履歴表示GUIの[履歴表示]画面に警告情報がなかった場合(警告情報に"△"が表示されていなかった場合)のトラブルシュートについて説明します。履歴表示GUIの[詳細情報]画面で確認したドキュメントの送受信状態によって障害の対処方法が異なります。[詳細情報]画面を次に示します。履歴表示GUIの詳細については,「4. 履歴表示GUI」を参照してください。
図8-2 履歴表示GUIの[詳細情報]画面
各対処方法を次に説明します。
履歴表示GUIの[詳細情報]画面で確認した結果,送受信状態が"正常"で送受信ファイル名称の先頭に"ERR"が付加されているとき,サーバの管理者に連絡してください。サーバの管理者に連絡する際に必要な資料については,「8.2.1 サーバの管理者に問い合わせる場合に必要な資料」を参照してください。
送受信ファイル名称の先頭に"ERR"が付加されていないとき,対処は不要です。
履歴表示GUIの[詳細情報]画面で確認した結果,送受信状態が"異常"だった場合について説明します。この場合,履歴表示GUIの[詳細情報]画面のエラー種別が"Server"か"Client"かによって対処が異なります。
対処方法を次に示します。
エラーの原因は接続先サーバです。サーバの管理者に連絡してください。サーバの管理者に連絡する際に必要な資料については,「8.2.1 サーバの管理者に問い合わせる場合に必要な資料」を参照してください。
エラーの原因はCMS Lightクライアントです。[詳細情報]画面のエラー詳細情報を参照して対処してください。
対処できないときは,サーバの管理者に連絡して,クライアント側で発生した問題を特定してください。サーバの管理者に連絡する際に必要な資料については,「8.2.1 サーバの管理者に問い合わせる場合に必要な資料」を参照してください。
履歴表示GUIの[詳細情報]画面で確認した結果,送受信状態が"不確定"だった場合,"不確定"となっているドキュメントが送信ドキュメントか,受信ドキュメントかによって対処が異なります。対処方法を次に示します。
"不確定"となっているドキュメントが送信ドキュメントだったとき,簡易環境設定GUI,またはクライアント共通定義ファイルで指定した接続先サーバのURLに誤りがないか確認してください。次の場合は,定義内容や環境を確認してください。
定義内容や環境に問題があったときは,問題を取り除いたあとにドキュメントを再送信してください。ドキュメントの再送信手順は送信手順と同様です。送信手順の詳細については,「5.1 コマンドの操作でドキュメントを送受信するまでの手順」を参照してください。
定義内容や環境に問題がなかったときは,"不確定"だったドキュメントのドキュメント識別子が接続先サーバに存在するかどうかをサーバの管理者に連絡して,確認してください。確認したあとの対処を次に示します。
"不確定"となっているドキュメントが受信ドキュメントだったとき,ドキュメント受信コマンドを再実行します。再実行したときの最初に受信したドキュメントの識別子によって対処が異なります。
送受信したドキュメントが履歴表示GUIの[詳細情報]画面に表示されない場合,メッセージボックス・コマンドプロンプトで表示されたメッセージ,またはエラーログに出力されたメッセージを参照して対処してください。エラーログの出力先はクライアント共通定義ファイルで設定します。クライアント共通定義ファイルの詳細については,「6.3 クライアント共通定義ファイル」を参照してください。
対処できない場合,保守員に連絡してください。保守員に連絡する際に必要な資料については,「8.2 問い合わせに必要な資料」を参照してください。