付録A.4 バージョン07-00から移行する場合の注意事項

バージョン07-00から移行する場合の注意事項を示します。

<この項の構成>
(1) 例外処理の実装について
(2) Webサーバの設定について

(1) 例外処理の実装について

例外処理の実装で,ユーザ定義例外を使用する場合,C4Faultで実装していたSOAP Faultの処理内容を,WSDL Faultおよびユーザ定義例外へ移行する必要があります。WSDL,スタブ,およびスケルトンを再生成してSOAPアプリケーションを移行してください。対応する例外クラスが生成されるだけでなく,サービスインタフェースやスタブに変更が加わります。

例外処理の実装で,継続してC4Faultを使用する場合,バージョン07-00で開発したSOAPアプリケーションは,そのまま実行できます。SOAPアプリケーションを変更する必要はありません。

(2) Webサーバの設定について

07-60から利用できるコネクションプーリングでは,コネクションのタイムアウトが発生すると,そのコネクションは切断および破棄されます。そのため,Webサーバ側のコネクションタイムアウトの時間を,共通定義ファイルの「c4web.common.connection_pool.timeout」で設定した時間の倍以上を設定し,Webサーバ側のタイムアウトによってコネクションが切断されることのないようにしてください。例えば,共通定義ファイルの「c4web.common.connection_pool.timeout」の設定が1,800(秒)の場合は,Webサーバ側のコネクションタイムアウトの設定を3,600(秒)以上に設定してください。なお,Webサーバ側のコネクションタイムアウトの設定方法については,「7.4.2(2) コネクションのタイムアウト」を参照してください。