ここでは,データベース接続で使用できる機能について説明します。
データベース接続で使用できるJ2EEコンポーネントおよび機能を,データベースごとに次の表に示します。
表9-11 使用できるJ2EEコンポーネントおよび機能
項目 | HiRDB | Oracle | SQL Server | XDM/RD E2 |
---|
Oracle9i | Oracle10g |
---|
J2EEコンポーネント | Servlet/JSP | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Stateless Session Bean | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Stateful Session Bean | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
Entity Bean(BMP) | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
Entity Bean(CMP1.1) | ○ | ○※1 | × | × | × |
Entity Bean(CMP2.0) | ○※2 | ○※1 | × | × | × |
Message-driven Bean(onMessageメソッドからのデータベースアクセス) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
使用できる機能 | コネクションプーリング | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
コネクションプールのウォーミングアップ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
コネクションプールの情報表示(cjlistpoolコマンド) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
コネクションプールのクリア(cjclearpoolコマンド) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
リソースへの接続テスト | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
コネクションの障害検知 | ○※3 | ○ | ○ | △※4 | ○ |
ステートメントプーリング | ○※5 | ○ | ○ | ○ | ○※5※6 |
ステートメントキャンセル | ○※7 | △※8※9 | △※8※9 | ○ | ○※10 |
ステートメントsetQueryTimeoutメソッド | ○※11 | △※12 | △※12 | ○※13 | ×※14 |
コネクションIDのPRFトレース出力 | ○ | ○ | ○ | × | ○※10 |
障害調査用SQLの出力 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
コネクションプールのクラスタ化 | × | × | ○※15 | × | × |
(凡例) ○:使用できる ×:使用できない △:一部制限あり
- 注※1
- Oracle9iでCMP1.1およびCMP2.0が使用できるのは,Cosminexus DABroker Libraryを使用して接続する場合だけです。Oracle JDBC Thin Driverを使用して接続する場合は,CMP1.1およびCMP2.0は使用できません。
- 注※2
- CMP2.0の機能である,CMR機能は利用できません。
- 注※3
- Cosminexus DABroker Libraryを使用して接続する場合,HiRDBのバージョンが07-01以前でグローバルトランザクション(XATransaction)のときは使用できません。
- 注※4
- DB ConnectorのselectMethodプロパティをdirectに設定した場合は使用できません。
- 注※5
- HiRDB自動再接続機能とステートメントプーリング機能の併用はできません。
- 注※6
- Cosminexus DABroker Libraryを使用する場合,XDM/RD E2 11-02以降のバージョンとCosminexus DABroker Library 03-13以降を使用する場合にだけステートメントプーリングを使用できます。
- 注※7
- Cosminexus DABroker Libraryを使用して接続する場合,グローバルトランザクション(XATransaction)のときは使用できません。
- 注※8
- Cosminexus DABroker Libraryを使用して接続する場合,データベースのサーバまたはクライアントがWindowsで,接続形式が専用接続であるときは,使用できません。
- 注※9
- Oracle9i,Oracle10gでOracle JDBC Thin Driverを使用して接続する場合は,接続形式がMTS接続のときに使用できます。専用接続では使用できません。
- 注※10
- ステートメントキャンセル,およびコネクションIDのPRFトレース出力は,DABroker経由の場合,XDM/RD E2 11-02以降で使用できます。
- 注※11
- HiRDB Type4 JDBC Driverを使用して接続する場合に使用できます。Cosminexus DABroker Libraryを使用して接続する場合は使用できません。
- 注※12
- Cosminexus DABroker Libraryを使用して接続する場合は使用できません。Oracle JDBC Thin Driverを使用する場合,MTS接続は有効に働きますが,専用接続には制限があります。詳細はオラクルのサポートサービスにお問い合わせください。
- 注※13
- ステートメントsetQueryTimeoutメソッドは,SQL Server 2005の場合だけ使用できます。SQL Server 2000の場合は使用できません。
- 注※14
- ステートメントsetQueryTimeoutメソッドは,DABroker経由の場合は使用できません。
- 注※15
- RAC機能を使用している場合で,Oracle JDBC Thin Driverを使用して接続するときに使用できます。