2.9　CSCIWで管理するトランザクション

初期化処理・終了処理，および運用中のID採番処理におけるトランザクションは，CSCIWが管理します。そのため，コネクションは業務プログラムで使用しているものとは別に独自に取得して利用します。ID採番処理など複数のスレッドから同時に要求される処理であっても，同時に実行するトランザクションは最大1つになるように制御します。コネクションオブジェクトそのものも，同時に使用するのは1つだけです。

業務プログラムがJavaアプリケーションの場合，CIWAdminクラスのinitializeCIWFactoryメソッドの引数に渡すデータソースでは，グローバルトランザクションは使用できません。初期化処理・終了処理，および運用中のID採番処理で使用するコネクションは，CIWAdminクラスのinitializeCIWFactoryメソッドの引数で渡されたデータソースから取得します。CSCIWがトランザクションを管理するため，java.sql.Connectionのコミットおよびロールバックメソッドを使用できる必要があります。