6.2.2 定義ファイルの記述形式

CMS Lightクライアントの定義ファイルはXML形式で記述するため,直接記述できない文字や使用できない文字があります。

<この項の構成>
(1) XML形式で直接記述できない文字を使いたい場合
(2) 定義ファイルに使用できない文字
(3) 半角スペース文字とタブ文字の入力値

(1) XML形式で直接記述できない文字を使いたい場合

定義ファイルのデータにXML形式で直接記述できない文字を使いたい場合,置換する必要があります。

定義ファイルに記述するときに置換する必要がある文字の一覧を次の表に示します。

表6-3 置換する必要がある文字一覧

項番文字置換文字
1&&
2<&lt;
3>&gt;
4"&quot;
5'&apos;

(2) 定義ファイルに使用できない文字

定義ファイルのデータに記述できない文字は,記述しないでください。ファイルパスにも使用しないでください。

定義ファイルに使用できない文字の一覧を次に示します。

図6-2 定義ファイルに使用できない文字の一覧

[図データ]

(3) 半角スペース文字とタブ文字の入力値

各タブで,入力された値の前後に半角スペース・タブがある場合,入力された値の前後の半角スペース・タブを除いた値が設定値になります。

入力された値の前後に半角スペースがある場合の例を,次に示します。

<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?>
<Configuration
xmlns=" http://www.hitachi.co.jp/soft/xml/ebxml/mscl/conf/HSRCConfig.xsd"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
 <Container id="ACCOUNT">
   <Key id="CLIENT"> cliuri.co.jp </Key>
 </Container>
</Configuration>

注※
ACCOUNTコンテナのCLIENTキーの設定値は"△cliuri.co.jp△"です(△は半角スペースを示します)。入力された値の前後に半角スペースが入っていますが,設定値は入力された値の前後の半角スペースおよびタブを除いた"cliuri.co.jp"となります。