ベーシックモードは,単一のデータベースだけのリソースをトランザクションで使用するシステムに適用できます。旧バージョンとの互換性を重視したモードです。
ベーシックモードでは使用できないアプリケーション設定操作があります。ベーシックモードと1.4モードの機能比較を次に示します。
表A-1 ベーシックモードと1.4モードの機能比較
操作対象 | 操作 | ベーシックモード | 1.4モード |
---|---|---|---|
J2EEリソース | データソースの設定 | ○ | × |
リソースアダプタの設定 | × | ○ | |
メールコンフィグレーションの設定 | ○ | ○ | |
JavaBeansリソースの設定 | ○ | ○ | |
リソースの一覧表示 | ○ | ○ | |
JNDI名前空間に登録されるJ2EEリソース名の参照と変更 | △※ | ○ | |
J2EEリソースの削除 | ○ | ○ | |
J2EEリソースのコピー | ○ | ○ | |
J2EEアプリケーション | CMP2.0のEntity Beanを含んだJ2EEアプリケーション | × | ○ |
Message-driven Beanを含んだJ2EEアプリケーション | × | ○ | |
ローカルインタフェースを含んだJ2EEアプリケーション | × | ○ | |
そのほかのJ2EEアプリケーション | ○ | ○ |
(凡例) ○:実行できる △:一部実行できる ×:実行できない
注※ 次のJ2EEリソースに対して別名を付けることができます。
データソースを使用する場合の,データベースと接続するための設定については,「付録A.2 データベースと接続するための設定(データソースを使用する場合)」を参照してください。
J2EEアプリケーションがデータソースを呼び出す場合のリファレンスの定義については,「付録A.4 データソースへのリファレンス定義」を参照してください。
差異のない機能については,本文を参照してください。