ここでは,サーバマネジャで実施できたJ2EEアプリケーションの操作を,Server Plug-in,またはサーバ管理コマンドを使用して実施する方法について説明します。
次の作業について説明します。
サーバマネジャで実施できたJ2EEアプリケーションの作成の操作を,Server Plug-in,またはサーバ管理コマンドを使用して実行する場合の操作方法の参照先について次の表に示します。
表B-5 J2EEアプリケーションの作成で実行できる操作の差異と参照先
操作 | 内容 | 参照先 | ||
---|---|---|---|---|
Server Plug-in | サーバ管理コマンド | |||
Enterprise Bean(EJB-JAR)のインポート※ | J2EEサーバにEnterprise Beanをインポートします。 | - | 7.2 | |
サーブレットとJSPのインポート※ | J2EEサーバにサーブレットとJSPをインポートします。 | - | 7.3 | |
J2EEアプリケーションの新規作成※ | インポートしたEJB-JAR,WARを基に,EARを作成します。 | - | 7.5 | |
J2EEアプリケーションへのライブラリJARファイルの追加 | J2EEアプリケーションにライブラリJARを追加します。 | - | 7.6 | |
ライブラリJARファイルの一覧の参照 | J2EEアプリケーションにインポートされているライブラリJARファイルの一覧を参照します。 | - | 7.7 | |
J2EEアプリケーションからのライブラリJARファイルの削除 | J2EEアプリケーションにインポートされているライブラリJARファイルを削除します。 | - | 7.8 | |
セキュリティの設定 | ユーザの設定 | セキュリティロールを使用したユーザ管理をする場合に,ユーザを登録します。ロールとの対応づけもできます。 | - | 9.17.1 |
ロールの設定 | セキュリティロールを使用したユーザ管理をする場合に,ロールを登録します。ユーザとの対応づけもできます。 | - | 9.17.2 | |
Enterprise Beanの設定 | ほかのEnterprise Beanのリファレンス定義 | ほかのEnterprise Beanへのリファレンスについて定義します。 | 18.2.1 | 9.3.1 |
セキュリティロールリファレンスの設定 | セキュリティロールへのリファレンスについて定義します。 | - | 9.18 | |
メールリファレンスの設定 | メールサーバへのリファレンスについて定義します。 | - | 9.3.2 | |
リソースアダプタリファレンスの設定 | リソースアダプタの設定をします。 | 18.2.2 | 9.3.3 | |
リソース環境リファレンスの設定 | リソース環境リファレンスの設定をします。 | 18.2.3 | 9.3.4 | |
トランザクション属性の定義 | トランザクション属性について定義します。 | 18.4 | 9.5 | |
セキュリティロールによるアクセス権限の設定 | セキュリティロールによるアクセス権を設定する場合のメソッドのパーミッションを定義します。 | - | 9.19 | |
すべてのユーザに対するアクセス権限の設定 | すべてのユーザに対してアクセス権限を設定する場合のメソッドのパーミッションを定義します。 | - | 9.19 | |
UseCallerIdentityの設定 | セキュリティの情報であるセキュリティアイデンティティとしてUseCallerIdentityを設定します。 | - | 9.20.1 | |
Run asの設定 | セキュリティの情報であるセキュリティアイデンティティとしてRun asを設定します。 | - | 9.20.1 | |
Entity BeanのCMP定義 | Entity Beanの永続性管理をコンテナに任せる場合に定義します。 | - | 9.6.2 9.6.3 | |
サーブレットとJSPの設定 | Enterprise Beanリファレンスの設定 | Enterprise Beanのリファレンスについて定義します。 | 18.5.1 | 9.7.1 |
セキュリティロールリファレンスの設定 | セキュリティロールへのリファレンスについて定義します。 | - | 9.18 | |
メールリファレンスの設定 | メールサーバへのリファレンスについて定義します。 | - | 9.7.2 | |
リソースアダプタリファレンスの設定 | リソースアダプタの設定をします。 | 18.5.2 | 9.7.3 | |
リソース環境リファレンスの設定 | リソース環境リファレンスの設定をします。 | 18.5.3 | 9.7.4 | |
サーブレットとJSPのマッピングの定義 | サーブレットとJSPのマッピングを定義します。 | 18.6 | 9.8 | |
フィルタのマッピング | フィルタのマッピングを定義します。 | 18.7.2 | 9.9.2 | |
セキュリティアイデンティティの定義 | セキュリティアイデンティティを定義します。 | - | 9.20.2 |
(凡例)-:操作できない
注※ MyEclipseを使用しても実行できます。MyEclipseを使用したアプリケーションを作成する方法については「付録B.4 J2EEアプリケーションを作成する方法」を参照してください。
サーバマネジャで実施できたJ2EEアプリケーションのインポートとエクスポートの操作を,Server Plug-in,またはサーバ管理コマンドを使用して実行する場合の操作方法の参照先について次の表に示します。
表B-6 J2EEアプリケーションのインポートとエクスポートで実行できる操作の差異と参照先
操作 | 内容 | 参照先 | |
---|---|---|---|
Server Plug-in | サーバ管理コマンド | ||
J2EEアプリケーションのインポート | J2EEサーバにJ2EEアプリケーション(EAR)をインポートします。 | 17.1.1 | 8.1.1 |
J2EEアプリケーションのエクスポート | J2EEアプリケーションをエクスポートします。 | 17.2 | 8.2 |
サーバマネジャで実施できたJ2EEアプリケーションのカスタマイズの操作を,Server Plug-in,またはサーバ管理コマンドを使用して実行する場合の操作方法の参照先について次の表に示します。
表B-7 J2EEアプリケーションのカスタマイズで実行できる操作の差異と参照先
操作 | 内容 | 参照先 | ||
---|---|---|---|---|
Server Plug-in | サーバ管理コマンド | |||
リファレンスマッピング定義 | ほかのEnterprise Beanのリファレンスの解決 | ほかのEnterprise Beanを参照している個所に,参照先のEnterprise Beanをマッピングします。 | 18.2.1 18.5.1 | 9.3.1 9.7.1 |
セキュリティロールのリファレンスの解決 | セキュリティロールを参照している個所に,J2EEサーバが管理しているセキュリティロールをマッピングします。 | - | 9.17 | |
メールコンフィグレーションのリファレンスの解決 | メールサーバを参照している個所に,メールサーバをマッピングします。 | - | 9.3.2 9.7.2 | |
リソースアダプタのリファレンスの解決 | リソースアダプタを参照している個所に,リソースアダプタをマッピングします。 | 18.2.2 18.5.2 | 9.3.3 9.7.3 | |
リソース環境のリファレンスの解決 | リソース環境を参照している個所に,リソース環境をマッピングします。 | 18.2.3 18.5.3 | 9.3.4 9.7.4 | |
Message-driven Beanのリファレンスの解決 | Message-driven BeanのConnection FactoryとDestinationを参照する個所に,Connection FactoryとDestinationをマッピングします。 | 18.3 | 9.4 | |
CMPとデータベースのマッピング定義 | CMP1.xのマッピング定義 | CMP1.x Entity Beanのフィールドをデータベース上の表にマッピングします。 | - | 9.6.2 |
CMP2.xのマッピング定義 | CMP2.x Entity Beanのフィールドをデータベース上の表にマッピングします。 | - | 9.6.3 | |
Enterprise Beanの実行時属性の定義 | Stateful Session Beanの実行時プロパティの設定 | Stateful Session Beanの実行時の動作についてのプロパティを設定します。 | 18.8.1 | 9.10.1 |
Stateless Session Beanの実行時プロパティの設定 | Stateless Beanの実行時の動作についてのプロパティを設定します。 | 18.8.2 | 9.10.2 | |
Entity Beanの実行時プロパティの設定 | Entity Beanの実行時の動作についてのプロパティを設定します。 | 18.8.3 | 9.10.3 | |
Message-driven Beanの実行時プロパティの設定 | Message-driven Beanの実行時の動作についてのプロパティを設定します。 | 18.8.4 | 9.10.4 | |
J2EEアプリケーションのコンテキストルート定義 | J2EEアプリケーションのコンテキストルートを設定します。 | 18.9.1 | 9.11.1 | |
JNDI名前空間に登録される名称の参照と変更 | J2EEアプリケーション名の参照 | J2EEアプリケーション名を参照するための設定をします。 | - | 9.13.1 |
Enterprise Bean名の参照と変更 | Enterprise Bean名を参照するための設定およびEnterprise Bean名を変更します。 | - | 9.13.2 | |
セキュリティアイデンティティの解決 | J2EEアプリケーション内で参照しているセキュリティアイデンティティ情報に,J2EEサーバが管理しているユーザIDをマッピングします。 | - | 9.20 | |
CTMのスケジューリング | CTMを利用してキューのスケジューリングをするかどうか,およびスケジューリング方法について設定します。 | 18.11 | 9.14 | |
Webアプリケーション単位での同時実行スレッド数制御の定義 | WebコンテナでWebアプリケーション単位での同時実行スレッド数を制御するかどうか,およびスレッド数などを設定します。 | 18.9.2 | 9.11.2 | |
J2EEアプリケーションの起動順序の設定 | Enterprise Beanの起動順序の設定 | J2EEアプリケーションに含まれるEnterprise Bean(EJB-JAR)の起動順序を設定します。 | 18.12.2 | 9.15.2 |
サーブレット,JSPの起動順序の設定 | J2EEアプリケーションに含まれるサーブレットまたはJSP(WAR)の起動順序を設定します。 | 18.12.3 | 9.15.3 | |
サーブレット,JSPのエラー通知の設定 | サーブレット,JSPでエラーが発生した場合に,J2EEアプリケーションにエラーを通知するための設定をします。 | 18.13 | 9.16 |
(凡例)-:操作できない
サーバマネジャで実施できたJ2EEアプリケーションの実行の操作を,Server Plug-in,またはサーバ管理コマンドを使用して実行する場合の操作方法の参照先について次の表に示します。
表B-8 J2EEアプリケーションの実行で実行できる操作の差異と参照先
操作 | 内容 | 参照先 | |
---|---|---|---|
Server Plug-in | サーバ管理コマンド | ||
J2EEアプリケーションの開始 | J2EEアプリケーションを開始します。 | 19.2 | 10.2.1 |
J2EEアプリケーションの一覧の参照 | インポートされているアプリケーションの一覧を参照します。 | 21.1 | 10.3 |
J2EEアプリケーションの停止 | J2EEアプリケーションを停止します。 | 19.3 | 10.2.2 |
J2EEアプリケーションの削除 | J2EEアプリケーションを削除します。 | 19.4 | 10.4 |