付録D キャッシュするID範囲の見積もり
CSCIWでは,ビジネスプロセスの要素(案件,業務ステップ,作業,制御ノードなど)を識別するためにユニークなIDを採番しています。IDを採番するごとにDBMSにアクセスしないようにするため,IDの採番範囲をメモリ中にキャッシュしています。
IDの採番時にキャッシュするID範囲を超えた場合,キャッシュするID範囲をDBMSから再度取得します。キャッシュするID範囲とは,1プロセスでID採番のためにキャッシュするID範囲です。
キャッシュするID範囲は,ciwchgenv(システム共通環境情報の変更)コマンドで変更できます。ciwchgenv(システム共通環境情報の変更)コマンドについては,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンド」を参照してください。
ID採番回数がキャッシュするID範囲を超えたときに,キャッシュするID範囲をDBMSから取得するため,ID採番回数に応じてキャッシュするID範囲を見積もる必要があります。
ID種別ごとにID採番回数を算出する計算式を次に示します。
- ●案件ID
- ●業務ステップID
- ●作業ID
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なお,作業には組み込み作業定義や子作業定義で生成される作業も含みます。
- ●制御ノードID
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なお,制御ノード定義は,次に示す制御ノードが対象となります。
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待合ノード
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先着ノード(後続停止あり)
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