6.2.4 アプリケーション呼び出しサービスからJavaオブジェクトに渡すデータ
アプリケーション呼び出しサービスからJavaオブジェクトに,プロセスデータなどのデータを渡すことができます。
アプリケーション呼び出しサービスからJavaオブジェクトに渡すデータは,アプリケーション呼び出し情報ファイルのプロパティ「java.invoke.key.<key要素値>」に記述してください。記述したプロパティは,Javaオブジェクトのメソッドの引数(java.util.Map型)としてJavaオブジェクトに渡されます。
引数(Map型)のキーには,<key要素値>が格納されます。また,引数(Map型)の値には,プロパティの値に指定した組み込み変数やプロセスデータキー名を解決した結果が格納されます。
引数(Map型)の値はjava.lang.Object型として定義されており,格納される型はプロパティの値の形式によって異なります。プロパティの値の形式と引数(Map型)の値の型の対応を,次の表に示します。
java.invoke.key.<key要素値>プロパティの値の形式 |
引数(Map型)の値の型 |
|
---|---|---|
<$変数(形式1)>のプロセスデータ |
次に示すどれかの場合
|
String型 |
次に示すどれかの場合
|
Integer型 |
|
<$変数(形式2)>のプロセスデータ |
$Sxxx{} |
List<String>型 |
$Nxxx{} |
List<Integer>型 |
|
組み込み変数 |
String型 |
|
その他 |
String型 |
- 注
-
$Sxxxおよび$Nxxxの「xxx」は,プロセスデータキー名に使用する任意の文字列を表します。