付録A.5 バージョン07-10または07-50から移行する場合の注意事項

バージョン07-10または07-50から移行する場合の注意事項を示します。

<この項の構成>
(1) DIIを使用するサンプルプログラムについて
(2) Webサーバの設定について

(1) DIIを使用するサンプルプログラムについて

バージョン07-60では,バージョン07-10または07-50のサンプルプログラムのファイル名を次のように変更しました。

表A-8 バージョン07-60で変更したサンプルプログラムのファイル

項番07-10または07-50でのファイル名07-60でのファイル名
1dii/service/RPCSampleService.wardii/service/DIISampleService.war
2dii/client/RPCSampleClient.wardii/client/DIISampleClient.war
3dii/client/WEB-INF/classes/localhost/RPCSampleClient.javadii/client/WEB-INF/classes/localhost/DIISampleClient.java

そのため,バージョン07-10または07-50に,バージョン07-60を上書きインストールすると,旧バージョンのファイルが残ってしまいますが問題はありません。また,旧バージョンのファイルを削除しても問題はありません。

(2) Webサーバの設定について

07-60から利用できるコネクションプーリングでは,コネクションのタイムアウトが発生すると,そのコネクションは切断および破棄されます。そのため,Webサーバ側のコネクションタイムアウトの時間を,共通定義ファイルの「c4web.common.connection_pool.timeout」で設定した時間の倍以上を設定し,Webサーバ側のタイムアウトによってコネクションが切断されることのないようにしてください。例えば,共通定義ファイルの「c4web.common.connection_pool.timeout」の設定が1,800(秒)の場合は,Webサーバ側のコネクションタイムアウトの設定を3,600(秒)以上に設定してください。なお,Webサーバ側のコネクションタイムアウトの設定方法については,「7.4.2(2) コネクションのタイムアウト」を参照してください。