付録B.4 J2EEアプリケーションを作成する方法

ここでは,Server Plug-in,サーバ管理コマンド,またはMyEclipseを使用してJ2EEアプリケーションを作成する方法について説明します。

アプリケーションを作成する方法には,大きく分けて次の3種類があります。

それぞれの方法で使用する手段を次の表に示します。

表B-9 アプリケーション作成で使用する手段

操作Cosminexus Version 6Cosminexus Version 7
サーバマネジャServer Plug-inサーバ管理コマンドMyEclipse
新規に開発したJ2EEアプリケーションをJ2EEサーバにインポートして作成する
すでに作成してあるWAR・EJB-JARをJ2EEサーバにインポートして作成する
すでに作成してあるEARをJ2EEサーバにインポートして作成する

(凡例)○:使用する -:使用しない


注※ J2EEサーバへのインポートは,MyEclipseを使用して実行します。

なお,MyEclipseは,開発環境を構築する製品で使用できる機能です。MyEclipseを使用できる製品については,マニュアル「Cosminexus 概説」の製品と構成ソフトウェアの対応に関する説明を参照してください。

次に,それぞれの方法について説明します。

<この項の構成>
(1) J2EEアプリケーションを新規に開発してJ2EEサーバにインポートする
(2) すでに作成してあるWAR・EJB-JARをJ2EEサーバにインポートする
(3) すでに作成してあるEARをJ2EEサーバにインポートする

(1) J2EEアプリケーションを新規に開発してJ2EEサーバにインポートする

J2EEアプリケーションを新規に開発するには,MyEclipseを使用します。また,開発したアプリケーションは,MyEclipseを使用してインポートできます。

MyEclipseを使用してJ2EEアプリケーションを新規に開発する手順,およびJ2EEアプリケーションをJ2EEサーバにインポートする手順については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション開発ガイド」のプロジェクトの作成に関する説明,およびプロジェクトのビルド・アーカイブに関する説明を参照してください。

(2) すでに作成してあるWAR・EJB-JARをJ2EEサーバにインポートする

すでに作成してあるWAR,およびEJB-JARをJ2EEサーバにインポートするには,サーバ管理コマンドを使用する方法,およびMyEclipseを使用する方法があります。それぞれの方法について次に示します。

(a) サーバ管理コマンドを使用する方法

WARやEJB-JARをJ2EEリソースにインポートしてから,J2EEアプリケーションを作成する手順を次に示します。

  1. WARやEJB-JARのインポート
    WARやEJB-JARをJ2EEリソースにインポートして,J2EEアプリケーションに使用できるようにします。インポートには,サーバ管理コマンド(cjimportres)を使用します。
    cjimportresコマンドの詳細については,「7.2 Enterprise Bean(EJB-JAR)のインポート」,および「7.3 サーブレットとJSP(WAR)のインポート」を参照してください。
  2. J2EEアプリケーションの作成
    J2EEリソースにインポートしたWARやEJB-JARを使用して,J2EEアプリケーションを作成します。J2EEアプリケーションの作成には,サーバ管理コマンド(cjaddapp)を使用します。
    cjaddappコマンドの詳細については,「7.5 J2EEアプリケーションの新規作成」を参照してください。
(b) MyEclipseを使用する方法

MyEclipseの機能を利用して,WARやEJB-JARを含むEARを生成します。

MyEclipseでWARやEJB-JARを含むEARを生成する手順については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション開発ガイド」を参照してください。

(3) すでに作成してあるEARをJ2EEサーバにインポートする

すでに作成してあるEARをJ2EEサーバにインポートするには,Server Plug-in,またはサーバ管理コマンドを使用します。

Server Plug-inを使用したEARのインポート方法については,「17.1.1 アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションのインポート」を参照してください。

サーバ管理コマンドを使用したEARのインポート方法については,「8.1.1 アーカイブ形式のJ2EEアプリケーションのインポート」を参照してください。