6.2.5 Javaオブジェクトからアプリケーション呼び出しサービスに渡すデータ
Javaオブジェクトの実行結果のデータをアプリケーション呼び出しサービスに渡し,プロセスデータとして登録できます。
Javaオブジェクトからアプリケーション呼び出しサービスに渡すデータは,Javaオブジェクトのメソッドの戻り値(java.util.Map型)に格納してください。アプリケーション呼び出しサービスは,アプリケーション呼び出し情報ファイルに記述されたプロパティ「java.return.pi.<プロセスデータキー名>=java.return.key.<key要素値>」に従い,戻り値(Map型)の値をプロセスデータに登録します。
次に示す例のように,アプリケーション呼び出し情報ファイルに記述したすべての<key要素値>を,戻り値(Map型)のキーに格納してください。また,戻り値(Map型)の値には,<プロセスデータキー名>に対応するプロセスデータの値を格納してください。
- アプリケーション呼び出し情報ファイルの記述例
-
java.return.pi.$Sresult1=java.return.key.key1 java.return.pi.$Sresult2=java.return.key.key2 java.return.pi.$Nresult3=java.return.key.key3
- 戻り値のMapの作成例
-
Mapのキー
Mapの値
"key1"
"AAA"
"key2"
"BBB"
"key3"
123
戻り値(Map型)の値はjava.lang.Object型として定義されており,実際に格納する型は<プロセスデータキー名>の形式によって異なります。<プロセスデータキー名>の形式と戻り値(Map型)の値の型の対応を,次の表に示します。
プロセスデータキー名の形式 |
戻り値(Map型) の値の型 |
|
---|---|---|
<$変数(形式1)> |
次に示すどれかの場合
|
String型 |
次に示すどれかの場合
|
String型 Integer型 |
|
<$変数(形式2)> |
$Sxxx{} |
List<String>型 |
$Nxxx{} |
List<String>型 List<Integer>型 |
- 注
-
「xxx」は,プロセスデータキー名に使用する任意の文字列を表します。