2.3.1 セットアップウィザードでセットアップしたシステムの起動と停止

セットアップウィザードでセットアップしたシステムの起動と停止には,Smart Composer機能のコマンドを使用します。

Smart Composer機能のコマンドを使用する場合,事前に環境変数の設定が必要です。環境変数の設定については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」の環境変数の設定に関する説明を参照してください。

システムを起動する前に,運用管理エージェントおよびManagement Serverが起動していない場合は運用管理エージェントおよびManagement Serverを起動してください。運用管理エージェントの起動については,「6.5.3(1) 運用管理エージェントの起動」を参照してください。Management Serverの起動については,「6.6.2(2) Management Serverの起動」を参照してください。

システムの起動方法と停止方法について説明します。

●システムの起動

cmx_start_targetコマンドを使用して,システムを起動します。cmx_start_targetコマンドのオプションに指定する値については表2-51を参照してください。

ここでは,cmx_start_targetコマンドのオプションに指定する値がすべてデフォルト値である場合の実行例を説明します。

次にコマンドの実行例を示します。

Windowsの場合

<Cosminexusインストールディレクトリ>¥manager¥bin¥cmx_start_target -m localhost:28080 -u admin -s MyWebSystem -mode ALL

UNIXの場合

# /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_start_target -m localhost:28080 -u admin -s MyWebSystem -mode ALL

cmx_start_targetコマンドのオプションに指定する値について,次の表に示します。

表2-51 cmx_start_targetコマンドのオプションに指定する値

オプション指定する値設定内容参照先
-mlocalhost:<ポート番号><ポート番号>にManagement Server接続HTTPポート番号を指定します。2.2.6 運用管理機能の設定
-u<管理ユーザID>Management Serverの管理ユーザIDを指定します。2.2.5 運用管理ユーザの設定
-p※1<管理パスワード>Management Serverの管理ユーザIDのパスワードを指定します。
-s<Webシステム名>Webシステム名を指定します。2.2.9 システム環境の設定
-modeALL※2

(凡例)-:該当なし

注※1
指定を省略できます。
注※2
必ずこの値を指定してください。

cmx_start_targetコマンドの詳細については,「12.3 コマンドの詳細」の「cmx_start_target」を参照してください。

●システムの停止

cmx_stop_targetコマンドを使用して,システムを停止します。cmx_stop_targetコマンドのオプションに指定する値については表2-51を参照してください。

ここでは,cmx_stop_targetコマンドのオプションに指定する値がすべてデフォルト値である場合の実行例を説明します。

次にコマンドの実行例を示します。

Windowsの場合

<Cosminexusインストールディレクトリ>¥manager¥bin¥cmx_stop_target -m localhost:28080 -u admin -s MyWebSystem -mode ALL

UNIXの場合

# /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_start_target -m localhost:28080 -u admin -s MyWebSystem -mode ALL

cmx_stop_targetコマンドの詳細については,「12.3 コマンドの詳細」の「cmx_stop_target」を参照してください。