4.4 電文フォーマット(バイナリフォーマット定義ファイル)の作成方法

サービス部品の実行に利用する電文でバイナリ形式(XML形式以外)のデータを利用する場合,バイナリフォーマット定義ファイルを作成します。

バイナリフォーマット定義ファイルの作成の流れを次の図に示します。

図4-5 バイナリフォーマット定義ファイルの作成の流れ

[図データ]

(1)バイナリフォーマット定義ファイルの新規作成
ウィザードを利用してバイナリフォーマット定義ファイルを新規作成します。
バイナリフォーマット定義ファイルの新規作成の方法については,「4.4.1 バイナリフォーマット定義ファイルを新規作成する」を参照してください。
(2)要素の定義
新規作成したバイナリフォーマット定義ファイルに要素を定義します。要素の定義の方法は,利用するバイナリデータがCSV以外の形式の場合と,CSV形式の場合とで異なります。
要素の定義方法については,「4.4.2 要素を定義する(CSV以外の形式の場合)」または「4.4.3 要素を定義する(CSV形式の場合)」を参照してください。
(3)バイナリフォーマット定義ファイルの検証
作成したバイナリフォーマット定義ファイルの整合性を検証します。バイナリフォーマット定義ファイルの要素の定義中や定義終了後など,任意のタイミングで検証できます。
バイナリフォーマット定義ファイルの検証方法については,「4.4.5 バイナリフォーマット定義ファイルを検証する」を参照してください。
(4)バイナリフォーマット定義ファイルの保存
要素を定義したバイナリフォーマット定義ファイルを保存します。バイナリフォーマット定義ファイルは,アダプタやビジネスプロセスと異なり,リポジトリに保存されません。定義したバイナリフォーマット定義ファイルの保存には,Eclipseのパッケージ・エクスプローラーを利用してください。
バイナリフォーマット定義ファイルを保存するときには,自動的に検証が行われます(この場合,検証結果はコンソールビューに表示されません)。
(5)バイナリフォーマット定義ファイルの編集
すでに作成したバイナリフォーマット定義ファイルは,必要に応じて,定義内容を変更できます。バイナリフォーマット定義ファイルの編集方法については,「4.4.4 バイナリフォーマット定義ファイルを編集する」を参照してください。
(6)バイナリフォーマット定義ファイルの削除
不要になったバイナリフォーマット定義ファイルは,必要に応じて削除できます。バイナリフォーマット定義ファイルの削除には,Eclipseのパッケージ・エクスプローラーを利用してください。
<この節の構成>
4.4.1 バイナリフォーマット定義ファイルを新規作成する
4.4.2 要素を定義する(CSV以外の形式の場合)
4.4.3 要素を定義する(CSV形式の場合)
4.4.4 バイナリフォーマット定義ファイルを編集する
4.4.5 バイナリフォーマット定義ファイルを検証する