7.4.3 コネクションが維持された状態でのHitachi Web Serverの終了方法

コネクションプーリングによってコネクションが維持された状態で,Hitachi Web Serverの終了処理を実行すると,Hitachi Web Serverは,維持されたコネクションが解放されるまで最大30秒待機します。そのため,WebサーバにHitachi Web Serverを利用している場合は,Hitachi Web Serverの終了処理を実行しても,すぐに終了しないことがあります。このような場合に,Hitachi Web Serverをすぐに終了させる方法を次に示します。

<この項の構成>
(1) コマンドで終了させる方法
(2) Management Serverから終了させる方法

(1) コマンドで終了させる方法

コマンドで終了させる方法を次に示します。

  1. Hitachi Web ServerのHWSGracefulStopTimeoutディレクティブに,Hitachi Web Serverが終了するまでの最大待ち時間を設定します。
  2. gracefulstopオプションを指定して,次のコマンドを実行します。

    httpsd.exe -k gracefulstop

gracefulstopオプションを指定してコマンドを実行すると,最大でHWSGracefulStopディレクティブに設定した時間だけ待機して,Hitachi Web Serverが終了します。HWSGracefulStopディレクティブに小さい値を設定することで,コネクションプーリングによってコネクションが維持された状態でも,すぐにHitachi Web Serverが終了します。

(2) Management Serverから終了させる方法

Management Serverから終了させる方法を次に示します。

  1. 運用管理ポータルで[論理サーバの起動/停止]アンカーをクリックします。
  2. [サーバビュー]タブの[論理Webサーバ]-[Webサーバ]-[<Webサーバ名>]をクリックします。
  3. [起動/停止]タブをクリックします。
  4. [強制停止]ボタンをクリックします。