3.2 システムの監査で使用するメッセージの記述形式

ここでは,システムの監査で使用するメッセージの記述形式について説明します。

監査で使用するメッセージの記述形式を次に示します。


XXXXnnnnn-Y

メッセージの内容
出力項目名出力項目の意味出力内容
メッセージの出力項目名メッセージの出力項目の意味メッセージの出力内容
可変値に関する説明
コマンド
メッセージが出力される契機となるコマンド
出力ポイント
メッセージが出力されるタイミング

次に,このメッセージの記述形式について説明します。

XXXX
メッセージを出力した構成ソフトウェアまたは機能を示すID(プリフィックス)を表します。プリフィックスは英字4文字で示します。
nnnnn
メッセージを出力したプログラムで管理するメッセージ番号を表します。それぞれのメッセージには,5けたの固有の番号が付いています。
Y
メッセージのレベルを表します。メッセージのレベルは英字1文字で示します。
メッセージのレベルを示す文字とその意味を次に示します。
E(Error)
エラーレベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
このメッセージが出力されたときは,処理を中断します。
W(Warning)
警告レベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
メッセージが出力されたあとも処理を続行します。
I(Information)
システムの動作を通知するメッセージです。
メッセージが出力されたあとも処理を続行します。
メッセージの内容
メッセージに出力される項目の内容を表に示します。
ここでは,メッセージごとに固有の意味を持つ項目,または固有の値が出力される項目について説明します。すべてのメッセージで共通の意味を持つ項目,または共通の値が出力される項目については,「3.1(3) メッセージの出力項目」の「表3-1 監査で使用するメッセージの出力項目」を参照してください。
可変値に関する説明
メッセージテキストの自由記述中の可変値に表示される情報を「xx....xx:表示される情報」(xxは英小文字)の形式で示します。可変値に関する説明の記述例を次に示します。
(例)
aa....aa:OSのアカウント
bb....bb:実行コマンド名と引数
コマンド
メッセージが出力される契機となるコマンドを示します。
メッセージが出力されるコマンドについては,マニュアル「Cosminexus システム運用ガイド」の監査ログを出力するコマンドについての情報を参照してください。
出力ポイント
メッセージが出力されるタイミングを示します。
メッセージが出力されるタイミングについては,マニュアル「Cosminexus システム運用ガイド」の監査ログの出力ポイントについての情報を参照してください。