Management Serverの運用管理ポータルで一括管理するために必要な設定です。Cosminexusで構築するシステムの構成に応じて,必要な論理サーバを設定します。
Cosminexusのシステム構成を検討する場合,バッチアプリケーションで使用する機能に応じて,その機能を実現するために必要なプロセスを意識して,各マシンにそれぞれのプロセスを適切に配置することが必要です。使用する機能によってシステムの構成も,必要な論理サーバも異なります。Cosminexusが提供する主な機能については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」を,システム構成の詳細については,マニュアル「Cosminexus システム設計ガイド」のシステム構成の検討に関する説明を参照してください。
バッチアプリケーションで使用する機能に応じて決定したシステム構成を基に,次に示す手順で,使用する論理サーバに必要な操作を行ってください。
運用管理ドメインに含まれる論理サーバの構成を定義します。ここでは,ホスト名,ホストの表示名,ホストの説明,運用管理エージェントのポート番号,および論理サーバ名を設定します。運用管理ドメインの構成定義に関する操作を,次の表に示します。
表1-15 運用管理ドメインの構成定義に関する操作
操作 | 論理サーバ | 参照先 | ||
---|---|---|---|---|
論理パフォーマンストレーサ | 論理J2EEサーバ | 論理ユーザサーバ | ||
ホストの定義 | ◎ | ◎ | - | 4.2 |
運用管理ドメインの編集 | ○ | ○ | - | 4.3 |
パフォーマンストレーサの構成定義 | ◎ | △※ | - | 4.4 |
J2EEサーバの構成定義 | - | ◎ | - | 4.10 |
論理サーバの一括セットアップ | - | ◎ | - | 4.12 |
論理サーバを稼働させるために必要な設定を行います。使用する論理サーバごとに必要な操作を行ってください。なお,同じ種類の論理サーバであれば,別の論理サーバで設定した情報を読み込むこともできます。論理サーバの環境設定に関する操作を,次の表に示します。
表1-16 論理サーバの環境設定に関する操作
操作 | 論理サーバ | 参照先 | ||
---|---|---|---|---|
論理パフォーマンストレーサ | 論理J2EEサーバ | 論理ユーザサーバ | ||
論理サーバの基本情報の設定 | ◎ | ◎ | - | 5.2.1 |
パフォーマンストレーサの設定 | ◎ | - | - | 5.3.1 |
J2EEサーバの基本設定 | - | ◎ | - | 5.9.1 |
J2EEサーバのJ2EEコンテナの設定 | - | ○ | - | 5.9.2 |
J2EEサーバのEJBコンテナの設定 | - | ○ | - | 5.9.3 |
J2EEサーバのWebコンテナの設定 | - | ○ | - | 5.9.4 |
J2EEサーバのネーミングの設定 | - | ○ | - | 5.9.5 |
J2EEサーバのJDBCの設定 | - | - | - | 5.9.6 |
J2EEサーバのトランザクションの設定 | - | ○ | - | 5.9.7 |
J2EEサーバのリソース枯渇監視の設定 | - | ○ | - | 5.9.8 |
J2EEサーバのログの設定 | - | ○ | - | 5.9.9 |
J2EEサーバのユーザログの設定 | - | ○ | - | 5.9.10 |
インプロセスHTTPサーバの通信・スレッド制御の設定 | - | - | - | 5.9.11 |
インプロセスHTTPサーバのログの設定 | - | - | - | 5.9.12 |
インプロセスHTTPサーバのセキュリティの設定 | - | - | - | 5.9.13 |
インプロセスHTTPサーバのエラーページの設定 | - | - | - | 5.9.14 |
インプロセスHTTPサーバのリダイレクトの設定 | - | - | - | 5.9.15 |
インプロセスHTTPサーバのレスポンスヘッダ・ゲートウェイ指定機能の設定 | - | - | - | 5.9.16 |
J2EEサーバでの稼働情報監視の設定 | - | ○ | - | 5.9.17 |
J2EEサーバでの稼働情報監視で発行するイベントの設定 | - | ○ | - | 5.9.18 |
J2EEサーバでの稼働情報監視で使用する通信の設定 | - | ○ | - | 5.9.19 |
J2EEサーバで使用するJavaVMの起動パラメタの設定 | - | ◎ | - | 5.9.20 |
J2EEサーバで使用するJavaVMのシステムプロパティの設定 | - | ○ | - | 5.9.21 |
J2EEサーバのJP1連携の設定 | - | ○※ | - | 5.9.22 |
設定情報の配布 | - | - | - | 5.11.1 |
論理サーバの起動および停止に必要な設定を行います。論理サーバ単位に起動/停止の監視時間,自動再起動の回数,自動再起動のリトライ間隔などを指定できます。また,論理サーバを一括起動する場合は,起動順序を設定する必要があります。論理サーバの起動/停止の設定に関する操作を,次の表に示します。
表1-17 論理サーバの起動/停止の設定に関する操作
操作 | 論理サーバ | 参照先 | ||
---|---|---|---|---|
論理パフォーマンストレーサ | 論理J2EEサーバ | 論理ユーザサーバ | ||
論理サーバの起動順序の設定 | ○ | ○ | ○ | 6.3.5 |
パフォーマンストレーサの起動/停止の設定 | ○ | - | - | 6.4.1 |
J2EEサーバの起動/停止の設定 | - | ○ | - | 6.10.1 |
ユーザサーバの起動/停止の設定 | - | - | ○ | 6.14.1 |
論理サーバの環境設定および起動/停止の設定が正しく行われているか,動作確認のために必要な操作です。論理サーバの起動と停止の確認に関する操作については,「1.5.1(1) 論理サーバの起動/停止」を参照してください。