2.2 J2EEサーバを操作するコマンド

ここでは,J2EEサーバを操作するコマンドについて説明します。

J2EEサーバを操作するコマンドの一覧を,次の表に示します。

表2-2 J2EEサーバを操作するコマンドの一覧

コマンド名称分類概要コマンドの系統
cjdumpsvJ2EEサーバのスレッドダンプの取得J2EEサーバで障害が発生した場合などに,JavaVMのスレッドダンプを取得します。
cjenvsetupComponent Container管理者のセットアップインストールファイルの属性を変更して,root権限を持つユーザ以外で運用できるようにします。
このコマンドは,UNIX用です。
cjenvupdate作業ディレクトリおよびユーザ定義ファイルの移行Cosminexus Component Containerの旧環境で利用されていた作業ディレクトリおよびユーザ定義ファイルを新環境で動作する形式に移行します。
cjgetsysinfoOS状態情報の取得OSの状態情報を取得します。
cjrarupdateリソースアダプタのバージョンアップCosminexus Component Containerにインポート・デプロイされているリソースアダプタをバージョンアップします。
cjsetupJ2EEサーバのセットアップとアンセットアップJ2EEサーバの環境をセットアップして,デフォルトのユーザ定義を作成します。
cjsleepJ2EEサーバの起動間隔指定された秒数だけ実行を一時停止します。バッチファイルなどでサーバの起動間隔を空けるために使用します。
このコマンドは,Windows用です。
cjstartrecoverJ2EEサーバのトランザクション回復J2EEサーバのトランザクションを回復します。
cjstartsvJ2EEサーバの開始J2EEサーバを開始します。
cjstopsvJ2EEサーバの停止J2EEサーバを停止します。更新
(凡例)
更新:更新系コマンド。J2EEサーバの内容を更新,または構成情報を取得するコマンドです。
-:該当なし
注※
-fオプションを指定した場合は,-(該当なし)になります。

サーバ管理コマンドの系統ごとの排他制御の条件については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション設定操作ガイド」を参照してください。

セットアップ系コマンド(cjenvsetup,cjenvupdate,cjrarupdate,cjsetup)は単独で実行してください。ほかのセットアップ系コマンドと同時に実行しないでください。

<この節の構成>
cjdumpsv(J2EEサーバのスレッドダンプの取得)
cjenvsetup(Component Container管理者のセットアップ)
cjenvupdate(作業ディレクトリおよびユーザ定義ファイルの移行)
cjgetsysinfo(OS状態情報の取得)
cjrarupdate(リソースアダプタのバージョンアップ)
cjsetup(J2EEサーバのセットアップとアンセットアップ)
cjsleep(J2EEサーバの起動間隔)
cjstartrecover(J2EEサーバのトランザクション回復)
cjstartsv(J2EEサーバの開始)
cjstopsv(J2EEサーバの停止)