9.1.1 JSFを利用した開発

JSFは,Webアプリケーションのユーザインタフェースを開発するためのフレームワークです。MVCアーキテクチャのViewであるユーザインタフェースの構成要素,Swingが持つようなイベント処理とコンポーネントのレンダリング要素を部品として持っています。それらの部品をフォームに配置することでユーザインタフェースを作成できます。また,ControllerであるサーブレットでWebアプリケーションを管理する機能も持っています。

JSFを利用し,MyEclipseでJ2EEアプリケーションを開発する場合の流れを次に示します。

  1. プロジェクトの作成
    JSFを利用する新規のWebプロジェクトを作成します。
  2. メッセージバンドルの作成
    J2EEアプリケーションで使用するメッセージバンドル(メッセージとその関連キーを格納するプロパティファイル)を作成します。
  3. マネージドBeanの作成
    JSPページにユーザが入力したデータを格納したり,JSPページから要求された処理を実行したりするマネージドBeanを作成します。
  4. JSPページの作成
    J2EEアプリケーションのJSPページを作成します。
  5. J2EEアプリケーションの実行
    JSFを利用したJ2EEアプリケーションをデプロイして実行します。

JSFを利用したJ2EEアプリケーション開発方法については,MyEclipseのオンラインヘルプを参照してください。