電文の実行履歴は次の表に示すタイミングで採取します。
表6-1 電文の実行履歴採取のタイミング
採取タイミング | 説明 | 送信方向種別 |
---|---|---|
サービス部品呼び出し要求時 | サービスアダプタまたはビジネスプロセスを実行する前 | Service Request Direction |
サービス部品呼び出し応答時※ | 標準受付またはユーザ定義受付で,サービス部品呼び出しの結果を返すとき | Service Response Direction |
サービス部品呼び出し応答のエラー※ | サービス部品またはビジネスプロセスから返ってきたユーザ定義例外(フォルト)を返すとき | Service Fault |
サービス部品呼び出しエラー※ | サービス部品からのユーザ定義例外以外の例外や,ビジネスプロセスまたはHCSCサーバ内でエラーを検知した際,例外情報を返すとき | Service Error |
サービスアダプタを直接呼び出す場合と,ビジネスプロセスを呼び出す場合のそれぞれについて,電文の実行履歴を採取するタイミングを説明します。
サービスアダプタを直接呼び出す場合は,エラーの有無やエラーの種類によって,電文の実行履歴を採取するタイミングが異なります。
サービスアダプタを直接呼び出して正常応答する場合の,電文の実行履歴を採取するタイミングを次の図に示します。
図6-2 電文の実行履歴を採取するタイミング(サービスアダプタを直接呼び出して正常応答する場合)
次に示す番号は,図6-2の図中の番号に対応しています。
サービスアダプタを直接呼び出してサービス部品呼び出し応答がエラーになる場合の,電文の実行履歴を採取するタイミングを次の図に示します。
図6-3 電文の実行履歴を採取するタイミング(サービスアダプタを直接呼び出してサービス部品呼び出し応答がエラーになる場合)
次に示す番号は,図6-3の図中の番号に対応しています。
エラーの伝わり方についての詳細は,「7.7 サービス部品呼び出し要求時の障害対策」を参照してください。
サービスアダプタを直接呼び出してエラーになる場合の,電文の実行履歴を採取するタイミングを次の図に示します。
図6-4 電文の実行履歴を採取するタイミング(サービスアダプタを直接呼び出してエラーになる場合)
次に示す番号は,図6-4の図中の番号に対応しています。
エラーの伝わり方についての詳細は,「7.7 サービス部品呼び出し要求時の障害対策」を参照してください。
ビジネスプロセスを呼び出す場合は,エラーの有無やエラーの種類によって,電文の実行履歴を採取するタイミングが異なります。
ビジネスプロセスを呼び出して正常応答する場合の,電文の実行履歴を採取するタイミングを次の図に示します。
図6-5 電文の実行履歴を採取するタイミング(ビジネスプロセスを呼び出して正常応答する場合)
次に示す番号は,図6-5の図中の番号に対応しています。
ビジネスプロセスを呼び出して,ビジネスプロセスでフォルト(ユーザ定義例外)が発生してエラーになる場合の,電文の実行履歴を採取するタイミングを次の図に示します。
図6-6 電文の実行履歴を採取するタイミング(ビジネスプロセスを呼び出してビジネスプロセスでフォルトエラーになる場合)
次に示す番号は,図6-6の図中の番号に対応しています。
ビジネスプロセスを呼び出して,サービス部品でフォルト(ユーザ定義例外)が発生してエラーになる場合の,電文の実行履歴を採取するタイミングを次の図に示します。
図6-7 電文の実行履歴を採取するタイミング(ビジネスプロセスを呼び出してサービス部品でフォルトエラーになる場合)
次に示す番号は,図6-7の図中の番号に対応しています。
エラーの伝わり方についての詳細は,「7.7 サービス部品呼び出し要求時の障害対策」を参照してください。
ビジネスプロセスを呼び出して,ビジネスプロセスからサービス部品呼び出しエラーになる場合の,電文の実行履歴を採取するタイミングを次の図に示します。
図6-8 電文の実行履歴を採取するタイミング(ビジネスプロセスを呼び出してビジネスプロセスからサービス部品呼び出しエラーになる場合)
次に示す番号は,図6-8の図中の番号に対応しています。
エラーの伝わり方についての詳細については,「7.7 サービス部品呼び出し要求時の障害対策」を参照してください。