付録A.2  Application Designerの環境設定

Application Designerの環境設定では,Webアプリケーションに共通の開発環境を指定します。

<この項の構成>
(1) 環境設定ダイアログ(開発環境設定)

(1) 環境設定ダイアログ(開発環境設定)

Application Designerの環境設定は,オブジェクトワークス/Studioを組み込んだVisioまたはExcelを起動し,Application Designerの「環境設定」ダイアログで設定します。「環境設定」ダイアログの表示方法と,「開発環境設定」タブでの設定項目について説明します。

(a) 環境設定ダイアログの表示方法

ダイアログの表示方法は,Visioを使用する場合とExcelを使用する場合で異なります。

Visioの場合
  1. 2.1 Application Designerの開始・終了」を参照し,VisioからApplication Designerを開始します。
  2. Visioのメニューから,[画面遷移]-[環境設定]を選択します。
Excelの場合
  1. 2.1 Application Designerの開始・終了」を参照し,ExcelからApplication Designerを開始します。
  2. Excelのメニューから,[AP Designer]-[環境設定]を選択します。

メニューを選択すると,図A-1に示すダイアログが表示されます。

図A-1 環境設定ダイアログ

[図データ]

ダイアログには,編集中の画面遷移図(Visio)/画面遷移表(Excel)が保持している環境設定情報の値が表示されます。

ボタンの説明
[OK]ボタン
現在のダイアログの設定内容が,編集中の画面遷移図/画面遷移表に保存されます。
[キャンセル]ボタン
現在のダイアログの編集内容を取り消し,ダイアログを開く前の設定に戻します。
[環境設定ファイルから入力]ボタン
環境設定ファイルに保存されているほかの画面遷移図/画面遷移表の環境設定情報を取り込めます。
[環境設定ファイルへ出力]ボタン
ダイアログに指定した環境設定情報を環境設定ファイルに保存します。この環境設定ファイルを介して,ほかの画面遷移図/画面遷移表に環境設定情報を渡すことができます。
(b) 開発環境設定

「開発環境設定」タブの各項目を表A-3に示します。

なお,「開発環境設定」タブの項目は,特に変更しないかぎり,一度設定すれば設定し直す必要はありません。

表A-3 環境設定ダイアログの設定項目(開発環境設定

設定項目設定内容初期値
Web画面定義ツールのパスWeb画面定義ツールの実行ファイルのパスをフルパスで指定します。259バイト以内で設定してください。あらかじめDreamweaverがインストールされている場合はその実行ファイルのパス。Dreamweaverがインストールされていない場合は空欄
ブラウザのパス使用しません。初期値のままとしてください。インストールされているInternet Explorerの実行ファイルのパス
一時ファイル格納パス使用しません。初期値のままとしてください。Windowsの環境変数TEMPで指定されているパス。環境変数TEMPが設定されていない場合はOSのインストールフォルダ:¥temp