カスタムセットアップでは,次の内容を指定して,環境を構築できます。
- EclipseおよびMyEclipseのインストールディレクトリ
- J2EEサーバのポート番号
- 組み込みデータベース構築ディレクトリ(設定ファイルおよびRDエリアのファイル用ディレクトリ)
ここでは,カスタムセットアップを実行する場合の手順を説明します。
- 注意
- インスタントセットアップ機能の実行中の注意事項については,「2.3.3 標準セットアップ」の注意事項を参照してください。
- スタートメニューから,[プログラム]-[Cosminexus]-[Application Development Plug-in]-[開発環境インスタントセットアップ]を選択します。
インスタントセットアップ機能が起動して,[開発環境インスタントセットアップ]ダイアログの[操作の選択]ページが表示されます。
![[図データ]](figure/zu021000.gif)
- 参考
- 起動オプションを使用して,インスタントセットアップ機能を起動したい場合は,「2.3.3 標準セットアップ」の参考事項を参照してください。
- [セットアップ]を選択して,[次へ]ボタンをクリックします。
[セットアップの種類の選択]ページが表示されます。
![[図データ]](figure/zu021600.gif)
- [カスタム]を選択して,[次へ]ボタンをクリックします。
[EclipseとMyEclipseのセットアップ]ページが表示されます。
- EclipseおよびMyEclipseのインストールディレクトリと,アーカイブファイルを設定します。
![[図データ]](figure/zu021200.gif)
設定が必須な項目を次に示します。
項目名 | 設定値 |
---|
アーカイブファイルの指定 | Eclipse | [参照]ボタンからEclipse SDKまたはEclipse Platformのアーカイブファイルを指定します。 |
Java Development Tools※ | Java Development Toolsのアーカイブファイルを指定します。 なお,Eclipse SDKを指定した場合は,指定しません。 |
MyEclipse※ | MyEclipseのアーカイブファイルを指定します。 |
- 注※
- Eclipseのアーカイブファイルを指定すると,[プラグイン]列に項目名が表示されます。なお,各アーカイブファイルがすでに指定してあるアーカイブファイルと同じディレクトリに格納してある場合は,[アーカイブファイル]列も自動で設定されます。
必要に応じて設定する項目を次に示します。
項目名 | 設定値 |
---|
Eclipseのインストールディレクトリ | Eclipseのインストールディレクトリを50文字以内で指定します。なお,文字列は全角,半角どちらでもかまいません。 デフォルトの設定から変更したい場合は,[参照]ボタンをクリックして,[フォルダの参照]ダイアログから指定してください。 |
MyEclipseのインストールディレクトリ | MyEclipseのインストールディレクトリを50文字以内で指定します。なお,文字列は全角,半角どちらでもかまいません。 デフォルトの設定から変更したい場合は,[参照]ボタンをクリックして,[フォルダの参照]ダイアログから指定してください。 |
アーカイブファイルの指定 | Eclipseランゲージパック※ | Eclipseランゲージパックのアーカイブファイルを指定します。必要に応じて設定してください。 なお,サンプルプログラム(Bank)を実行する場合は,必ず設定してください。 |
Java Development Toolsランゲージパック※ | Java Development Toolsランゲージパックのアーカイブファイルを指定します。必要に応じて設定してください。 なお,サンプルプログラム(Bank)を実行する場合は,必ず設定してください。 |
- 注※
- Eclipseのアーカイブファイルを指定すると,[プラグイン]列に項目名が表示されます。なお,各アーカイブファイルがすでに指定してあるアーカイブファイルと同じディレクトリに格納してある場合は,[アーカイブファイル]列も自動で設定されます。
- 注
- [アーカイブファイルの指定]テーブルで指定したアーカイブファイルは,削除またはリネームしないでください。
すべての項目を指定した場合は,次の図のようになります。
![[図データ]](figure/zu021300.gif)
- [次へ]ボタンをクリックします。
[サーバのセットアップ]ページが表示されます。
![[図データ]](figure/zu021700.gif)
- J2EEサーバで使用するポート番号を設定します。
[∧]および[∨]ボタン,[↑]および[↓]キー,または直接数値を入力して設定してください。
項目名 | 設定値 |
---|
デバッグ接続のためのポート番号 | J2EEサーバにデバッグ接続するために使用するポート番号を半角数字で設定します。 設定できる範囲は0~65535です。 |
HTTPのポート番号 | J2EEサーバが利用するHTTPのポート番号を半角数字で設定します。 設定できる範囲は1~65535です。 |
簡易Webサーバのポート番号 | J2EEサーバが利用する簡易Webサーバのポート番号を半角数字で設定します。 設定できる範囲は1~65535です。 |
RMIレジストリのポート番号 | J2EEサーバが利用するRMIレジストリのポート番号を半角数字で設定します。 設定できる範囲は1~65535です。 |
ネーミングサービスのポート番号 | J2EEサーバがネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスのポート番号を半角数字で設定します。 設定できる範囲は1~65535です。 |
- [次へ]ボタンをクリックします。
[組み込みデータベースのセットアップ]ページが表示されます。
![[図データ]](figure/zu021800.gif)
- 必要に応じて,[組み込みデータベース構築ディレクトリ]を設定します。
組み込みデータベースの設定ファイルおよびRDエリアのファイルを格納するディレクトリを43バイト以内で指定します。ただし,半角文字で指定してください。
デフォルトの設定(<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥ADP¥DB¥)から変更したい場合は,[参照]ボタンから格納するディレクトリを指定できます。
- 注意
- [組み込みデータベース構築ディレクトリ]には,次のディレクトリは指定できません。
- ・ドライブ直下(C:¥など)
- ・パスに日本語(半角かたかなを含む)などのマルチバイト文字を含むディレクトリ
- [次へ]ボタンをクリックします。
[セットアップの確認]ページが表示されます。
![[図データ]](figure/zu021400.gif)
- 設定値を確認します。
[セットアップの内容]エリアにセットアップされる内容が表示されるので,設定値を確認してください。カスタムセットアップで指定しなかった設定値については,「2.3.2 セットアップする環境の設定内容」を参照してください。
- [実行]ボタンをクリックします。
[進行状況]ページが表示されます。
セットアップが終了すると,[セットアップの完了]ページが表示されます。
![[図データ]](figure/zu021500.gif)
- [終了]ボタンをクリックします。
[開発環境インスタントセットアップ]ダイアログが閉じます。
[開発環境インスタントセットアップ]ダイアログ終了後にMyEclipseを起動させたい場合は,[ウィザードを終了後にMyEclipseを起動する]をチェックしてから,[終了]ボタンをクリックしてください。
- 参考
- エラーが発生した場合の対処,セットアップ後の各サーバの状態,MyEclipseの起動方法については,「2.3.3 標準セットアップ」の参考事項を参照してください。