3.11.3 ネットワークタブ
リモート電源ONとシナリオの実行の設定ができます。必要に応じて変更してください。
![[図データ]](figure/zu038700.gif)
- 【ヒント】
- リモート電源ON実行間隔とは,電源投入が一括で実行される場合の各コンピュータに対するリモート電源ONの実行間隔です。
- リモート電源ONタイムアウトとは電源ON,またはシナリオ実行時にコンピュータからの反応を待つ時間のことです。時間内に反応が無い場合はリモート電源ONエラーになります。デフォルトは10分に設定されています。電源ONはするがリモート電源ONエラーが発生するという場合は,この数値を大きくしてください。また,0を指定するとコンピュータからの反応を待ち続けます(リモート電源ONタイムアウトしなくなります)。
- 同時実行台数の最大値は1000台となっていますが,同時実行するシナリオ数が増えるとネットワークの負荷が高くなります。デフォルトは5台に設定されています。5台を超えた台数を同時に実行する場合は設定を変更してください。
- 【注意!】
- リモートアップデートのシナリオでマルチキャストによる配信を指定した場合,同時実行可能台数以上を同時にシナリオ実行すると,同時実行可能台数までシナリオ実行され,それ以上のコンピュータはシナリオ実行エラーとなります。いったん,Webコンソール上のコンピュータを右クリックして「シナリオ実行エラー解除」を選択し,シナリオ実行エラーを解除してください。その後,同時実行可能台数を適切な値に調整して,シナリオ実行エラーとなったコンピュータに再度シナリオ実行を行ってください。
- 以下のケースでは同時実行可能台数を超えてシナリオが実行されます。
・クライアントからのシナリオ実行を行った場合
・シナリオ実行待ちとなっているクライアントコンピュータの電源を手動で投入した場合
- 複数台のクライアントに対して同時にシナリオの実行を行う場合,デフォルトのリモート電源ONタイムアウト値ではタイムアウトエラーが発生する場合があります。目安としてリモート電源ONタイムアウトを<リモート電源ON実行間隔×シナリオ実行台数>と管理対象コンピュータ起動時間を加えた程度の値に設定してください。
- シナリオの「同時実行可能台数」と自動更新の「最大自動更新コンピュータ数」は,画面での設定値とは別に,合計で1000台までとなります。
シナリオ実行と自動更新が同時に実行された場合は,例えば同時実行台数を1000に設定した場合でも,同時に実行される台数が1000台未満の場合があります。