ここでは,データベースの構築・削除時にエラーファイルに出力されるメッセージについて示します。ここに示した以外のデータベースのエラーメッセージについてはマニュアル「HiRDB メッセージ」を参照してください。
メッセージは次の形式で出力されます。
- KFPXnnnnn-E
- KFPX
メッセージプリフィックスIDを表します。この内容は固定です。
- nnnnn
メッセージ番号です。
- E
メッセージインジケータ(エラーレベル)です。
E:エラーメッセージ(Error)
出力されるメッセージのエラーファイルの格納先を,次に示します。
- データベースの構築時
- <Cosminexusのインストールディレクトリ>¥DB¥PDISTUP¥spool¥pdi_err.txt
- データベースの削除時
- <Cosminexusのインストールディレクトリ>¥DB¥PDISTUP¥spool¥pdirst_err.txt
KFPX29601-E
Invalid value in aa....aa option
- 説明
- aa....aaオプションの指定値が不正です。
- 対処
- オプションの指定値を見直してください。
KFPX29602-E
Invalid option specified, option name=aa....aa
- 説明
- 指定できないオプションaa....aaを指定しています。
- 対処
- オプションを見直してください。
KFPX29603-E
Specified directory aa....aa not HiRDB directory
- 説明
- 指定されたディレクトリaa....aaは,HiRDB運用ディレクトリではありません。
- ディレクトリ名が126バイトを超える場合,超える分は切り捨てて先頭126バイトに続いて二つの半角ピリオド(..)を付けて表示します。
- 対処
- ディレクトリを見直してください。
KFPX29604-E
Command argument “hirdb_directory” must be specified
- 説明
- HiRDB運用ディレクトリが指定されていません。
- 対処
- HiRDB運用ディレクトリを指定してください。
KFPX29605-E
Specified port_no already used,port_no=aa....aa
- 説明
- ポート番号aa....aaが重複しています。
- 対処
- ポート番号を見直してください。
KFPX29606-E
Specified Error found in system definition input file, file=aa....aa, line=bb....bb
- 説明
- システム定義入力ファイルaa....aaのエラー行bb....bbに誤りがあります。
- ファイル名称が126バイトを超える場合,超える分は切り捨てて先頭126バイトに続いて二つの半角ピリオド(..)を付けて表示します。
- エラー行が30バイトを超える場合,超える分は切り捨てて先頭30バイトに続いて二つの半角ピリオド(..)を付けて表示します。
- 対処
- システム定義入力ファイルのエラー行を見直してください。
KFPX29607-E
File not found, file_name=aa....aa
- 説明
- 次のどれかのファイルaa....aaが存在しません。
- システム定義入力ファイル
- 初期値ファイル
- HiRDBサーバ用OS環境変数設定ファイル
- ファイル名称が126バイトを超える場合,超える分は切り捨てて先頭126バイトに続いて二つの半角ピリオド(..)を付けて表示します。
- 対処
- ファイルが存在するか見直してください。
- HiRDBサーバ用OS環境変数設定ファイルの場合,OS登録コマンドを実行する必要があります。実行しているか確認してください。
KFPX29608-E
File open failed, file_name=aa....aa
- 説明
- 次のどれかのファイルaa....aaのオープンに失敗しました。
- システム定義入力ファイル
- 初期値ファイル
- HiRDBサーバ用OS環境変数設定ファイル
- テーブル定義ファイル
- 運用管理スクリプトファイル
- ファイル名称が126バイトを超える場合,超える分は切り捨てて先頭126バイトに続いて二つの半角ピリオド(..)を付けて表示します。
- 対処
- ファイルがオープンできる状態にあるか見直してください。
KFPX29609-E
File create failed, file_name=aa....aa
- 説明
- 次のどれかのファイルaa....aaの生成に失敗しました。
- システム定義ファイル
- HiRDB環境構築用シェル(バッチ)/制御文ファイル
- セットアップ処理取り消し用シェル(バッチ)ファイル
- ファイル名称が126バイトを超える場合,超える分は切り捨てて先頭126バイトに続いて二つの半角ピリオド(..)を付けて表示します。
- 対処
- ファイルが作成できる状態にあるか見直してください。
KFPX29610-E
File read failed, file_name=aa....aa
- 説明
- システム定義入力ファイルaa....aaの読み込みに失敗しました。
- ファイル名称が126バイトを超える場合,超える分は切り捨てて先頭126バイトに続いて二つの半角ピリオド(..)を付けて表示します。
- 対処
- ファイルが読み込める状態にあるか見直してください。
KFPX29611-E
Directory create failed, directory_name=aa....aa
- 説明
- 次のどれかのディレクトリaa....aaの作成に失敗しました。
- HiRDBファイルシステム領域作成用ディレクトリ
- 運用管理スクリプト作成先ディレクトリ($PDDIR/conf/emb)
- アンロードログファイル出力先ディレクトリ
- ディレクトリ名称が126バイトを超える場合,超える分は切り捨てて先頭126バイトに続いて二つの半角ピリオド(..)を付けて表示します。
- 対処
- ディレクトリが作成できる状態であるか見直してください。
KFPX29612-E
Insufficient disk capacity for rdarea
- 説明
- RDエリア用HiRDBファイルシステム領域用のディスクの空き領域が不足しています。
- 対処
- RDエリアの容量,またはディスクとの空き領域を見直してください。
KFPX29613-E
Insufficient disk capacity for system_file_A
- 説明
- システムファイルA用HiRDBファイルシステム領域用のディスクの空き領域が不足しています。
- 対処
- システムファイルの容量,またはディスクの空き領域を見直してください。
KFPX29614-E
Insufficient disk capacity for system_file_B
- 説明
- システムファイルB用HiRDBファイルシステム領域用のディスクの空き領域が不足しています。
- 対処
- システムファイルの容量,またはディスクの空き領域を見直してください。
KFPX29615-E
Insufficient disk capacity for drive: aa....aa
- 説明
- -rオプションで指定したHiRDBファイルシステム領域用aa....aaの空き領域が不足しています。
- aa....aa:Windows版の場合:ドライブ名
- UNIX版の場合:スペシャルファイル名
- ドライブ名またはスペシャルファイル名が126バイトを超える場合,超える分は切り捨てて先頭126バイトに続いて二つの半角ピリオド(..)を付けて表示します。
- 対処
- HiRDBファイルシステム領域の容量,またはディスクの空き領域を見直してください。
KFPX29616-E
Errors occurred in creation of HiRDB file system area: aa....aa
- 説明
- HiRDBファイルシステム領域の作成でエラーが発生しました。
- aa....aa:エラーの発生した運用コマンドまたはユティリティのメッセージ
- メッセージが126バイトを超える場合,超える分は切り捨てて先頭126バイトに続いて二つの半角ピリオド(..)を付けて表示します。
- 対処
- HiRDBのエラーメッセージを調査してください。
KFPX29617-E
Errors occurred in initialization of system file: aa....aa
- 説明
- システムファイルの初期設定でエラーが発生しました。
- aa....aa:エラーの発生した運用コマンドまたはユティリティのメッセージ
- メッセージが126バイトを超える場合,超える分は切り捨てて先頭126バイトに続いて二つの半角ピリオド(..)を付けて表示します。
- 対処
- HiRDBのエラーメッセージを調査してください。
KFPX29618-E
Errors occurred in initialization of database: aa....aa
- 説明
- HiRDBの起動またはデータベースの初期設定でエラーが発生しました。
- aa....aa:エラーの発生した運用コマンドまたはユティリティのメッセージ
- メッセージが126バイトを超える場合,超える分は切り捨てて先頭126バイトに続いて二つの半角ピリオド(..)を付けて表示します。
- 対処
- HiRDBのエラーメッセージを調査してください。
KFPX29619-E
Errors occurred in creation of database schema: aa....aa
- 説明
- ユーザデータベースの作成でエラーが発生しました。
- aa....aa:エラーの発生した運用コマンドまたはユティリティのメッセージ
- メッセージが126バイトを超える場合,超える分は切り捨てて先頭126バイトに続いて二つの半角ピリオド(..)を付けて表示します。
- 対処
- HiRDBのエラーメッセージを調査してください。
KFPX29620-E
Errors occurred in creation of temporary file , file=aa....aa
- 説明
- 一時ファイルaa....aaの作成に失敗しました。
- ファイル名称が126バイトを超える場合,超える分は切り捨てて先頭126バイトに続いて二つの半角ピリオド(..)を付けて表示します。
- 対処
- $PDDIR/pdistup/tmp下に一時ファイルaa....aaが作成できる状態になっているかを調査してください。
KFPX29621-E
Invalid file format, file=aa....aa
- 説明
- 次のどちらかのファイルaa....aaの書式が不正です。
- setup.ini(Windowsの場合)
- HiRDBサーバ用OS環境変数設定ファイル
- ファイル名称が126バイトを超える場合,超える分は切り捨てて先頭126バイトに続いて二つの半角ピリオド(..)を付けて表示します。
- 対処
- setup.iniの場合
HiRDB環境が壊れているおそれがあるため,インストールから実行し直してください。
- HiRDBサーバ用OS環境変数設定ファイルの場合
HiRDBサーバ用OS環境変数設定ファイルが壊れているおそれがあるため,OS登録コマンドから実行し直してください。
KFPX29622-E
Invalid specification of HiRDB file system area
- 説明
- システムBのディレクトリを指定したとき,初期値入力ファイルで,一つのファイルシステム領域にシステムファイルAおよびシステムファイルBの両方を指定しています。
- 対処
- 引数の指定値,または初期値入力ファイルの指定を見直してください。
KFPX29623-E
Invalid specification of user name in user table definition
- 説明
- テーブル定義ファイルに指定されているユーザ名の指定が不正です。
- 対処
- ユーザ名の指定を見直してください。
KFPX29624-E
HiRDB setup environment already exists
- 説明
- HiRDBのセットアップ環境がすでに存在します。
- 対処
- HiRDB運用ディレクトリの指定値を見直すか,アンセットアッパー(pdirst)でアンセットアップ後,再実行してください。
KFPX29625-E
Insufficient memory on PROCESS, code=aa....aa
- 説明
- メモリが不足しています。
- メモリが不足している処理の詳細コードaa....aaは次のとおりです。
- 01:引数解析処理
- 02:初期設定処理
- 03:システム定義入力ファイル読み込み処理
- 04:システム定義作成処理
- 05:データベース初期設定ファイル作成処理
- 06:取り消し用ファイル作成処理
- 対処
- 次のどれかの方法で,使用できるメモリを増やしてください。
- 同時実行しているプロセス数を減らす。
- スワップ領域を増やす。
- 実メモリを増設する。
KFPX29626-E
Internal error: creation of database information
- 説明
- 内部エラーです。データベース情報の作成処理でエラーが発生しました。
- 対処
- 保守員に連絡してください。
KFPX29627-E
Internal error: creation of temporary object
- 説明
- 内部エラーです。内部オブジェクトの作成処理でエラーが発生しました。
- 対処
- 保守員に連絡してください。
KFPX29628-E
Not specified "user" value for pd_ha operand in system definition
- 説明
- システム共通定義のpd_haオペランドに”use”が指定されていません。
- 対処
- システム定義入力ファイル(システム共通定義pdsys)の次の項目を見直してください。
- pd_haオペランドが指定されているか。
- pd_haオペランドに”use”が指定されているか。
KFPX29629-E
Number of aa....aa exceeds maximum
- 説明
- 次のどれかの指定値が指定できる最大数を超えています。
- 最大数を超えた指定値aa....aaは次のとおりです。
- values for -r option:-rオプション指定数
- HiRDB file system areas:HiRDBファイルシステム領域数
- RDAREAs:RDエリア数
- system log files:システムログファイル数
- synchronization point dump files:シンクポイントダンプファイル数
- status files:ステータスファイル数
- 対処
- 次の項目を見直してください。
- aa....aa:values for -r optionの場合
- -rオプションに129個以上のエイリアス名が定義されていないか。
- aa....aa:values for -r option以外の場合
- aa....aaで示された領域,またはファイルが初期値ファイル(pdi_s.ini)の定義で制限値を超えていないか。
KFPX29630-E
Invalid value in initial value definition file, section= aa....aa, entry= bb....bb
- 説明
- 初期値ファイルの指定値が不正であるか,必要なエントリが設定されていません。
- 指定値に不正があるセクションまたはエントリは次のとおりです。
- aa....aa:指定値に不正があるセクション名
- bb....bb:指定値に不正があるエントリ名
- 対処
- 不正があるセクションおよびエントリの指定値を見直し,再実行してください。