12.6.1 createProcessData
構文
<T> CIWBPMNProcessData<T> createProcessData( String aProcessDataKey, Object aProcessDataValue)
機能
プロセスデータキー名およびプロセスデータの値を指定し,該当する種別のプロセスデータのオブジェクトを生成します。
引数
createProcessDataの引数を次の表に示します。
項番 |
仮引数名 |
名称 |
I/O |
説明 |
---|---|---|---|---|
1 |
aProcessDataKey |
プロセスデータキー名 |
in |
プロセスデータキー名を指定します。プロセスデータキー名には”$”と型を示す種別を付けた変数名を指定します。空文字列およびnullは指定できません。 |
2 |
aProcessDataValue |
プロセスデータ値 |
in |
プロセスデータ値を指定します。指定されたプロセスデータキー名の型とプロセスデータ値の型を一致させる必要があります。空文字列は指定できません。nullを指定した場合はnullになります。 |
戻り値
プロセスデータ値<T> CIWBPMNProcessData<T>を返します。
Tに指定できるクラスは次のクラスです。
-
String
-
Integer
-
java.util.List<String>
-
java.util.List<Integer>
なお,プロセスデータを更新または登録できるJava APIでリスト型プロセスデータを指定した場合,プロセスデータテーブルのProcessDataNameカラム値は次のように決定されます。
-
プロセスデータキー名の先頭の"$N"または"$S"が削除される
-
プロセスデータキー名の末尾の"{}"内に,先頭のデータから順番にリスト内識別子(番号)が付与される
例外
なし
注意事項
-
指定されたプロセスデータキー名の書式が以下のように不正な場合は,例外(java.lang.IllegalArgumentException)が発生します。
-
プロセスデータキー名の命名規則に従わない
プロセスデータキー名の命名規則については,「1.6.3 プロセスデータテーブルの内容」の表「プロセスデータキー名の命名規則とプロセスデータ型の対応関係」を参照してください。
-
<SYSTEMID>_PROCESS_DATA_Sテーブルおよび<SYSTEMID>_PROCESS_DATA_NテーブルのProcessDataNameカラムのバイト長より長い
なお,リスト型プロセスデータの全要素を示すプロセスデータキー名の場合の,テーブルに格納されるプロセスデータキー名のバイト長は次のとおりです。
指定したプロセスデータキー名のバイト長+リスト内識別子のバイト数
-
空文字およびnull
-
-
指定されたプロセスデータ値が以下のように不正な場合,例外(java.lang.IllegalArgumentException)が発生します。
-
<SYSTEMID>_PROCESS_DATA_SテーブルのProcessDataValueカラムのバイト長より長い
-
長さ0のString型プロセスデータ値
-
リスト型プロセスデータの全要素を示すプロセスデータキー名を指定した際に,リストが空またはnull
ただし,リストに格納されたプロセスデータ値がnullの場合,プロセスデータ値はnullになります。
-
-
指定されたプロセスデータキー名の型とプロセスデータ値の型が一致しない場合は,例外(java.lang.IllegalArgumentException)が発生します。