マッピングでは,マッピング対象の要素(ノード)とマッピング対象外の要素(ノード)があります。変換元ノードおよび変換先ノードに,マッピング対象外の要素は指定できません。マッピング対象外の要素を次の表に示します。
表7-3 マッピング対象外の要素
項目 | 内容 |
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出現回数が1回に固定されていない,かつ名前が指定されていない要素(コンポジタ) | 出現回数が1回に固定されていない,かつ名前が指定されていないcomplexType要素下の次の要素(コンポジタ)はマッピング対象外とします。
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出現回数が1回に固定されていないsequence要素group参照,またはchoice要素group参照 | 次のgroup参照はマッピング対象外とします。
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sequence要素またはchoice要素下の名前が指定されていない要素(コンポジタ) | sequence要素またはchoice要素下の名前が指定されていない次の要素(コンポジタ)はマッピング対象外とします。
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complexContent要素による複合型の拡張 | complexContent要素によって複合型の拡張を定義する場合,次の要素はマッピング対象外とします。
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再帰構造 | 再帰構造が定義されていた場合,再帰の開始要素だけを表示し,開始要素はマッピング対象外とします。 |
混在内容 | 混在内容であるmixed属性にtrueが指定されていた場合,要素間テキストはマッピング対象外とします。なお,要素間テキストは表示されません。 |
代替グループ | abstract属性にtrueを指定した要素はマッピング対象外とします。また,SubstitutionGroup属性の指定は無視されるため,SubstitutionGroup属性を指定した要素はスキーマツリービューアに表示されません。 |
any要素およびanyAttribute要素 | any要素およびanyAttribute要素はマッピング対象外とします。 |
2段階以上ネストしたunion要素またはlist要素 | 2段階以上ネストしたunion要素またはlist要素(union要素またはlist要素の属性がさらに定義されている)はマッピング対象外とします。 |
fixedが指定されている単純内容および属性の変換先ノード | fixedが指定されている単純内容および属性の変換先ノードはマッピング対象外とします。 |