5.9　CIWWorkItem（作業のインタフェース）

作業のインタフェースです。

作業オブジェクトに対してメソッドを発行することで，対象となる作業オブジェクトに対して処理が行われます。

クラス定義

public interface CIWWorkItem

入れ子のクラス

CIWWorkItemインタフェースの入れ子のクラスを次の表に示します。

表5‒129　CIWWorkItemインタフェースの入れ子のクラス
クラス名	説明および記述形式
CIWWorkItem.AttributeName	作業属性の属性名の列挙型です。
CIWWorkItem.AttributeName	`static class CIWWorkItem.AttributeName`
CIWWorkItem.State	作業の状態の列挙型です。
CIWWorkItem.State	`static class CIWWorkItem.State`
CIWWorkItem.Type	作業の種類の列挙型です。
CIWWorkItem.Type	`static class CIWWorkItem.Type`

メソッド

CIWWorkItemインタフェースのメソッドを次の表に示します。

表5‒130　CIWWorkItemインタフェースのメソッド
API名	説明
changeState	対象となる作業の状態を変更します。
complete	対象となる作業を「実行中」状態から「実行済」状態に変更したあと，対象となる作業が所属する業務ステップの終了評価を行います。
evaluate	対象となる作業の完了条件を評価します。
free	作業を返却して振り分けルールを再評価します。
getActivityInstanceID	対象となる作業が所属する業務ステップのIDを取得します。
getClosedDate	対象となる作業の終了日時を取得します。
getCreationDate	対象となる作業の発生日時を取得します。
getDeadline	対象となる作業の処理期限の絶対日時を取得します。
getID	対象となる作業のIDを取得します。
getName	対象となる作業の名称（作業キー）を取得します。
getParentProcessInstance	対象となる作業が所属する案件オブジェクトを取得します。
getParticipant	対象となる作業の作業者IDを取得します。
getPriority	対象となる作業の優先度を取得します。
getProcessDefinitionID	対象となる作業が所属するビジネスプロセス定義のIDを取得します。
getProcessInstanceID	対象となる作業が所属する案件のIDを取得します。
getProcessInstanceName	対象となる作業の案件名（案件キー）を取得します。
getStartDate	対象となる作業の開始日時を取得します。
getState	対象となる作業の状態を取得します。
getType	対象となる作業の種類を取得します。
getWorkDefinition	対象となる作業が所属する作業定義オブジェクトを取得します。
getWorkDefinitionID	対象となる作業定義のIDを取得します。
getWorkDefinitionName	対象となる作業定義の名称を取得します。
perform	対象となる作業を「実行開始可能」状態から「作業者実行」状態にします。
performAndComplete	対象となる作業を「実行開始可能」状態から「作業者実行」状態にし「実行済」状態に変更したあと，該当作業が所属する業務ステップの終了評価を行います。
reassign	対象となる作業の作業者を，指定した別の作業者に割り当てます。
reassignAndPerform	対象となる作業を別の作業者に割り当て，「実行開始可能」状態から「作業者実行」状態にします。
reevaluateCastingRule	対象となる作業の振り分けルールを再評価し，作業者を再割り当てします。
setDeadline	対象となる作業に対して，指定した日時を作業の処理期限の絶対日時として設定します。
setPriority	対象となる作業に対して，指定した優先度を設定します。

〈この節の構成〉

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