1.2.2 データベースのインストール
データベースとは,管理サーバの構成情報を,データベースを使用して管理するものです。
データベースをインストールする際には,以下の点にご注意ください。
- 「データベース」の標準インストールを行うと,「.NET Framework 3.0」,「SQL Server 2005 Express Edition」がインストールされます。
- 【注意!】
- Windows Server 2008は,既定で.NET Framework 2.0がインストールされています。Windows Server 2008にデータベースをインストールする場合は,「(2) データベースのカスタムインストール」を行ってください。NET Framework(2.0以外)を使用する場合は,別途インストールしてください。
- データベースをインストールするマシンに,既にSQL Serverがデフォルト(%ProgramFiles%¥Microsoft SQL Server¥)以外のフォルダにインストールされている場合は,データベースをインストールする前に,以下の2つのファイルをコピーしてください。
(コピー先フォルダが存在しない場合は,エクスプローラ等で作成してください。)
(1) OSQL.EXEファイル
[コピー元ファイル]
<既存SQL Serverインストールディレクトリ>¥90¥Tools¥Binn¥OSQL.EXE
[コピー先フォルダ]
%ProgramFiles%¥Microsoft SQL Server¥90¥Tools¥Binn
(2) osql.rllファイル
[コピー元ファイル]
<既存SQL Serverインストールディレクトリ>¥90¥Tools¥Binn¥Resources¥1041¥osql.rll
[コピー先フォルダ]
%ProgramFiles%¥Microsoft SQL Server¥90¥Tools¥Binn¥Resources¥1041
- 【ヒント】
- 既存の.NET Frameworkを使用する場合は,「(2) データベースのカスタムインストール」を参照してください。
- データベースのインストール時には以下のパラメータを固定で使用します。
インスタンス名:DPMDBI
データベース名:DPM
管理者名:sa
データソース名:DPM
- 「データベース」をインストールするシステムに,管理者権限のあるユーザでログオンし,インストールを行うために必要なディスク容量があることを確認してください。
- 「データベース」をインストールするシステムには,DPMDBIという名前でインスタンスが作成されます。DPM以外のアプリケーションにより,すでにDPMDBIという名前のインスタンスが作成されているシステムには,データベースをインストールしないでください。
- <この項の構成>
- (1) データベースの標準インストール
- (2) データベースのカスタムインストール
(1) データベースの標準インストール
データベースの標準インストール手順について説明します。
- DPMのプログラムの CD-ROM(1/2)をCD-ROMドライブにセットします。「JP1/ServerConductor/Deployment Manager Setup」画面から「データベース」を選択します。
![[図データ]](figure/zu012100.gif)
- 「インストール方法の選択」画面が表示されます。標準インストールを選択し「OK」ボタンをクリックしてください。「キャンセル」ボタンをクリックすると「JP1/ServerConductor/Deployment Manager Setup」画面に戻ります。
![[図データ]](figure/zu012200.gif)
- .NET Framework 3.0のインストールが開始しますので,しばらくお待ちください。
- Microsoft .NET Framework 3.0の「使用許諾契約書」画面が表示されます。内容を確認し同意する場合は,「同意する」を選択後,「インストール」ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu012300.gif)
- インストールが開始され,タスクトレイにインストールのアイコンが表示されます。インストールが完了すると以下の画面のようにバルーンメッセージが表示されます。バルーンメッセージをクリックするか,またはインストーラのアイコンをダブルクリックします。
![[図データ]](figure/zu012400.gif)
- 以下の画面が表示されますので,「終了」ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu012500.gif)
- Microsoft .NET Framework 3.0 Japanese Language Packの「使用許諾契約書」画面が表示されます。内容を確認し同意する場合は,「同意する」を選択後,「インストール」ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu012510.gif)
- インストールが開始され,タスクトレイにインストールアイコンが表示されます。インストールが完了すると以下の画面のようにバルーンメッセージが表示されます。バルーンメッセージをクリックするか,またはインストーラのアイコンをダブルクリックします。
![[図データ]](figure/zu012520.gif)
- 以下の画面が表示されますので,「終了」ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu012530.gif)
- .NET Framework 3.0 のインストールが完了すると,データベースのインストールが開始され,以下の画面が表示されるので,「はい」ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu012540.gif)
- 続いて「データベースインストール」画面が表示されるので,インストール先のフォルダを指定して,「OK」ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu012550.gif)
- 【ヒント】
- データベースのインストール先を変更した場合でも,オプションコンポーネントは,%ProgramFiles%¥Microsoft SQL Server配下にインストールされます。
- 以下画面が表示され,インストールが開始されるので,しばらくお待ちください。
![[図データ]](figure/zu012560.gif)
- インストールが完了し,以下の画面が表示されるので,「OK」ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu012570.gif)
以上で「データベース」の標準インストールは完了です。
- 【ヒント】
- Windows Firewall/Internet Connection Sharing(ICS)サービスが起動している場合,Webサーバ for DPMに必要なポートが自動的に開放されます。開放されるポートについては,「1.1.8 ネットワーク環境の設定について」を参照してください。
(2) データベースのカスタムインストール
データベースのカスタムインストール手順について説明します。
- 【注意!】
- すでに.NET Frameworkがインストールされている場合は,カスタムインストールを使用して必要なコンポーネントのインストールを行ってください。推奨していないバージョンの.NET Frameworkを使用した場合,正常に動作しない可能性があります。
- DPMのプログラムのCD-ROM(1/2)をCD-ROMドライブにセットします。「JP1/ServerConductor/Deployment Manager Setup」画面から「データベース」を選択します。
![[図データ]](figure/zu012580.gif)
- 「インストール方法の選択」画面が表示されます。カスタムインストールを選択し,インストールを行いたい項目をチェックして「OK」ボタンをクリックしてください。「キャンセル」ボタンをクリックすると「JP1/ServerConductor/Deployment Manager Setup」画面に戻ります。
![[図データ]](figure/zu012590.gif)
- 【注意!】
- Windows Server 2008にデータベースをインストールする場合は,「SQL Server 2005 Express Edition」だけにチェックを入れて「OK」ボタンをクリックしてください。以降の手順は,「(1) データベースの標準インストール」10.から13.を参照してインストールを行ってください。
- 以降に表示されるメッセージは選択した項目により内容順序が異なります(チェックした項目内で上から順番にインストールされます)。すべて選択した場合の手順は標準インストールと同じです。「(1) データベースの標準インストール」3.から13.を参照してインストールを行ってください。
以上で「データベース」のカスタムインストールは完了です。