Servlet 2.2仕様またはServlet 2.3仕様に対応したWebアプリケーションをServlet 2.4仕様にバージョンアップする場合に必要な作業,および注意事項を示します。なお,Servlet 2.4仕様の詳細については,Servlet 2.4仕様書を参照してください。
Servlet 2.2仕様またはServlet 2.3仕様に従って作成したweb.xmlは,Servlet 2.4仕様に従った定義に修正します。Servlet 2.4仕様で変更された点については,マニュアル「Cosminexus アプリケーション開発ガイド」のServlet 2.4仕様で追加,変更された仕様についての注意事項(web.xml)を参照してください。
Servlet 2.4仕様では,Servlet 2.2仕様およびServlet 2.3仕様から仕様が追加,変更されています。追加,変更された点を確認し,Servlet 2.4仕様に対応したコードに修正してください。Servlet 2.4仕様で追加,変更された点については,「4.32.3 Servlet 2.4仕様で追加,変更された仕様についての注意事項」を参照してください。
また,JSP 2.0仕様でもJSP 1.2仕様から仕様が追加,変更されています。追加,変更された点を確認し,JSP 2.0仕様に対応したコードに修正してください。JSP 2.0仕様で追加,変更された点については,「4.32.5 JSP 2.0仕様で追加,変更された仕様についての注意事項」を参照してください。
Servlet 2.4仕様に対応したWebアプリケーションは,サーブレットエンジンモードでは実行できません。したがって,サーブレットエンジンモードを使用していた場合は,J2EEサーバモードに移行する必要があります。
サーブレットエンジンモードからJ2EEサーバモードへの移行方法については,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。
Servlet 2.4仕様に対応したWebアプリケーションに含まれるJSPファイルは,JSP 2.0仕様に準拠します。JSP 2.0仕様では,JSP 1.2仕様よりも厳密にシンタックスチェックされます。したがって,Servlet 2.3仕様のWebアプリケーションでは通知されなかったエラーが通知されることがあります。
Servlet 2.2仕様またはServlet 2.3仕様に対応したWebアプリケーションをServlet 2.4仕様にバージョンアップする場合は,cjjspcコマンドでJSPをコンパイルして,エラーが発生しないことを確認してください。コンパイルエラーが通知された場合は,エラー通知内容に従って修正してください。
cjjspcコマンドについては,「4.7.2 JSP事前コンパイルの方法」を参照してください。