7.3.1 アプリケーションプログラムの開始

トランザクションサービスが開始されたあとに,アプリケーションプログラムを実行してください。このとき,環境変数TPDIR,TPSPOOLが適切なディレクトリに設定されている必要があります。環境変数TPSPOOLが設定されていない場合は,$TPDIR/otsspoolが使用されます。環境変数の詳細については,「2.2 環境変数を設定する」および「9.3 運用コマンドの詳細」のtssetupコマンドを参照してください。

Javaアプリケーションを実行する場合は,vbjコマンド行で次に示すオプションを設定してください。

org.omg.PortableInterceptor.ORBInitializerClass.COM.Hitachi.software.TPBroker.OTS.Init

vbj -Dorg.omg.PortableInterceptor.ORBInitializerClass.COM.Hitachi.software.TPBroker.OTS.Init Client

アプリケーションプログラムの運用に関する注意
OTSの機能を使用した場合,トランザクション終了前にリカバラブルサーバがダウンすると,ダウンするタイミングによってsyslogまたはイベントログにメッセージKFCB31215-Eが繰り返し出力され,トランザクションブランチが残る場合があります。この場合はダウンしたリカバラブルサーバを再開始してください。