付録A.3 コマンド用環境設定ファイル
コマンド用環境設定ファイルは,設定内容をユーザの環境に合わせて直接変更できます。また,上書きインストール時に,コマンド用環境設定ファイルは上書きされません。
コマンド用環境設定ファイルの格納パスは,次のとおりです。
(1) 環境変数CSCIW_CONF_DIRが設定されていない場合
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Windowsの場合
%CSCIW_HOME%\conf\csciwcmdconf.bat
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UNIXの場合
${CSCIW_HOME}/conf/csciwcmdconf
(2) 環境変数CSCIW_CONF_DIRが設定されている場合
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Windowsの場合
%CSCIW_CONF_DIR%\csciwcmdconf.bat
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UNIXの場合
${CSCIW_CONF_DIR}/csciwcmdconf
- 重要
-
アンインストール時に<CSCIWインストールフォルダ>/confの下のコマンド用環境設定ファイルは削除されるため,アンインストール前に必要に応じてファイルのバックアップを取得してください。
環境変数CSCIW_CONF_DIR下に作成されたコマンド用環境設定ファイルはアンインストール時には削除されません。アンインストール後に残ったコマンド用環境設定ファイルの処理(バックアップの取得や削除)については,必要に応じて実行してください。
コマンド用環境設定ファイルの設定内容を次に示します。
- 注※1
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コマンドを実行するには,CSCIWCMD_JVM_CLPATHにJDBCのクラスパスを設定する必要があります。JDBCのクラスパスの指定例を次に示します。
- ・HiRDBの場合
set CSCIWCMD_JVM_CLPATH= <HiRDBインストールディレクトリ>\CLIENT\UTL\pdjdbc2.jar
または
set CSCIWCMD_JVM_CLPATH= <HiRDBインストールディレクトリ>\CLIENT\UTL\pdjdbc4.jar
- ・Oracleの場合
set CSCIWCMD_JVM_CLPATH= <Oracleインストールディレクトリ>\jdbc\lib\ojdbc8.jar
または
set CSCIWCMD_JVM_CLPATH= <Oracleインストールディレクトリ>\jdbc\lib\ojdbc10.jar
- ・PostgreSQLの場合
set CSCIWCMD_JVM_CLPATH= <PostgreSQL JDBC Driverのインストールディレクトリ>\postgresql-<バージョン番号>.jar
- 注※2
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Windows環境で,日立ネットワークオブジェクトプラザトレース共通ライブラリのインストール先を変更している場合は,変更したインストール先ディレクトリにあるhntrlib2j64.jarおよびhntrlibMj64.jarを,CSCIWCMD_JVM_CLPATHに追加する必要があります。指定例を次に示します。
set CSCIWCMD_JVM_CLPATH= <日立ネットワークオブジェクトプラザトレース共通ライブラリのインストール先>\classes\hntrlib2j64.jar;<日立ネットワークオブジェクトプラザトレース共通ライブラリのインストール先>\classes\hntrlibMj64.jar