付録H.4 共用キューのバージョンアップ

共用キューのバージョンを0100または0200から0300に移行する手順について,次に示します。

  1. Cosminexus RMの停止
    Cosminexus RMを停止します。詳細については,「4.1.3 Cosminexus RMの停止(永続版リソースアダプタの場合)」を参照してください。
  2. DBのバックアップ
    バージョンアップによって,次に示す三つのテーブルが変更されます。必要に応じてDBのバックアップをとってください。
    • 共用キュー受信用メッセージ情報テーブル
    • 共用キュー受信用ライト管理テーブル
    • 共用キュー受信用リード管理テーブル
  3. スクリプトファイルの編集
    共用キューをバージョンアップするためのスクリプトファイル(%HRMDIR%¥sql¥shqupdate_V1toV2.sql)を任意の場所にコピーしてから,テキストエディタで開き,ファイル中の"<RMSystemName>"の部分をRMSystemNameの指定値に置き換えてください。また,ファイル中の"<QueueName>"の部分をバージョンアップする受信用共用キューのキュー名に置き換えてください。
  4. SQLファイルの実行
    SQLファイルを実行して,受信用共用キューのテーブルを拡張します。
    Windowsの場合
    次に示すコマンドでHiRDB SQL Executerを開始します。

    pdsqlw -u <接続ユーザ名>/<パスワード>
          -h <HiRDBサーバのホスト名またはIPアドレス>
          -n <HiRDBサーバのポート番号>

    HiRDB SQL Executerの[ファイル]メニューから[ファイルから実行]を選択し,手順3.で編集したSQLファイルを指定して実行します。
    UNIXの場合
    環境変数PDUSER,PDHOST,PDNAMEPORTを設定したあと,次に示すコマンドでHiRDB SQL ExecuterからSQLファイルを実行します。

    pdsql  <  <手順3.で編集したSQLファイルのパス>

    注※
    接続ユーザ名には,権限を付与した接続ユーザ名を指定します。詳細については,「3.4.1(1)(b) HiRDBのユーザ権限の付与」を参照してください。
  5. バージョンアップしたい受信用共用キューに応じて手順2.から手順4.までを繰り返してください。