4.3.7 アプリケーション認証によるDBアクセス設定

アプリケーション認証を使うと,Cosminexus RMの初期設定を行ったDBA権限を持つユーザ(DBAユーザ)以外のユーザ(一般ユーザ)も,Cosminexus RMにアクセスできるようになります。

アプリケーション認証を利用するには,DBに格納したCosminexus RMの管理情報テーブルごとに,一般ユーザに適切なアクセス権限を与える必要があります。

ユーザに与えるアクセス権限の種類を次の表に示します。

表4-7 アクセス権限の種類

項番アクセス権限の種類説明
1SELECT権限テーブルの行を参照できる
2INSERT権限テーブルに行を追加できる
3DELETE権限テーブルから行を削除できる
4UPDATE権限テーブルの行を更新できる
(a) HiRDBの場合

DBAユーザ権限を持つユーザ(DBAユーザ)が,アプリケーション認証によってCosminexus RMのテーブルにアクセスするユーザ(一般ユーザ)に権限を与えるには,次のSQL文を実行します。

GRANT CONNECT TO <一般ユーザ> IDENTIFIED BY <一般ユーザのパスワード>;
GRANT SELECT,INSERT,DELETE,UPDATE
ON <DBAユーザ>.<管理情報テーブル名> TO <一般ユーザ>;

ユーザ権限の設定に関する詳細は,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。

(b) Oracleの場合

DBAユーザ権限を持つユーザ(DBAユーザ)が,アプリケーション認証によってCosminexus RMのテーブルにアクセスするユーザ(一般ユーザ)に権限を与えるには,次のSQL文を実行します。

CREATE USER <一般ユーザ> IDENTIFIED BY <一般ユーザのパスワード>;
GRANT SELECT,INSERT,DELETE,UPDATE
ON <DBAユーザ>.<管理情報テーブル名> TO <一般ユーザ>;

ユーザ権限の設定に関する詳細は,Oracleのマニュアルを参照してください。