2.4.1 Eclipseの設定

ここでは,Eclipse上でJDKの設定を確認する手順を示します。また,J2EEアプリケーションが持つローカル変数情報を出力する場合の設定手順を示します。

<この項の構成>
(1) JDKの確認
(2) ローカル変数情報の出力の設定

(1) JDKの確認

Eclipse上で開発するときに使用するJDKがCosminexusで提供されているJDKかどうかを確認します。確認手順を次に示します。

  1. Eclipseのメニューから[ウィンドウ]-[設定]を選択します。
    [設定]ダイアログが表示されます。
  2. 左ペインで[Java]-[インストール済みのJRE]を選択します。
    右ペインに[インストール済みのJRE]ページが表示されます。

    [図データ]

  3. [インストール済みのJRE]がCosminexusで提供されているJDKかどうかを確認します。
    [ロケーション]に次のパスが表示されているかどうかを確認します。
    <Cosminexusのインストールディレクトリ>¥jdk
    • パスが表示されていない場合
      [追加]ボタンをクリックして,上記のパスを設定します。パスの設定後,[名前]のチェックボックスにチェックします。
    • パスが表示されている場合
      [名前]のチェックボックスにチェックしているかどうかを確認します。チェックしていない場合はチェックしてください。
      特に,複数のJDKがインストールされている場合,<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥jdkにチェックしていないことがあります。チェックしていない場合は,チェックしてください。
  4. [OK]ボタンをクリックします。
    設定が保存されます。

(2) ローカル変数情報の出力の設定

Eclipseのコンパイラの設定によって,例外発生時にJ2EEアプリケーションが持つローカル変数の情報をスタックトレース上に出力できます。ローカル変数情報の出力については,マニュアル「Cosminexus システム運用ガイド」に記載されているスタックトレースの調査に関する説明を参照してください。

ローカル変数情報を出力する場合のコンパイラの設定手順を次に示します。

  1. Eclipseのメニューから[ウィンドウ]-[設定]を選択します。
    [設定]ダイアログが表示されます。
  2. 左ペインで[Java]-[コンパイラー]を選択します。
    [コンパイラー]ページが表示されます。

    [図データ]

    設定が必要な項目を次に示します。
    項目名設定値
    コンパイラー準拠レベル「5.0」を選択します。
    クラス・ファイル生成[生成されたクラス・ファイルに変数属性を追加(デバッガーによって使用される)]をチェックします。
    なお,それ以外の項目については必要に応じてチェックしてください。
    必要に応じて,次の項目を設定してください。
    項目名設定値
    デフォルトの準拠設定の使用必要に応じて,コンパイラに使用する設定を指定します。
    • チェックする
      [コンパイラー準拠レベル]で指定したレベルに沿った設定が適用されます。
    • チェックしない
      次の項目を手動で設定します。
      [生成された.classファイルの互換性]
      [ソースの互換性]
      [「assert」と呼ばれる識別子を許可しない]
      [「enum」と呼ばれる識別子を許可しない]
  3. [適用]ボタンまたは[OK]ボタンをクリックします。
    設定が保存されます。

プロジェクト単位で設定を変更する場合は,Eclipseのメニューの[プロジェクト]-[プロパティー]-[Javaコンパイラー]を選択することで,同様の設定ができます。