4.3 既存のEJBを利用して開発する場合

EJBを利用して,RPC形態のSOAPアプリケーションを開発します。開発例の概要と開発の流れを次に示します。

開発例の概要
社員番号,名前,所属,電話番号というユーザ情報を管理し,クライアントからの入力に対して,処理結果を返すSOAPアプリケーションを開発します。
開発例では,SOAPアプリケーションのサービスにEJB(Stateless Session Bean)を利用します。また,スタブを生成して,クライアント側の処理を実装します。
開発の流れ
  1. SOAPアプリケーションの設計
  2. EJB呼び出し環境の設定
  3. サービスデプロイ定義の生成
  4. アーカイブ(WARファイル)の作成
  5. WSDLの生成
  6. スタブの生成
  7. クライアント側の処理の実装

開発の流れに沿って,各ステップの作業について説明します。

<この節の構成>
4.3.1 SOAPアプリケーションを設計する
4.3.2 EJB呼び出し環境を設定する
4.3.3 サービスデプロイ定義を生成する
4.3.4 アーカイブ(WARファイル)を作成する
4.3.5 WSDLを生成する
4.3.6 スタブを生成する
4.3.7 クライアント側の処理を実装する