10.5.1 簡易構築定義ファイルの設定内容

簡易構築定義ファイルでは,Webシステムの次の構成について設定します。

注※
データベースを使用するための設定の定義については,「6.5.2 データベースを使用するための設定」を参照してください。

物理ティアおよびサービスユニットのコンフィグレーション定義で,同じパラメタを指定した場合は,サービスユニットの定義,物理ティアの定義の順に優先して適用されます。

なお,設定内容の詳細については,「13.7 簡易構築定義ファイル」,および「14.1 簡易構築定義ファイルおよび構成変更定義ファイルに指定できるタグ」を参照してください。

注意
JP1/SC/DPMを利用してシステムを構築する場合は,簡易構築定義ファイルの物理ティアの定義で,バッチサーバのコンフィグレーション(<configuration>タグ)の設定が必要になります。JP1/SC/DPMを利用してシステムを構築する場合に,物理ティアの定義で設定が必要なパラメタを次の表に示します。

表10-2 JP1/SC/DPMを利用してシステムを構築する場合に,物理ティアの定義で設定が必要なパラメタ

論理サーバの種類(<tier>タグ配下の<logical-server-type>タグの指定値)<param-name>タグの指定値<param-value>タグの指定値
j2ee-serverrealservername実サーバ名
webserver.connector.http.bind_host.valuetrue
webserver.connector.ajp13.bind_host.valuetrue
manager.mevent.sender.bind.host.valuetrue
vbroker.se.iiop_tp.host.valuetrue
mngagent.connector.host.valuetrue
注※
Management Serverが稼働するホスト(サーバマシン)が,複数個のIPアドレスを持っている構成の場合に設定が必要です。