8.3.27 hrmstopque(キューの抑止)

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) オプション
(4) コマンド引数
(5) 注意事項

(1) 形式

永続版リソースアダプタの場合

hrmstopque -y {ap_send|ap_receive|trs_send|trs_receive|ap_all|all}
         〔-S システム名〕 キュー名

非永続版リソースアダプタの場合

hrmstopque -y {ap_send|ap_receive|ap_all|all}
         〔-S システム名〕 キュー名

(2) 機能

キューのメッセージの送受信を抑止します。

非永続版リソースアダプタの場合,ローカルキューの抑止だけができます。

(3) オプション

-y {ap_send|ap_receive|trs_send|trs_receive|ap_all|all}
抑止形態を指定します。
  • ap_send:メッセージの送信抑止
  • ap_receive:メッセージの受信抑止
  • trs_send:キュー間転送メッセージの送信抑止
  • trs_receive:キュー間転送メッセージの受信抑止
  • ap_all:メッセージの送受信抑止
  • all:指定するキューの種類に応じて,抑止できる形態をすべて抑止
-y {ap_send|ap_receive|ap_all|all}
抑止形態を指定します。
  • ap_send:メッセージの送信抑止の解除
  • ap_receive:メッセージの受信抑止の解除
  • ap_all:メッセージの送受信抑止の解除
  • all:ap_allと同じ意味になります

キューの種類によって,指定できる抑止形態が異なります。キューと抑止形態との対応を次の表に示します。

表8-4 キューと抑止できる形態

抑止形態ローカルキュー転送キュー送信用共用キュー受信用共用キュー※1デッドメッセージキュー
永続版非永続版
ap_send××
ap_receive××
trs_send×××××
trs_receive×××××
ap_all×××
all※2×
(凡例)
○:指定できます。
×:指定できません。指定した場合,エラーが発生します。
注※1
受信用共用キューへの送信抑止は,すべてのシステムからのメッセージの送信を抑止します。
注※2
非永続版リソースアダプタでall指定すると,ap_allを指定したときと同じになります。

-S システム名
 ~<先頭が英字の1~3文字の大文字英字または数字>
コマンドの操作対象となるシステム名(RMSystemNameプロパティ指定値)を指定します。
指定を省略した場合は,HRM_SYSTEM_NAME環境変数に指定したシステム名が設定されます。HRM_SYSTEM_NAME環境変数にもシステム名が指定されていないときはエラーが発生します。

(4) コマンド引数

キュー名
 ~<1~20文字の識別子>
メッセージを抑止するキューの名前を指定します。
  • 永続版リソースアダプタの場合
    指定したキューが存在しない,または送信用共用キューを指定した場合はエラーが発生します。
  • 非永続版リソースアダプタの場合
    指定したキューが存在しない場合はエラーが発生します。

(5) 注意事項