2.1.2 メッセージの記述形式

このマニュアルでのメッセージの記述形式を次に示します。


XXXXnnnnn-Y (Z)

メッセージテキスト

可変値に関する説明
説明
メッセージテキストに対する補足説明
対処
ユーザが実施する対処

なお,「可変値に関する説明」,「説明」および「対処」はメッセージによって記述しないものもあります。

XXXX
メッセージを出力した構成ソフトウェアまたは機能を示すID(プリフィックス)を表します。プリフィックスは英字4文字で示します。
nnnnn
メッセージを出力したプログラムで管理するメッセージ番号を表します。それぞれのメッセージには,5けたの固有の番号が付いています。
Y
メッセージのレベルを表します。メッセージのレベルは英字1文字で示します。
メッセージのレベルを示す文字とその意味を次に示します。
E(Error)
エラーレベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
このメッセージが出力されたときは,処理を中断します。
W(Warning)
警告レベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。
メッセージが出力されたあとも処理を続行します。
I(Information)
システムの動作を通知するメッセージです。
メッセージが出力されたあとも処理を続行します。
Q(Question)
出力したメッセージに対して,ユーザの応答を通知するメッセージです。
このメッセージが出力されたときは,ユーザの応答を待ちます。
R(Request)
出力メッセージに対するユーザからの応答を待っていることを通知するメッセージです。
なお,KEOSで始まるメッセージの出力先がManagement Serverの画面の場合,メッセージのレベルによってメッセージテキストの色が異なります。
メッセージのレベルを示す色とその意味を次に示します。
  • 赤色:エラーレベルのメッセージを示します。
  • 黄色:警告レベルのメッセージを示します。
  • 黒色:システム動作を通知するメッセージを示します。
(Z)
メッセージの出力先を表します。出力先は英字1文字で示します。
出力先を示す文字とその意味を次に示します。
  • C:コンソールに出力されます。
  • F:ログファイルに出力されます。
  • L:イベントログに出力されます。
  • M:Log Monitorの画面に出力されます。
  • S:syslogに出力されます(UNIXの場合)。
  • W:Management Serverの画面に出力されます。
    注意
    メッセージの出力先は,マニュアル内で使用する付加情報です。したがって,構成ソフトウェアが出力するメッセージには表示されません。また,KEOSおよびKEUCで始まるメッセージの場合に表示されます。
メッセージテキスト
構成ソフトウェアが出力したメッセージテキストを示します。
なお,メッセージテキスト中の可変値(メッセージが出力される状況によって変わる値)は次の形式で示します。
  • KEOSで始まるメッセージの場合
    太字で示します。または,「xx....xx」(xxは英小文字)の形式で示します。
  • KEUCで始まるメッセージの場合
    「xx....xx」(xxは英小文字)の形式で示します。
  • KFCBで始まるメッセージの場合
    「xx....xx」(xxは英小文字)の形式で示します。
可変値に関する説明
メッセージテキスト中の可変値に表示される情報を「xx....xx:表示される情報」(xxは英小文字)の形式で示します。可変値に関する説明の記述例を次に示します。
(例)
aa....aa:ファイル名
bb....bb:アプリケーション名
説明
メッセージが通知された要因やメッセージを出力した構成ソフトウェアの動作など,メッセージに対する補足説明を示します。
対処
ユーザが実施する対処を表します。なお,対処方法の「保守員に連絡してください」とは,購入時の契約に基づいて,システム管理者が弊社問い合わせ窓口へ連絡することを示します。