4.5.5 サービスパック/HotFix/Linuxパッチファイル

Q1
リモートアップデートでシナリオ実行エラーが続く場合は,以下の操作を行ってください。
A1
管理サーバを再起動してください(管理サーバの再起動が不可の場合は,「スタート」メニュー(または「スタート」メニュー→「設定」)→「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」から,「1.7 常駐サービスについて」に記載のすべてのサービスを停止後,停止したサービスをすべて開始してください)。
Q2
サービスパック/HotFix/Linuxパッチファイルの適用のシナリオを実行したところ,イメージビューのコンピュータが,シナリオ実行中状態を示したままで,シナリオ実行終了にならない。
A2
コマンドオプションが正しく設定されていない場合,コンピュータ上に確認ダイアログボックスが表示されてシナリオが実行終了になりません。コマンドオプションはサービスパック/HotFixを「/h」,または「-?」のオプションをつけて実行するか,配布元のホームページ等で調べることができます。サイレントインストール型であり,インストール後に再起動を行わない設定のコマンドオプションを必ず設定してください。
Q3
サービスパック/HotFix/Linuxパッチファイルのシナリオが,実行終了にならない。
A3
インストール時にキー入力が必要なサービスパック/HotFix/Linuxパッチファイルはシナリオが正常に終了しません。キー入力が必要なサービスパック/HotFix/Linuxパッチファイルについては,DPMを利用して適用させることができません。
Q4
イメージビルダーのサービスパック/Hotfix/Linuxパッチファイルの登録でイメージファイルの作成に失敗する。
A4
サービスパック/Hotfix/Linuxパッチファイルの登録ではイメージファイルをZIP形式で保存しています。このZIPファイルが2GBを越える場合,イメージファイルの作成に失敗します。
Q5
イメージビルダーでパッケージの修正を行うと「ファイルの圧縮に失敗しました。」と表示されパッケージの修正に失敗する。
A5
パッケージの作成日時より修正日時が古い場合,パッケージの修正に失敗します。パッケージの作成後にコンピュータの日付と時刻を変更した,イメージビルダー(リモートコンソール)と管理サーバの時刻が異なる等の原因が考えられます。
パッケージの作成日時を経過するのを待ってから修正するか,パッケージをいったん削除して再度作成してください。
パッケージは,管理サーバの<共有フォルダ>¥HotFixか<共有フォルダ>¥PPに格納されています。
(共有フォルダのデフォルトはC:¥Deploy,パッケージのファイル名は"サーバID"-"パッケージID".zipになります。)
Q6
イメージビルダー(リモートコンソール)でパッケージの修正を行うと「管理サーバへの登録に失敗しました。」と表示されパッケージの修正に失敗する。
A6
パッケージの作成日時より修正日時が古い場合,パッケージの修正に失敗します。パッケージの作成後にコンピュータの日付と時刻を変更した,管理サーバとイメージビルダー(リモートコンソール)の時刻が異なる等の原因が考えられます。
パッケージの作成日時を経過するのを待ってから修正するか,パッケージをいったん削除して再度作成してください。
パッケージは,管理サーバの<共有フォルダ>¥HotFixか<共有フォルダ>¥PPに格納されています。
(共有フォルダのデフォルトはC:¥Deploy,パッケージのファイル名は"サーバID"-"パッケージID".zipになります。)
Q7
サービスパック/HotFix/Linuxパッチファイルの実行に失敗しても,Webコンソール上でシナリオ実行が正常に終了したように表示される。
A7
サービスパックやHotFixの実行に失敗しても検知できない場合があります。この場合は実行が失敗した原因を取り除いてから,再度,シナリオを実行しなおしてください。
Q8
BIOS/ファームウェアのアップデートとサービスパック/HotFix/Linuxパッチファイルの適用を同時に行うシナリオを作りたい。
A8
BIOS/ファームウェアのアップデートとサービスパック/HotFix/Linuxパッチファイルの適用のシナリオは同じシナリオに登録することはできません。同時に行う場合は,OSの登録をしてください。
Q9
BIOS/ファームウェアのアップデート,またはサービスパック/HotFix/Linuxパッチファイルの適用のシナリオを実行すると,シナリオ実行エラーになる。
A9-1
実行中断処理は正しく行われましたか?中断処理中に中断を解除してシナリオを実行すると,シナリオ実行エラーになる場合があります。
A9-2
実行中のシナリオと同じシナリオを別のコンピュータに対して実行しようとしていませんか?同じシナリオを同時に複数のコンピュータに実行させたい場合,マルチキャスト配信条件の最大ターゲット数を実行させたいコンピュータの数に設定してから,シナリオ実行してください。
Q10
複数のサービスパック/HotFix/Linuxパッチファイルの適用のシナリオを同時に実行しようとすると,シナリオ実行エラーになる。
A10
シナリオのプロパティを見て同じマルチキャストIPアドレスを指定していないか確認してください。もし同じマルチキャストIPアドレスを使用していなければ,最大転送レートを下げるか,シナリオを1つずつ実行するようにしてください(同じシナリオであれば複数のコンピュータにシナリオ実行してもかまいません)。
Q11
サービスパック/HotFix/Linuxパッチファイルの適用のシナリオが開始されない。
A11
最大ターゲット数が設定されていない,もしくは実行しようとしているコンピュータよりも多い場合,シナリオ実行は最大待ち時間待ってから実行されます(最大待ち時間のデフォルトは10分です)。
Q12
最大転送レートを高く指定したのに,シナリオ実行時間が短縮されない。
A12
最大転送レートはお客様のネットワーク環境により大きく左右されます。ネットワーク環境の性能以上の転送レートを出すことはできません。
Q13
リモートコンソールからイメージビルダーでサービスパック/HotFixを登録する場合に「管理サーバへの登録に失敗しました」とエラーが表示される。
A13
登録するファイルサイズが非常に大きいと発生する場合があります。
以下のレジストリに設定されているタイムアウト値(秒数)を編集することでエラーは表示されなくなります。
Hive : HKEY_LOCAL_MACHINE
KEY : SOFTWARE¥NEC¥DeploymentManager
NAME : DIBReqTimeOut
Type : REG_DWORD
Value : 120
→デフォルトは,120秒となっています。タイムアウト値を設定してください。
エラーが表示されても登録は成功していますので,再登録は不要です。
イメージビルダーを終了するときに以下の操作をしてください。
  1. 一括登録処理で「はい(登録)」を選択。
  2. 表示される上書き確認で「いいえ(削除)」を選択。
Q14
リモートコンソールからイメージビルダーでサービスパック/HotFix/Linuxパッチファイルを登録する場合にデータの作成には成功するが,その後の管理サーバへの登録に失敗した。
A14
セットアップコマンド名のパスが非常に長いと発生する場合があります。
リモートコンソールから管理サーバに登録する場合,アップロード処理が管理サーバ側の共有フォルダパスも含めたフルパスを最大パス長としてチェックするため,フルパスの上限を超えてしまい登録に失敗します。リモートコンソールで登録するファイルをドライブのルートに近い場所に移動するなどしてフルパスを短くして登録してください。
Q15
サービスパック/HotFix/Linuxパッチファイルの適用のシナリオ実行を中断し,中断解除後,再度シナリオ実行した場合にシナリオ実行エラーになる。
A15
何らかの原因でクライアントコンピュータとの通信が不通になった状態で中断を行ったとき,中断処理を完了できずに中断状態のままになります。
この状態で中断解除後シナリオ実行を行ってもシナリオ実行エラーになります。このような場合は,しばらく待ってから(10分程度)再度シナリオを実行してください。それでもシナリオ実行エラーが続く場合は,お手数ですが,以下の操作を行ってください。
クライアントコンピュータで「スタート」メニュー(または「スタート」メニュー→「設定」)→「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」を選択し,「Deployment Manager Remote Update Service Client」を再起動してください(停止していれば開始してください)。
Q16
Linuxクライアントに対してクライアントサービス for DPMの自動アップグレードシナリオを実行した後,別のリモートアップデートシナリオを実行したが開始されない。
A16
クライアントサービス for DPMの自動アップグレードシナリオを実行した場合に二分以内に別のリモートアップデートを実行するとクライアントサービス for DPMが正しく起動されません。クライアントサービス for DPMを再起動するか,OSを再起動してください。クライアントサービス for DPMを再起動する場合はコンソールを起動して,以下を実行してください。

>service depagt stop
>service depagt start

Q17
EM64TのLinuxクライアントに対してリモートアップデートを実行するとシナリオ実行エラーになる。
A17
必要なライブラリがインストールされていない可能性があります。/lib/libgcc_s.so.1が存在するか確認してください。存在しない場合は,以下のrpmパッケージをインストールしてください
libgcc-3.4.5-2.i386.rpm
 
インストール後は,クライアントサービス for DPMを起動するか,OSを再起動してください。クライアントサービス for DPMを起動する場合はコンソールを起動して,以下を実行してください。

>service depagt start