6.1 Cosminexus RMのコンフィグレーションプロパティの一覧

コンフィグレーションプロパティはCosminexus RMの動作内容を指定するプロパティです。プロパティを定義したら,サーバ管理コマンドを使用して,Cosminexus RMをインポートします。そのあと,プロパティを設定します。プロパティ定義の詳細については,永続版リソースアダプタの場合は「3.4.5 Cosminexus RMのプロパティ定義(永続版リソースアダプタの場合)」を,非永続版リソースアダプタの場合は「3.5.3 Cosminexus RMのプロパティ定義(非永続版リソースアダプタの場合)」を参照してください。

Cosminexus RMが提供するコンフィグレーションプロパティの一覧について,次の表に示します。

表6-1 Cosminexus RMのコンフィグレーションプロパティの一覧

項番プロパティ名設定内容永続版リソースアダプタでの指定非永続版リソースアダプタでの指定
1RMSystemNameシステム名
2RMLinkedDBConnectorName連携するDB Connectorの表示名×
3QueueMakeFileNameキュー作成ファイルの場所×
4QueueConfigFileNameキュー定義ファイルの場所※1※1
5RMDeadMessageQueueNameデッドメッセージキュー名×
6RMWaitRestorationキュー定義ファイル未使用時のCosminexus RM開始時の復元完了待ち合わせの有無※2×
7RMStartTimeoutCosminexus RM開始処理のタイムアウト時間(無限待ちの回避)※3×
8RMAssociateJDBCFlagDB Connectorとのコネクション共有の利用有無×
9RMSweepTimerIntervalメッセージ削除処理の実行間隔
10RMDeleteMessageImmediatelyメッセージ即時削除の利用有無×
11RMPassByReferenceメッセージ送受信時の参照渡し方式の利用の有無
12RMMaxDeliveryNum配送回数の最大値
13RMMethodTraceLevelメソッドトレースの出力レベル
14RMLineTraceLevel回線トレースの出力レベル×
15RMLogTraceFileNumトレースファイルの最大面数
16RMLogTraceFileSizeトレースファイルのファイルサイズ
17RMSHConnectFlag共用キューを使用して複数システム間でのアプリケーション連携をする場合の受信用共用キューの有無×
18RMSHPort共用キューを使用して複数システム間でのアプリケーション連携をする場合のイベント受信用ポート番号※4×
19RMSHRecoveryTimerInterval共用キューを使用して複数システム間でのアプリケーション連携をする場合のリカバリスレッド監視間隔※4×
20RMTRConnectFlagキュー間転送の使用有無×
21RMTRSendThreadNum送信スレッドの起動数※5×
22RMTRResendInterval1Num再送間隔1での再送回数※5×
23RMTRResendInterval1再送間隔1※5×
24RMTRResendInterval2再送間隔2※5×
25RMTRResendTimerInterval再送タイマ監視間隔※5×
26RMTRPendingNotifyInterval滞留メッセージの監視時間※5×
27RMTRTransferControlDirクライアント定義ファイルが格納されているディレクトリのパス※5×
28RMAutoDeleteMessageデッドメッセージキュー未使用時の無効メッセージ自動削除の有無×
(凡例)
◎:必ず指定します。
○:必要に応じて指定します。
×:指定不要です。
注※1
キュー定義ファイルを使用する場合,QueueConfigFileNameプロパティは必須です。キュー定義ファイルを使用しない場合は,QueueConfigFileNameプロパティを省略するか,プロパティの値を空にしてください。
注※2
キュー定義ファイルを使用する場合,RMWaitRestorationプロパティは無視されます。
注※3
キュー定義ファイルを使用する場合,またはRMWaitRestorationプロパティにfalseを指定する場合,RMStartTimeoutプロパティは無視されます。
注※4
RMSHConnectFlagプロパティにfalseを指定する場合,これらのプロパティは無視されます。
注※5
RMTRConnectFlagプロパティにfalseを指定する場合,これらのプロパティは無視されます。