データ変換(マッピング)定義の基となる電文フォーマット定義ファイルを作成します。電文フォーマット定義ファイルには,変換元の電文フォーマット定義ファイルと変換先の電文フォーマット定義ファイルがあります。
電文フォーマット定義ファイルの種類および作成方法については,「4. 電文フォーマットの作成」を参照してください。
作成した電文フォーマット定義ファイルは,サービスアダプタ定義画面またはビジネスプロセス定義画面で設定します。サービスアダプタ定義画面,ビジネスプロセス定義画面での設定方法については,それぞれ「5.3 アダプタの内容の定義」,「6.3 ビジネスプロセスの内容の定義」を参照してください。
- 電文フォーマット定義ファイルの形式
- データ変換の定義に利用する電文フォーマット定義ファイルは,「2.5.5 XMLスキーマの適用範囲」に示す条件を満たしている必要があります。スキーマの条件の詳細については,「2.5.5 XMLスキーマの適用範囲」を参照してください。
- 画面に表示されない要素
- annotation,appinfo,documentation,およびnotationは,変換元スキーマツリービューアおよび変換先スキーマツリービューアにツリー表示されません。
- セパレータが設定されているバイナリ電文フォーマットに関する注意事項
- セパレータが設定されているバイナリ電文フォーマットを利用する場合,次の点に注意が必要です。
- 出現回数に[データの終端まで]を定義した場合で,次の二つの条件を満たす場合,繰り返しによる空要素の生成は一つだけになります。
・弟要素が存在しない。
・中間区切り文字の直後に繰り返しの終了文字が出現する
- 入力するバイナリデータにセパレータ文字と同じ値のバイトデータが含まれている場合(マルチバイト文字の構成バイトの一部分である場合も含む),バイナリデータの解析に失敗します。
- エスケープ文字を付加しなくてもデータと認識される場合があるので注意してください。
例:開始文字と同じ文字列が,開始文字の直後に設定されている場合