付録B.3 ビジネスプロセス定義登録時に見積もる場合
「付録B.2 レコード数の概算式」に記載されている見積もり式中のパラメタは,ビジネスプロセス定義を登録する際に出力されるメッセージKDIW04707-Iの詳細情報から求めることができます。
- 〈この項の構成〉
(1) インスタンステーブルのレコード数
「KDIW04707-I…(INS)」のメッセージに詳細情報として出力される値が,インスタンステーブルの見積もり式中のパラメタに対応します。メッセージの出力形式は次のとおりです。
KDIW04707-I Information needed to estimate database capacity:(INS): 詳細情報
インスタンステーブルの見積もり式中のパラメタと詳細情報の値との対応を次の表に示します。
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テーブル |
見積もり式中のパラメタ |
対応する 詳細情報の値 |
|---|---|---|
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業務ステップ |
ビジネスプロセス定義ごとに1案件で生成される平均業務ステップ数 |
AI=<値> |
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作業 |
ビジネスプロセス定義ごとに1案件で生成される平均作業数 |
WI=<値>※ |
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制御ノード |
ビジネスプロセス定義ごとに定義している制御ノード定義の合計 |
CI=<値> |
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制御ノード管理 |
Σ(制御ノード定義ごとの遷移元のアローの合計) |
CIM=<値> |
- 注※
-
「KDIW04707-I…(DEF)」のメッセージの詳細情報のPWD(並列作業定義数)が1以上の場合は,WI=の値に次の値を加えてください。
BPMN連携機能を使用していない場合:各並列作業の子作業の生成数の平均値
BPMN連携機能を使用している場合:各マルチインスタンスのタスクの繰り返し回数(loopCardinality)の平均値
(2) 定義テーブルのレコード数
「KDIW04707-I…(DEF)」のメッセージに詳細情報として出力される値が,定義テーブルの見積もり式中のパラメタに対応します。メッセージの出力形式は次のとおりです。
KDIW04707-I Information needed to estimate database capacity:(DEF): 詳細情報
定義テーブルの見積もり式中のパラメタと詳細情報の値との対応を次の表に示します。
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テーブル |
見積もり式中のパラメタ |
対応する 詳細情報の値 |
|---|---|---|
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業務ステップ定義 |
ビジネスプロセス定義ごとの業務ステップ定義の合計 |
AID=<値> |
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作業定義 |
ビジネスプロセス定義ごとの作業定義の合計 |
WID=<値> |
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制御ノード定義 |
ビジネスプロセス定義ごとの制御ノード定義の合計 |
CTD=<値> |
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フロー遷移定義 |
ビジネスプロセス定義ごとのアロー定義の合計 |
ARD=<値> |
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並列作業定義 |
ビジネスプロセス定義ごとの並列作業定義の合計 |
PWD=<値> |
|
条件定義 |
ビジネスプロセス定義ごとの条件定義の合計 |
CD=<値> |
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条件SQL定義 |
ビジネスプロセス定義ごとの条件SQL定義の合計 |
SCD=<値> |
|
条件Java定義 |
ビジネスプロセス定義ごとの条件Java定義の合計 |
JCD=<値> |
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生成ルール定義 |
ビジネスプロセス定義ごとの生成ルール定義の合計 |
GD=<値> |
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生成ルールSQL定義 |
ビジネスプロセス定義ごとの生成ルールSQL定義の合計 |
SGD=<値> |
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生成ルールJava定義 |
ビジネスプロセス定義ごとの生成ルールJava定義の合計 |
JGD=<値> |
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時間取得ルール定義 |
ビジネスプロセス定義ごとの時間取得ルール定義の合計 |
TD=<値> |
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時間取得ルール相対時間定義 |
ビジネスプロセス定義ごとの時間取得ルール相対時間定義の合計 |
RTD=<値> |
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作業アプリケーション定義 |
ビジネスプロセス定義ごとの作業アプリケーション定義の合計 |
APD=<値> |
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作業アプリケーションJMS定義 |
ビジネスプロセス定義ごとの作業アプリケーションJMS定義の合計 |
APM=<値> |
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作業アプリケーションJava定義 |
ビジネスプロセス定義ごとの作業アプリケーションJava定義の合計 |
APJ=<値> |
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階層定義 |
ビジネスプロセス定義ごとの階層定義の合計 |
HID=<値> |
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フロー遷移折れ線情報 |
Σ(アローごとの折れ線の頂点の合計) |
APX=<値> |