3.2 バッチサーバを操作するコマンド

ここでは,バッチサーバを操作するコマンドについて説明します。

バッチサーバを操作するコマンドの一覧を,次の表に示します。

表3-2 バッチサーバを操作するコマンドの一覧

コマンド名称分類概要コマンドの系統
cjdumpsv※1バッチサーバのスレッドダンプの取得バッチサーバで障害が発生した場合などに,JavaVMのスレッドダンプを取得します。
cjenvsetup※1Component Container管理者のセットアップインストールファイルの属性を変更して,root権限を持つユーザ以外で運用できるようにします。このコマンドは,UNIX用です。
cjenvupdate※1作業ディレクトリおよびユーザ定義ファイルの移行Cosminexus Component Containerの旧環境で利用されていた作業ディレクトリおよびユーザ定義ファイルを新環境で動作する形式に移行します。
cjgetsysinfo※1OS状態情報の取得OSの状態情報を取得します。
cjrarupdate※1リソースアダプタのバージョンアップCosminexus Component Containerにインポート・デプロイされているリソースアダプタをバージョンアップします。
cjsetupバッチサーバのセットアップとアンセットアップバッチサーバの環境をセットアップして,デフォルトのユーザ定義を作成します。
cjsleep※1バッチサーバの起動間隔指定された秒数だけ実行を一時停止します。バッチファイルなどでサーバの起動間隔を空けるために使用します。このコマンドは,Windows用です。
cjstartsvバッチサーバの開始バッチサーバを開始します。
cjstopsv※1バッチサーバの停止バッチサーバを停止します。更新※2
(凡例)
更新:更新系コマンド。バッチサーバの内容を更新,または構成情報を取得するコマンドです。
-:該当なし
注※1
コマンドの詳細は,「2.2 J2EEサーバを操作するコマンド」を参照してください。なお,参照する場合は「J2EEサーバ」を「バッチサーバ」と読み替えてください。
注※2
-fオプションを指定した場合は,-(該当なし)になります。

サーバ管理コマンドの系統ごとの排他制御の条件については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。

セットアップ系コマンド(cjenvsetup,cjenvupdate,cjrarupdate,cjsetup)は単独で実行してください。ほかのセットアップ系コマンドと同時に実行しないでください。

<この節の構成>
cjsetup(バッチサーバのセットアップとアンセットアップ)
cjstartsv(バッチサーバの開始)