4.7 自動更新

Q1
メイン画面の「自動更新」欄に“自動更新エラー”が表示され,「表示」→「自動更新結果一覧」画面を起動し,該当するコンピュータと日時の詳細情報を確認すると,エラーログ情報が登録されている。
A1
詳細情報を確認し,それぞれの処理を行ってください。処理完了後に自動更新を行う場合は,管理対象コンピュータを再起動してください。
 
  • <詳細情報1>
    ・コンピュータ:xxx (MAC:xx-xx-xx-xx-xx-xx)
    ・自動更新開始
    ・自動更新準備中エラーが発生しました。
    ・......
「説明」
管理サーバのリソースが不足した可能性があります。管理サーバを再起動してください。
  • <詳細情報2>
    ・コンピュータ:xxx (MAC:xx-xx-xx-xx-xx-xx)
    ・自動更新開始
    ・ソケットエラーが発生しました。
    ・......
「説明」
WinSockの初期化に失敗しました。管理サーバのネットワーク設定(TCP/IPプロトコルが実装されているか)を確認してください。問題がない場合,管理サーバを再起動してください。
  • <詳細情報3>
    ・コンピュータ:xxx (MAC:xx-xx-xx-xx-xx-xx)
    ・自動更新開始
    ・クライアントとの接続に失敗しました。
    ・......
「説明」
管理サーバがコンピュータと接続できませんでした。
  1. コンピュータに対して以下の手順で「ping」を実行してください。「スタート」メニュー→「ファイル名を指定して実行」を選択し,名前欄に「cmd」と入力して「OK」ボタンをクリックします。コマンドプロンプトが起動しますので「ping IPアドレス」また「ping ホスト名」と入力して「Enter」を押します。(pingとIPアドレス/ホスト名の間には半角スペースを入れてください)応答が無い場合,ネットワークの設定に問題が無いか確認してください。
  2. ネットワークに問題がなければ,コンピュータ側で以下のサービスを再起動してください(停止していれば開始してください)。
    DeploymentManager Agent Service
    DeploymentManager Remote Update Service Client
  • <詳細情報4>
    ・コンピュータ:xxx (MAC:xx-xx-xx-xx-xx-xx)
    ・自動更新開始
    ・クライアントに適用できるパッケージの検索に失敗しました。
    ・......
「説明」
エラーとなったコンピュータのOSが,DPMのサポート対象外である可能性があります。コンピュータのOSと言語を確認してください。下記はDPMがサポートする自動更新サポート対象OSの一覧です。言語は「日本語」をサポートしています。
OS名称
Windows 2000 Server
Windows 2000 Advanced Server
Windows Server 2003 Standard Edition
Windows Server 2003 Enterprise Edition
Windows Server 2003 Standard x64 Edition
Windows Server 2003 Enterprise x64 Edition
Windows Server 2008 Standard Edition
Windows Server 2008 Enterprise Edition
Windows Server 2008 Standard x64 Edition
Windows Server 2008 Enterprise x64 Edition
  • <詳細情報5>
    ・コンピュータ:xxx (MAC:xx-xx-xx-xx-xx-xx)
    ・自動更新開始
    ・クライアントとの接続の再確認に失敗しました。
    ・......
「説明」
管理サーバがコンピュータと接続できませんでした。
  1. コンピュータに対して以下の手順で「ping」を実行してください。「スタート」メニュー→「ファイル名を指定して実行」を選択し,名前欄に「cmd」と入力して「OK」ボタンをクリックします。コマンドプロンプトが起動しますので「ping IPアドレス」また「ping ホスト名」と入力して「Enter」を押します。(pingとIPアドレス/ホスト名の間には半角スペースを入れてください)応答が無い場合,ネットワークの設定に問題が無いか確認してください。
  2. ネットワークに問題がなければ,コンピュータ側で以下のサービスを再起動してください(停止していれば開始してください)。
    DeploymentManager Agent Service
    DeploymentManager Remote Update Service Client
  • <詳細情報6>
    ・コンピュータ:xxx (MAC:xx-xx-xx-xx-xx-xx)
    ・自動更新開始
    ・クライアント側のファイル生成に失敗しました。
    ・......
「説明」
コンピュータのディスク容量が不足している可能性があります。コンピュータディスクの空き容量を確認してください。通常,ディスクの空き容量は転送するパッケージ容量の3倍以上必要です。
(例)
100MBのパッケージを適用する場合,クライアントコンピュータのシステムドライブの空き容量は300MB以上必要です。
  • <詳細情報7>
    ・コンピュータ:xxx (MAC:xx-xx-xx-xx-xx-xx)
    ・自動更新開始
    ・ファイル転送準備時にエラーが発生しました。
    ・......
「説明」
ファイル転送前の処理でエラーが発生しました。管理サーバのリソースが不足した可能性があります。管理サーバを再起動してください。
  • <詳細情報8>
    ・コンピュータ:xxx (MAC:xx-xx-xx-xx-xx-xx)
    ・自動更新開始
    ・ファイル転送スレッドの生成に失敗しました。
    ・......
「説明」
WindowsAPI(CreateThread())の呼び出しに失敗しました。管理サーバ側のリソースが不足した可能性があります。管理サーバを再起動してください。
  • <詳細情報9>
    ・コンピュータ:xxx (MAC:xx-xx-xx-xx-xx-xx)
    ・自動更新開始
    ・ファイル転送コントロールスレッドの生成に失敗しました。
    ・......
「説明」
WindowsAPI(CreateThread())の呼び出しに失敗しました。管理サーバ側のリソースが不足した可能性があります。管理サーバを再起動してください。
  • <詳細情報10>
    ・コンピュータ:xxx (MAC:xx-xx-xx-xx-xx-xx)
    ・自動更新開始
    ・ファイルxxxxxxxx転送時にエラーが発生しました。
    ・......
「説明」
ファイル転送中通信エラーが発生しました。
  1. コンピュータに対して以下の手順で「ping」を実行してください。「スタート」メニュー→「ファイル名を指定して実行」を選択し,名前欄に「cmd」と入力して「OK」ボタンをクリックします。コマンドプロンプトが起動しますので「ping IPアドレス」また「ping ホスト名」と入力して「Enter」を押します。(pingとIPアドレス/ホスト名の間には半角スペースを入れてください)応答が無い場合,ネットワークの設定に問題が無いか確認してください。
  2. ネットワークに問題がなければ,コンピュータ側で以下のサービスを再起動してください(停止していれば開始してください)。
    DeploymentManager Agent Service
    DeploymentManager Remote Update Service Client
  • <詳細情報11>
    ・コンピュータ:xxx (MAC:xx-xx-xx-xx-xx-xx)
    ・自動更新開始
    ・クライアントへのファイル転送に失敗しました。
    ・......
「説明」
ファイル転送中通信エラーが発生しました。
  1. コンピュータに対して以下の手順で「ping」を実行してください。「スタート」メニュー→「ファイル名を指定して実行」を選択し,名前欄に「cmd」と入力して「OK」ボタンをクリックします。コマンドプロンプトが起動しますので「ping IPアドレス」また「ping ホスト名」と入力して「Enter」を押します。(pingとIPアドレス/ホスト名の間には半角スペースを入れてください)応答が無い場合,ネットワークの設定に問題が無いか確認してください。
  2. ネットワークに問題がなければ,コンピュータ側で以下のサービスを再起動してください(停止していれば開始してください)。
    DeploymentManager Agent Service
    DeploymentManager Remote Update Service Client
  3. コンピュータ上で転送中のファイルが他のプロセスによって使用されている可能性があります。コンピュータ上でウィルススキャンソフトなどが動作している場合,転送中のファイルがウィルススキャンソフトによってロックされ転送に失敗する場合があります。その場合,次回自動更新実行時に再度ファイルの転送を行い,適用を行います。
  • <詳細情報12>
    ・コンピュータ:xxx (MAC:xx-xx-xx-xx-xx-xx)
    ・自動更新開始
    ・パッケージxxxxxxxx実行時にエラーが発生しました。
    ・......
「説明」
パッケージをコンピュータに転送しましたが,実行時にエラーが発生しました。
  1. コンピュータに対して以下の手順で「ping」を実行してください。「スタート」メニュー→「ファイル名を指定して実行」を選択し,名前欄に「cmd」と入力して「OK」ボタンをクリックします。コマンドプロンプトが起動しますので「ping IPアドレス」また「ping ホスト名」と入力して「Enter」を押します。(pingとIPアドレス/ホスト名の間には半角スペースを入れてください)応答が無い場合,ネットワークの設定に問題が無いか確認してください。
  2. ディスク容量が不足になった可能性があります。
    コンピュータのディスク容量が不足した場合に発生します。コンピュータのディスクの空き容量を確認してください。通常,ディスクの空き容量は転送するパッケージの3倍以上必要です。
    (例)
    100MBのパッケージを適用する場合,クライアントコンピュータのシステムドライブの空き容量は300MB以上必要です。
  3. 解凍に失敗した可能性があります。
    コンピュータに転送したパッケージに問題があるかどうかを確認してください。パッケージがコンピュータ上で解凍できるかどうか確認してください。
  • <詳細情報13>
    ・コンピュータ:xxx (MAC:xx-xx-xx-xx-xx-xx)
    ・自動更新開始
    ・クライアントからの「自動更新終了」応答を受け取れませんでした。
    ・......
「説明」
  1. コンピュータに対して以下の手順で「ping」を実行してください。「スタート」メニュー→「ファイル名を指定して実行」を選択し,名前欄に「cmd」と入力して「OK」ボタンをクリックします。コマンドプロンプトが起動しますので「ping IPアドレス」また「ping ホスト名」と入力して「Enter」を押します。(pingとIPアドレス/ホスト名の間には半角スペースを入れてください)応答が無い場合,ネットワークの設定に問題が無いか確認してください。
  2. ネットワークに問題がなければ,コンピュータ側で以下のサービスを再起動してください(停止していれば開始してください)。
    DeploymentManager Agent Service
    DeploymentManager Remote Update Service Client
  • <詳細情報14>
    ・コンピュータ:xxx (MAC:xx-xx-xx-xx-xx-xx)
    ・自動更新通知開始
    ・ソケットエラーが発生しました。
     そのようなホストは不明です。
    ・......
「説明」
  1. コンピュータに対して以下の手順で「ping」を実行してください。「スタート」メニュー→「ファイル名を指定して実行」を選択し,名前欄に「cmd」と入力して「OK」ボタンをクリックします。コマンドプロンプトが起動しますので「ping IPアドレス」また「ping ホスト名」と入力して「Enter」を押します。(pingとIPアドレス/ホスト名の間には半角スペースを入れてください)応答が無い場合,ネットワークの設定に問題が無いか確認してください。
  2. ネットワークに問題がなければ,コンピュータ側で以下のサービスを再起動してください(停止していれば開始してください)。
    DeploymentManager Agent Service
    DeploymentManager Remote Update Service Client
  • <詳細情報15>
    ・コンピュータ:xxx (MAC:xx-xx-xx-xx-xx-xx)
    ・自動更新時間設定開始
    ・クライアントが自動更新中,またシナリオ実行中の状態であるため,自動更新時間設定はクライアントの再起動後に有効になります。
    ・......
「説明」
自動更新時間設定はコンピュータの次回起動時に有効になります。
  • <詳細情報16>
    ・コンピュータ:xxx (MAC:xx-xx-xx-xx-xx-xx)
    ・自動更新時間設定開始
    ・クライアントの設定に失敗しました。
     自動更新時間設定はクライアントの再起動後に有効になります。
    ・......
「説明」
クライアントの電源状態がOFF,または,通信ポートが閉じられた状態であるためクライアントとの接続に失敗しました。自動更新時間設定はコンピュータの次回起動時に有効になります。
 
上記手順で解決できない場合は,管理サーバを再起動してください。
Q2
自動更新で同じパッケージが繰り返し配信される。
A2
管理サーバがパッケージの適用が行われたと判断するまでは自動更新の度に繰り返し配信が行われます。下記を確認し,それぞれの処理を行ってください。
<パッケージのタイプがHotFixの場合>
  • MS番号が間違っている
    MS番号を確認し,誤りがある場合は修正してください。
  • MS番号では識別できないHotFixである
    識別情報を設定してください。
  • OSと言語に誤りがある
    OSと言語を確認し,誤りがある場合は修正してください。
  • 識別情報に誤りがある
    識別情報のファイルパスにテキスト形式等のファイルバージョンが無いファイルを指定した場合,ファイルバージョンを指定すると適用状態を正しく判断することができません。ファイルバージョンを指定している場合は,空に修正してください。また,テキスト形式のファイルで変更タイプに「書き換え」「バージョンアップ」を指定した場合も同様に適用状態を正しく判断することができません。テキスト形式のファイルの場合,変更タイプには「新規」もしくは「削除」を指定してください。
<パッケージのタイプがサービスパックの場合>
  • メジャーバージョン,マイナーバージョンが間違っている。
    メジャーバージョン,マイナーバージョンを確認し,誤りがある場合は修正してください。
  • OSと言語に誤りがある
    OSと言語を確認し,誤りがある場合は修正してください。
  • 識別情報に誤りがある
    サービスパックの場合,識別情報は必要ありません。メジャーバージョンとマイナーバージョンに正しい値を入力してください。
Q3
自動更新エラーが,画面に表示され自動更新が失敗する。
A3
管理サーバのディスク容量が不足している可能性があります。管理サーバのディスク容量を確認してください。ディスク容量が不足している場合は,必要なディスク容量を確保した後,管理サーバの再起動をしてください。