C4Faultクラスでは,C4Faultクラスの要素としてメッセージをユーザ作成のプログラムに返します。また,メッセージ本文はトレースファイルにも出力されます。次にC4Faultクラスのメッセージの形式を示します。
FaultCode:Faultコード
FaultString:メッセージ本文
FaultActor:Fault生成者
FaultDetail:Fault詳細
- FaultCode:Faultコード
- Faultコードは接頭辞とローカル部で構成されます。Faultコードの形式を次に示します。
- {接頭辞}ローカル部
- 接頭辞
「{http://c4web.cosminexus.com}」が出力されます。
- ローカル部
「Server.」または「Client.」で始まる文字列が出力されます。
- Faultコードの値は,C4FaultクラスのgetFaultCodeメソッドで取得できます。
- FaultString:メッセージ本文
- メッセージ本文を表します。メッセージ本文は,メッセージIDとそれに続くメッセージテキストで構成されます。メッセージ本文の形式を次に示します。
KDCCPnnnn-Zメッセージテキスト
- KDCCP
C4Faultクラスによって出力されたメッセージであることを表します。
- nnnn
メッセージ番号を表します。
- Z
メッセージの種別を表します。種別を次に示します。
E(ERROR):障害が発生したことを通知するメッセージです。
- メッセージテキスト
メッセージの内容を表します。
- メッセージ本文の値は,C4FaultクラスのgetFaultStringメソッドで取得できます。
- FaultActor:Fault生成者
- C4FaultクラスのgetFaultActorメソッドでFault生成者を取得できます。
- FaultDetail:Fault詳細
- C4FaultクラスのgetFaultDetailsメソッドでFault詳細を取得できます。