15.3.15 Javaオブジェクトの呼び出しの場合にファイルに指定する内容
アプリケーション呼び出しサービスは,Javaオブジェクトを呼び出して,呼び出し元の作業を完了させます。
アプリケーション呼び出し情報ファイルの格納先ファイルパス
Javaオブジェクトの呼び出しについて設定する,アプリケーション呼び出し情報ファイルの格納先ファイルパスを次に示します。
<BpmnCallInformationFileDirプロパティの指定値>/ope/<operationRefの値>.properties
アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例
Javaオブジェクトの呼び出しについて設定する場合の,アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例を次に示します。
type=JAVA java.invoke.class=sample.appcall.JavaCallTest java.invoke.key.offset=0 java.invoke.key.userdescription=@PIName java.invoke.key.maxcount=$Nmaxcnt java.return.pi.$SApproval=java.return.key.approval
- 〈この項の構成〉
(1) type(JAVA)
キーの説明
アプリケーション呼び出しの種類を指定します。このキーは指定必須です。
指定値の説明
"JAVA"を指定してください。
Javaオブジェクトのメソッドを呼び出します。
値の形式ごとの指定可否を次の表に示します。
形式 |
指定可否 |
---|---|
組み込み変数 |
不可 |
$変数(形式1) |
不可 |
$変数(形式2) |
不可 |
注意事項
大文字と小文字は区別します。
(2) java.invoke.class
キーの説明
CSCIWが提供するJavaオブジェクト呼び出し用のインタフェースを継承したJavaクラスの,完全修飾クラス名を指定します。このキーは指定必須です。
指定値の説明
呼び出し対象のJavaオブジェクトのクラス名を,パッケージ名も含めて指定します。
- 指定例
-
sample.v1.TestClass
値の形式ごとの指定可否を次の表に示します。
形式 |
指定可否 |
---|---|
組み込み変数 |
不可 |
$変数(形式1) |
不可 |
$変数(形式2) |
不可 |
注意事項
なし
(3) java.invoke.key.<key要素値>
キーの説明
Javaオブジェクトのメソッドの引数に指定する値を指定します。
指定を省略した場合,Javaオブジェクトのメソッドの引数として要素数が0のMapを使用します。
指定値の説明
Javaオブジェクトのメソッドに渡すMap引数の値を指定してください。指定された<key要素値>をMapのキーに,また指定されたプロパティの値をMapの値に使用します。
マルチインスタンスのサービスタスクで,リスト型プロセスデータの1要素を引数として渡す場合は,末尾が"{@MIIndex}"のプロセスデータキー名をプロパティ値に指定してください。
値の形式ごとの指定可否を次の表に示します。
形式 |
指定可否 |
---|---|
組み込み変数 |
可 |
$変数(形式1) |
可 |
$変数(形式2) |
可 |
注意事項
Map引数の値の型は,プロパティの値によって異なります。
-
プロパティの値が<$変数(形式1)>の場合
-
文字列型のとき:String型
-
数値型のとき:Integer型
-
-
プロパティの値が<$変数(形式2)>の場合
-
文字列型のとき:List<String>型
-
数値型のとき:List<Integer>型
-
-
プロパティの値が組み込み変数の場合:String型
-
プロパティの値がその他の文字列の場合:String型
(4) java.return.pi.<$変数(形式1)>
キーの説明
呼び出し元案件のプロセスデータ<$変数(形式1)>を登録する場合に指定します。
マルチインスタンスのサービスタスクでリスト型プロセスデータの1要素を登録する場合は,末尾が"{@MIIndex}"のプロセスデータキー名を,プロパティキーの<$変数(形式1)>の部分に指定してください。
指定値の説明
プロセスデータに登録する値を指定します。
メソッドの戻り値からプロセスデータに格納する場合は,値に「java.return.key.<key要素値>」を指定してください。
値の形式ごとの指定可否を次の表に示します。
形式 |
指定可否 |
---|---|
組み込み変数 |
可 |
$変数(形式1) |
可 |
$変数(形式2) |
不可 |
注意事項
なし
(5) java.return.pi.<$変数(形式2)>
キーの説明
呼び出し元案件のプロセスデータ<$変数(形式2)>を登録する場合に指定します。
指定値の説明
プロセスデータに登録する値を指定します。
メソッドの戻り値からプロセスデータに格納する場合は, 値に「java.return.key.<key要素値>」を指定してください
値の形式ごとの指定可否を次の表に示します。
形式 |
指定可否 |
---|---|
組み込み変数 |
不可 |
$変数(形式1) |
不可 |
$変数(形式2) |
可 |
注意事項
なし