表6-13 XSLTCに関する注意事項(その他)
項番 | 注意事項 |
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1 | XSLTCを使った場合,デフォルトのエラーリスナーはエラー時に例外をスローします。 |
2 | ErrorListenerのwarningメソッドやerrorメソッドの実装が例外をスローしない場合,スタイルシート解析時にwarningやerrorが発生するとトランスレットの作成ができないため,変換ができません。 |
3 | エラーメッセージ中のエラーIDの前に,エラー原因となったファイルのファイル名と行番号が出力される場合があります。 |
4 | SAXTransformerFactoryクラスのnewTemplatesHandlerメソッドで作成したTemplatesHandlerオブジェクトをXMLReaderクラスのsetContentHandlerメソッドでパーサに登録して変換処理を行う場合,エラーのあるスタイルシートを処理してもエラーが出力されません。 |
5 | SAXTransformerFactoryを使って変換を行う場合,エラーリスナーの設定にかかわらず,スタイルシートのエラーがエラーリスナーに通知されません。 |
6 | XSLTCを使って変換を行う場合,一つのxsl:namespace-alias要素のstylesheet-prefix属性とresult-prefix属性の両方に"#default"を指定すると,NullPointerExceptionが発生します。 |
7 | XSLTCを使って変換を行う場合,インポート優先順位が異なる二つのテンプレートがname属性とmatch属性を持ち,name属性の値が同じであるとき,インポート優先順位が低い方のテンプレートが無視されます。 |
8 | XSLTCを使って変換を行う場合,スタイルシートとJAXPインタフェースの両方で出力プロパティのcdata-section-elements属性を設定すると,スタイルシート内で定義された値がJAXPインタフェースで設定された値によって上書きされます。 |
9 | XSLTCを使って変換を行う場合,DocumentFragmentから作ったDOMSourceを返すように実装したURIResolverを使用すると,正しい変換処理が行われません。 |
10 | 出力メソッドにHTML出力を指定した場合,xsl:element要素のname属性に"{name()}"または"{name( . )}"を指定すると,NullPointerExceptionが発生します。 |