10.1.5 実行結果リストファイルの出力

cjjspcコマンドに-resultlistオプションを指定して実行すると,次に示すファイルを実行結果リストファイルに出力できます。

-resultlistオプションには,実行結果リストファイルの絶対パスまたはカレントディレクトリからの相対パスを指定します。実行結果リストファイルを出力する場合のcjjspcコマンドの指定形式を示します。

> cjjspc -resultlist <実行結果リストファイルのパス> -root <Webアプリケーションのルートディレクトリ>

実行結果リストファイル名に記述できる文字は,A~Z,a~z,0~9の半角英数字,「_」(半角のアンダースコア),および「.」(ピリオド)です。

実行結果リストファイルの出力形式を示します。

# Excluded JSP files.
<コンパイル対象外JSPファイルの一覧>
# Compiled JSP files.
<コンパイルに成功したJSPファイル>
# <コンパイルに失敗したJSPファイル>
           :

実行結果リストファイルには,コンパイル対象外のJSPファイルパスおよびコンパイルに成功したJSPファイルパスが出力され,コンパイルに失敗したJSPファイルパスはコメント行として出力されます。

実行結果リストファイルの出力例を示します。

# Excluded JSP files.
/jsp/title.jsp
/jsp/pieces/*.jsp
# Compiled JSP files.
/jsp/confirm.jsp
#/jsp/discorrect.jsp
#/jsp/fail.jsp
/jsp/index.jsp
/jsp/order.jsp
#/jsp/uncomfortable.jsp

この例では,次に示すファイルパスが出力されています。
コンパイル対象外のJSPファイルパス
  • /jsp/title.jsp
  • /jsp/pieces/*.jsp
コンパイルに成功したJSPファイルパス
  • /jsp/confirm.jsp
  • /jsp/index.jsp
  • /jsp/order.jsp
コンパイルに失敗したJSPファイルパス
  • /jsp/discorrect.jsp
  • /jsp/fail.jsp
  • /jsp/uncomfortable.jsp
    ポイント
    実行結果リストファイルとコンパイル対象外リストファイルの共有
    -resultlistオプションと-excludelistオプションに同じファイルを指定することで,一度コンパイルに成功したJSPファイルをコンパイル対象外ファイルに指定できます。また,コンパイルに失敗したJSPファイルがコンパイル不要な場合は,コンパイルに失敗したJSPファイルパスの行頭の「#」を削除することで,コンパイル対象外に指定できます。