6.17.5 高速化定義ファイルに関する注意事項

表6-33 高速パース機能に関する注意事項(高速化定義ファイル)

項番注意事項
1高速化定義ファイルのプロパティキー(高速パース機能の対象となるXML文書名)には,高速パース機能の対象となるparseメソッドで処理するXML文書のURIを指定してください。
高速パース機能の対象となるparseメソッドの一覧は,「3.3.17 XML文書の解析(高速化定義ファイルを使用する場合)」の表3-5を参照してください。
高速パース機能の対象となるparseメソッド以外※1で処理するXML文書※2のURIを指定すると,そのXML文書をparseメソッド以外で処理したときの結果が不正になるおそれがあります。
2高速化定義ファイル内での名前空間の有効・無効の指定と,実際に解析を行うときのパーサに設定する名前空間の有効・無効の設定が一致しない場合,解析の実行結果が不正になるおそれがあります。
注※1
例えば,次のメソッドがあります。
・javax.xml.transform.Transformer#transformメソッド
・javax.xml.validation.SchemaFactory#newSchemaメソッド
・javax.xml.xpath.XPath#evaluateメソッド
注※2
スタイルシート,スキーマ文書またはXPath式の適用対象となるXML文書などを指します。