14.4.3 トレースファイル出力の重要度

トレースファイル出力の重要度を変更することで,障害発生時に出力する情報量を変更できます。出力する情報量を多くすることで,障害発生の要因を特定しやすくなります。ただし,出力する情報量を多くすると,プログラムの処理性能への影響が大きくなります。

次の表に,指定できる重要度と出力される内容を示します。

表14-6 トレースファイルの重要度および出力内容

重要度出力内容
ERROR例外発生時にトレースファイルを出力します。
WARN例外発生時または外部のAPI呼び出し時にトレースファイルを出力します。
INFO次の場合にトレースファイルを出力します。
  • 例外発生時
  • ほかのプログラムの処理の呼び出しと終了
  • SOAP通信基盤が提供するAPIの開始と終了
DEBUG次の場合にトレースファイルを出力します。
  • 例外発生時
  • ほかのプログラムの処理の呼び出しと終了
  • SOAP通信基盤が提供するAPIの開始と終了
  • SOAP通信基盤が提供するAPIの呼び出し時の引数