2.4.3 自動更新の実行

【注意!】
コンピュータが以下のステータスの場合,自動更新できません。
  • 電源OFF
  • シナリオ実行中
  • シナリオ中断
  • 自動更新設定中
  • リモート電源ONエラー

実行のタイミングになると,コンピュータは管理サーバへ未適用パッケージの有無の確認をします。未適用のパッケージがある場合は配信要求を行います。配信要求を受け取った管理サーバは,未適用パッケージの配信を行います。この動作中メイン画面の自動更新欄は“ファイル転送中”となります。

[図データ]

コンピュータはパッケージを受信後,指定された適用契機でパッチの適用を行います。

(例)
コンピュータの自動更新適用契機を「確認画面を表示」に設定している場合,以下の画面がコンピュータ上に表示されます。ユーザは「今すぐ実行」か「次回起動時に実行」を選択します。
[図データ]
【ヒント】
適用契機に「すぐ実行」,「次回起動時に実行」を指定している場合は,画面表示されません。詳しくは,「2.4.1 自動更新設定」を参照してください。
  • 「今すぐ実行」を選択すると,即時にパッチの適用を行います。
    DPMメイン画面の該当コンピュータの自動更新状態は「パッチ適用中」に変わります。
  • 「次回起動時に実行」を選択すると,次回再起動時にパッチの適用を行います。
    DPMメイン画面の該当コンピュータの自動更新状態は「再起動待ち中」に変わります。
【重要!】
配布するパッケージによっては再起動が必要な場合があります。適用契機に「確認画面を表示」以外を指定している場合は注意してください。
  • 複数の配信ファイルの内,インストール後に再起動が必要なパッケージを含む場合
  • 排他で単独適用が必要なパッケージと,それ以外のパッケージがある場合
上記のようなケースではコンピュータを数回再起動する必要があり,再起動が必要になったタイミングで以下の画面が表示され,30秒のカウントダウン後に再起動が実行されます。
[図データ]
「今すぐ再起動」ボタンをクリックすると,コンピュータの再起動を行います。
「キャンセル」ボタンをクリックすると,コンピュータの再起動がは中止され,パッケージの適用は次回起動時に実施します。