メッセージングを利用して,SOAPメッセージを送受信する場合の注意事項について説明します。
Content-Lengthヘッダ,およびContent-Typeヘッダの値は自動で付与されます。Content-Typeヘッダのcharsetに文字コードを設定する場合は,javax.xml.soap.SOAPMessage#setPropertyメソッドを使用して,CHARACTER_SET_ENCODINGを設定してください。
javax.xml.soap.SOAPMessageオブジェクトのMimeHeadersにContent-Lengthヘッダ,およびContent-Typeヘッダを設定していても,送信されるメッセージのHTTPヘッダにはMimeHeadersで設定した値は付与されません。
クライアントプログラムでは必ずManagementクラスを使用してください。SAAJを利用して添付ファイルを送受信するときに生成される退避ファイルが,削除されないで残る場合があります。
detail entry以外の内容を含むdetail要素を利用しているSOAP Faultの受信メッセージから得られたjavax.xml.soap.SOAPBodyオブジェクト,およびjavax.xml.soap.SOAPFaultオブジェクトに対して,toStringメソッドを呼び出さないでください。toStringメソッドを呼び出した場合,オブジェクトの内容を表現するXML文字列ではなく,オブジェクトのクラス名とハッシュコードから構成される文字列を返すことがあります。