Visioの1枚のシートに画面遷移の定義が収まらない場合,複数のシートにわたる画面遷移図を作成できます。複数のシートにわたる画面遷移図を作成するには,画面遷移の元になるシートにほかのシートに遷移が続くことを表す図形(遷移先シートの図形)を,遷移先になるシートにほかのシートから遷移図が続いていることを表す図形(シートスタートの図形)を配置して,2枚のシートを関連づけます。これを繰り返すことで,複数のシートにわたった画面遷移図を作成できます。
複数のシートにわたる画面遷移図の作成手順と,使用するダイアログについて説明します。
複数のシートにわたる画面遷移図の作成方法を次に示します。なお,ここでは遷移元のシートを「シート1」,遷移先のシートを「シート2」として説明しています。
複数のシートにわたる画面遷移図を作成するには,画面遷移図に配置した「遷移先シート」の図形に対してプロパティを設定する必要があります。プロパティを設定するダイアログとその参照先を表3-5に示します。
なお,「シートスタート」の図形には,プロパティ設定はありません。
表3-5 複数のシートにわたる画面遷移図の作成で使用するダイアログ
図形の種類 | ダイアログ名 | ダイアログの説明の参照先 |
---|---|---|
遷移先シート | 遷移先シートのプロパティ設定 | 「3.3.10 遷移先シートのプロパティ設定ダイアログ」 |