サービス部品の実行に利用する電文でXML形式のデータを扱うか,バイナリ形式(XML形式以外)のデータを扱うかによって,作成する電文フォーマットは異なります。
XML形式のデータを扱う場合,XMLフォーマット定義ファイルを作成します。
XMLフォーマット定義ファイルは,XMLスキーマファイル(拡張子:.xsd)として作成します。作成するXMLフォーマット定義ファイルの内容や作成方法は,実行するサービス部品の種類によって異なります。サービス部品ごとのXMLフォーマット定義ファイルの作成方法については,「4.3 電文フォーマット(XMLフォーマット定義ファイル)の作成方法」を参照してください。
バイナリ形式(XML形式以外)のデータを扱う場合,バイナリフォーマット定義ファイルを作成します。
バイナリフォーマット定義ファイルは,バイナリ形式のデータ内の値の格納形式(値の長さや,ほかの値との関係など)を定義し,定義した情報をXMLスキーマファイルに付加したファイル(拡張子:.fdx)です。バイナリフォーマット定義ファイルは,XMLの仕様にあわせて作成されるため,データ変換を定義するときの変換元および変換先として,XMLフォーマット定義ファイルと同様に利用できます。
バイナリフォーマット定義ファイルの作成方法については,「4.4 電文フォーマット(バイナリフォーマット定義ファイル)の作成方法」を参照してください。
なお,バイナリ形式のデータを扱う場合,またはデータ変換で値置換えファンクションを使用する場合,開発環境には「uCosminexus 日立コード変換 - Development Kit」,実行環境には「uCosminexus 日立コード変換 - Server Runtime」(Windowsの場合)または「uCosminexus 日立コード変換 - Runtime」(UNIXの場合)が必要です。