7.3.4 J2EEアプリケーションの世代回復

[J2EEアプリケーションの世代回復]画面を次の図に示します。

図7-11 [J2EEアプリケーションの世代回復]画面

[図データ]

<この項の構成>
(1) 機能概要
(2) 表示手順
(3) 操作手順
(4) 画面詳細

(1) 機能概要

インポート済みの停止しているJ2EEアプリケーションを世代回復します。世代回復とは,インポートされているバージョンを,一つ前にインポートされていたバージョンに戻すことです。J2EEアプリケーションのインポート履歴は,J2EEアプリケーションごとに5個保存します。

世代回復操作で,該当J2EEアプリケーションが稼働中の場合,世代回復操作の実行結果は「失敗」と表示され,世代回復はされません。該当J2EEアプリケーションがすでになかった場合,指定されたJ2EEアプリケーションがそのままインポートされ,実行結果は「成功」と表示されます。

操作に失敗した場合,世代回復前のJ2EEアプリケーションが削除されてしまうことがあります。この場合,再度同一の世代回復操作を実施する必要があります。

J2EEサーバクラスタの場合,クラスタを構成しているすべてのJ2EEサーバに対して世代回復が成功したときに,世代回復操作の実行結果は「成功」と表示されます。一つでも失敗すると「失敗」と表示されます。

(2) 表示手順

画面の表示手順を次に示します。

  1. 運用管理ポータルで[論理サーバのアプリケーション管理]アンカーをクリックします。
  2. ツリーペインで次のどちらかの操作をします。
    J2EEサーバの場合
    [論理J2EEサーバ]-[J2EEサーバ]-[<J2EEサーバ名>]-[アプリケーション]をクリックします。
    J2EEサーバクラスタの場合
    [論理J2EEサーバ]-[J2EEサーバクラスタ]-[<J2EEサーバクラスタ名>]-[アプリケーション]をクリックします。
  3. [世代回復]タブをクリックします。

(3) 操作手順

画面での操作手順を次に示します。

  1. 世代回復するJ2EEアプリケーションの[回復]アンカーをクリックします。
    J2EEアプリケーションの世代回復確認画面に,J2EEアプリケーションの詳細が表示されます。

    図7-12 世代回復確認画面

    [図データ]

  2. 内容を確認して,[はい]ボタンをクリックします。
    結果確認画面が表示されます。画面の[ステータス]に「実行中」または「実行待ち」と表示され,処理が終了すると[ステータス]が「成功」または「失敗」に更新されます。
  3. 次のどちらかの方法で,画面の表示内容を更新します。
    • [最新の情報に更新]アンカーをクリックする
    • [更新時間間隔]から表示内容を自動更新する間隔を選択して,[適用]ボタンをクリックする
    失敗した場合は,[ログの表示]タブをクリックしてエラーの内容を確認します。原因を取り除き,[世代回復]タブをクリックして再度実行します。

(4) 画面詳細

画面に表示される項目およびボタンについて説明します。

(a) [J2EEアプリケーションの世代回復]画面
操作
[回復]アンカー
世代回復するJ2EEアプリケーションを選択するための世代回復確認画面が表示されます。履歴がない場合は文字だけが表示されます。
アプリケーション名
登録されているJ2EEアプリケーションの表示名が表示されます。
インポート時刻
論理J2EEサーバへのインポート,または世代回復が完了した時刻(Management Server稼働ホストの時刻)が表示されます。
登録時刻
J2EEアプリケーションが登録された時刻(Management Server稼働ホストの時刻)が表示されます。
説明
登録されているJ2EEアプリケーションの説明が表示されます。
[実行状況の表示]アンカー
前回実施した操作の実行状況を表示するための結果確認画面が表示されます。該当する実行状況がない場合は文字だけが表示されます。
(b) 世代回復確認画面
アプリケーション名
操作の対象となる,アプリケーション名が表示されます。
インポートしているバージョン
現在,論理J2EEサーバにインポートしているJ2EEアプリケーションのバージョン情報が表示されます。
一つ前のバージョン
論理J2EEサーバに,一つ前にインポートしていた,J2EEアプリケーションのバージョン情報が表示されます。
[はい]ボタン
一つ前のバージョンに回復します。結果確認画面が表示されます。
[いいえ]ボタン
[J2EEアプリケーションの世代回復]画面に戻ります。