4.2.2 EJBプロジェクト作成時の注意事項

ここでは,EJBプロジェクト作成時の注意事項について説明します。

<この項の構成>
(1) EJBプロジェクト名の注意事項
(2) 別のEJB-JARファイルに含まれるクラスを参照する場合の注意事項
(3) アノテーション有効時のEJB-JARファイルの作成について
(4) J2EE Application Clientのデプロイと実行について

(1) EJBプロジェクト名の注意事項

EJBプロジェクト名は,作業ディレクトリ中のディレクトリ名として使用されます。作業ディレクトリのパス長がOSの上限に達しないようにEJBプロジェクト名を指定してください。作業ディレクトリのパス長の見積もりについては,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。

(2) 別のEJB-JARファイルに含まれるクラスを参照する場合の注意事項

EJB-JARファイルに含まれているコンポーネントインタフェースのメソッドのリターン値または引数に,別のEJB-JARファイルに定義してあるクラスを指定した場合,指定したクラスはEJB-JARファイル内に含めるようにしてください。含めない場合,EJB-JARファイルに関して,属性ファイルでの設定変更ができません。

(3) アノテーション有効時のEJB-JARファイルの作成について

アノテーションが有効となる(DDなし,またはEJB 2.1のDDを使用)EJB-JARファイルを作成する場合,EJB-JARファイルに含まれるクラスのフィールド,およびメソッドのリターン値や引数として使用するユーザ定義のクラスは,インポートする単位に含めるようにしてください。EARとしてインポートする場合はEARの中に,EJB-JARとしてインポートする場合はEJB-JARの中にクラス(またはインターフェース)定義が含まれる必要があります。含まれない場合は,インポート時にエラーが発生します。

(4) J2EE Application Clientのデプロイと実行について

J2EE Application Clientをデプロイし,実行する機能はサポートしていません。代わりにEJBクライアントアプリケーションを使用してください。なお,EARファイルにApplication ClientのJARファイルを含めて,application.xmlに指定している場合は,該当するJARファイルおよびDDの指定を削除してからインポートしてください。