7.1.3 サービスコンポーネント開発の効率化

Cosminexus サービスプラットフォームの開発環境は,サービスコンポーネントの開発を効率良く進めるための機能を備えています。

ここでは,サービスコンポーネント開発の効率化を実現する機能について説明します。

<この項の構成>
(1) 開発環境の一括構築
(2) ビジネスモデリングツールで作成したBPEL定義の利用
(3) 操作性の高いGUIの提供

(1) 開発環境の一括構築

Cosminexus サービスプラットフォームの開発環境は,一括構築できます。

一括構築では,J2EEサーバ,Hitachi Web Server,Cosminexus RMなどを含めた,開発およびテストに必要な環境が,まとめて構築できます。これによって,前提環境の準備に時間を取られることなく,本来の目的である開発作業に速やかに着手できます。

(2) ビジネスモデリングツールで作成したBPEL定義の利用

上流工程でのビジネスプロセスの設計に,ビジネスモデリングツールを使用している場合,これらのツールでエクスポートしたBPEL定義を開発環境にインポートして利用できます。作成したビジネスプロセス設計図を見ながら開発環境で再定義する必要はありません。

これによって,上流工程での成果を生かした,効率の良いサービスコンポーネント定義を実現できます。

(3) 操作性の高いGUIの提供

Eclipseを使用して,サービスコンポーネントをビジュアルな環境で開発できます。

また,GUI間の連携によって,サービスコンポーネント定義の効率化が図れます。例えば,アダプタの定義で入力した情報をサービス呼び出しの定義で選択できます。