J2EEアプリケーションを呼び出すEJBクライアントアプリケーションを作成します。このとき,呼び出し先のJ2EEアプリケーションのRMI-IIOPインタフェースを任意のフォルダに取得する必要があります。
RMI-IIOPインタフェースの取得からJ2EEアプリケーションの実行までの仕組みを次の図に示します。ただし,Developerがサポートするのは,RMI-IIOPインタフェースの取得だけです。
図6-3 EJBクライアントアプリケーションでRMI-IIOPインタフェースを使用するときの仕組み
![[図データ]](figure/zu071500.gif)
実行の流れを次に示します。
- RMI-IIOPインタフェースとRMI-IIOPスタブの取得
RMI-IIOPインタフェースおよびRMI-IIOPスタブを任意のフォルダに取得します。
RMI-IIOPインタフェースの取得方法については,「6.5.1 Webアプリケーションから呼び出す場合」を参照してください。
- ビルドパスの設定
取得したRMI-IIOPインタフェースに,手動でビルドパスを設定します。ビルドパスを設定すると,EJBクライアントアプリケーションの開発でEnterprise Beanのクラスを参照できます。
- 参考
- EclipseでEJBクライアントアプリケーションを開発する場合は,任意のディレクトリに取得したRMI-IIOPインタフェースに,次の手順でビルドパスを設定します。
- [MyEclipse Java エンタープライズ開発]パースペクティブの[パッケージ・エクスプローラー]ビューでEJBクライアントアプリケーションの開発に使用しているプロジェクトを選択して,コンテキストメニューから[ビルド・パス]-[外部アーカイブの追加]を選択します。
[JARの選択]ダイアログが表示されます。
- [JARの選択]ダイアログで,RMI-IIOPインタフェースを取得したディレクトリを選択して,[開く]ボタンをクリックします。
選択したディレクトリの中身が表示されます。
- 「<整数の連番>.jar」および「stubs.jar」を選択して,[開く]ボタンをクリックします。
手順1で選択したプロジェクトから「<整数の連番>.jar」および「stubs.jar」へのビルドパスが設定されます。
- クラスパスの設定
取得したRMI-IIOPインタフェースおよびRMI-IIOPスタブに,手動でクラスパスを設定します。クラスパスを設定すると,EJBクライアントアプリケーションの実行でRMI-IIOPインタフェースおよびRMI-IIOPスタブを参照できます。
- EJBクライアントアプリケーションの実行
EJBクライアントアプリケーションを実行すると,RMI-IIOPを通じてJ2EEサーバ上のJ2EEアプリケーションが実行されます。J2EEアプリケーションのEnterprise BeanをEJBクライアントアプリケーション側で実行するために,RMI-IIOPインタフェースおよびRMI-IIOPスタブが参照されます。