4.3 LoginInfoManagerクラス

説明

J2EEサーバに設定したユーザとパスワードを使って,セキュリティ認証を実行します。

セキュリティ認証を実行するJ2EEサーバについて説明します。

JNDIラウンドロビン検索機能やCTM連携機能などを使った負荷分散構成の場合は,セキュリティ認証を実行できるJ2EEサーバが複数存在することになります。この場合,構成するJ2EEサーバすべてに同じユーザ,および同じロールの情報を設定した上で,セキュリティ認証用のJ2EEサーバを一つ決定してください。

各プロパティの詳細については,マニュアル「Cosminexus リファレンス 定義編」を参照してください。EJBクライアントアプリケーションでのセキュリティの実装方法については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」を参照してください。

LoginInfoManagerクラスのパッケージ名は,com.hitachi.software.ejb.security.base.authenticationです。

メソッド一覧
メソッド名機能
getLoginInfoManagerメソッドLoginInfoManagerオブジェクトを取得します。
loginメソッドJ2EEサーバにログインします。
logoutメソッドJ2EEサーバからログアウトします。
注意事項
LoginInfoManagerクラスのメソッドを使用する場合は次の点に注意してください。
  • LoginInfoManagerクラスのメソッドは,EJBクライアントアプリケーションから発行することを推奨しています。JSP,サーブレット,またはEJB内から発行した場合,RunAs機能によって設定した情報が,リクエスト単位で削除されます。
  • loginメソッドを発行してJ2EEサーバを呼び出したあとは,必ずlogoutメソッドを発行してください。
  • loginメソッドおよびlogoutメソッドを入れ子で発行しないでください。logoutメソッドを発行しないでloginメソッドを連続で発行すると,1回目のloginメソッドで指定した情報が2回目のloginメソッドによって上書きされます。
<この節の構成>
getLoginInfoManagerメソッド
loginメソッド
logoutメソッド