2.2.6 リソース接続とトランザクション管理が提供する機能の概要

J2EEサービスのうち,リソース接続とトランザクション管理が提供する機能の概要について説明します。なお,機能の詳細については,「9. リソース接続とトランザクション管理」を参照してください。

J2EEサービスのうち,リソース接続とトランザクション管理が提供する機能の目的,およびJ2EE標準との対応について,次の表に示します。

表2-7 J2EEサービス(リソース接続とトランザクション管理)が提供する機能の目的およびJ2EE標準との対応

機能名目的J2EE標準への準拠参照先
信頼性性能運用・
保守
拡張性そのほかJ2EE標準拡張
コネクションプーリング9.10.1
コネクションプールのウォーミングアップ
コネクションプール数調節機能
コネクションシェアリング・アソシエーション9.10.2
ステートメントプーリング9.10.3
ライトトランザクション9.10.4
インプロセストランザクションサービス9.10.5
DataSourceオブジェクトのキャッシング9.10.6
DB Connectorのコンテナ管理でのサインオンの最適化9.10.7
受信バッファのプーリング(Cosminexus DABroker Libraryを使用する場合)9.10.8
コネクションの障害検知※1※19.11.1
コネクション枯渇時のコネクション取得待ち9.11.2
コネクションの取得リトライ9.11.3
コネクションプールの情報表示9.11.4
コネクションプールのクリア9.11.5
コネクションの自動クローズ9.11.6
コネクションスイーパ9.11.7
トランザクションタイムアウトとステートメントキャンセル9.11.8
トランザクションリカバリ9.11.9
障害調査用SQLの出力9.11.10
オブジェクトの自動クローズ9.11.11
コネクションプールのクラスタ化(コネクションプールの一時停止・再開・状態表示)9.12
リソースアダプタのライフサイクル管理※29.13.1
リソースアダプタのワーク管理※29.13.2
メッセージインフロー※29.13.3
管理対象オブジェクトのルックアップ※29.13.4
コネクション定義の複数指定※29.13.5
リソースへの接続テスト9.14

(凡例) ○:対応する  -:対応しない

表中の項目「J2EE標準」と「拡張」の両方に○が付いている機能は,J2EE標準の機能にApplication Server独自の機能が拡張されていることを示します。「拡張」だけに○が付いている機能はApplication Server独自の機能であることを示します。
注※1
Connector 1.0の場合は「拡張」です。Connector 1.5の場合は「J2EE標準」です。
注※2
Connector 1.5仕様に準拠したリソースアダプタを使用する場合だけ使用できる機能です。