1.1.3 Cosminexus TPBrokerとは

Cosminexus TPBrokerはCosminexus用のTPBrokerです。Cosminexus TPBrokerを使用すると,RMI-IIOP通信基盤とともにTPBrokerのトランザクション機能(OTS)を利用することで,J2EEサーバ上での分散トランザクション処理を実現できます。Cosminexus TPBrokerの位置づけを次の図に示します。

図1-3 Cosminexus TPBrokerの位置づけ

[図データ]

Cosminexus TPBrokerをご使用の場合の参照個所
Cosminexus TPBrokerをご使用の場合,次の表に従ってマニュアルをお読みください。種別が「○」になっている項目を,適宜参照してください。

表1-1 Cosminexus TPBrokerをご使用の場合の参照個所

記載個所目次タイトル種別
1.1TPBrokerとは
1.2TPBrokerの特長※1
1.3TPBrokerの機能
2.1環境設定の手順
2.2環境変数を設定する
2.3TPBrokerのOTS環境をセットアップする
2.4システム環境定義を変更する
2.5リソースマネージャと連携する場合の準備(C++)×
2.6プロセス監視定義ファイルを編集する
2.7TPBrokerの運用支援機能実行環境をセットアップする
3.1トランザクション制御
3.1.1CORBAで規定されたOTSの仕様
3.1.2トランザクション制御の概要
3.1.3オブジェクトトランザクションサービス
3.1.4トランザクションモデル
3.1.5コンテキスト管理
3.1.6プロパゲーション
3.1.7チェックドトランザクション
3.1.8ポリシーの設定
3.1.9トランザクション稼働統計情報
3.1.10トランザクショントレース
3.2回復処理
4C++ OTS機能(C++)×
5Java OTS機能(Java)
6.1システム運用
6.2プロセス監視
6.3監視対象プロセス並列起動/停止機能
6.4プロセス監視定義ファイルの再読み込み機能
6.5メッセージログの管理
6.6稼働統計情報の取得
6.7UAPログ出力機能(C++)(UNIX)×
7.1TPBrokerの運用の流れ
7.2TPBrokerの開始と終了
7.3アプリケーションプログラムの開始と終了×
7.4リソースマネージャの運用(C++)×
7.5トランザクションサービスの運用
7.6TPBrokerファイルシステム(UNIX)
7.7トランザクショントレースの運用(UNIX)
7.8TPBrokerデーモン
7.9TPBrokerのバージョンアップ×
8.1定義の概要
8.2プロセス監視定義の詳細
8.3システム環境定義の詳細
8.3.1運用定義
8.3.2トランザクション定義※2
8.3.3リソースマネージャ定義(C++)×
8.3.4回復定義
8.3.5トランザクションコンテキストサーバ定義×
8.3.6システム定義
8.3.7トランザクショントレース定義
8.4.1リソースマネージャとのXA連携(C++)×
8.4.2リソースマネージャの削除(C++)×
8.4.3プロセス監視定義の定義例
9.1運用コマンドの概要
9.2TPBrokerで使用する運用コマンド※3
9.3運用コマンドの詳細※3
10.1アプリケーションプログラムの障害
10.2TPBrokerの障害
10.3障害の解決に必要な情報
11.メッセージ
12.Java OTSが出力するメッセージ
(凡例)
Cosminexus TPBrokerでサポートしている機能についての記載個所です。Cosminexus TPBrokerをご使用の場合,参照してください。
×
Cosminexus TPBrokerではサポートしていない機能についての記載個所です。Cosminexus TPBrokerをご使用の場合,参照する必要はありません。
Cosminexus TPBroker,またはほかのCosminexus製品でサポートしているが,ユーザが意識する必要はない機能についての記載個所です。Cosminexus TPBrokerをご使用の場合,参照する必要はありません。
注※1
CORBAアプリケーションの開発/実行は,Cosminexus TPBrokerではサポートしていません。
注※2
コンパイラ選択は,ユーザが意識する必要はない機能についての記載個所です。
注※3
次に示すコマンドは,Cosminexus TPBrokerではサポートしていません。
  • tsedapt(APIトレースファイル解析(C++))
  • tslnkrm(リソースマネージャの登録・削除(C++))
  • tslsrm(リソースマネージャ情報の表示(C++))
  • tsmkobj(トランザクション制御用オブジェクトファイルの作成(C++))