2.3.2 画面遷移表で使用する項目

画面遷移表を作成するには,図2-12にある画面遷移表ファイルの各項目に定義内容を記入します。ここでは,画面遷移表の各項目と,記入する内容について説明します。

図2-12 画面遷移表ファイル

[図データ]

<この項の構成>
(1) 遷移元ページ
(2) アクション
(3) BL処理
(4) 遷移先

(1) 遷移元ページ

[図データ]

遷移元ページの項目には,遷移元となるWeb画面について指定します。遷移元ページの項目に入力する内容を次に示します。

(a) ID

遷移元になるWeb画面を識別するためのID(画面ID)を指定します。

設定規則
  • 使用できる文字は半角英数字(0~9,a~z,A~Z)および半角アンダーバー(_)です。
  • 30文字以内で指定してください。
  • 先頭には半角英字(a~z,A~Z)を指定してください。
  • 画面遷移表上のほかのWeb画面とIDが重複しないようにしてください。
(b) 説明

遷移元になるWeb画面についての説明を記入します。

設定規則
任意の文字列を指定できます。

(2) アクション

[図データ]

アクションの項目には,遷移の動きについて指定します。アクションの項目に入力する内容を次に示します。

(a) ID

遷移元のWeb画面からの遷移を識別するためのID(アクションID)を指定します。

なお,「ID」に「DEFAULT」と指定したアクションはデフォルトとなり,遷移元のWeb画面で特にアクションが指定されなかった場合の遷移先になります。Web画面から[Enter]キーによって遷移させたい場合などに指定してください。

設定規則
  • 使用できる文字は半角英数字(0~9,a~z,A~Z)および半角アンダーバー(_)です。
  • 30文字以内で指定してください。
  • 先頭には半角英字(a~z,A~Z)を指定してください。
注※
すべて半角大文字で指定してください。
(b) 説明

アクションの説明を記入します。

設定規則
任意の文字列を指定できます。

(3) BL処理

[図データ]

BL処理の項目には,条件分岐について指定します。BL処理の項目に入力する内容を次に示します。

(a) プロパティ名

条件分岐の判定に使用するプロパティの名称を指定します。

設定規則
  • 使用できる文字は半角英数字(0~9,a~z,A~Z)および半角アンダーバー(_)です。
  • 30文字以内で指定してください。
  • 先頭には半角英字(a~z,A~Z)または半角アンダーバー(_)を指定してください。
(b) 説明

条件分岐の説明を記入します。

設定規則
任意の文字列を指定できます。
(c) 

条件分岐の判定に使用するプロパティの値(リターン値)を指定します。「値」には,遷移元のWeb画面からの入力情報,または業務処理プログラムの処理結果の値を指定します。

設定規則
  • 使用できる文字は半角英数字(0~9,a~z,A~Z),半角アンダーバー(_)および半角スペースです。
  • 一つの条件分岐から遷移する複数のリターン値に対し,同じ値は指定できません。
リターン値のどこかに半角スペースを含める場合は,ダブルクォーテーションで囲んでください(例:"abc ","abc def"," abc")。ダブルクォーテーション自体はリターン値には反映されません。
(d) 説明

リターン値の説明を記入します。

設定規則
任意の文字列を指定できます。

(4) 遷移先

[図データ]

遷移先の項目には,遷移先となるWeb画面について指定します。遷移先の項目に入力する内容を次に示します。

(a) PID

遷移先になるWeb画面を識別するためのID(画面ID)を指定します。

設定規則
  • 使用できる文字は半角英数字(0~9,a~z,A~Z)および半角アンダーバー(_)です。
  • 30文字以内で指定してください。
  • 先頭には半角英字(a~z,A~Z)を指定してください。
  • 画面遷移図上のほかのWeb画面とIDが重複しないようにしてください。
(b) HTML

このWeb画面を定義するHTMLファイル名を指定します。拡張子も含めて指定してください。

設定規則
  • 同じPIDに異なるHTMLファイルを指定できません。
  • 使用できる文字は半角英数字(0~9,a~z,A~Z)および半角アンダーバー(_)です。
  • 使用できる拡張子は「.htm」または「.html」です。
注1
HTMLファイルの名称は,必ず,Webアプリケーション内でユニークになるように設定してください。