ここでは,Webサーバと連携してWebアプリケーションを実行するときの設定方法について説明します。Webサーバとの連携機能と設定方法を次の表に示します。
表E-11 Webサーバとの連携機能と設定方法
機能 | 設定内容 |
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リダイレクタを使用したリクエストの振り分け | Webサーバに登録したリダイレクタによって,リクエストをURLパターン,ラウンドロビン方式などで複数のWebコンテナに振り分けて処理できます。 論理Webサーバの[ワーカの設定]画面で,ワーカの定義や振り分け方法などを指定します。また,論理Webサーバの[マッピングの定義]画面で,URLパターンとワーカのマッピング定義を指定します。 |
通信タイムアウト | クライアント-Webサーバ間,Webサーバ(リダイレクタ)-Webコンテナ間で,リクエスト受信時およびレスポンス送信時の通信タイムアウトを設定しておき,トラブル発生時の応答待ちなどの場合に通信タイムアウトを検知できます。 運用管理ポータルでは,Webサーバ(リダイレクタ)-Webコンテナ間の通信タイムアウトが設定できます。設定できる通信タイムアウトを次に示します。
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エラーページのカスタマイズ | クライアントから,存在しないリソースに対してアクセスした場合などに,クライアントからのリクエストに対してユーザがカスタマイズしたエラーページを表示できます。 論理Webサーバの[ワーカの設定]画面で,エラーページと対応づけたいエラーステータスコードを指定します。エラーステータスコードについては,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。 |
ドメイン名指定でのWebアプリケーションのトップページの表示 | ドメイン名指定によってWebアプリケーションのトップページを表示できます。論理Webサーバの[マッピングの定義]画面で,URLパターンとワーカのマッピングを定義します。 |
Webコンテナへのゲートウェイ情報の通知 | クライアントとWebサーバとの間にSSLアクセラレータや負荷分散機などのゲートウェイを配置している場合に,Webコンテナにゲートウェイ情報を通知して,WebアプリケーションのトップページやForm認証画面に自動的に正しくリダイレクトできます。 論理Webサーバの[リダイレクタの設定]画面で,ゲートウェイのホスト名,ポート番号,リダイレクト先URLのスキームを指定します。 |
Hitachi Web ServerのSSLによる認証やデータ暗号化 | Hitachi Web Serverを使用する場合に,SSLによる認証機能やデータ暗号化の機能を使用できます。httpsd.confで設定します。運用管理ポータルでは設定できません。設定方法については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。 |