3.9 Webサービスセキュリティ機能の実装手順

ここでは,実行環境に必要な定義ファイルやユーザー作成のプログラムを実装し,開発したSOAPアプリケーションでWebサービスセキュリティ機能を使用する手順について説明します。

次に,SOAPアプリケーション開発支援機能を利用したSOAPアプリケーションの開発の流れを示します。

(a)サービスの設計

(b)WSDLの作成

(c)サーバスケルトンの作成

(d)サーバ実装

(e)WARファイルの作成

(f)サービスの開始

(g)クライアントスタブの生成

(h)クライアントの実装

SOAPアプリケーション開発の詳細については,マニュアル「Cosminexus SOAPアプリケーション開発ガイド」を参照してください。

また,07-60以降のバージョンを使用してWebサービスセキュリティ機能を使用する場合は,移行が必要です。移行の詳細については,「付録B 下位バージョンからの移行手順」を参照してください。

前に示したSOAPアプリケーション開発の流れ(以降,「開発ステップ」と呼びます)を基本とし,Webサービスセキュリティ機能を使用する上で必要なステップを説明します。

<この節の構成>
3.9.1 サーバ側の実装手順
3.9.2 クライアント側がWebアプリケーションの場合の実装手順
3.9.3 クライアント側がコマンドラインJavaアプリケーションの場合の実装手順
3.9.4 JAASログインモジュールの実装時の注意