2.5.4 リストアシナリオ実行

リストアシナリオの実行方法について説明します。

  1. 以下のどれかの方法で作成したシナリオファイルをコンピュータに割り当てます。
    • イメージビュー,またはツリービューからコンピュータアイコンをクリックし,「コンピュータ」メニューから「シナリオ割当て」を選択します。
    • コンピュータアイコンを右クリックし,「シナリオ」→「シナリオ割当て」を選択します。
    • メインウィンドウ画面のイメージビューでコンピュータアイコンを選択し,[図データ]アイコンをクリックします。
    • シナリオビューでシナリオファイルを選択し,ツリービュー,またはイメージビューのコンピュータアイコンにドラッグ&ドロップをして割り当てます。
  2. シナリオ割当て画面が表示されたら,「シナリオ名」のプルダウンから先ほど作成したシナリオファイルを選択し,「OK」ボタンをクリックします。
  3. シナリオを割り当てたコンピュータをクリックし,「コンピュータ」メニューから「シナリオ実行」を選択します。シナリオファイル作成時に「最大ターゲット数」や「最大待ち時間」で設定したタイミングでシナリオが開始されます。同じ操作はコンピュータアイコンを右クリックし,「シナリオ」→「シナリオ実行」を選択しても行えます。コンピュータアイコンを選択し,メインウィンドウ画面の[図データ]アイコンをクリックしても,同様の操作ができます。
    【重要!】
    シナリオを実行する時,コンピュータの電源がON状態の時は,シナリオ実行は開始されません。「シナリオファイル」の「オプション」タブで「実行前に再起動の強制実行を行う」を選択しておくか,シナリオ実行前に,手動で電源をOFFしてください。
    【注意!】
    コンピュータの電源がOFF状態でも,リモート電源ON機能が有効になっていない場合は,シナリオ実行後に手動で電源をONしてください。リモート電源ON機能については,「1.1.5 DPMで管理対象となるコンピュータの設定について」を参照してください。
  4. イメージビューの「ステータス」欄に“シナリオ実行中”と表示され,リストアを行います。
  5. メインウィンドウ画面の「表示」メニュー→「シナリオ実行状況」→「実行結果一覧」を選択し,「シナリオ実行一覧」画面を表示します。また,リストアの詳細な進捗を見るときは,「バックアップ/リストア実行一覧」を選択し,「バックアップ/リストア実行一覧」画面を表示します。
    【注意!】
    シナリオ作成時に「ユニキャストでデータを送信する」にチェックを入れた場合は,「バックアップ/リストア実行一覧」は表示されません。
  6. “実行完了”と表示されたら,シナリオは完了です。「バックアップ/リストア実行一覧」画面の「実行状況」にも“リストア正常終了”と表示されます。
【重要!】
マルチキャストリストアを実行し,エラー,または中断となったコンピュータに対して,再度リストアシナリオを行う際は,以下を確認後に行ってください。
  • エラー,または中断となったシナリオが,すべてのコンピュータにおいてシナリオ実行中でないこと
    ※ Webコンソールのアイコンの色から確認できます。
【ヒント】
リストアがエラー終了した場合,クライアント画面に以下のメッセージが表示されます。

Press 'p' key to poweroff, 'r' key to reboot:

  • 再起動する場合は,「r」キーを入力後「Enter」キーを押してください。
  • 電源OFFする場合は,「p」キーを入力後「Enter」キーを押してください。
 
「p」キーを押した場合に,装置によっては完全に電源OFFされない場合があります。
その場合,以下のメッセージが表示されていれば問題ありませんので,手動で電源OFFしてください。

flushing ide device : hda(※)  
system halted.

 環境によって表示される文字列が異なります。