9.3.8 データ移行だけを繰り返し行う手順
移行先環境のバージョンアップが完了したあと,データ移行だけを繰り返し行うことができます。例えば,次のような場面で利用できます。
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本番環境のバージョンアップ時に,あらかじめ移行先環境を構築しておき,本番直前はデータ移行だけ行う
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テスト環境のバージョンアップ時に,移行元環境のデータを使用してテストを繰り返し行う
- メモ
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データ移行だけを繰り返し行うには,移行元環境のバージョンが01-60以降である必要があります。
データ移行だけを繰り返し行う手順を次に示します。
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CSCIWを停止する
移行元環境および移行先環境のCSCIWを停止します。
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移行先環境のテーブルのレコードを削除する
このとき,移行先環境の<SYSTEMID>_USER_SETTING_INFOテーブルのデータは削除しないでください。
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テーブルのデータを移行する
<SYSTEMID>_USER_SETTING_INFO以外のテーブルのデータを移行します。
- ヒント
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<SYSTEMID>_USER_SETTING_INFOテーブルを対象外にすることで,システム共通環境情報(ciwchgenvコマンドで設定した内容)は,移行元環境から移行先環境に反映されません。
それ以外のすべてのデータ(ビジネスプロセス定義や案件)は反映されます。