HCSC簡易セットアップ機能を利用してセットアップしたテスト環境には,「2.4.3(2) テスト環境の運用に必要な情報」に示す情報が設定されています。これらの情報は,テスト環境をセットアップしたあとにカスタマイズできます。
テスト環境をカスタマイズするには,HCSC簡易セットアップ機能でのテスト環境のセットアップ時に定義ファイルに設定された値を編集します。
編集できる定義ファイルを次の表に示します。各定義ファイルの詳細については,表の「参照先」に示すマニュアルを参照してください。
表2-6 編集できる定義ファイル
ファイル名 | 説明 | 格納先 | 参照先 |
---|---|---|---|
adminagent.properties (運用管理エージェントプロパティファイル) | 運用管理エージェントとの通信で使用するポート番号が設定されているプロパティファイルです。 | A | a |
cdsetupconfig.bat (組み込みデータベース設定バッチファイル) | 組み込みデータベースの環境変数を設定するバッチファイルです。 | B | b |
cmdconf.bat (HCSC-Messagingコマンド共通定義ファイル) | uCosminexus Service PlatformのcsmXXXコマンドで組み込みデータベースにアクセスするために,HiRDB type4 JDBC Driverのクラスパスを設定するバッチファイルです。 | C | c |
Cosminexus_Reliable_Messaging.xml (Connector属性ファイル) | リソースアダプタの属性(コンフィグレーションプロパティの値やプロパティ値)が設定されているXMLファイルです。 | D | a |
csccmd.properties (HCSC-Managerコマンド共通定義ファイル) | 運用環境で使用するコマンドの省略値(ログインユーザIDやログインパスワード)が設定されているプロパティファイルです。 | E | c |
cscmng.properties (HCSC-Manager定義ファイル) | HCSC-Managerの動作に必要な情報が設定されているプロパティファイルです。 | E | c |
cscsvconfig.properties (HCSCサーバランタイム定義ファイル) | HCSCサーバの起動時に必要なランタイム情報(実行履歴管理情報,DB情報)が設定されているプロパティファイルです。 | D | c |
cscsvsetup.properties (HCSCサーバセットアップ定義ファイル(標準モデル))※ | 標準モデルで使用する,HCSCサーバのセットアップに必要な情報(J2EEサーバ,Cosminexus RM,データベースに関連する情報)が設定されているプロパティファイルです。 | D | c |
cscsvsetup.properties.esb (HCSCサーバセットアップ定義ファイル(ESBモデル))※ | ESBモデルで使用する,HCSCサーバのセットアップに必要な情報(J2EEサーバ,Cosminexus RM,データベースに関連する情報)が設定されているプロパティファイルです。 | D | c |
cscsvsetup.xml (HCSCサーバ構成定義ファイル(標準モデル)) | 標準モデルで使用する,HCSCサーバの構成情報(cosminexus-manager,jms-physical-reception,ejb-receptionの定義)が設定されているXMLファイルです。 | D | c |
cscsvsetup.xml.esb (HCSCサーバ構成定義ファイル(ESBモデル)) | ESBモデルで使用する,HCSCサーバの構成情報(cosminexus-manager,jms-physical-reception,ejb-receptionの定義)が設定されているXMLファイルです。 | D | c |
DB_Connector_for_HiRDB_Type4.xml (Connector属性ファイル) | リソースアダプタの属性(コンフィグレーションプロパティの値,プロパティ値)が設定されているXMLファイルです。 | D | a |
DB_Connector_for_HiRDB_Type4_Cosminexus_RM.xml (Connector属性ファイル) | リソースアダプタの属性(コンフィグレーションプロパティの値,プロパティ値)が設定されているXMLファイルです。 | D | a |
grantuser (ユーザ定義ファイル) | HiRDBのユーザの作成,およびスキーマの作成を行うファイルです。 | B | b |
hrmqueue-transmit.xml (アプリケーション属性ファイル) | アプリケーションの属性が設定されているXMLファイルです。 | D | a |
input.properties (システム共通情報記載プロパティファイル) | HCSC簡易セットアップ画面で入力した情報,およびシステム共通の情報が設定されているプロパティファイルです。 | D | - |
inserttableshirdb.sql (テーブルインサートSQLファイル) | システム管理情報テーブルにレコードをインサートするSQLファイルです。 | D | - |
mserver.cfg (Management Server用オプション定義ファイル) | Management Serverを実行するJavaVMの起動オプションが設定されているファイルです。 | A | a |
mserver.properties (Management Server環境設定ファイル) | Management Serverが使用するポート番号や,障害検知時コマンドの動作が設定されているプロパティファイルです。 | A | a |
qconf.txt (キュー定義ファイル) | キュー情報(DisplayName,QueueName)が設定されているテキストファイルです。 | E | d |
setupscript (セットアップスクリプトファイル(標準モデル)) | 標準モデルで使用する,セットアップ処理のタスクの実行順が設定されているスクリプトファイルです。 | D | - |
setupscript.esb (セットアップスクリプトファイル(ESBモデル)) | ESBモデルで使用する,セットアップ処理のタスクの実行順が設定されているスクリプトファイルです。 | D | - |
simple_model.xml (HCSC簡易セットアップ定義ファイル) | Smart Composer機能のコマンドで構築するWebシステムが定義されているXMLファイルです。 | D | e |
tablecreate (テーブル定義ファイル) | HiRDBのスキーマ,およびテーブルの作成を行うファイルです。 | B | b |
unsetupscript (アンセットアップスクリプトファイル(標準モデル)) | 標準モデルで使用する,アンセットアップ処理のタスクの実行順が設定されているスクリプトファイルです。 | D | - |
unsetupscript.esb (アンセットアップスクリプトファイル(ESBモデル)) | ESBモデルで使用する,アンセットアップ処理のタスクの実行順が設定されているスクリプトファイルです。 | D | - |
<Cosminexusインストールディレクトリ>¥CSC¥log¥manager¥setup |