4.6.3 application.xml編集時の注意事項

ここでは,application.xml編集時の注意事項を説明します。

<この項の構成>
(1) <display-name>タグの設定
(2) <module>タグのid属性の設定
(3) <ejb>タグの設定
(4) <web-uri>タグの設定
(5) <context-root>タグの設定
(6) DD作成時の注意事項

(1) <display-name>タグの設定

エンタープライズアプリケーションプロジェクトの作成時に,[新規プロジェクト]ダイアログの[エンタープライズ Java プロジェクトの作成]ページで指定した[プロジェクト名]が入ります。

値を指定しないとCosminexusコネクタでのデプロイ,およびリデプロイ時にエラーが発生するので,必ず値を指定してください。また,デプロイ後に変更すると,J2EEサーバ上のJ2EEアプリケーションの入れ替え,およびアンデプロイが適切に実行されません。

また,<display-name>タグの設定値は,作業ディレクトリ中のディレクトリ名として使用されます。作業ディレクトリのパス長がOSの上限に達しないように<display-name>タグを指定してください。作業ディレクトリのパス長の見積もりについては,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。

(2) <module>タグのid属性の設定

<module>タグのid属性には,MyEclipseで使用する値が自動で設定されます。変更または削除すると誤動作する場合があるので,設定を変更しないでください。

(3) <ejb>タグの設定

<module>タグ内の<ejb>タグには,エンタープライズアプリケーションプロジェクトに組み込まれているEJBプロジェクトの<プロジェクト名>.jarが設定されます。変更すると誤動作するおそれがあるので,注意してください。

(4) <web-uri>タグの設定

<module>タグ内にある,<web>タグ下の<web-uri>タグには,エンタープライズアプリケーションプロジェクトに組み込まれているWebプロジェクトの<プロジェクト名>.warが設定されます。変更すると誤動作するおそれがあるので,注意してください。

(5) <context-root>タグの設定

<context-root>タグにはコンテキストルートが設定されます。コンテキストルートは,エンタープライズアプリケーションプロジェクトの作成時に,[新規プロジェクト]ダイアログの[Webプロジェクト・モジュールの定義]ページで指定します。コンテキストルートの変更については,「4.4.3 エンタープライズアプリケーションプロジェクトのモジュールの変更手順」を参照してください。

また,<context-root>タグの設定値は,作業ディレクトリ中のディレクトリ名として使用されます。作業ディレクトリのパス長がOSの上限に達しないように<context-root>タグを指定してください。作業ディレクトリのパス長の見積もりについては,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。

(6) DD作成時の注意事項

各プロジェクトのDDではProcessing Instruction,XInclusion,および名前空間接頭辞を記述できません。記述しても,値が正しく読み込まれません。