2.4.1 自動更新設定
「自動更新設定」画面では最大自動更新コンピュータ台数,最大転送レートおよびコンピュータ起動時の自動更新機能を設定できます。
「自動更新設定」画面は「設定」メニューから「自動更新設定」を選択し起動してください。
![[図データ]](figure/zu022890.gif)
- 最大自動更新コンピュータ数
同時に自動更新を行う最大コンピュータ数を入力します。
この数値を超えたコンピュータが自動更新を要求した場合,処理が順次に行うことになります。
【注意!】
自動更新の「最大自動更新コンピュータ数」とシナリオの「同時実行可能台数」は,画面での設定値とは別に,合計で1000台までです。この条件により,シナリオと自動更新が同時に実行された場合,例えば最大自動更新コンピュータ数を1000に設定した場合でも,同時に実行される台数が1000台未満の場合があります。
- 【ヒント】
- 「最大自動更新コンピュータ数」は,グループ単位ではなく,管理サーバに登録されているすべてのコンピュータが対象になります。
- デフォルトは5台になっていますが,ご利用の環境に合わせて設定を行ってください。
- 最大転送レート
チェックすると,自動更新のファイル転送時,転送レートの制御を行います。
- 【ヒント】
- デフォルトでは最大転送レート指定は行っていませんが,ご利用の環境に合わせて設定を行ってください。
- コンピュータ新規登録時の自動更新
- 【注意!】
- 新規コンピュータグループに登録されているコンピュータに対しては,自動更新を行いません。自動更新を行うためには,グループへの追加が必要です。
- 自動更新機能
以下の3つから選択できます。
- 常にOFF
自動更新機能は無効になります。
- 起動時ON
起動時自動更新を行います。
- 起動時OFF
起動時自動更新を行いません。
- 自動更新時間
日,曜日,時間単位で設定できます。
ここで指定したタイミングで,コンピュータが管理サーバに更新されたパッケージの有無を確認し,未適用パッケージがあった場合は配信要求を行います。管理サーバは要求に応じパッケージを配信します。
- 適用契機
管理サーバから配信されたパッケージを適用するタイミングを以下の3つから選択できます。
- すぐ実行
コンピュータの画面上には何も表示されずにパッチが適用されます。
- 次回起動時に実行
配信されたパッケージをコンピュータに保存し,次回起動時に適用します。コンピュータの画面上には何も表示されません。
- ユーザ確認画面を表示
確認画面を表示し,ユーザが「すぐ実行」または「次回起動時に実行」を選択します。
- リトライ回数
コンピュータから管理サーバとの接続に失敗した場合,指定した回数をリトライします。デフォルトは1回です。0~5を選択できます。
- リトライ間隔
リトライの時間間隔を指定します。デフォルトは5分です。
5,10,15,20,25,30分を選択できます。
- 【注意!】
- 自動更新機能を「常にOFF」にすると,コンピュータは管理サーバに未適用パッケージの配信要求を行いません。通常は「起動時ON」のまま運用することを推奨します。
(例)
- 自動更新機能を「起動時ON」に,自動更新時間を「毎日12:00」に設定した場合,コンピュータの起動時と毎日12:00になると,自動更新が行われます。
- 自動更新機能を「起動時OFF」に,自動更新時間を「水曜日12:00」に設定した場合,コンピュータは毎週水曜日の12:00になると,自動更新が行われます。コンピュータの起動時に自動更新が行われません。
- 【ヒント】
- 自動更新で配信されるパッケージは作成時に緊急度を「最高」または「高」に設定しているものになります。詳しくは,「2.15.4 パッケージの登録/修正」を参照してください。