2.2.2 画面遷移図で使用する図形の種類

画面遷移図の作成に使用する図形について説明します。これらの図形は,Visioのステンシルからドラッグして使用します。

<この項の構成>
(1) 遷移情報の定義に使用する図形
(2) 複数のシートにわたる画面遷移図の作成に使用する図形

(1) 遷移情報の定義に使用する図形

Webアプリケーションの遷移や分岐の情報を定義するための図形を紹介します。

(a) 開始

[図データ]

Webアプリケーションの画面遷移の開始点を表します。画面遷移図には,必ず「開始」の図形を配置してください。

(b) 画面

[図データ]

Webアプリケーションの中で,Webブラウザに表示させる画面を表します。

(c) アクション

[図データ]

画面からの遷移の動きを表します。画面を始点として,ほかの画面または条件分岐を終点にすることで,画面から遷移させる先を設定します。

(d) 条件分岐

[図データ]

Web画面に対応する業務処理プログラムの処理結果によって,遷移先を分岐させる処理を行うことを表します。なお,開始から画面を経ない条件分岐への遷移はできません。

(e) リターン値

[図データ]

条件分岐の判定条件ごとに,対応する遷移の動きを表します。条件分岐を始点として,画面を終点にすることで,条件分岐後の遷移先を設定します。

(2) 複数のシートにわたる画面遷移図の作成に使用する図形

画面遷移図は複数のシートにわたって作成できます。複数のシートに作成した画面遷移図をつなげるための図形を紹介します。

(a) 遷移先シート

[図データ]

別の遷移図シートを表します。異なるシート上に作成した画面遷移図へ遷移させるときに使用します。

(b) シートスタート

[図データ]

異なるシート上の画面遷移図から遷移させたときの開始地点を表します。