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uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow システム構築・運用ガイド


付録H.13 リトライの対象から外れた作業に関する運用

アプリケーション呼び出しに失敗してリトライの対象から外れた作業を呼び出し対象に戻す方法と,案件遷移させる方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) アプリケーション呼び出しを再実行する

アプリケーション呼び出しに失敗してリトライの対象から外れた「作業者実行」状態の作業を,再びアプリケーション呼び出しの対象に戻すことができます。

アプリケーション呼び出しを再実行する手順を次に示します。

  1. ciwchgapworkコマンドを実行して,「作業者実行」状態の作業の情報を取得する。

    ciwchgapworkコマンドの指定形式を次に示します。

    ciwchgapwork -sid システムID -list -ope > ファイルパス

    出力結果はファイルにリダイレクトします。

    ciwchgapworkコマンドの詳細については,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンド」を参照してください。

  2. アプリケーションの呼び出しが失敗した要因を取り除く。

  3. ciwchgapworkコマンドを実行して,作業を「実行開始可能」状態に戻す。

    ciwchgapworkコマンドの指定形式を次に示します。

    ciwchgapwork -sid システムID -chg -s READY -f ファイルパス

    -fオプションには,手順1.でリダイレクトしたファイルを指定してください。

(2) アプリケーション呼び出しをしないで案件を遷移させる

アプリケーション呼び出しに失敗してリトライの対象から外れた「作業者実行」状態の作業について,アプリケーションの呼び出しをしないで案件を遷移させることができます。

アプリケーション呼び出しをしないで案件を遷移させる手順を次に示します。

  1. ciwchgapworkコマンドを実行して,「作業者実行」状態の作業の情報を取得する。

    ciwchgapworkコマンドの指定形式を次に示します。

    ciwchgapwork -sid システムID -list -ope > ファイルパス

    出力結果はファイルにリダイレクトします。

    ciwchgapworkコマンドの詳細については,マニュアル「uCosminexus Service Coordinator Interactive Workflow コマンド」を参照してください。

  2. アプリケーションの呼び出しが失敗した要因を取り除く。

  3. ciwchgapworkコマンドを用いて作業を完了し,案件を遷移させる。

    ciwchgapworkコマンドの指定形式を次に示します。

    ciwchgapwork -sid システムID -chg -s EXECUTED -f ファイルパス

    -fオプションには,手順1.でリダイレクトしたファイルのパスを指定してください。