8.2 JP1との連携

JP1は,複合的な業務システムの統合運用管理を実現する,日立のミドルウェアです。CosminexusのシステムとJP1と連携することによって,高い運用性を持つシステムを構築・運用できます。

Cosminexusのシステムは,JP1 Version 8およびJP1 Version 7iと連携できます。

JP1との連携で実現できる機能と使用する製品について,次の表に示します。

表8-3 JP1との連携で実現できる機能と使用する製品

機能概要JP1 Version 8の製品JP1 Version 7iの製品
障害の集中監視システム全体を対象に,障害の集中監視ができます。JP1/IMJP1/IM
稼働性能の監視システム全体を対象に,稼働性能の監視ができます。JP1/PFM
システム構成定義と管理システム構築時に使用するシステムの構成情報を定義したり,定義したシステムの構成情報を収集したりできます。JP1/IM - CMJP1/IM - CM
ジョブによる運用の自動化Cosminexusで管理しているサーバやプロセスの起動/停止をJP1/AJS2のジョブを使用して自動化できます。JP1/AJS2JP1/AJS2
シナリオによる運用の自動化シナリオを使用してシステムの自動運転ができます。JP1/AJS2 - SOJP1/AJS2 - SO
SNMPでの稼働情報の取得SNMPで稼働情報を取得します。UNIXの場合だけ使用できます。JP1/Cm2/ESAJP1/Cm2/ESA
監査ログの収集と一元管理Cosminexusなど,システム内の製品が出力した監査ログを収集して一元管理します。JP1/NETM/Audit
(凡例)
-:該当しません。

注※ Smart Composer機能を使用してシステムを構築している場合に実現できます。


それぞれの機能の詳細については,マニュアル「Cosminexus 機能解説」を参照してください。

JP1 Version 8の製品およびJP1 Version 7iの製品の詳細については,それぞれの製品のマニュアルを参照してください。