2.4.6 キュー間転送の互換通信

送信側システムと受信側システムのCosminexus RMのバージョンの違いによって,次のようにメッセージを送受信します。

Cosminexus RMのバージョンの違いによるメッセージの送受信の概要を,次の図に示します。

図2-21 Cosminexus RMのバージョンの違いによるメッセージの送受信の概要

[図データ]

<この項の構成>
(1) 送信するメッセージの形式の選択
(2) 注意事項

(1) 送信するメッセージの形式の選択

送信側システムのCosminexus RMでは,受信側システムのCosminexus RMのバージョンのメッセージ形式に合わせて,次のように転送モードを選択します。

(2) 注意事項

(a) 01-02以前のバージョンのCosminexus RMと通信する場合

01-03のバージョンのCosminexus RMが01-02以前のバージョンのCosminexus RMとメッセージ送受信する場合の注意事項を次に示します。

(b) 01-03のバージョンのCosminexus RMと通信する場合

互換モードの転送キューを使用してユーザ定義クラスを設定したObjectMessageを送信する場合は,コンテナ拡張ライブラリとしてユーザ定義クラスを指定する必要があります。

(c) 送受信できるCosminexus RMのバージョン

送受信できるCosminexus RMのバージョンを転送モードごとに次の表に示します。

表2-4 送受信できるCosminexus RMのバージョン

送信側システムのCosminexus RMのバージョン転送モード受信側システムのCosminexus RMのバージョン
01-02以前01-03
01-02以前
01-03互換モード
通常モード×
(凡例)
○:送受信できます。
△:送受信できます。ただし,ユーザ定義クラスを設定したObjectMessageを送信する場合は,送信側システムおよび受信側システムでコンテナ拡張ライブラリとしてユーザ定義クラスを指定する必要があります。
×:送受信できません。
-:該当しません。