4.1.1 Cosminexus RMの開始(永続版リソースアダプタの場合)

Cosminexus RMを開始するには,あらかじめプロパティのカスタマイズとデプロイを完了させている必要があります。詳細については,「3.4.5 Cosminexus RMのプロパティ定義(永続版リソースアダプタの場合)」を参照してください。また,Cosminexus RMの開始時に使用するサーバ管理コマンドついては,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。

Cosminexus RMを開始する手順を次に示します。

  1. DBMSの開始
    HiRDBまたはOracleを開始します。
  2. J2EEサーバの開始
    CosminexusをJ2EEサーバモードの1.4モードで開始します。また,アプリケーションの要件に合わせて,必要なCosminexusのサービスを開始してください。
  3. DB Connector for Cosminexus RMの開始
    サーバ管理コマンドを使用して,リソースアダプタとしてDB Connector for Cosminexus RMを開始します。
  4. Cosminexus RMの開始
    サーバ管理コマンドを使用して,リソースアダプタとしてCosminexus RMを開始します。
注意
  • サーバ管理コマンドでCosminexus RMが開始状態になっても,実際には開始中状態のことがあります。このときにアプリケーションを開始するとCosminexus RMがコネクションを取得する契機でエラーが発生します。ただし,Message-driven Beanの場合は,Cosminexus RMが開始するまでアプリケーションの開始処理が完了しません。開始処理が完了しKFRM01009-I(メッセージログの出力レベルに関係なく出力します)が出力されるのを待ってからアプリケーションを開始してください。開始中状態の詳細については,「4.1.4 Cosminexus RMの状態遷移(永続版リソースアダプタの場合)」を参照してください。
  • Connector属性ファイルの<transaction-support>タグにLocalTransactionまたはNoTransactionを指定した場合,サーバ管理コマンドでCosminexus RMが開始状態になっても,実際には開始処理に失敗していることがあります。このときにアプリケーションを開始するとCosminexus RMがコネクションを取得する契機でエラーが発生します。
  • Cosminexus RMの開始中は,Cosminexus RMが使用しているキュー定義ファイルを削除したり,読み込みができなくなるようなアクセス権限の変更は行わないでください。Cosminexus RMの再開始時にキュー定義ファイルが読み込めない状態であった場合,データベースに未決着のトランザクションが滞留してしまい,Cosminexus RMが正常に開始できなくなります。