6.3.2 ビジネスプロセス定義削除時の注意事項
ビジネスプロセス定義を削除する際に,CSCIWManagementServerを再起動しないと,CSCIWManagementServerには削除対象の古いビジネスプロセス定義がキャッシュされた状態になっていることがあります。この状態で,該当のビジネスプロセス定義に対して,バージョンを指定して案件を投入すると,DBMSからは不正な案件(削除されているビジネスプロセス定義に対する案件)として投入されてしまいます。
また,ビジネスプロセス定義を削除する際に,APIやciwdelpiコマンドで対象となるビジネスプロセス定義の案件を削除している途中で,そのあとからロールバックされて案件の削除が取り消された場合も,同様に不正な案件として残ってしまいます。
このように,不正になってしまった案件については,SQLで検索できるので,不正な案件IDの一覧を作成したあと,ciwdelpiコマンドの-pidfileオプションを指定して削除してください。
SQL文の指定例を次に示します。
select ID from <SYSTEMID>_PROCESS_INSTANCE where ProcessDefinitionID not in (select ID from <SYSTEMID>_PROCESS_DEF);
- 注
-
SYSTEMIDには,ワーク管理データベースを一意に識別するためのシステムIDに置き換えてください。