付録D.4 4000から4999までの内容コード


4001 CALL_IN_HOLD

障害内容
次の要因が考えられます。
  • 該当するEJBオブジェクトが提供するサービスが閉塞中です。
  • J2EEサーバが異常終了しました。
開発時の対策
[リトライ(閉塞解除できる場合)]
再度,EJBメソッドを呼び出してください。
[処理の終了]
内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,CTMの処理を終了してください。
運用時の対策
該当するEJBオブジェクトが提供するサービスが閉塞中の場合は,それらのサービスを閉塞解除してから,再度,EJBメソッドを呼び出してください。
J2EEサーバが異常終了している場合は,必要に応じてJ2EEサーバを再開始してから,再度,EJBメソッドを呼び出してください。

4005 SERV_CONN_IN_END

障害内容
CTMデーモンの終了処理中にJ2EEサーバを開始しました。
運用時の対策
[CTMデーモンの再開始]
CTMデーモンを再開始したあと,J2EEサーバの開始から,し直してください。

4007 CLNT_CONN_IN_END

障害内容
CTMデーモンの終了処理中にCTMレギュレータまたはOTMゲートウェイを開始しました。
運用時の対策
[CTMデーモンの再開始]
CTMデーモンを再開始したあと,CTMレギュレータまたはOTMゲートウェイの開始から,し直してください。

4009 CALL_IN_END

障害内容
CTMデーモン終了処理中にEJBオブジェクトを呼び出しました。EJBメソッドの呼び出しは完了していません。
開発時の対策
[リトライ(CORBAネーミングサービス)]
ほかのCTMデーモンを検索するため,JNDIのLookup処理から,し直してください。
[処理の終了]
内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,CTMの処理を終了してください。
運用時の対策
[CTMデーモンの再開始]
CTMデーモンを再開始したあと, JNDIのLookup処理から,し直してください。

4011 SERV_CONN_IN_START

障害内容
CTMデーモンの開始処理中にJ2EEサーバを開始しました。
運用時の対策
[CTMデーモンの確認]
CTMデーモンが開始していることを確認してから,再度,J2EEサーバを開始してください。

4012 CLNT_CONN_IN_START

障害内容
CTMデーモンの開始処理中にCTMレギュレータまたはOTMゲートウェイを開始しました。
運用時の対策
[CTMデーモンの確認]
CTMデーモンが開始していることを確認してから,再度,CTMレギュレータまたはOTMゲートウェイを開始してください。

4013 CTMD_IS_NOT_MY_HOST

障害内容
J2EEアプリケーションをCTMデーモンとは異なるホストで開始しました。
運用時の対策
[再開始]
J2EEアプリケーションとCTMデーモンを同一ホストで起動してください。

4015 NOT_SUPPORTED

障害内容
機能をサポートしていません。
[EJBホームのcreate]
ステートレスセッションBeanのEJBホームに対して,create以外のメソッドが発行されました。
開発時の対策
[リトライ(EJBホームのcreate)]
EJBホームに対して,create以外のメソッドを発行していないかどうかを確認してから,し直してください。
[処理の終了]
内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,CTMの処理を終了してください。
運用時の対策
[上記以外]
内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得して,システム管理者に連絡してください。

4016 ACTIVATE_IN_START

障害内容
CTMデーモンの開始中にJ2EEアプリケーションの開始が実行されました。
運用時の対策
CTMデーモンが開始したあと,J2EEアプリケーションまたはJ2EEサーバを再開始してください。

4018 DEACTIVATE_IN_END

障害内容
CTMデーモンの終了中にJ2EEアプリケーションの停止が実行されました。
運用時の対策
CTMデーモンを終了する前に,J2EEアプリケーションまたはJ2EEサーバを終了してください。

4020 CLNT_DISCONN_IN_END

障害内容
CTMデーモンの終了中にORBゲートウェイを終了しようとしました。
運用時の対策
CTMデーモンを終了する前に,ORBゲートウェイを終了してください。

4022 ACTIVATE_WITH_DIFF_PROP

障害内容
すでに同じCTMキュー名称で登録されているJ2EEアプリケーションが提供するEJBオブジェクトの種類が一致しません。
開発時の対策
[J2EEアプリケーションの確認]
CTMキュー名称を変更するか,CTMキューを共有する場合は,J2EEアプリケーションに登録するEJBオブジェクトの種類を一致させてください。

4035 INVALID_NAME_PAIR

障害内容
INS登録名称とインタフェース名称の組み合わせが,すでに登録されている組み合わせと異なります。
開発時の対策
[J2EEアプリケーションの定義変更]
J2EEアプリケーションに登録されているEJBオブジェクトのインタフェース名称とINS登録名称の組み合わせについて確認したあと,再度,J2EEアプリケーションを開始してください。

4037 QUEUE_IS_ACTIVE

障害内容
指定されたCTMキューはすでに活性化状態です。
運用時の対策
[J2EEサーバの終了]
J2EEアプリケーションの停止処理でCTMキューを正常に閉塞できていないおそれがあります。J2EEサーバを終了させ,再度,J2EEサーバを開始してください。

4998 TPBROKER_NO_PERMISSION

障害内容
[CORBAメソッド]
CORBA::NO_PERMISSIONの例外通知を受けました。