7.2.2 Cosminexus サービスプラットフォームのシステム構成

Cosminexus サービスプラットフォームのシステム構成について説明します。次の図は,開発環境,運用環境,実行環境をすべて異なるマシンに配置したシステム構成の例です。

図7-6 開発環境,運用環境,実行環境をすべて異なるマシンに配置したシステム構成

[図データ]

この図の場合,開発環境,運用環境,実行環境を分けて構築しています。

Cosminexus サービスプラットフォームを構成するそれぞれのマシンには,次の製品をインストールします。使用できる製品が複数ある場合は,どれかをインストールしてください。

表7-2 Cosminexus サービスプラットフォームを構成するマシンにインストールする製品

構築する環境使用できる製品
開発環境Service Architect
運用環境Service Platform
uCosminexus Operator
Service Architect
実行環境Service Platform
Service Architect

注※ 開発環境でのテスト用運用環境またはテスト用実行環境として使用できます。


なお,運用環境については,実行環境と同じマシンに構築することもできます。また,Cosminexus サービスプラットフォームの実行環境と,サービスが動作しているマシンを同じマシンにすることもできます。

ポイント
UNIXマシンにCosminexus サービスプラットフォームの実行環境を構築する場合,実行環境と運用環境を同じマシンに構築できません。Eclipseに組み込んだプラグインからの運用操作は,Windowsマシンで実行する必要があります。この場合は,運用環境を構築するマシンとして別途Windowsマシンを用意し,uCosminexus Operatorをインストールしてください。

また,サービスを利用する側(サービスリクエスタ)のマシンには,次の製品をインストールします。サービスを利用する側のマシンは,クライアントの種類によって,インストールする製品が異なります。

サービスリクエスタがWebアプリケーションの場合
Webブラウザからのリクエストを受け付けたWebアプリケーションからCosminexus サービスプラットフォームにリクエストを送信する場合,Cosminexus サービスプラットフォームのクライアントは,アプリケーションサーバ,または任意のJavaアプリケーション実行環境になります。
アプリケーションサーバをクライアントにする場合は,次のどれかの製品をインストールしてください。
  • Application Server Standard
  • Application Server Enterprise
  • Service Platform
サービスリクエスタがEJBクライアントアプリケーションの場合
EJBクライアントマシンから直接Cosminexus サービスプラットフォームの実行環境にリクエストを送信することもできます。
次の製品をインストールしてください。
  • uCosminexus Client