1.12 BPMN要素の状態遷移モデル
BPMN要素の状態遷移について説明します。
BPMN要素ごとの,状態遷移についての説明の記載個所を次の表に示します。
項番 |
BPMN要素 |
記載個所 |
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1 |
ユーザタスク |
状態遷移の詳細は次の図を参照してください。 |
ユーザタスク(シーケンシャルマルチインスタンス) |
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ユーザタスク(パラレルマルチインスタンス) |
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サービスタスク |
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サービスタスク(シーケンシャルマルチインスタンス) |
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サービスタスク(パラレルマルチインスタンス) |
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ビジネスルールタスク |
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ビジネスルールタスク(シーケンシャルマルチインスタンス) |
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ビジネスルールタスク(パラレルマルチインスタンス) |
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コールアクティビティ |
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コールアクティビティ(シーケンシャルマルチインスタンス) |
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コールアクティビティ(パラレルマルチインスタンス) |
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キャッチ(メッセージ) |
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キャッチ(タイマー) |
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スロー(メッセージ) |
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終了(メッセージ) |
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終了(エラー) |
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2 |
折りたたまれたアドホック・サブプロセス |
状態遷移の詳細は「1.5.6(1) アドホック・サブプロセスの状態遷移」を参照してください。 |
展開されたアドホック・サブプロセス |
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3 |
上記以外のBPMN要素 |
状態遷移の詳細は図の下の「メモ」を参照してください。 |
上の表の項番1に分類したBPMN要素の状態遷移を次の図に示します。
上の図の番号1.〜9.を付けた状態遷移がどの契機に発生するかについては,「1.12.2 BPMN要素の状態遷移の契機」を参照してください。
- メモ
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この説明中の遷移「1.」「2.」などは,「図1-123 BPMN要素の状態遷移」の番号と対応しています。
次に示すBPMN要素については,BPMN要素に遷移した直後に,ワークフローシステムによって遷移1.,2.,および4.が同時に実行されます。そのため,状態は「実行済」だけになります。
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開始(メッセージ)
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開始(タイマー)
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終了(タイプなし)
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境界中断(メッセージ)
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境界非中断(メッセージ)
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境界中断(エラー)
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境界中断(タイマー)
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境界非中断(タイマー)
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イベント・サブプロセス中断開始(メッセージ)
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イベント・サブプロセス非中断開始(メッセージ)
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イベント・サブプロセス中断開始(エラー)
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イベント・サブプロセス中断開始(タイマー)
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イベント・サブプロセス非中断開始(タイマー)
次に示すBPMN要素については,BPMN要素に遷移した直後に,ワークフローシステムによって遷移1.,5.が同時に実行されます。そのため,状態は「強制終了」だけになります。
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強制終了
次に示すBPMN要素については,BPMN要素に遷移しても,作業インスタンスが作成されないため,状態遷移しません。
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開始(タイプなし)
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排他ゲートウェイ
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並列ゲートウェイ
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排他イベントゲートウェイ
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キャッチ(リンク)
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スロー(リンク)
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イベント・サブプロセス
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折りたたまれたサブプロセス
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展開されたサブプロセス
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折りたたまれたサブプロセス(シーケンシャルマルチインスタンス)
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折りたたまれたサブプロセス(パラレルマルチインスタンス)
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展開されたサブプロセス(シーケンシャルマルチインスタンス)
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展開されたサブプロセス(パラレルマルチインスタンス)
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