J2EEアプリケーションからほかのJ2EEアプリケーションに含まれるEnterprise Beanや,ほかのサーバ上で動作するEnterprise Beanを呼び出す場合には,呼び出し側にRMI-IIOPスタブを用意する必要があります。RMI-IIOPスタブを用意する方法は,次の3とおりです。
ejbserver.deploy.stub.generation.scope=app
ejbserver.DynamicStubLoading.Enabled=true
RMI-IIOPスタブが自動的に作成,取得される場合,および手動で取得する場合の,呼び出し先サーバと呼び出し元サーバのJ2EEアプリケーションのディレクトリ構成を示します。
デプロイ時にRMI-IIOPスタブが自動的に作成される場合,または実行時にRMI-IIOPスタブが自動的にダウンロードされる場合の,呼び出し先のEnterprise Beanを含むJ2EEアプリケーションの構成を次に示します。
表9-6 自動で作成,取得する場合のJ2EEアプリケーションの構成(呼び出し先)
ディレクトリ名またはファイル名 | 説明 |
---|---|
/ | アーカイブ内のルートディレクトリです。 |
myejb.jar | 呼び出し先のEnterprise Beanを含むEJB-JARファイルです。 |
/META-INF/ | 管理情報を格納するディレクトリです。jarコマンドによって自動的に作成されます。 |
application.xml | J2EE仕様で規定されたDDです。 |
デプロイ時にRMI-IIOPスタブが自動的に作成される場合,または実行時にRMI-IIOPスタブが自動的にダウンロードされる場合の,呼び出し元のサーブレットを含むJ2EEアプリケーションの構成を次に示します。
表9-7 自動で作成,取得する場合のJ2EEアプリケーションの構成(呼び出し元)
ディレクトリ名またはファイル名 | 説明 |
---|---|
/ | アーカイブ内のルートディレクトリです。 |
myapp.war | 呼び出し元のサーブレットが含まれるWebアプリケーションです。WARファイル内のディレクトリ構成例を示します。
|
/META-INF/ | 管理情報を格納するディレクトリです。jarコマンドによって自動的に作成されます。 |
application.xml | J2EE仕様で規定されたDDです。 |
手動でスタブクラスを取得して,呼び出し元のJ2EEアプリケーションに含ませる場合の,J2EEアプリケーションのディレクトリ構成を示します。呼び出し先のJ2EEアプリケーションの構成は,「(1) RMI-IIOPスタブが自動的に作成,取得される場合のJ2EEアプリケーションのディレクトリ構成」で示す呼び出し先の構成と同じです。
表9-8 手動で含ませる場合のJ2EEアプリケーションの構成(呼び出し元)
ディレクトリ名またはファイル名 | 説明 |
---|---|
/ | アーカイブ内のルートディレクトリです。 |
myapp.war | 呼び出し元のサーブレットが含まれるWebアプリケーションです。WARファイル内のディレクトリ構成例を示します。
|
/META-INF/ | 管理情報を格納するディレクトリです。jarコマンドによって自動的に作成されます。 |
application.xml | J2EE仕様で規定されたDDです。 |