35.5 OADプロパティ

C++言語に対応するBorland Enterprise Server VisiBrokerのOADのプロパティを次の表に示します。

表35-4 認定可能なOADプロパティ(C++)

プロパティデフォルト説明
vbroker.oad.spawnTimeOut20このプロパティは,OADが実行形式ファイルを生成したあと,オブジェクトからコールバックが何秒間来なければ対象オブジェクトを起動するかを指定します。
vbroker.oad.verbosefalseOADがオペレーションの詳細情報を出力できるようにします。
vbroker.oad.readOnlyfalsetrueを設定すると,OADインプリメンテーションの登録,登録解除,および変更ができなくなります。
vbroker.oad.iorFileoadj.iorOADの文字列化IORのファイル名を指定します。
vbroker.oad.quoteSpacesfalseコマンドを引用するかどうかを指定します。
vbroker.oad.killOnUnregisterfalse生成したサーバの登録を解除した場合に,それらをkillするかどうかを指定します。
vbroker.oad.verifyRegistrationfalseオブジェクトの登録を確認するかどうかを指定します。

プロパティファイルにオーバーライドできないBorland Enterprise Server VisiBrokerのORBプロパティを次の表に示します。なお,このプロパティは,環境変数またはコマンドラインでオーバーライドできます。

表35-5 プロパティファイルにオーバーライドできないOADプロパティ(C++)

プロパティデフォルト説明
vbroker.oad.implNameimpl_repインプリメンテーションリポジトリのファイル名を指定します。
vbroker.oad.implPathnullインプリメンテーションリポジトリを格納するディレクトリを指定します。
vbroker.oad.pathnullOADのディレクトリを指定します。
vbroker.oad.systemRootnullルートディレクトリを指定します。
vbroker.oad.windirnullWindowsディレクトリを指定します。