システムの保守を支援する機能の概要について説明します。
- ユーザログ出力
バッチアプリケーションで例外が発生した場合に,メッセージおよびログを日立トレース共通ライブラリ形式で出力できます。
- コンソールログ出力
運用管理エージェントが起動したプロセスの標準出力や標準エラー出力などのコンソール出力情報をコンソールログに出力できます。
- 障害検知時コマンド
Management Serverが論理サーバの障害を検知したときに,トラブルシューティングの資料を取得できます。
- snapshotログ収集
Cosminexusの構成ソフトウェアのsnapshotログを出力,収集できます。
例えば,システムにトラブルが発生した場合には,トラブルシューティング情報としてsnapshotログを自動的に収集できます。
システムの保守を支援する機能の目的,およびJ2EE標準との対応について,次の表に示します。
表3-10 システムの保守を支援する機能の目的およびJ2EE標準との対応
機能名 | 目的 | J2EE標準への準拠 | 参照先 |
---|
信頼性 | 性能 | 運用・ 保守 | 拡張性 | そのほか | J2EE標準 | 拡張 |
---|
ユーザログ出力 | - | - | ○ | - | - | - | ○ | 18.3 |
コンソールログ出力 | - | - | ○ | - | - | - | ○ | 18.4 |
障害検知時コマンド | - | - | ○ | - | - | - | ○ | 18.2.3 |
snapshotログ収集 | - | - | ○ | - | - | - | ○ | 18.2.4 |
(凡例) ○:対応する -:対応しない
- 注
- 表中の項目「拡張」だけに○が付いている機能はApplication Server独自の機能であることを示します。