ctmtscgwdOTMゲートウェイの開始

形式

ctmtscgwd [-h] |
         [-CTMDomain <CTMドメイン名称>]
         [-CTMID <CTM識別子>]
         [-CTMPort <ポート番号>]
         [-CTMMyHost <ホスト名称またはIPアドレス>]
         [-CTMClientConnectCount <接続クライアントの最大数>]
         [-CTMTPool]

機能

OTMクライアントのリクエストをCTMで処理するためのゲートウェイプロセスを開始します。OTMゲートウェイはCTMデーモンが動作するホストと同じホストで開始してください。なお,OTMゲートウェイを直接開始することはできません。

引数

-h
コマンドの使用方法が表示されます。
-CTMDomain <CTMドメイン名称>
CTMデーモンが属するCTMドメイン名称を1~31文字の英数字,またはアンダースコア(_)で指定します。"CTM"または"ctm"で始まる文字列は指定しないでください。省略した場合は"CTMDOMAIN"が設定されます。
-CTMID <CTM識別子>
CTMデーモンのCTM識別子を1~31文字の英数字,ピリオド(.),またはアンダースコア(_)で指定します。"CTM"または"ctm"で始まるCTM識別子は指定しないでください。ピリオド(.)は,IPアドレスを指定する場合だけ使用できます。
省略した場合は,IPアドレスがCTM識別子に設定されます。例えば,ホストのIPアドレスが"172.17.112.43"のとき,"172.17.112.43"という文字列がCTM識別子となります。
-CTMPort <ポート番号>
OTMクライアントがOTMゲートウェイの新しいコネクションを探すときに使用するポート番号を5001~65535の整数で指定します。省略した場合は,OSが自動的に割り当てたポート番号を使用します。
-CTMMyHost <ホスト名称またはIPアドレス>
マルチホームまたはIPアドレスを引き継ぐ系切り替え環境でCTMが使用するホスト名称またはIPアドレスを1~64文字の文字列で指定します。省略した場合は,hostnameコマンドで取得されるホスト名称が設定されます。
-CTMIDオプションを省略して-CTMMyHostオプションを指定した場合,デフォルトのCTM識別子は-CTMMyHostオプションで指定したIPアドレスになります。
-CTMClientConnectCount <接続クライアントの最大数>
OTMゲートウェイに接続できるコネクション数を1~32767の整数で指定します。コネクション数は,OTMクライアントからの接続数です。省略した場合は"64"が設定されます。
-CTMTPool
OTMゲートウェイをスレッドプーリング(ThreadPool)モデルで動作させます。省略した場合は,スレッドパーセション(ThreadSession)で動作させます。スレッドプーリングおよびスレッドパーセションの詳細については,マニュアル「Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) デベロッパーズガイド」を参照してください。

戻り値

0:
正常終了しました。
0以外:
コマンド処理中にエラーが発生したため,異常終了しました。出力されるメッセージに従って対策したあと,再度コマンドを実行してください。

注意事項