同時実行スレッド数および実行待ちキューサイズの設定例について説明します。ここでは,Webサーバ連携機能を使用する場合の例について説明します。
この例では,Webコンテナに四つのWebアプリケーションがデプロイされていて,そのうちの二つのWebアプリケーションにWebアプリケーション単位での同時実行スレッド数制御がされているものとします。設定内容を次に示します。
Webアプリケーション名 | 最大同時実行スレッド数 | 占有スレッド数 | 実行待ちキューサイズ |
---|---|---|---|
WebアプリケーションA | 3 | 1 | 5 |
WebアプリケーションB | 3 | 2 | 10 |
Webコンテナ上に,Webアプリケーションごとの同時実行スレッド数制御の設定があるWebアプリケーションと,設定のないWebアプリケーションが混在している場合の例を,次の図に示します。
図4-27 Webアプリケーションの設定例
図4-27の設定の場合に使用できる最大同時実行スレッド数,占有スレッド数,および実行待ちキューサイズについて,Webアプリケーションごとに説明します。なお,説明の項番は,図中の項番と対応しています。