Hitachi

uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow AP開発ガイド


2.10.1 CIWServerとコネクションの関連づけ

CIWServerとコネクションの関連づけは,CIWConnectionCoordinatorクラスを使用するか,またはJ2EEサーバが提供するデータソースを使用することで実行できます。

〈この項の構成〉

(1) CIWConnectionCoordinatorを使用したConnectionオブジェクトの関連づけ

コネクションを直接共有するために,CIWConnectionCoordinatorクラスを使用し,コネクションオブジェクトとCIWServerオブジェクトを関連づけます。

この関連づけは,CIWServerおよびCIWServerから取得するオブジェクトごとのAPIを使用する前に,必ず実施してください。関連づけを行わないでAPIを実行した場合は,例外が発生します。

また,トランザクションを終了する前に,コネクションとCIWServerとの関連づけを解除する必要があります。なお,関連づけの解除時は,CSCIWではトランザクション操作およびコネクションオブジェクトのclose()は行いません。

コネクションの関連づけのタイミングとトランザクションの範囲を次の図に示します。

図2‒6 コネクションの関連づけのタイミングとトランザクションの範囲

[図データ]

関連づけの機能は,JavaアプリケーションおよびJ2EEサーバ上で使用する場合に使用できます。

(2) データソースを使用したConnectionオブジェクトの関連づけ

J2EEサーバ上でDBConnectorを利用する場合だけ,J2EEサーバが提供するデータソース(DBConnector)オブジェクトとCIWServerを直接関連づけることができます。ただし,J2EEサーバ上でDBConnectorを利用する場合でも,JDBCのデータソースを直接使用することはできません。

データソースの関連づけは,CIWServer生成時に行います。関連づけたデータソースは,オブジェクトが消滅するまで有効です。

なお,CIWServerから生成するオブジェクトは,CIWServerに関連づけられたデータソースを参照します。したがって,CIWServerから生成されたオブジェクトよりもCIWServerが先に消滅した場合でも,関連づけられたデータソースを参照し続けます。