10.1.12 MyEclipseでJ2EEアプリケーションを開発する場合

MyEclipseでJ2EEアプリケーションを開発する場合は,JSP事前コンパイル時に出力されたJavaソースファイルをMyEclipseのワークスペースに反映する必要があります。また,MyEclipseでは,JSP事前コンパイル時に出力されたJavaソースファイルを利用して,JSPファイルをデバッグできます。

ここではMyEclipseのワークスペースにJavaソースファイルを反映する手順,JSPファイルをデバッグする手順を説明します。

<この項の構成>
(1) MyEclipseのワークスペースにJavaソースファイルを反映する
(2) Javaソースファイルを利用してJSPファイルをデバッグする

(1) MyEclipseのワークスペースにJavaソースファイルを反映する

JSP事前コンパイル時に出力されたJavaソースファイルをMyEclipseのワークスペースに反映する必要があります。次の操作をして,MyEclipseのワークスペースに出力されたJavaソースファイルを反映してください。

  1. [パッケージ・エクスプローラー]ビューで,JSP事前コンパイルをしたWebプロジェクトを選択します。
  2. コンテキストメニューから[更新]を選択します。
    MyEclipseのワークスペースにJavaソースファイルが反映されます。

(2) Javaソースファイルを利用してJSPファイルをデバッグする

MyEclipseでは,JSP事前コンパイル時に出力されたJavaソースファイルを利用してJSPファイルをデバッグできます。次の手順に従って,デバッグしてください。

  1. Webプロジェクトに次のディレクトリを作成してください。
    <Webルート・フォルダ>¥WEB-INF¥cosminexus_jsp_work¥org¥apache¥jsp
  2. JSP事前コンパイル時に出力されたJavaソースファイルを「<Webルート・フォルダ>¥WEB-INF¥cosminexus_jsp_work¥org¥apache¥jsp」に移動します。
  3. [パッケージ・エクスプローラー]ビューからJavaソースファイルを開いて,ブレークポイントを設定します。
  4. [サーバー]ビューのツールバーから[[図データ](デバッグ・モードで開始)]を選択して,Cosminexusサーバを開始します。
    J2EEアプリケーションを実行してブレークポイントに達すると,[デバッグ]パースペクティブが表示されます。J2EEサーバの開始については「7.3 J2EEサーバの開始および停止」を参照ください。
  5. エディタに表示される[ソース・ルックアップ・パスの編集]ボタンをクリックします。
    [ソース・ルックアップ・パスの編集]ダイアログが表示されます。
  6. [追加]ボタンをクリックします。
    [ソースの追加]ダイアログが表示されます。
  7. [ソースの追加]ダイアログの一覧から[ワークスペース・フォルダー]を選択して,[OK]ボタンをクリックします。
    [フォルダの選択]ダイアログが表示されます。
  8. 「<Webルート・フォルダ>¥WEB-INF¥cosminexus_jsp_work」を指定して,[OK]ボタンをクリックします。
  9. [ソース・ルックアップ・パスの編集]ダイアログに指定したパスが反映されていることを確認して,[OK]ボタンをクリックします。
    デバッグが実行されます。[デバッグ]パースペクティブでブレークポイントを設定したソースがエディタに表示されて,処理が中断します。
    注意
    ソース・ルックアップ・パスの設定は,J2EEサーバのデバッグ起動中の間だけ有効です。J2EEサーバを停止すると,ソース・ルックアップ・パスの設定は失われます。