してください。デフォルトは設定されていません。[参照]ボタンをクリックすると,ツリー表示されたディレクトリ構成から,送信ディレクトリを指定できます。
送信ディレクトリ下に格納されている送信対象のファイルは,ドキュメント送信コマンドの実行時に送信成功ディレクトリまたは送信失敗ディレクトリに移動されます。したがって,送信ディレクトリとしてWindowsディレクトリなどを指定するとシステムが壊れるおそれがあるため,指定するディレクトリには十分注意してください。
この項目は,必ず指定してください。
送信成功ディレクトリ
送信成功ファイルの格納ディレクトリを絶対パスで指定します。120バイト以内の文字列で指定してください。デフォルトは,"<CMS Lightクライアントインストールディレクトリ>¥data¥send_success"です。[参照]ボタンをクリックすると,ツリー表示されたディレクトリ構成から,送信成功ディレクトリを指定できます。
送信失敗ディレクトリ
送信失敗ファイルの格納ディレクトリを絶対パスで指定します。120バイト以内の文字列で指定してください。デフォルトは,"<CMS Lightクライアントインストールディレクトリ>¥data¥send_error"です。[参照]ボタンをクリックすると,ツリー表示されたディレクトリ構成から,送信失敗ディレクトリを指定できます。
送信済みファイル名に使用する項目を決めてください
送信済みファイルの名称規則を指定します。チェックボックスで表示されている項目は,次の四つです。
  1. 送信日付(非活性)
  2. ドキュメント受信者識別子
  3. ドキュメント形式
  4. ドキュメント種別
チェックボックスにチェックした項目を,上記の番号順でファイル名に採用します。送信日付はファイル名として必ず付与されます。
送信最大ファイル数
ドキュメント送信1回の実行で送信できるファイル数の最大値を指定します。1~128の整数値で指定してください。デフォルトは32です。
送信最大ファイルサイズ
送信するファイルのデータサイズの最大値をキロバイトで指定します。10~51,200の整数値で指定してください。デフォルトは10,240です。
リトライ回数
ドキュメント送信のリトライ回数を指定します。0~32の整数値で指定してください。デフォルトは3です。
リトライ間隔
ドキュメント送信のリトライ間隔を秒で指定します。10~3,600の整数値で指定してください。デフォルトは90です。
[OK]ボタン
クリックすると,入力した情報で送信情報を設定して[送信情報の設定]画面を終了し,[簡易環境設定]画面の[送信]タブに戻ります。
送信情報の保存名が,[簡易環境設定]画面の[送信]タブの送信情報一覧にすでにある場合,上書き保存するかどうかを確認するダイアログが表示されます。
[キャンセル]ボタン
クリックすると,入力した情報を破棄して[送信情報の設定]画面を終了し,[簡易環境設定]画面の[送信]タブに戻ります。