インポートしたリソースアダプタをJ2EEアプリケーションで使用するためには,リソースアダプタのプロパティを設定する必要があります。リソースアダプタのプロパティ設定には,Server Plug-inを使用します。
- 注意
- リソースアダプタのプロパティを編集する前に,必ずJ2EEアプリケーションを停止してください。
- 参考
- リソースアダプタのプロパティ設定は,[Cosminexus Server Plug-in]パースペクティブの[サーバー・エクスプローラー]ビューを使用します。[サーバー・エクスプローラー]ビューが表示されていない場合は,次の手順で表示させてください。
- Eclipseのメニューから[ウィンドウ]-[ビューの表示]-[その他]を選択します。
[ビューの表示]ダイアログが表示されます。
- [Cosminexus Server Plug-in]-[サーバー・エクスプローラー]を選択して,[OK]ボタンをクリックします。
[サーバー・エクスプローラー]ビューが表示されます。
![[図データ]](figure/zu080600.gif)
-
次の手順でリソースアダプタのプロパティを設定してください。
- [サーバー・エクスプローラー]ビューの[<Management Serverリモート管理機能のホスト>(接続済)]-[DefaultDomain]-[<J2EEサーバのホスト>]-[<J2EEサーバ名>]-[J2EEアプリケーション]-[<リソースアダプタを含むJ2EEアプリケーションの表示名>]-[<インポートしたリソースアダプタの表示名>]を選択して,コンテキストメニューから[プロパティー]を選択します。
[Connector 属性]エディタが表示されます。
![[図データ]](figure/zu080700.gif)
- [<インポートしたリソースアダプタの表示名>]-[リソースアダプター]-[アウトバウンド・リソース・アダプター]-[コネクション定義]-[<コネクション定義識別子>]を選択します。
- 設定するプロパティを,[<コネクション定義識別子>]-[コンフィグレーション・プロパティー]下から選択して,[コンフィグレーション・プロパティーの値]テキストボックスに設定を記述します。
設定する項目と設定例を次に示します。
項目名 | 設定内容 |
---|
networkProtocol | Cosminexus DABroker Libraryとの接続種別を設定します。ここでは,「lib」を指定します。 |
databaseName | 接続するデータベースの種別を設定します。ここでは,組み込みデータベースに接続するため,「HIRDB」を指定します。 |
description | 組み込みデータベースのポート番号を指定します。「付録B.3(1) 組み込みデータベースの構築手順」で設定したポート番号「22200」を指定します。 |
DBHostName | 接続する組み込みデータベースのホスト名を設定します。接続先がローカルホストの場合は,「localhost」を指定します。 |
- [<コネクション定義識別子>]-[コネクター・ランタイム]-[プロパティー]を選択して,次の項目を入力します。
項目名 | 設定例 |
---|
ユーザー名 | USER1※1 |
パスワード | PSWD※1 |
コネクション・プールの最小値※2 | 1 |
コネクション・プールの最大値※2 | 8 |
- 注※1
- 「付録B.3(1) 組み込みデータベースの構築手順」で設定したユーザ名とパスワードを入力してください。
- 注※2
- リソースアダプタの開始時にコネクションプールの最小値および最大値を指定していない場合は,メッセージ(KDJE49513-W)が[コンソール]ビューに出力されます。
- 設定終了後,Eclipseのメニューから[ファイル]-[保管]を選択します。
プロパティに設定した内容が保管されます。
- [サーバー・エクスプローラー]ビューの[<Management Serverリモート管理機能のホスト>(接続済)]-[DefaultDomain]-[<J2EEサーバのホスト>]-[<J2EEサーバ名>]-[J2EEアプリケーション]-[<リソースアダプタを含むJ2EEアプリケーションの表示名>]-[<インポートしたリソースアダプタの表示名>]を選択して,コンテキストメニューから[接続テスト]を選択します。
接続できるかどうか確認します。接続できない場合は,手順2からやり直してください。
- J2EEアプリケーションをデプロイしたあとに編集した場合は,MyEclipseからJ2EEアプリケーションを開始します。
MyEclipseからのJ2EEアプリケーションの開始は,プロジェクトの入れ替え機能を使用します。
MyEclipseを使用した入れ替えの手順については,「7.5 プロジェクトの入れ替え」を参照してください。MyEclipseのリデプロイでは,プロジェクトの入れ替えおよびJ2EEアプリケーションの開始を実施します。