cscpireexecプロセスインスタンスの再実行

形式

cscpireexec [-h]
           -user <ログインユーザID>
           -pass <ログインパスワード>
           -csc <HCSCサーバ名>
           {-processname <ビジネスプロセス定義名>
            |-processnamefile <ビジネスプロセス定義ファイル名>}
           [{-processid <プロセスインスタンスの識別子>
            |-processidfile <プロセスインスタンスの識別子を記載した
                              ファイル名>}]
           [-encoding <エンコーディング名>]

機能

指定された条件に従って中断したプロセスインスタンスを再実行します。実行中の状態にあるプロセスインスタンスが対象になります。

ログインユーザIDなどの必須オプションは,HCSC-Managerコマンド共通定義ファイルにデフォルト値を設定することで,このコマンドでの指定を省略できます。

引数

-h

コマンドの使用方法が表示されます。このオプションを指定している場合は,ほかのオプションを指定しても無視されます。

-user <ログインユーザID> ~<半角英数字およびアンダーライン(_)> ((1-16文字))

HCSC-Managerログイン時に使用するユーザIDを指定します。

-pass <ログインパスワード> ~<半角英数字およびアンダーライン(_)> ((1-16文字))

HCSC-Managerログイン時に使用するパスワードを指定します。

-csc <HCSCサーバ名> ~<半角英数字およびアンダーライン(_)> ((1-8文字))

再実行するHCSCサーバ名を指定します。

-processname <ビジネスプロセス定義名> ~ <XMLスキーマのNCName型の文字列> ((データベースの文字コードで64バイト以内))

実行するプロセスのビジネスプロセス定義名を指定します。

-processnamefile <ビジネスプロセス定義ファイル名> ~ ((1-200バイト))

再実行するプロセスのビジネスプロセス定義ファイル名を絶対パス,または相対パスで指定します。ファイルはビジネスプロセス定義名だけを指定します。ビジネスプロセス定義ファイルの内容が読み込まれ,前後の空白,タブ,および改行が削除され再実行するプロセスインスタンスの識別子となります。

-processid <プロセスインスタンスの識別子> ~ ((1-240バイト以内))

再実行するプロセスのプロセスインスタンスの識別子を指定します。このオプションと-processidfileオプションを指定していない場合は,-processnameオプション,または-processnamefileオプションで指定したビジネスプロセス定義名の中断したプロセスがすべて再実行されます。

プロセスインスタンスの識別子は長い文字列(最大240文字)になる可能性があります。応答電文出力ディレクトリに深いディレクトリ階層を設定すると,ファイルを生成できない場合があるため注意してください。再実行しても,応答電文ファイルが生成されない場合はメッセージが出力されます。

-processidfile <プロセスインスタンスの識別子を記載したファイル名> ~ ((1-200バイト))

再実行するプロセスのプロセスインスタンスの識別子をファイルに記載し,ファイル名を絶対パス,または相対パスで指定します。プロセスインスタンスの識別子を記載したファイルにはプロセスインスタンスの識別子だけを指定します。コマンド実行時に,プロセスインスタンスの識別子を記載したファイルの内容が読み込まれ,前後の空白,タブ,および改行が削除され再実行するプロセスインスタンスの識別子となります。このオプションと-processidオプションを指定していない場合は,-processnameオプション,または-processnamefileオプションで指定したビジネスプロセス定義名の実行中状態で中断したプロセスがすべて再実行されます。

-encoding <エンコーディング名> ~ <<JavaVMのデフォルトエンコーディング>> ((1文字以上))

processidfileオプションやprocessnamefileオプションで指定した入力ファイルのエンコーディング名を指定します。次のエンコーディング名を指定できます。

入力例

(1)プロセスインスタンスの識別子が「11111」,ビジネスプロセス定義名が「PC貸し出し」のプロセスインスタンスを再実行する場合

cscpireexec -user admin -pass admin -processidfile process_id.txt -csc MyCSC -processnamefile processname.txt

process_id.txtの中身:11111
processname.txtの中身:PC貸し出し
(2)ビジネスプロセス定義名が「PC貸し出し」のサービス部品を一括再実行する場合

cscpireexec -user admin -pass admin -csc MyCSC -processname "PC貸し出し"

表示形式

ProcessID,ProcessDefinitionName,Result,ErrorMessage
PI識別子,ビジネスプロセス定義名,呼び出し結果,エラー情報
PI識別子,ビジネスプロセス定義名,呼び出し結果,エラー情報
 :

説明

表示項目内容説明備考
ProcessIDPI識別子プロセスインスタンスの識別子を示します。CSCBP_<クラスタ名>_PROCESSテーブルの1レコードの情報を示します。情報の詳細については,「付録C.1(1)(a)」の「CSCBP_<クラスタ名>_PROCESSテーブル」を参照してください。
ProcessDefinitionNameビジネスプロセス定義名ビジネスプロセス定義名を示します。
Result呼び出し結果呼び出し結果を示します。次のどちらかが表示されます。
Success:呼び出しが正常終了
Failure:呼び出しが失敗
ErrorMessageエラー情報エラー情報を示します。Result欄(呼び出し結果)の内容によって,次のように表示されます。
Success:「””」
Failure:エラー情報

戻り値

戻り値意味
0正常終了しました。
1コマンドが異常終了しました。
2通信タイムアウトが発生しました。
3排他エラーが発生しました。
9実行権限のチェックエラーが発生しました。

注意事項

データベースとCosminexus RMを使用する場合だけ,このコマンドを使用できます。