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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow AP開発ガイド


2.5 Javaオブジェクト呼び出し利用時の設定

条件,振り分けルール,生成ルール,および作業アプリケーションで,CSCIWが提供するインタフェースを実装するJavaオブジェクトを呼び出すことができます。

ヒント

このマニュアルでは,条件,振り分けルール,生成ルール,および作業アプリケーションのJavaオブジェクト呼び出し機能について説明します。

アプリケーション呼び出しサービスのJavaオブジェクト呼び出し機能については,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow BPMN連携機能 使用の手引」を参照してください。

Javaオブジェクトを呼び出す設定手順を次に示します。

  1. ビジネスプロセス定義の作業アプリケーション定義,条件またはルールの定義に,JavaオブジェクトのJavaクラス名をパッケージを含む形で記載する。

  2. CSCIWが提供するjarファイルおよび作成したJavaオブジェクトを設定する。

    Javaオブジェクトの設定方法は条件によって異なります。

    ●Javaアプリケーションの場合

    業務アプリケーション実行時のクラスパスにcsciw.jarおよびJavaオブジェクトを設定します。Javaアプリケーションの場合の構成を次の図に示します。

    図2‒1 Javaアプリケーションの場合の構成

    [図データ]

    ●JavaオブジェクトをJ2EEアプリケーションに組み込む場合

    J2EEサーバのコンテナ拡張ライブラリにcsciwcmn.jarを設定し,業務アプリケーション(J2EEアプリケーション)にcsciwj2ee.jarおよびJavaオブジェクトをインポートします。JavaオブジェクトをJ2EEアプリケーションに組み込む場合の構成を次に示します。

    図2‒2 JavaオブジェクトをJ2EEアプリケーションに組み込む場合の構成

    [図データ]

    ●Javaオブジェクトをコンテナ拡張ライブラリに組み込む場合

    J2EEサーバのコンテナ拡張ライブラリにcsciw.jarおよびJavaオブジェクトを設定します。Javaオブジェクトをコンテナ拡張ライブラリに組み込む場合の構成を次の図に示します。

    図2‒3 Javaオブジェクトをコンテナ拡張ライブラリに組み込む場合の構成

    [図データ]

  3. CSCIWは,ビジネスプロセス定義に記載されたJavaクラス名で,Javaオブジェクト(作業アプリケーション,条件/ルール)を呼び出す。

  4. CSCIWは,3.で呼び出したJavaオブジェクトの戻り値で,作業状態の変更,条件判定,子作業生成および作業者を決定する。