18.3.5 ログの出力方法

J2EEアプリケーションまたはバッチアプリケーションでのログの出力は,JavaロギングAPIを使用してコーディングします。ユーザログにJ2EEアプリケーションまたはバッチアプリケーションの名称やメッセージIDを出力したい場合には,Cosminexusが提供している,CJLogRecordクラスを使用します。

CJLogRecordクラスは,JavaロギングAPIのLogRecordクラスを継承したクラスです。メッセージIDとアプリケーション名を設定したCJLogRecordオブジェクトを作成できます。このクラスで作成したオブジェクトをLoggerクラスのlogメソッドの引数に指定することによって,ユーザログに任意のメッセージIDとアプリケーション名が出力できるようになります。

アプリケーション名「UserApp」,メッセージID「USER10000-E」のユーザログを出力する例

try{
  //エラー出力する処理の実行
}
catch(Error ex){
  logger.log(CJLogRecord.create(Level.SEVERE, "Catch an exception", "UserApp", "USER10000-E"));
}

APIについては,マニュアル「Cosminexus リファレンス API編」を参照してください。