6.1 業務処理プログラム作成の流れ

Enterprise Beanに業務処理を実装し,リモートインタフェースやローカルインタフェースを使用して業務処理を実行できます。また,ビジネスインタフェースを使用して,業務処理を実行することもできます。

Enterprise Beanクラスの作成や,業務処理およびインタフェースの実装には,Eclipseの標準機能を使用できます。ここでは,リモートホームインタフェース,およびリモートコンポーネントインタフェースを使用する場合を例に,業務処理プログラムの作成手順を示します。

リモートホームインタフェース,およびリモートコンポーネントインタフェースを使用する場合,業務処理プログラムは次に示す流れで作成します。

[図データ]

それぞれの手順の概要を説明します。

  1. パッケージの作成
    関連のあるクラスやインタフェースを管理するためのパッケージを作成します。
  2. Enterprise Beanクラスの作成
    作成したパッケージに実装クラスを作成します。このときに使用するEnterprise Beanの種類を,Session BeanまたはEntity Beanに指定します。
  3. 業務処理プログラムおよびインタフェースの実装
    作成したEnterprise Beanに業務処理を実装します。また,リモートインタフェースおよびホームインタフェースを作成し,必要な記述を追加します。

ほかのJ2EEアプリケーションを呼び出すWebアプリケーション,J2EEアプリケーション,およびEJBクライアントアプリケーションを開発する場合は,「6.5 RMI-IIOPインタフェースを利用したJ2EEアプリケーションの呼び出し」を参照してください。

また,アノテーションの記述方法については,「6.6 アノテーションの記述方法」を参照してください。

以降の節では,この流れに沿って業務処理プログラムの作成方法を説明します。