1.2.4 リソースアダプタ以外のJ2EEリソースのアプリケーション設定操作

リソースアダプタ以外のJ2EEリソースの,アプリケーション設定操作について説明します。

<この項の構成>
(1) リソースアダプタ以外のJ2EEリソースの種類
(2) J2EEリソース管理の流れ
(3) J2EEリソースのアプリケーション設定操作

(1) リソースアダプタ以外のJ2EEリソースの種類

アプリケーション設定操作で管理する,リソースアダプタ以外のJ2EEリソースは次のとおりです。

(2) J2EEリソース管理の流れ

J2EEリソースの管理の基本的な流れを次に示します。

  1. J2EEリソースのインポート
  2. J2EEリソースのプロパティ定義
  3. J2EEリソースの接続テスト
  4. J2EEリソースの開始・停止

サーバ管理コマンドを使用したJ2EEリソースの管理では,J2EEリソースの種別によって,必要な設定および操作方法が異なります。

J2EEリソースの種別ごとに,それぞれの手順で必要な作業を次の表に示します。手順の列に記載されている番号に従った順序で作業を実施してください。

表1-4 J2EEリソースの管理で行う必要な作業

手順JavaBeansリソースメールコンフィグレーション
1.J2EEリソースのインポート
2.J2EEリソースのプロパティ定義
3.J2EEリソースの接続テスト
4.J2EEリソースの開始・停止

(凡例) ○:必要 -:該当項目なし

注※ メールコンフィグレーションのプロパティ定義には,メールコンフィグレーションの新規作成が含まれます。


各手順について説明します。

●J2EEリソースのインポート

JavaBeansリソースをインポートします。

●J2EEリソースのプロパティ定義

JavaBeansリソースやメールコンフィグレーションを管理する情報を定義します。

●J2EEリソースの接続テスト

メールコンフィグレーションが正しく動くことを確認します。

●J2EEリソースの開始・停止

設定が完了したJavaBeansリソースを開始します。また,運用に応じてJavaBeansリソースを停止します。

(3) J2EEリソースのアプリケーション設定操作

J2EEリソース管理で使用する,アプリケーション設定操作の機能を次に示します。

表1-5 J2EEリソースの管理に使用するアプリケーション設定操作

J2EEリソース管理の操作機能コマンド
J2EEリソースのインポートJavaBeansリソースをJ2EEサーバにインポートします。cjimportjb
J2EEリソースのプロパティ定義JavaBeansリソースの属性を取得して,属性ファイルを生成します。cjgetjbprop
JavaBeansリソースの属性を,属性ファイルに指定された値に変更します。cjsetjbprop
メールに含まれるリソースの属性を取得して,属性ファイルを生成します。cjgetresprop(-type mail指定)
メールに含まれるリソースの属性を,属性ファイルに指定された値に変更します。cjsetresprop(-type mail指定)
J2EEリソースの接続テストメールの接続テストをします。cjtestres(-type mail指定)
J2EEリソースの開始と停止JavaBeansリソースを開始します。cjstartjb
JavaBeansリソースを停止します。cjstopjb
リソースの一覧表示インポート済みのJavaBeansリソースの一覧を表示します。cjlistjb
インポート済みのメール一覧を表示します。cjlistres(-type mail指定)
リソースの削除JavaBeansリソースを削除します。cjdeletejb
メールを削除します。cjdeleteres(-type mail指定)
そのほかの操作メールの属性をコピーします。cjcopyres(-type mail指定)