クライアントトレース,サーバトレースのトレースファイルのサイズ,および面数の算出方法を次に示します。なお,この算出方法はトレースファイル出力の重要度がINFOの場合のものです。トレースファイル出力の重要度がERROR,またはWARNの場合は,初回起動時に5KB程度出力される以外にトレース出力はありません。また,例外発生時には,発生した例外に応じてトレース出力があります。
サービスのインタフェース,実行時オプションの設定,エンコーディング種別(SOAPエンコーディング,リテラルエンコーディング)に関係なく,1回のリクエストおよびレスポンスで次に示すトレース量が出力されます。
送受信しているSOAPメッセージの大きさや添付するファイル数によって出力されるトレース量が異なります。次に示す値を参考にして,トレースファイルのサイズおよび面数を算出してください。
表14-7 1回の送受信で出力されるトレース量の目安
送受信する内容 | トレース出力量 | |||
---|---|---|---|---|
SOAPヘッダの子要素数 | SOAPボディの子要素数 | 添付するファイル数 | クライアント側(単位:KB) | サーバ側(単位:KB) |
0 | 0 | 0 | 2.0 | 2.0 |
1 | 0 | 0 | 4.0 | 3.0 |
10 | 0 | 0 | 19.0 | 18.0 |
0 | 1 | 0 | 4.0 | 3.0 |
0 | 10 | 0 | 19.0 | 18.0 |
0 | 0 | 1 | 3.0 | 2.0 |
0 | 0 | 10 | 8.0 | 7.0 |
1 | 1 | 1 | 6.0 | 5.0 |
10 | 10 | 10 | 43.0 | 42.0 |