1.2.1 Webサーバ for DPMのインストール
DPMでは,管理サーバ for DPMをWebコンソール(ブラウザ)を使用して操作しますが,Webサーバ for DPMとは,管理サーバ for DPMとWebコンソールの処理の受け渡しを行うものです。
- Webサーバ for DPMをインストールする際には,以下の点に注意してください。
- 「Webサーバ for DPM」のインストールを行うと,「Tomcat」,「Webサーバ for DPM」がインストールされます。
- 【ヒント】
- 既存のTomcatを利用したい場合は,「(2) Webサーバ for DPMのカスタムインストール」を参照してください。
- 「Webサーバ for DPM」をインストールするシステムに,管理者権限のあるユーザでログオンし,インストールを行うために必要なディスク容量があることを確認してください。
- 「Webサーバ for DPM」をインストールする前に,JRE(TM)をインストールしてください。JRE(TM)はSun社のWebサイト等から事前に入手してください。
- <この項の構成>
- (1) Webサーバ for DPMの標準インストール
- (2) Webサーバ for DPMのカスタムインストール
(1) Webサーバ for DPMの標準インストール
Webサーバ for DPMの標準インストール手順について説明します。
- DPMのプログラムのCD-ROM(1/2)をCD-ROMドライブにセットします。「JP1/ServerConductor/Deployment Manager Setup」画面から,「Webサーバ for DPM」を選択します。
![[図データ]](figure/zu010200.gif)
- 「インストール方法の選択」画面が表示されます。標準インストールを選択し「OK」ボタンをクリックしてください。「キャンセル」ボタンをクリックすると「JP1/ServerConductor/Deployment Manager Setup」画面に戻ります。
![[図データ]](figure/zu010300.gif)
- 【注意!】
- 「このコンピュータにはJREがインストールされていません。JREのインストールを行ってから再度実行してください。」と表示される場合は,JRE(TM)のインストールがされていません。JRE(TM)をインストール後再度実行してください。
- Tomcatのインストールが開始するので以下の画面が表示されたら,「はい」ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu010310.gif)
- Tomcatのインストールが完了すると,以下の「確認」画面が表示されるので,「OK」ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu010320.gif)
- 【ヒント】
- Tomcatインストール後のデフォルトは,以下のようになります。
- HTTP/1.1 Connector Port:8080※
- User Name:admin
- Password:設定されません
-
- ※ ポート番号を変更する場合は「4.1 Webコンソール A7」の手順を参照し,インストール後に変更してください。
- 以下画面が表示されますので,しばらくお待ちください。
![[図データ]](figure/zu010330.gif)
- 続いて「インストール先の選択」画面が表示されるので,「次へ」ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu011400.gif)
- インストールが開始されるのでしばらくお待ちください。
![[図データ]](figure/zu011500.gif)
- Webサーバ for DPMのインストール中に 「Webサーバ for DPM 環境設定ツール」画面が表示されます。「Webサーバ for DPM」が使用するメモリの設定を行います。Webサーバが使用するメモリ量を入力して「設定」ボタンをクリックしてください。
![[図データ]](figure/zu011600.gif)
- 【ヒント】
- 初期メモリ量と最大メモリ量は,128~512の範囲の値を設定してください。
- 初期メモリ量と最大メモリ量の設定はWebサーバの「スタート」メニュー→「プログラム」(または「すべてのプログラム」)→「ServerConductor」→「DeploymentManager」→「webconfig」から変更できます。
- Webサーバサービス(Apache Tomcat)の再起動を求めるメッセージが表示されるので,「はい」ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu011700.gif)
- 「Webサーバサービス(Apache Tomcat)の起動に成功しました」と表示されるので「OK」ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu011800.gif)
- インストールが完了し,「InstallShield Wizardの完了」画面が表示されるので「完了」ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu011900.gif)
- 【ヒント】
- インストール完了後,「スタート」メニューに「ServerConductor」→「DeploymentManager」が登録されます。
- Windows Firewall/Internet Connection Sharing (ICS)サービスが起動している場合,Webサーバ for DPMに必要なポートが自動的に開放されます。開放されるポートについては,「1.1.8 ネットワーク環境の設定について」を参照してください。
- インストール完了後,Java Plug-inの設定を行うため「スタート」メニュー(または「スタート」メニュー→「設定」)→「コントロールパネル」→「Java」を選択してください。「Javaコントロールパネル」が表示されます。
- 「基本」タブを選択し,「インターネット一時ファイル」の「設定」ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu011910.gif)
- 「一時ファイルの設定」画面が表示されるので,「ファイルの削除」ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu011920.gif)
- 「一時ファイルの削除」画面が表示されるので,「了解」ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu011930.gif)
- 「Javaコントロールパネル」の「アップデート」タブを選択し,「アップデートを自動的にチェック」のチェックを外し,「了解」ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu011940.gif)
以下のように「Java Update - 警告」画面が表示された場合は,「確認しない」ボタンをクリックしてください。
![[図データ]](figure/zu011950.gif)
- 「Java コントロールパネル」の「詳細」タブを選択し,以下4つの設定をします。
- 「Javaコンソール」の「コンソールを開始しない」を選択する
- 「ブラウザのデフォルトのJava」の「Microsoft Internet Explorer」にチェックを入れる
- 「JRE自動ダウンロード」の「自動ダウンロードしない」を選択する
- 「その他」の「システムトレイにJavaアイコンを配置」のチェックを外す
![[図データ]](figure/zu011960.gif)
- 「了解」ボタンをクリックして「Java コントロールパネル」の画面を閉じます。
- 以上でJava Plug-inの設定は完了です。
以上で「Webサーバ for DPM」の標準インストールは完了です。
(2) Webサーバ for DPMのカスタムインストール
Webサーバ for DPMのカスタムインストール手順について説明します。
- 【注意!】
- すでにDPMが推奨するTomcatがインストールされている場合は,カスタムインストールを使用して必要なコンポーネントのインストールを行ってください。推奨していないバージョンのTomcatを使用した場合,正常に動作しない可能性があります。
- Tomcatがインストール済みの環境でTomcatが使用するJRE(TM)のバージョンを変更する場合は,下記のレジストリを編集後,Tomcatを再起動する必要があります。
- (例)JRE(TM) 1.4.2_09からJRE(TM) 6Update 7に変更する場合
- レジストリHKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥Apache Software Foundation ¥ Procrun 2.0¥Tomcat6¥Parameters¥Java¥Jvm
- [変更前]
- “C:¥Program Files¥Java¥j2re1.4.2_09¥bin¥client¥jvm.dll”
- [変更後]
- “C:¥Program Files¥Java¥j2re1.6.0_07¥bin¥client¥jvm.dll”
- インストーラ形式の実行ファイルを使用してインストールされたTomcatに対して,DPM 08-50以降の製品に収録されているTomcatを上書きインストールすることはできません。本製品を使用してTomcatのバージョンアップを行う場合はTomcatをアンインストールしてからインストールしてください。
- DPMのプログラムのCD-ROM(1/2)をCD-ROMドライブにセットします。「JP1/ServerConductor/Deployment Manager Setup」画面から「Webサーバ for DPM」を選択します。
![[図データ]](figure/zu010200.gif)
- 「インストール方法の選択」画面が表示されます。カスタムインストールを選択し,インストールを行いたい項目をチェックして「OK」ボタンをクリックしてください。「キャンセル」ボタンをクリックすると「JP1/ServerConductor/Deployment Manager Setup」画面に戻ります。
![[図データ]](figure/zu012000.gif)
- 【注意!】
- 「このコンピュータにはJREがインストールされていません。JREのインストールを行ってから再度実行してください。」と表示される場合は,JRE(TM)のインストールがされていません。JRE(TM)をインストール後再度実行してください。
- 以降に表示されるメッセージは選択した項目により内容が異なります(チェックした項目内で上から順番にインストールされます)。すべて選択した場合の手順は標準インストールと同じです。
「(1) Webサーバfor DPMの標準インストール」3.から19.を参照してインストールを行ってください。
以上で「Webサーバ for DPM」のカスタムセットアップは完了です。