7.8.1 マッピング対象とマッピング対象外

マッピングでは,マッピング対象の要素(ノード)とマッピング対象外の要素(ノード)があります。変換元ノードおよび変換先ノードに,マッピング対象外の要素は指定できません。マッピング対象外の要素を次の表に示します。

表7-3 マッピング対象外の要素

項目内容
出現回数が1回に固定されていない,かつ名前が指定されていない要素(コンポジタ)出現回数が1回に固定されていない,かつ名前が指定されていないcomplexType要素下の次の要素(コンポジタ)はマッピング対象外とします。
  • sequence
  • choice
  • all
出現回数が1回に固定されていないsequence要素group参照,またはchoice要素group参照次のgroup参照はマッピング対象外とします。
  • sequence要素下の,出現回数が1回に固定されていないsequence要素を定義しているgroupの参照
  • choice要素を定義しているgroupの参照
sequence要素またはchoice要素下の名前が指定されていない要素(コンポジタ)sequence要素またはchoice要素下の名前が指定されていない次の要素(コンポジタ)はマッピング対象外とします。
  • sequence
  • choice
complexContent要素による複合型の拡張complexContent要素によって複合型の拡張を定義する場合,次の要素はマッピング対象外とします。
  • complexContent要素下および複合型の拡張で定義された要素が両方とも,出現回数が1回以外のsequence要素
  • complexContent要素下および複合型の拡張で定義された要素の両方またはどちらか一方がchoice要素
再帰構造再帰構造が定義されていた場合,再帰の開始要素だけを表示し,開始要素はマッピング対象外とします。
混在内容混在内容であるmixed属性にtrueが指定されていた場合,要素間テキストはマッピング対象外とします。なお,要素間テキストは表示されません。
代替グループabstract属性にtrueを指定した要素はマッピング対象外とします。また,SubstitutionGroup属性の指定は無視されるため,SubstitutionGroup属性を指定した要素はスキーマツリービューアに表示されません。
any要素およびanyAttribute要素any要素およびanyAttribute要素はマッピング対象外とします。
2段階以上ネストしたunion要素またはlist要素2段階以上ネストしたunion要素またはlist要素(union要素またはlist要素の属性がさらに定義されている)はマッピング対象外とします。
fixedが指定されている単純内容および属性の変換先ノードfixedが指定されている単純内容および属性の変換先ノードはマッピング対象外とします。