4.3.3 ワーク管理データベースの環境設定(ORACLEの場合)
(1) ワーク管理データベースの作成(ORACLEの場合)
ワーク管理データベースのテーブルやインデクスをORACLEに作成する方法について説明します。
テーブルやインデクスは,SQLスクリプトファイルを使用して作成してください。
(a) SQLスクリプトファイルの編集
テーブルやインデクスは,次に示すSQLスクリプトファイルを編集して作成します。
<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/createtable_oracle.sql <CSCIWインストールディレクトリ>/sql/createtableex_oracle.sql※ <CSCIWインストールディレクトリ>/sql/insertex_oracle.sql※
- 注※
-
アプリケーション呼び出しサービスを使用する場合だけ編集してください。
SQLスクリプトファイル中の文字列を,テキストエディタを使用してワーク管理データベース用に書き換えてください。テーブルやインデクスを作成する際にSQLスクリプトファイルの書き換えが必要な文字列,および書き換える内容を次に示します。
書き換えが必要な文字列 |
書き換える内容 |
---|---|
<SYSTEMID> |
システムID ワーク管理データベースを一意に識別するためのシステムIDに置換してください。システムIDに指定できる文字は,半角英大文字で始まる半角英大文字および半角数字で,5文字以内です。 |
<DATASPACE> |
テーブルを格納する表領域名 ワーク管理データベースのテーブルを格納する表領域名に置換してください。 |
<INDEXSPACE> |
インデクスを格納する表領域名 ワーク管理データベースのインデクスを格納する表領域名に置換してください。 |
なお,テーブルごとに格納先の表領域を変えて指定するなど,格納する表領域をカスタマイズできます。表領域の指定方法については,ORACLEのマニュアルを参照してください。
(b) SQLスクリプトファイルの実行
編集したSQLスクリプトファイルを,SQL*Plusを使用して実行します。
sqlplusコマンドに編集したSQLスクリプトファイルを指定し,実行することで,接続するユーザのスキーマにテーブルを作成できます。SQL*Plusの使用方法については,ORACLEのマニュアルを参照してください。
sqlplusコマンドの指定例を次に示します。
sqlplus <接続ユーザ名>/<パスワード>@<Oracle Net 接続識別子> @<編集したSQLスクリプトファイルの絶対パス>
- 注
-
接続ユーザ名には,次に示す権限がすべて与えられているユーザを指定してください。
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CREATE SESSIONシステム権限
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CREATE TABLEシステム権限
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CREATE VIEWシステム権限
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(2) データベースへのアクセス権限の付与(ORACLEの場合)
ワーク管理データベースのテーブルやインデクスを作成したユーザと,業務アプリケーションが接続するためのユーザとが異なっている場合,業務アプリケーションが接続するためのユーザに,ワーク管理データベースのテーブルやインデクスなどへアクセスするための権限を与える必要があります。
アクセス権限を付与する方法について説明します。
アクセス権限は,SQLスクリプトファイルを使用して付与してください。
(a) SQLスクリプトファイルの編集
アクセス権限は,次に示すSQLスクリプトファイルを編集して付与します。
<CSCIWインストールディレクトリ>/sql/granttable_oracle.sql <CSCIWインストールディレクトリ>/sql/granttableex_oracle.sql※
- 注※
-
アプリケーション呼び出しサービスを使用する場合だけ編集してください。
SQLスクリプトファイル中の文字列を,テキストエディタを使用してワーク管理データベースへアクセスできるように書き換えてください。アクセス権限を付与する際にSQLスクリプトファイルの書き換えが必要な文字列,および書き換える内容を次に示します。
書き換えが必要な文字列 |
書き換える内容 |
---|---|
<SCHEMANAME> |
CSCIWの管理用のユーザ ワーク管理データベースのテーブルやインデクスを作成したユーザに置換してください。 |
<SYSTEMID> |
システムID ワーク管理データベースを作成した際に設定したシステムIDに置換してください。 |
<USERNAME> |
業務アプリケーション用のユーザ 業務アプリケーションが接続するためのユーザに置換してください。 |
(b) SQLスクリプトファイルの実行
編集したSQLスクリプトファイルを,SQL*Plusを使用して実行します。
sqlplusコマンドに編集したSQLスクリプトファイルを指定し,実行することで,アクセス権限を付与できます。SQL*Plusの使用方法については,ORACLEのマニュアルを参照してください。