3.5.1 シナリオ実行条件
ここでは,シナリオを実行する前と後でコンピュータの電源の状態をどのようにするかを決めることができます。設定は,「シナリオファイルの作成」画面や「シナリオファイルの修正」画面から行います。
- DPMのメインウィンドウ画面の「シナリオ」メニューから「シナリオファイルの作成」を選択し,「シナリオファイルの作成」画面を表示します。各項目を用途に合わせて設定します。「シナリオファイルの作成」画面は,メインウィンドウ画面の
アイコンをクリックしても,同様の操作ができます。 - 「オプション」タブをクリックします。
- 「シナリオ実行条件」で「実行前に再起動の強制実行を行う」と「実行後に電源を切断する」から選択して,ご希望に応じてチェックボックスにチェックを入れます。両方にチェックを入れることもできます。
- 【ヒント】
- 各項目の説明は以下のとおりです。
- 「実行前に再起動の強制実行を行う」
シナリオ実行前にコンピュータでOSが稼動していた場合,強制的に再起動してシナリオを実行します。
クライアントサービス for DPMがインストールされている必要があります。
- 「実行後に電源を切断する」
シナリオ実行終了後電源をOFFにします。
- 【注意!】
- コンピュータがOSを起動しているときに,シナリオを実行する場合は,必ず「実行前に再起動の強制実行を行う」にチェックを入れてください。ただし,リモートアップデート(単独でのサービスパック/HotFix/Linuxパッチファイルの適用)のシナリオを実行する場合は,OSが起動していても問題ありませんので,「実行前に再起動の強制実行を行う」にチェックを行う必要はありません。もしチェックを入れてシナリオ実行を行った場合でもコンピュータの再起動は行われません。
- Windowsの管理対象コンピュータの状態が以下の場合は,「シナリオ実行条件」を指定してもシャットダウンできません。
・ワークステーションロックによりロックされている状態
・パスワード付きスクリーンセーバによるロック状態
・リモートデスクトップ,ターミナルサービス,その他リモート接続ソフトから接続された状態
・編集中のデータやシャットダウン要求に応答しないアプリケーションが存在する状態