ここでは,サーブレットエンジンモードの場合のEJBコンテナとの連携について説明します。
WebコンテナはEJBコンテナと連携して,J2EEサーバとして動作します。なお,EJBコンテナとの連携については,J2EEサーバモードの場合と同じです。
ここでは,サーブレットエンジンモード固有のEnterprise Beanの呼び出し方法についてだけ説明します。これ以外のEnterprise Beanの呼び出し方法については,「4.14.1 Enterprise Beanの呼び出し方法」を参照してください。また,Enterprise Bean呼び出しの準備については,「4.14.2 Enterprise Bean呼び出しの準備」を参照してください。
Context ctx = new InitialContext();
Object o =
ctx.lookup("HITACHI_EJB/SERVERS/MyServer/EJB/APName/Cart");
CartHome h = (CartHome)PortableRemoteObject.narrow(o, CartHome.class);
Cart c = h.create();
c.call();
Enterprise Beanを呼び出すとき,RMI-IIOP通信にタイムアウトを設定できます。RMI-IIOP通信のタイムアウト時間の設定方法は,Enterprise Beanがどこから呼び出されるかによって異なります。
Enterprise Beanを呼び出すEJBクライアントの形態がJSPやサーブレットの場合で,サーブレットエンジンモードで動作するWebコンテナを利用するときは,クライアント側のJSP,サーブレットが動作するWebコンテナサーバのプロパティをカスタマイズして設定します。Webコンテナサーバの動作設定のカスタマイズについては,マニュアル「Cosminexus システム構築ガイド」を参照してください。また,RMI-IIOP通信のタイムアウトの概要については,「5.9.4 RMI-IIOP通信のタイムアウト」を参照してください。