9.4.2 使用できるJ2EEコンポーネントおよび機能

ここでは,データベース接続で使用できる機能について説明します。

データベース接続で使用できるJ2EEコンポーネントおよび機能を,データベースごとに次の表に示します。

表9-11 使用できるJ2EEコンポーネントおよび機能

項目HiRDBOracleSQL ServerXDM/RD E2
Oracle9iOracle10g
J2EEコンポーネントServlet/JSP
Stateless Session Bean
Stateful Session Bean
Entity Bean(BMP)×
Entity Bean(CMP1.1)※1×××
Entity Bean(CMP2.0)※2※1×××
Message-driven Bean(onMessageメソッドからのデータベースアクセス)
使用できる機能コネクションプーリング
コネクションプールのウォーミングアップ
コネクションプールの情報表示(cjlistpoolコマンド)
コネクションプールのクリア(cjclearpoolコマンド)
リソースへの接続テスト
コネクションの障害検知※3※4
ステートメントプーリング※5※5※6
ステートメントキャンセル※7※8※9※8※9※10
ステートメントsetQueryTimeoutメソッド※11※12※12※13×※14
コネクションIDのPRFトレース出力×※10
障害調査用SQLの出力
コネクションプールのクラスタ化××※15××

(凡例) ○:使用できる  ×:使用できない  △:一部制限あり

注※1
Oracle9iでCMP1.1およびCMP2.0が使用できるのは,Cosminexus DABroker Libraryを使用して接続する場合だけです。Oracle JDBC Thin Driverを使用して接続する場合は,CMP1.1およびCMP2.0は使用できません。
注※2
CMP2.0の機能である,CMR機能は利用できません。
注※3
Cosminexus DABroker Libraryを使用して接続する場合,HiRDBのバージョンが07-01以前でグローバルトランザクション(XATransaction)のときは使用できません。
注※4
DB ConnectorのselectMethodプロパティをdirectに設定した場合は使用できません。
注※5
HiRDB自動再接続機能とステートメントプーリング機能の併用はできません。
注※6
Cosminexus DABroker Libraryを使用する場合,XDM/RD E2 11-02以降のバージョンとCosminexus DABroker Library 03-13以降を使用する場合にだけステートメントプーリングを使用できます。
注※7
Cosminexus DABroker Libraryを使用して接続する場合,グローバルトランザクション(XATransaction)のときは使用できません。
注※8
Cosminexus DABroker Libraryを使用して接続する場合,データベースのサーバまたはクライアントがWindowsで,接続形式が専用接続であるときは,使用できません。
注※9
Oracle9i,Oracle10gでOracle JDBC Thin Driverを使用して接続する場合は,接続形式がMTS接続のときに使用できます。専用接続では使用できません。
注※10
ステートメントキャンセル,およびコネクションIDのPRFトレース出力は,DABroker経由の場合,XDM/RD E2 11-02以降で使用できます。
注※11
HiRDB Type4 JDBC Driverを使用して接続する場合に使用できます。Cosminexus DABroker Libraryを使用して接続する場合は使用できません。
注※12
Cosminexus DABroker Libraryを使用して接続する場合は使用できません。Oracle JDBC Thin Driverを使用する場合,MTS接続は有効に働きますが,専用接続には制限があります。詳細はオラクルのサポートサービスにお問い合わせください。
注※13
ステートメントsetQueryTimeoutメソッドは,SQL Server 2005の場合だけ使用できます。SQL Server 2000の場合は使用できません。
注※14
ステートメントsetQueryTimeoutメソッドは,DABroker経由の場合は使用できません。
注※15
RAC機能を使用している場合で,Oracle JDBC Thin Driverを使用して接続するときに使用できます。