10.4.2 転送キューを作成する

サービスリクエスタから要求電文を送信するために必要な転送キューを作成します。転送キューは,サービスリクエスタからの要求電文を,HCSCサーバが提供する受信キューに送信します。

転送キューの作成には,Cosminexus RMのhrmmkaddrコマンドおよびhrmmkqueコマンドを使用します。

ここでは,hrmmkaddrコマンドおよびhrmmkqueコマンドのオプションの指定値について説明します。ここで説明していないオプションについては,マニュアル「Cosminexus Reliable Messaging」を参照してください。

<この項の構成>
(1) hrmmkaddrコマンドのオプションの指定値
(2) hrmmkqueコマンドのオプションの指定値

(1) hrmmkaddrコマンドのオプションの指定値

hrmmkaddrコマンドのオプションの指定値を次に示します。

-u 宛先アドレス
HCSCサーバの宛先アドレス(転送先システムのキュー間転送用WebアプリケーションのURL)を指定します。

http://<ホスト名>:<ポート番号>※1/<コンテキストルート>※2/services/HRMReceiver/
https://<ホスト名>:<ポート番号>※1/<コンテキストルート>※2/services/HRMReceiver/

注※1
HCSCサーバのURLです。
注※2
受信側Cosminexus RMのキュー間転送用Webアプリケーションのコンテキストルートです。デフォルトは「uCosminexusRM」です。

(2) hrmmkqueコマンドのオプションの指定値

-t キューの種類
transmit(転送キュー)を指定します。
-m キューの永続性
persistent(永続キュー属性)を指定します。
-v 転送先キュー名
次のどちらかを指定します。
CSC<HCSCサーバ名>ACPT_RCVQ
HCSCサーバがロードバランスクラスタ構成の場合に指定します。
CSC<HCSCクラスタ名>ACPT_RCVQ
HCSCサーバがHAクラスタ構成の場合に指定します。
HCSCクラスタ名は,開発環境および運用環境でHCSCサーバ構成配備時に決定されるHCSCサーバのクラスタ名です。
-i キューの転送モード
Compatible(互換モード)を指定します。