10.1.2 JSP事前コンパイルの対象ファイルと出力ファイル

JSP事前コンパイルを実行すると,JSPファイルからクラスファイルが生成されます。ここでは,JSP事前コンパイルを実行できるJSPファイルの条件と,JSP事前コンパイル時に生成される出力ファイルについて説明します。

<この項の構成>
(1) JSP事前コンパイルの対象ファイル
(2) JSP事前コンパイルで出力されるファイル

(1) JSP事前コンパイルの対象ファイル

次の条件に当てはまるJSPファイルは,JSP事前コンパイルを実行できます。

注※1
JSPファイルとみなされる条件を次に示します。詳細については,JSP仕様を参照してください。
  • 拡張子が「.jsp」のファイル
  • 拡張子が「.jspx」のファイル(JSP2.0以降の場合)
  • DDの<jsp-file>タグに指定されたファイル
  • DDの<jsp-property-group><url-pattern>タグに合致するファイル(JSP2.0以降の場合)
注※2
タグファイルや静的インクルードされたファイルまたはTLDファイルを更新した場合,更新したファイルを参照するすべてのJSPファイルをコンパイルしてください。

(2) JSP事前コンパイルで出力されるファイル

JSP事前コンパイルを実施すると,JSPワークディレクトリが作成され,JSPファイルから生成されたクラスファイルがJSPワークディレクトリに出力されます。ただし,JSP事前コンパイルの対象となるJSPファイルが存在しない場合は,JSPワークディレクトリは作成されません。

JSP事前コンパイルの実行時に出力されるファイルを次に示します。

JSP事前コンパイル機能を実行したWebアプリケーション内のWEB-INFディレクトリに生成されます。