2.2.1 Webコンテナが提供する機能の概要

Webコンテナが提供する機能の概要について説明します。なお,使用するWebサーバの種類によって,使用できる機能が一部異なります。

機能の詳細,およびWebサーバの種類による機能差異については,「4. Webコンテナ」を参照してください。

Webコンテナが提供する機能の目的,およびJ2EE標準との対応について,次の表に示します。

表2-2 Webコンテナが提供する機能の目的およびJ2EE標準との対応

機能名目的J2EE標準への準拠参照先
信頼性性能運用・
保守
拡張性そのほかJ2EE標準拡張
Webアプリケーションの実行4.2
インプロセスHTTPサーバによるリクエストの受け付け4.3
セッション管理4.4
文字コード変換4.5
デフォルトの文字エンコーディング設定4.6
JSPの事前コンパイルとコンパイル結果の保持4.7
アプリケーションのイベントリスナ4.8
タグファイルの実行4.9
JSP ELの実行4.10
リクエストおよびレスポンスのフィルタリング4.11
フィルタリングによるHTTPレスポンスの圧縮4.12
Webコンテナのセキュリティ管理4.13
EJBコンテナとの連携4.14
データベースとの接続4.15
Webコンテナによるスレッドの作成4.16
同時実行スレッド数の制御4.174.184.194.20
ユーザスレッドの使用4.21
通信タイムアウトの設定4.22
Webサーバ(リダイレクタ)によるリクエストの振り分け4.23
エラーページのカスタマイズ4.24
ドメイン名指定でのトップページの表示4.25
Webコンテナへのゲートウェイ情報の通知4.26
Webサーバ連携・インプロセスHTTPサーバ・簡易WebサーバでのIPアドレスの指定4.27
静的コンテンツのキャッシュ4.28
簡易Webサーバ機能4.29
セッションフェイルオーバ機能4.11.112章

(凡例) ○:対応する  -:対応しない

表中の項目「J2EE標準」と「拡張」の両方に○が付いている機能は,J2EE標準の機能にApplication Server独自の機能が拡張されていることを示します。「拡張」だけに○が付いている機能はApplication Server独自の機能であることを示します。