KDCGSで始まるメッセージの意味,要因,および対処について説明します。
KDCGS0001-E
For <要素名>, specify either <子要素名1または属性名1> or <子要素名2または属性名2>.
- 意味
- <要素名>には,<子要素名1または属性名1>または<子要素名2または属性名2>を指定してください。
- <要素名>,<子要素名>,および<属性名>には,それぞれ次の内容が出力されます。
- <要素名>
- どちらか一方だけを指定する必要がある子要素または属性が,両方指定されている要素の名称が出力されます。
- <子要素名>
- 子要素の名称が出力されます。
- <属性名>
- 属性の名称が出力されます。
- 要因
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの要素のうち,子要素または属性の指定が間違っているものがあります。次のうちのどちらかがエラーの要因と考えられます。
- <子要素名1>または<子要素名2>のどちらか一方だけを指定する必要があるにもかかわらず,両方の子要素が指定されている。
- <属性名1>または<属性名2>のどちらか一方だけを指定する必要があるにもかかわらず,両方の属性が指定されている。
- 対処
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルを修正して,<要素名>の<子要素名1>または<子要素2>のどちらか一方を指定するか,<属性名1>または<属性名2>のどちらか一方を指定するようにしてください。
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの要素や属性の指定回数については,「付録C.1 Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの項目」を参照してください。
KDCGS0004-E
An attribute value reference is invalid. (tag name = <要素名>, attribute name = <属性名>)
- 意味
- 属性で指定された参照先が不正です。
- <要素名>および<属性名>には,それぞれ次の内容が出力されます。
- <要素名>
- 参照先が不正な属性を持つ要素の名称が出力されます。
- <属性名>
- 参照先が不正な属性の名称が出力されます。
- 要因
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの属性のうち,参照先が間違っているものがあります。次のうちのどちらかがエラーの要因と考えられます。
- IdRef属性の値が対応するId属性の値と一致していない。
- IdRef属性に異なる要素のId属性の値が指定されている。
- 対処
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルを修正して,<要素名>のIdRef属性に正しい値を指定してください。
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルのIdRef属性に指定する値については,「付録C.1 Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの項目」を参照してください。
KDCGS0005-E
A URI or TargetId attribute value must start with #. (tag name = <要素名>, attribute name = <属性名>)
- 意味
- URI属性またはTargetId属性の先頭は「#」でなければなりません。
- <要素名>および<属性名>には,それぞれ次の内容が出力されます。
- <要素名>
- 指定されている値の先頭が「#」ではない属性を持つ要素の名称が出力されます。
- <属性名>
- 指定されている値の先頭が「#」ではない属性の名称が出力されます。
- 要因
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの属性のうち,指定されている値の先頭が「#」ではない属性があります。
- 対処
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルを修正して,<属性名>の属性に指定する値の先頭に「#」を付けてください。
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの属性に指定する値については,「付録C.1 Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの項目」を参照してください。
KDCGS0007-E
The specified secret key file does not match the KeyType attribute. (secret key file = <共通鍵ファイル名>, KeyType = <アルゴリズム識別子>)
- 意味
- 共通鍵のファイルとkeytype属性での指定が一致しません。
- <共通鍵ファイル名>および<アルゴリズム識別子>には,それぞれ次の内容が出力されます。
- <共通鍵ファイル名>
- 共通鍵のファイル名が出力されます。
- <アルゴリズム識別子>
- keytype属性で指定されたアルゴリズム識別子が出力されます。
- 要因
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルのSecretKeyFile要素のkeytype属性に指定したアルゴリズム識別子と,共通鍵ファイルの内容が異なっています。
- 対処
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルを修正して,SecretKeyFile要素のkeytype属性と共通鍵ファイルの内容が同じになるようにしてください。keytype属性には,共通鍵生成コマンドの引数で指定したアルゴリズム識別子と同じものを指定する必要があります。
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルのSecretKeyFile要素のkeytype属性に指定する値については,「付録C.1 Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの項目」を参照してください。共通鍵生成コマンドについては,「4.1 共通鍵生成コマンド(CWSSCreateSecretKey)」を参照してください。
KDCGS0008-E
An error occurred during creation of a secret key. (details = <詳細>)
- 意味
- 共通鍵を生成するときにエラーが発生しました。
- <詳細>には,エラー内容の詳細が出力されます。
- 要因
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルのSecretKeyFile要素に指定した共通鍵ファイルから共通鍵を生成するときにエラーが発生しました。次のうちのどちらかがエラーの要因と考えられます。
- SecretKeyFile要素の指定が間違っている。
- 実行環境の設定が間違っている。
- 対処
- <詳細>の内容に従って,Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの設定または実行環境を見直してください。
KDCGS0009-E
The EmbedId attribute value is duplicated.
- 意味
- EmbedId属性の値が重複しています。
- 要因
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルのEmbedId属性に指定した値が重複しています。
- 対処
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルを修正して,EmbedId属性の値が重複しないようにしてください。
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルのEmbedId属性に指定する値については,「付録C.1 Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの項目」を参照してください。
KDCGS0010-E
<要素名> does not exist.
- 意味
- 要素が存在しません。
- <要素名>には,見つからなかった要素の名称が出力されます。
- 要因
- SOAPサービスのURLとWebサービスセキュリティ機能定義ファイルのReceiverPortConfig要素のName属性に指定した値が一致していません。
- 対処
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルのReceiverPortConfig要素のName属性に指定した値がSOAPサービスのURLと一致しているかどうか確認してください。
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルのReceiverPortConfig要素のName属性に指定する値については,「付録C.1 Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの項目」を参照してください。
KDCGS0011-E
Content for <要素名> is required.
- 意味
- <要素名>の内容を指定する必要があります。
- <要素名>には,内容が指定されていない要素の名称が出力されます。
- 要因
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルのうち,要素の内容を指定する必要があるにもかかわらず,内容が指定されていない要素があります。
- 対処
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルを修正して,<要素名>の内容を指定してください。
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルで指定する要素については,「付録C.1 Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの項目」を参照してください。
KDCGS0012-E
A definition is duplicated. (Name = <Name属性値>)
- 意味
- Name属性の指定が重複しています。
- <Name属性値>には,Webサービスセキュリティ機能定義ファイルのSenderPortConfig要素のName属性に指定されている内容が出力されます。
- 要因
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルのSenderPortConfig要素のうち,Name属性に同じ値を指定したものが複数あります。
- 対処
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルを修正して,SenderPortConfig要素のName属性の値が重複しないようにください。
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルで指定する要素および属性については,「付録C.1 Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの項目」を参照してください。
KDCGS0013-E
A definition is duplicated. (Name = <Name属性値>, My_role = <My_role属性値>)
- 意味
- Name属性とMy_role属性の値が重複しています。<Name属性値>および<My_role属性値>には,Webサービスセキュリティ機能定義ファイルのReceiverPortConfig要素の各属性に指定されている内容が出力されます。
- 要因
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルのReceiverPortConfig要素のうち,Name属性とMy_role属性に同じ値を指定したものが複数あります。
- 対処
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルを修正して,ReceiverPortConfig要素のName属性とMy_role属性の値が重複しないようにください。
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルで指定する要素および属性については,「付録C.1 Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの項目」を参照してください。
KDCGS0014-E
An error occurred during reading of a KeyStore. (details = <詳細>)
- 意味
- キーストアの読み込み中にエラーが発生しました。<詳細>には,エラーの詳細な内容が出力されます。
- 要因
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルのKeyStore要素のFile属性に指定したキーストアファイルの読み込みでエラーが発生しました。指定したキーストアファイルが存在しなかったり,ファイルに対するアクセス権がなかったり,ファイルの形式が間違っているおそれがあります。
- 対処
- <詳細>の内容に従って,Webサービスセキュリティ機能定義ファイルのKeyStore要素のFile属性の指定を見直してください。
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルで指定する要素および属性については,「付録C.1 Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの項目」を参照してください。
KDCGS0015-E
A definition is duplicated. (tag name = <要素名>)
- 意味
- 要素が重複しています。<要素名>には,重複している要素の名称が出力されます。
- 要因
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの中で,1回しか指定できない<要素名>を複数回指定しています。
- 対処
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルを修正して,<要素名>を1回だけ指定するようにしてください。
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルで指定する要素の指定回数については,「付録C.1 Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの項目」を参照してください。
KDCGS1002-E
A tag name is invalid. (parent tag name = <親要素名>, tag name = <要素名>)
- 意味
- 不正な名称の要素があります。
- <親要素名>および<要素名>には,それぞれ次の内容が出力されます。
- <親要素名>
- 名称が不正な要素の親要素の名称が出力されます。
- <要素名>
- 名称が不正な要素の名称が出力されます。
- 要因
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの要素のうち,名称が不正なものがあります。
- 対処
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの<要素名>を修正してください。
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルで指定する要素については,「付録C.1 Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの項目」を参照してください。
KDCGS1003-E
An attribute value is invalid. (tag name = <要素名>, attribute name = <属性名>, attribute value = <属性値>)
- 意味
- 属性に指定されている値が不正です。
- <要素名>,<属性名>,および<属性値>には,それぞれ次の内容が出力されます。
- <要素名>
- 不正な値が指定されている属性を持つ要素の名称が出力されます。
- <属性名>
- 不正な値が指定されている属性の名称が出力されます。
- <属性値>
- <属性名>に指定されている値が出力されます。
- 要因
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの属性のうち,指定された値が不正なものがあります。
- 対処
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの<属性値>に指定する値を修正してください。
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの属性に指定する値については,「付録C.1 Webサービスセキュリティ機能定義ファイルの項目」を参照してください。
KDCGS9000-E
An unexpected exception occurred. (details = <詳細>)
- 意味
- 予期しない例外が発生しました。
- <詳細>には,例外の内容の詳細が出力されます。
- 要因
- Webサービスセキュリティ機能定義ファイルを解析するときにエラーが発生しました。
- 対処
- <詳細>に表示される例外の要因を解決してから,再度,処理を実行してください。<詳細>に表示された例外の要因がわからない場合は,システム管理者に連絡してください。