2.2.3 ポート開放ツール
Windows Server 2003 SP1/SP2,Windows Server 2003 R2でファイアウォール設定を有効にしてDPMによる管理を行う場合は,クライアント側でポートを開放する必要があります。
クライアント側で開放が必要なポート番号は以下の通りです。
項目 | プロトコル | ポート番号 |
---|
電源状態の確認 | ICMP | 8(Echo着信) |
自動更新 | TCP | 56025 |
シャットダウン | TCP | 56010 |
リモートアップデート | TCP | 56000 |
UDP | 56001 |
ポート開放用ツールの使用方法について説明します。
ファイアウォール設定が有効となっているコンピュータ上で実行する方法があります。
- 【ヒント】
- ポート開放ツールは,IPF装置に対応していません。
- Windows Firewall/Internet Connection Sharing(ICS)サービスが停止している状態では,ポート開放ツールによるポートの開放はできません。
Windows Server 2003 SP1/SP2,Windows Server 2003 R2では,デフォルトでこのサービスが無効となっています。サービスを起動させた後にポート開放ツールを実行してください。
- DPMのリモートアップデート機能を用いて,ポートが未開放のコンピュータに対してポート開放ツールを適用することはできません。
- OSクリアインストールと同時に適用することはできません。
- <この項の構成>
- (1) コンピュータごとの適用
(1) コンピュータごとの適用
DPMの管理対象となるコンピュータごとに,ポート開放ツールを適用する方法について説明します。
- DPMのプログラムのCD-ROM(1/2)を,ポート開放ツールを適用するコンピュータのCD-ROMドライブにセットしてください。
- 下記のポート開放ツールを実行します。
<CD-ROMドライブ>:¥TOOLS¥OPENPORT¥DepOpnPt.exe
- 確認画面が表示されます。ポートの開放を行う場合は[OK]ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu027600.gif)
- 完了メッセージが表示されますので,[OK]ボタンをクリックします。
![[図データ]](figure/zu027700.gif)
以上で,ポートの開放は完了です。