7.8.1 作業者を変更する場合
業務システムの運用中に人事異動や組織改編が発生した場合は,必要に応じて次の変更処理をします。
-
ユーザおよびユーザグループ情報の変更
-
振り分けルール定義の変更
-
作業者の再割り当て
それぞれの変更処理について次に説明します。
(1) ユーザおよびユーザグループに関する情報の変更
業務システムの運用中に人事異動や組織改編が発生した場合は,作業者データベースなどで管理されているユーザおよびユーザグループに関する情報を変更します。ユーザおよびユーザグループに関する情報は,作業者データベースなどの機能で変更します。
変更後の情報は,各作業に対して作業者が割り当てられる時点で自動的に反映されます。
(2) 振り分けルール定義の変更
人事異動や組織改編の程度によっては,ユーザおよびユーザグループに関する情報の変更に加え,振り分けルール定義の内容を変更する必要があります。具体例としては,組織変更によって,ある作業の担当部署が変更された場合などが考えられます。
振り分けルール定義の変更方法を次に示します。
-
振り分けルール定義の変更
ビジネスプロセス管理ツール(CSCIW-Definer)で,振り分けルール定義の内容を変更します。バージョン番号は変更前より大きな番号に変更してください。必要に応じて有効期間(開始日時)を指定します。
-
変更後の振り分けルール定義の登録
変更後の振り分けルール定義は,ビジネスプロセス管理ツール(CSCIW-Definer),またはciwmngcr(振り分けルール定義の管理)コマンドを実行して,ワーク管理データベースに登録します。ビジネスプロセス管理ツール(CSCIW-Definer)による振り分けルール定義の変更および登録については,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow ビジネスプロセス開発ガイド」を参照してください。ciwmngcr(振り分けルール定義の管理)コマンドについては,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンド」を参照してください。
-
変更後の振り分けルール定義の運用開始
指定した有効期間(開始日時)になると,変更後の振り分けルール定義が適用できる状態になります。これ以降,変更後の振り分けルール定義によって作業者が割り当てられます。
- メモ
-
ビジネスプロセス定義を変更しないで振り分けルール定義だけを変更する場合,案件の削除は不要です。
振り分けルール定義を変更して新しいバージョンで登録した場合,登録した直後から新しいバージョンの振り分けルール定義が使用されます。すでに開始している案件も新しい振り分けルール定義が使用されます。
新しい振り分けルール定義が有効になるのは,次の条件を満たしている場合です。
-
振り分けルール定義の運用状態が「活性」になっている。
-
振り分けルール定義が有効期間内である。
-
ビジネスプロセス定義,または振り分けルール定義を登録したあと,CSCIWManagementServerを再起動している。