JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 リファレンス

[目次][索引][前へ][次へ]

1.13.9 [予備登録・変更]ダイアログボックス

現用系のN+1グループに割り当てる予備プールを登録します。

注意
このダイアログボックスで現用系のN+1グループに割り当てる予備プールを登録する場合は,アドミニストレータでログインしてください。

 

[図データ]

項目の内容を次の表に示します。

項目 内容
予備系の登録 現用系のN+1グループに割り当てる予備プールを登録します。
シャーシの選択

登録
N+1グループの予備対象としたいシャーシを選択します※1

削除
N+1グループの予備対象から削除したいシャーシを選択します。
シャーシタイプ 選択したシャーシのシャーシタイプが表示されます。
予備系サーバモジュールの選択 [シャーシの選択]でシャーシを選択すると,「予備系サーバモジュールの選択」に表示されているシャーシ内のサーバモジュールのうち,予備プールとして登録してあるサーバモジュールと予備プールとして登録できるサーバモジュールが選択可能状態(活性化状態)となります※2。すでにほかのN+1グループで予備プールに登録されているサーバモジュールおよび管理対象ホストを構成するサーバモジュールは選択可能状態にはなりません。
非活性になっているサーバモジュールにカーソルを移動させると,そのサーバモジュールを選択できない理由がツールチップに表示されます。ツールチップについては,「(1) ツールチップに表示されるメッセージ」を参照してください。
Slot0〜Slot7※3

登録する場合
予備プールとして登録するサーバモジュールのチェックボックスをONにします。

削除する場合
予備プールから削除するサーバモジュールのチェックボックスをOFFにします。

(凡例)
−:該当しません。

注※1
  • 現用系ホストがSMP構成の場合は,予備対象とするサーバモジュールも現用系ホストと同じSMP構成にする必要があります。
  • N+1コールドスタンバイの場合は[シャーシの選択]でシャーシを変更するとチェックボックスのON/OFFの状態は保存されません。N+Mコールドスタンバイの場合はシャーシの選択でシャーシを変更してもチェックボックスの状態は保存されます。

注※2
登録できないサーバモジュールが選択可能状態(活性化状態)になる場合があります。この場合,[OK]ボタンをクリックした時点でエラーになります。登録できないサーバモジュールについては,「(2) 予備系サーバモジュールの制限」を参照してください。

注※3
表示されるSlotの数は,サーバシャーシのタイプによって異なります。
<この項の構成>
(1) ツールチップに表示されるメッセージ
(2) 予備系サーバモジュールの制限

(1) ツールチップに表示されるメッセージ

[予備登録・変更]ダイアログボックスで,非活性になっているサーバモジュールにカーソルを移動させると,そのサーバモジュールを選択できない理由がツールチップに表示されます。

ツールチップに表示されるメッセージと対処方法を次の表に示します。

表1-10 ツールチップに表示されるメッセージと対処方法([予備登録・変更]ダイアログボックス)

優先順位 メッセージ 対処
1 Slot%d:サーバモジュールが挿入されていません。 サーバモジュールを挿入してください。
2 Slot%d:他のN+1グループの予備系サーバモジュールとして登録されています。 ほかのN+1グループから,該当するサーバモジュールを削除してください。
3 Slot%d:パーティションが削除されています。 SMP構成管理機能で,該当するサーバモジュールのパーティションを作成してください。
4 Slot%d:ホスト管理画面に登録されているサーバモジュールです。 該当するサーバモジュールを[ホスト管理]ウィンドウから削除してください。
5 Slot%d:予備系サーバモジュール診断の実行中です。 予備系サーバモジュールの診断が終了するまで待ってください。
6 Slot%d:パーティションが利用できる状態になっていません。(パーティション情報ステータスが「Configuration validate(0x03)」以外になっています。) SVPへログインし,PCCコマンドで,該当パーティションのPre-configureを実行してください。
SVPへログインし,PCCコマンド(BS2000ではPRコマンド,またはPCコマンド)で,該当パーティションのPre-configureを実行してください。
7 Slot%d:パーティションの電源がONになっています。 パーティションの電源をOFFにしてください。
8 Slot%d:Pre-configureが無効またはパーティションの情報が有効ではありません。 サーバモジュールのPre-configure情報をサーバシャーシインベントリの[パーティション情報]から確認してください。Pre-configure機能が無効になっている場合,SVPへログインしてPre-configureを有効にしてください。Pre-configure機能が有効になっている場合,保守員に連絡してください。
9 Slot%d:現用系と異なる種別のサーバシャーシに搭載されたサーバモジュールです。 このサーバモジュールは予備登録できません。現用系と同一の種別のサーバシャーシに搭載されたサーバモジュールを選択してください。
10 Slot%d:Switch Moduleの種別が異なるサーバモジュールです。 このサーバモジュールは予備登録できません。現用系と同一の種別のSwitch Moduleを使用したサーバモジュールを選択してください。
11 Slot%d:現用系ホストにHVMが登録されていますが,このサーバモジュールはHVM非搭載です。 このサーバモジュールはHVM非搭載のため予備登録できません。HVMが搭載されたサーバモジュールを選択してください。
12 Slot%d:LPARモードのサーバモジュールです。 このサーバモジュールはN+1コールドスタンバイグループへは予備登録できません。ほかのサーバモジュールを選択してください。
13 Slot%d:ストレージ運用支援機能でホストグループが割り当てられています。 ストレージ運用支援機能で,該当するサーバモジュールのホストグループの割り当てを解除してください。
14 Slot%d:現用ホストとして<グループ名>に登録されています。 [ホスト登録・変更]ダイアログボックスで,現用系ホストとしての登録を解除してください。

注※
非活性の要因が複数ある場合,この欄で示す優先順位のいちばん高い項目が一つだけ表示されます。

(2) 予備系サーバモジュールの制限

グループ属性がN+1コールドスタンバイの場合は,予備系サーバモジュールを1台しか登録できません。グループ属性がN+Mコールドスタンバイの場合は,予備系サーバモジュールを2台以上登録できます。N+Mコールドスタンバイで登録できるサーバモジュールの最大数は,IA32サーバモジュールの場合は256台,IPFサーバモジュールの場合は1,024台です。

現用系に登録されているホストと異なる種別のサーバシャーシに搭載されているサーバモジュールを予備登録することはできません。次に例を示します。

<例>
  • 登録可能
    現用系(BS1000Aに搭載されたホスト),予備系(BS1000Aに搭載されたサーバモジュール)
  • 登録不可
    現用系(BS1000に搭載されたホスト),予備系(BS320に搭載されたサーバモジュール)

SASインタフェース,またはiSCSIインタフェースでのSANブート構成の場合は,同一のサーバシャーシに搭載されているサーバモジュールだけ登録できます。