付録D.6 システムの削除の流れ

ここでは,Management Serverの運用管理ポータルを利用して構築したシステムを削除する場合の流れについて説明します。

  1. J2EEアプリケーションや,リソースを停止します。
    J2EEアプリケーションの停止方法については,「付録F.4(1) J2EEアプリケーションの停止」または「付録G.4(1) J2EEアプリケーションの停止」を参照してください。リソースの停止方法については,「付録F.4(2) リソースの停止」または「付録G.4(2) リソースの停止」を参照してください。
    参考
    システムの運用形態によっては,WebサーバをJ2EEアプリケーションより前に停止することで,J2EEアプリケーションへの要求受け付けを制御できます。
  2. 論理サーバを停止します。
    論理サーバの停止方法については,「付録F.4(3) 論理サーバの停止」または「付録G.4(3) 論理サーバの停止」を参照してください。論理サーバは起動したときと逆の順序で停止させてください。なお,Webサーバの停止のタイミングはシステムの運用形態に依存します。
  3. 論理サーバを削除します。
    それぞれの論理サーバの削除画面で論理サーバを削除します。J2EEサーバまたはWebサーバがクラスタ構成の場合は,クラスタの構成要素として,J2EEサーバまたはWebサーバを削除してから,J2EEサーバクラスタまたはWebサーバクラスタを削除します。
  4. WebサーバまたはJ2EEサーバをアンセットアップします。
    論理サーバの削除画面では,サーバの環境はアンセットアップされません。ホスト上のWebサーバまたはJ2EEサーバの環境は,それぞれ次の方法でアンセットアップします。
    • Webサーバの環境のアンセットアップ
      Hitachi Web Serverのユティリティを使用して,Webサーバをアンセットアップします。Hitachi Web Serverのユティリティには,論理サーバ名または実サーバ名を指定します。なお,Webサーバの論理サーバ名および実サーバ名は,HWS_のプリフィックスを付加した形式で指定してください。Hitachi Web Serverのユティリティについては,マニュアル「Hitachi Web Server」を参照してください。
    • J2EEサーバの環境のアンセットアップ
      cjsetupコマンドを使用して,J2EEサーバをアンセットアップします。cjsetupコマンドには,論理サーバ名または実サーバ名を指定します。cjsetupコマンドについては,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」を参照してください。
    注※ 論理サーバのセットアップ時に,[セットアップ]画面でWebサーバやJ2EEサーバの実サーバ名を指定している場合には,実サーバ名を指定してください。
    実サーバ名を指定していないJ2EEサーバ(論理サーバ名:J2EEServer1)をアンセットアップする場合の例を次に示します。
    Windowsの場合

    <Cosminexusインストールディレクトリ>¥CC¥server¥bin¥cjsetup -d J2EEServer1

    UNIXの場合

    # /opt/Cosminexus/CC/server/bin/cjsetup -d J2EEServer1