バッチジョブをオープン環境であるJavaの実行環境で実行します。
バッチアプリケーションの実行環境は,Javaプログラムとして開発されたバッチアプリケーションを実行する環境です。この環境によって,バッチジョブのオープン環境への移行を図れます。
現在,基幹業務の処理を実行するバッチジョブの多くは,メインフレーム上で実行されています。Cosminexusでは,バッチジョブの実行環境を,オープン環境であるJavaの実行環境として構築します。これによって,Javaの特長である柔軟性や運用容易性を兼ね備えたバッチジョブの実行環境を構築・運用できます。
バッチアプリケーションは,常駐型のJavaVMプロセスであるバッチサーバで実行します。これによって,バッチジョブを実行するたびにJavaVMを起動するコストを抑えられます。
また,次に示す関連プログラムと連携することで,メインフレームで実現していた内容に類似した処理の制御や自動実行が実現できます。
バッチアプリケーションの実行環境でのバッチジョブ実行の概要を次の図に示します。
図5-1 バッチアプリケーションの実行環境でのバッチジョブ実行の概要
この構成の場合は,バッチジョブを実行するタイミングをJP1/AJS2で制御できます。また,uCosminexus Batch Job Execution Serverを使用して定義した内容を基に,バッチジョブを実行できます。