Smart Composer機能を使用してシステムをスケールアウトする場合に,追加するアプリケーションサーバのセットアップにJP1/SC/DPMのディスク複製OSインストール機能を利用できます。この場合,通常のシステムのスケールアウトの手順の前に,複製元のディスクイメージを作成する準備が必要です。
なお,JP1/SC/DPMを利用して構築したシステムのスケールインについては,「7.7.3 JP1/SC/DPMを利用して構築したシステムのスケールイン」を参照してください。参照の際には次の点に注意してください。
JP1/SC/DPMを使用して,アプリケーションサーバのディスクイメージを複製し,そのディスクイメージに従って,新たなアプリケーションサーバにOSやアプリケーションをインストールします。次に,Smart Composer機能のコマンドを使用して,複製先アプリケーションサーバの情報をシステムにスケールアウトします。スケールアウトの概要については,「7.7.2 ホスト単位管理モデルでのシステムのスケールアウト」を参照してください。
なお,スケールアウトの方法は,J2EEアプリケーションを実行するシステムと同じです。ここでは,システムのスケールアウトの準備およびスケールアウトで実施する内容と参照先について説明します。
なお,システムの構成を変更するとシステムが動作するために必要なリソースも変更する必要があります。システムが動作するために必要なリソースの見積もりについては,「9.1 使用リソースの見積もり」を参照してください。
スケールアウト用ホスト定義ファイルを任意の場所にコピーして,ファイルの内容を編集します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> |
作成したスケールアウト用ホスト定義ファイルの内容を,複製先アプリケーションサーバのManagement Serverの,システムの情報モデルに反映します。また,変更したシステムの情報モデルを実システムに適用して,複製先アプリケーションサーバのホスト情報を変更します。
<Cosminexusインストールディレクトリ>¥manager¥bin¥cmx_scaleout_host -m 192.168.100.13 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -f <任意のディレクトリ>¥MyWebSystemHostScaleout.xml |
# /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_scaleout_host -m 192.168.100.13 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -f <任意のディレクトリ>/MyWebSystemHostScaleout.xml |
<Cosminexusインストールディレクトリ>¥manager¥bin¥cmx_build_system -m 192.168.100.13 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -s MyWebSystem1 |
# /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_build_system -m 192.168.100.13 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -s MyWebSystem1 |
<Cosminexusインストールディレクトリ>¥manager¥bin¥cmx_start_target -m 192.168.100.13 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode ALL -s MyWebSystem1 -unit unit1 |
# /opt/Cosminexus/manager/bin/cmx_start_target -m 192.168.100.13 -u cosmi_admin -p cosmi_admin_passwd -mode ALL -s MyWebSystem1 -unit unit1 |
<Cosminexusのインストールディレクトリ>¥CC¥admin¥bin¥cjstartrar BatchServer -nameserver corbaname::192.168.1.13:900 -resname DB_Connector_for_HiRDB_Type4 |
# /opt/Cosminexus/CC/admin/bin/cjstartrar BatchServer -nameserver corbaname::192.168.1.13:900 -resname DB_Connector_for_HiRDB_Type4 |