6.4.1 SOAPアプリケーションの開発支援機能を使用する

SOAPアプリケーションは,Webの標準技術を利用してネットワーク上でサービスを公開,実行できるアプリケーションです。

Cosminexusで開発できるSOAPアプリケーションの種類は,大きく分けて,次の3種類があります。

SOAPアプリケーションを利用してネットワーク上のサービスを利用する場合,クライアント側とサーバ側に,それぞれ次の実装が必要です。

クライアント側
SOAPサービスを呼び出す処理,またはSOAPサービスを呼び出すためのメッセージを生成する処理
サーバ側
SOAPサービス

Cosminexusの開発環境では,SOAPアプリケーションの開発および実行に必要なファイルやソースコードを自動生成できます。新規にSOAPアプリケーションを開発する場合には,必要な定義ファイルおよびサーバとクライアントの実装の基になるスタブとスケルトンを自動生成できます。また,既存のアプリケーションをSOAPサービスにする場合は,必要な定義ファイルを自動生成できます。これによって,アプリケーション開発者は業務ロジックの実装に注力できます。

Cosminexusで開発できるSOAPアプリケーションについては,マニュアル「Cosminexus SOAPアプリケーション開発ガイド」を参照してください。

また,SOAPアプリケーションでは,UDDIレジストリにアクセスするためのUDDIクライアントライブラリも使用できます。

参考
UDDIレジストリの利用について
ネットワーク上のWebサービスが増えてきた場合,Webサービスを登録・検索するための情報の格納先として,UDDIレジストリを利用できます。Cosminexusで開発したSOAPアプリケーションをWebサービスとしてUDDIレジストリに登録することもできます。
UDDIレジストリへの登録・検索方法については,マニュアル「Cosminexus SOAPアプリケーション開発ガイド」を参照してください。UDDIレジストリの構築・運用方法については,マニュアル「uCosminexus UDDI Registry システム運用ガイド」を参照してください。