9.1.5 Solarisの場合

Solarisの場合の,Smart Composer機能を使用して構築されたシステムが必要とするリソースと,リソースの所要量の見積もりについて,参照先を次の表に示します。

なお,仮想メモリ所要量については,「9.1.6 仮想メモリの使用量の見積もり」を参照してください。また,ディスク占有量については,Application Serverのリリースノートを参照してください。

また,各表の見積もりにある,「オプション設定ファイル例」については,使用しているOSのバージョン,およびカーネルのバージョンごとに異なります。使用しているOSのマニュアルを参照して,表中の見積もり式を基に見積もった値を設定してください。なお,使用しているOSで該当するカーネルパラメタが設定できない場合には,設定は不要です。

<この項の構成>
(1) アプリケーションサーバマシンの使用リソースの見積もり
(2) DBMSの使用リソースの見積もり

(1) アプリケーションサーバマシンの使用リソースの見積もり

アプリケーションサーバマシンの使用リソースの見積もりについて,次の表に示します。

表9-8 アプリケーションサーバマシンの使用リソースの見積もり(Solarisの場合)

システムリソースパラメタ所要量オプション設定ファイル例
サービスユニット共用メモリshminfo_shmmaxPrfTraceBufferSize※1+18496/etc/system
プロセス数max_nprocs4/etc/system
スレッド数バッチサーバのスレッド数※2+34
ファイルディスクリプタ数rlim_fd_maxバッチサーバのファイルディスクリプタ数※2+43/etc/system
Management Serverプロセス数maxuprc5/etc/system
スレッド数56
ファイルディスクリプタ数rlim_fd_max43+バッチサーバ数/etc/system

(凡例)-:該当しません。

注※1
パフォーマンストレーサのバッファメモリサイズを512~102400の範囲で指定します(単位はキロバイトになります)。PrfTraceBufferSizeについては,「14.6 論理パフォーマンストレーサで指定できるパラメタ」を参照してください。
注※2
バッチサーバのスレッド数とファイルディスクリプタ数については,「付録G バッチサーバのスレッド数とファイルディスクリプタ数の見積もり」を参照して算出してください。

(2) DBMSの使用リソースの見積もり

DBMSの使用リソースの見積もりについて,次の表に示します。

表9-9 DBMSの使用リソースの見積もり(Solarisの場合)

コンポーネント使用リソース所要量
DBMS(HiRDBの場合)最大同時接続数(pd_max_users)(サービスユニット内リソースアダプタ数×MaxPoolSize×2+サービスユニット内リソースアダプタ数)×サービスユニット数
DBMS(Oracleの場合)最大同時接続数(PROCESSES)(サービスユニット内リソースアダプタ数×MaxPoolSize+サービスユニット内リソースアダプタ数)×サービスユニット数

注※ Connector属性ファイルのMaxPoolSizeパラメタの値を指定します。