画面に表示される項目およびボタンについて説明します。
- トランザクションに関する設定
- ライトトランザクション機能
- ライトトランザクション機能を有効にするか無効にするか(usrconf.propertiesファイルのejbserver.distributedtx.XATransaction.enabledキー)を選択します。デフォルトは,「有効」です。
- J2EEサーバの動作モードが1.4の場合に,この指定が有効となります。「有効」を選択した場合は,XAリソースがあるとJ2EEサーバ起動時にエラーとなります。
- インプロセスOTSのステータスファイルの格納先
- インプロセスOTSのステータスファイル,および保守資料としてのステータスファイルのバックアップを格納するディレクトリ(usrconf.propertiesファイルのejbserver.distributedtx.ots.status.directory1キー)を指定します。デフォルトは,「otsstatus」です。
- 相対パスを指定した場合は,<作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名称>からのパスとなります。
- 未決着トランザクションが残っている状態で,次に示す操作をした場合,トランザクションの一貫性が失われるおそれがあります。
- トランザクションの一貫性が失われるおそれのある操作
- ステータスファイル格納先を変更します。
- [設定情報の配布]画面から,各論理サーバに設定情報を配布します。
- J2EEサーバを起動します。
- また,ライトトランザクション機能を無効にしている場合,この項目の値を変更して[適用]ボタンをクリックすると,メッセージが表示されます。なお,変更内容は反映されます。メッセージの詳細については,マニュアル「Cosminexus メッセージ 2 KEOS/KEUC/KFCB編」を参照してください。
- インプロセスOTSのステータスファイルの格納先(予備)
- インプロセスOTSのステータスファイル,および保守資料としてのステータスファイルのバックアップを格納するディレクトリ(usrconf.propertiesファイルのejbserver.distributedtx.ots.status.directory2キー)を指定します。
- このディレクトリを指定した場合,予備ステータスファイルが作成され二重化されます。指定しない場合には,予備ステータスファイルが作成されないため二重化されません。
- デフォルトでは,ステータスファイルは二重化されません。
- 未決着トランザクションが残っている状態で,次に示す操作をした場合,トランザクションの一貫性が失われるおそれがあります。
- トランザクションの一貫性が失われるおそれのある操作
- ステータスファイル格納先を変更します。
- [設定情報の配布]画面から,各論理サーバに設定情報を配布します。
- J2EEサーバを起動します。
- また,ライトトランザクション機能を無効にしている場合,この項目の値を変更して[適用]ボタンをクリックすると,メッセージが表示されます。なお,変更内容は反映されます。メッセージの詳細については,マニュアル「Cosminexus メッセージ 2 KEOS/KEUC/KFCB編」を参照してください。
- 利用するスマートエージェント
- 利用するスマートエージェント(usrconf.propertiesファイルのvbroker.agent.portキー)を選択します。デフォルトは,「設定しない」です。
- タイムアウト時間
- J2EEサーバ上で開始されるトランザクションのトランザクションタイムアウト時間(usrconf.propertiesファイルのejbserver.jta.TransactionManager.defaultTimeOutキー)を指定します。指定できる値は,動作モードが1.4の場合は1~2147483647の整数,動作モードが1.3basicの場合は1~2000000の整数です。単位は「秒」です。デフォルトは,「180秒」です。
- コネクションアソシエーション機能
- 分散トランザクション環境下でコネクションアソシエーション機能を有効にするかどうか(usrconf.propertiesファイルのejbserver.connectionpool.association.enabledキー)を指定します。デフォルトは,「無効」です。
- JTAリカバリの固定ポート番号
- JTAリカバリを実行するために使用する固定ポート番号(usrconf.propertiesファイルのejbserver.distributedtx.recovery.portキー)を指定します。デフォルトは,「20302」です。同一マシン内でJ2EEサーバの動作モードが1.4でライトトランザクション機能が無効のJ2EEサーバを複数起動する場合,このポートが重複しないようにする必要があります。ここで指定したポートの割り当てができない場合,J2EEサーバは起動されません。
- 未決着トランザクションが残っている状態で,JTAリカバリの固定ポートを変更すると,未決着トランザクションが解消されないおそれがあります。
- また,ライトトランザクション機能を無効にしている場合,この項目の値を変更して[適用]ボタンをクリックすると,メッセージが表示されます。なお,変更内容は反映されます。メッセージの詳細については,マニュアル「Cosminexus メッセージ 2 KEOS/KEUC/KFCB編」を参照してください。
- XIDの再利用
- XIDを再利用するかどうか(usrconf.propertiesファイルのejbserver.distributedtx.enableXidReuseOptimizationキー)を指定します。デフォルトは,「しない」です。
- トランザクション内で同一リソースマネジャへのコネクションを二つ以上使用しない場合に「する」を選択すると,トランザクションマネージャのパフォーマンスが向上します。「する」を選択した場合,二つ以上のコネクションを使用すると,トランザクション実行時にエラーになります。
- システム例外発生時の挙動
- サーバトランザクションでのシステム例外発生時のクライアントトランザクションの挙動(usrconf.propertiesファイルのejbserver.distributedtx.rollbackClientTxOnSystemExceptionキー)を指定します。デフォルトは「ロールバックしない」です。
- [適用]ボタン
- 指定した情報を反映します。
- [リセット]ボタン
- 指定した情報をリセットします。