1.8.12 アプリケーション呼び出し再実行のためのID送信
アプリケーション呼び出しサービスは,呼び出し先のRESTアプリケーションとCSCIWの案件,作業を紐づけできるように,アプリケーション呼び出しサービスからのリクエストでHTTPヘッダとして案件ID,作業IDを送信します。
案件ID,作業IDを送信するかどうかは,システムID単位で設定できます。共通設定ファイルのAppCallServiceSendIDで設定します。詳細は「15.2.5(30) AppCallServiceSendID」を参照してください。
送信するHTTPヘッダのキー名を次に示します。
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x-hitachi-csciw-piid
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x-hitachi-csciw-wiid
次の図に示すとおり,HTTPヘッダの案件ID,作業IDをログに出力しておくと,呼び出し先のRESTアプリケーションで障害が発生した際に,どの案件のリクエストで障害が発生したかの調査に利用できます。また,ログに出力した案件ID,作業IDをciwchgapworkコマンドの-fオプションに指定する入力ファイルに記述することで,障害が発生したアプリケーション呼び出しのリクエストを再実行できます。アプリケーション呼び出しを再実行する手順は,「10.5.1 アプリケーション呼び出しを再実行する」を参照してください。
この機能を利用する場合,「10.5.1 アプリケーション呼び出しを再実行する」にあるciwchgapworkコマンドの-listオプションの実行を省略できます。