2.11.12 シャットダウン
シャットダウンについて説明します。
シャットダウンは指定した時間に行うことができます。詳細は「3.6 スケジュール機能の利用」を参照してください。
- 【重要!】
- シャットダウンを行う場合は,コンピュータにクライアントサービス for DPMをインストールしてください。DPMを使用して,OSをインストールした場合は自動でインストールされます。詳しくは「1.2.5 クライアントサービス for DPMのインストール」を参照してください。
- Windowの管理対象コンピュータの状態が以下の場合は,シャットダウンできません。
・ワークステーションロックによりロックされている状態
・パスワード付きスクリーンセーバによるロック状態
・リモートデスクトップ,ターミナルサービス,その他リモート接続ソフトから接続された状態
・編集中のデータやシャットダウン要求に応答しないアプリケーションが存在する状態
Windows Server 2003 では,デフォルトでパスワードロックがかかりますので,ご注意ください。
- シナリオを実行するコンピュータのOSがWindowsで,編集中のデータがあった場合はシャットダウンされません。
なお,/consoleオプションを付けないで起動したリモートデスクトップ環境にてデータの編集等を行っている場合は,データの編集等を行っていてもシャットダウンされます。
- DPMのメインウィンドウ画面のイメージビューからシャットダウンを行うコンピュータのステータスが電源ONであることを確認します。
- DPMのメインウィンドウ画面のツリービュー,またはイメージビューからシャットダウンを行うコンピュータを選択します。
- 右クリックし「シャットダウン」を選択します。コンピュータがシャットダウンされ,イメージビューのコンピュータのステータスが電源OFFになります。
- 【ヒント】
- 「シャットダウン」を選択後もステータスが電源ONのままの場合は最新の情報に更新してください。
- シャットダウンを行うコンピュータがWindowsの場合,コンピュータ側でカウントダウンダイアログが表示されます。このときに「キャンセル」ボタンをクリックするとシャットダウンを中止することができます。コンピュータがLinuxの場合は,コンピュータ側でカウントダウンメッセージが表示されますが,コンソール上でdepcancelを実行することによりシャットダウンを中止することができます。
- 【注意!】
- LinuxのコンピュータがX Windowsシステムで動作している場合,コンソールが起動していないとシャットダウンを実行されたことが認識できません。
- Windows Server 2008 for Itanium-based Systemにシャットダウンを行った場合,「対話型サービスダイアログの検出」ダイアログが表示されますが,所定の時間経過後に自動的にダイアログは消えますのでそのままお待ちください。「メッセージを表示する」を選択し,表示された画面に沿って操作することもできます。