2.4 サービスパック/HotFixの適用(自動更新方式)
パッケージの配布方式には,「シナリオ実行形式」と「自動更新形式」があります。
本節では「自動更新方式」について説明します。「シナリオ実行形式」については,本編「2.3.2 サービスパック/HotFix/Linuxパッチファイルの登録」を参照してください。
![[図データ]](figure/zu022880.gif)
- ■自動更新とは
- 管理サーバ上に登録されているパッケージを未適用のコンピュータへ自動的に配信し,適用を行う機能のことです。
- 自動更新対象コンピュータ
管理サーバに登録された下記OSのコンピュータ
自動更新対象OS | (IA32)Windows 2000 Advanced Server,Server (IA32)Windows Server 2003 Standard Edition,Enterprise Edition (IA32)Windows Server 2003 R2 Standard Edition,Enterprise Edition (IA32)Windows Server 2008 Standard Edition,Enterprise Edition (EM64T)Windows Server 2003 Standard x64 Edition,Enterprise x64 Edition (EM64T)Windows Server 2003 R2 Standard x64 Edition,Enterprise x64 Edition (IA32)Windows Server 2008 x64 Standard Edition,Enterprise x64 Edition |
- 自動更新対象パッケージ
以下に該当する場合,パッケージが対応するコンピュータに対し自動的に配信します。
- 自動更新対象OS用のパッケージである
- パッケージの緊急度が「高」または「最高」である
- サービスパックの場合,メジャーバージョンとマイナーバージョン,または識別情報が入力されている
- HotFixの場合,MS番号,または識別情報が入力されている
以下に該当する場合,パッケージは自動的に配信されません。シナリオを作成し配信する必要があります。
- Linuxのパッケージである
- 自動更新対象OS用のパッケージではない
- パッケージの緊急度が「一般」または「低」である
- サービスパックの場合,メジャーバージョンとマイナーバージョンと,識別情報が入力されていない
- HotFixの場合,MS番号と識別情報が入力されていない
詳細は,「2.15.4 パッケージの登録/修正」を参照してください。
- 自動更新は以下の契機で行なわれます。
- イメージビルダーで緊急度が最高のパッケージを登録して「パッケージの登録/修正画面」を閉じた時
- コンピュータが,「2.4.2 自動更新時間設定」で指定した自動更新時間になった時
- 「自動更新設定」画面で「グループ登録時の自動更新設定」を「起動時ON」に設定した場合,新規登録したコンピュータがあるグループに追加され,再起動時に自動更新が行われます。
- <この節の構成>
- 2.4.1 自動更新設定
- 2.4.2 自動更新時間設定
- 2.4.3 自動更新の実行
- 2.4.4 自動更新結果一覧
- 2.4.5 自動更新状態表示ツール