4.1 Webコンソール

Q1
「コンピュータのプロパティ」画面で「オペレーティングシステム」,「サービスパック」,「詳細」をクリックしたときに表示される「HotFix/アップデート一覧」画面の項目が表示されない。
A1
以下の要因が考えられます。
  • コンピュータを管理するにはクライアントサービスがコンピュータにインストールされている必要があります。すでにインストールされている場合は再インストールしてください。インストール方法につきましては,「1.2.5 クライアントサービス for DPMのインストール」を参照してください。
  • コンピュータの「スタート」メニュー(または「スタート」メニュー→「設定」)→「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」を選択し,「DeploymentManger Agent Service」,「DeploymentManger Remote Update Service Client」が起動しているか確認してください。DPMを使用して,Windows OSをクリアインストールした場合は自動でインストールされます。詳しくは「1.2.5 クライアントサービス for DPMのインストール」を参照してください。
Q2
Webコンソールで管理サーバに接続に行こうとすると以下のメッセージが出力される。「接続しようとしている管理サーバは,別のWebサーバから接続しているか,前回接続時の処理が継続中のため接続できません。少し時間を置いた後,再接続をおこなってください。」
A2
以下の要因が考えられます。
  • 他のWebサーバから該当管理サーバへすでに接続されている。この場合は,該当管理サーバへは一つのWebサーバより接続するようにしてください。
  • Webコンソールを開いたままWebサーバの(管理サーバ側と接続している)IPアドレスを変更した。そのような場合は管理サーバを再起動してください(管理サーバの再起動が不可の場合は,「スタート」メニュー(または「スタート」メニュー→「設定」)→「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」から,「1.7 常駐サービスについて」に記載のすべてのサービスを停止後,停止したサービスをすべて開始してください)。
  • Webコンソール上で行った前回の操作が管理サーバ側で処理中の場合,前回の処理が終了するのをしばらくお待ちください。
  • Webコンソールから管理サーバに接続しているときにWebサーバが再起動された場合,管理サーバを再起動してください(管理サーバの再起動が不可の場合は,「スタート」メニュー(または「スタート」メニュー→「設定」)→「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」から,「1.7 常駐サービスについて」に記載のすべてのサービスを停止後,停止したサービスをすべて開始してください)。
Q3
情報の最新化を行うと,「管理サーバの情報取得中にエラーを検出しました」という画面が表示される。または詳細情報として以下のメッセージが表示されている。
「Webサーバへのアクセスに失敗しました。Connection refused: connect」
A3
Webサーバが停止している可能性があります。「スタート」メニュー(または「スタート」メニュー→「設定」)→「コントロールパネル」→「管理ツール」から,「サービス」を起動し,「Apatch Tomcat」のサービスが停止していた場合,起動してください。その後,管理サーバに再接続を行ってください。
Q4
情報の最新化を行うと,「管理サーバの情報取得中にエラーを検出しました」という画面が表示される。詳細情報として以下のメッセージが表示されている。
「Webサーバが再起動されたか,本ブラウザからWebサーバに対してしばらくアクセスが行われなかったため,タイムアウトが発生しました。
Webコンソールを利用するには,「再接続」をクリックしてWebサーバに再接続する必要があります。」
A4
Webコンソールの操作を継続する場合には,「再接続」をクリックしてください。更新モードで運用中だった場合には参照モードに戻ります。
Q5
「Apache Tomcat」のサービスが起動しない。
A5
%ProgramFiles%¥Java¥jre1.6.0_XX¥bin¥Clientフォルダ(XXはUpdate番号,JRE6Update7の場合は「07」)配下にmsvcr71.dllが存在することを確認してください。
存在しない場合は,%ProgramFiles%¥Java¥jre1.6.0_XX¥binフォルダに存在するmsvcr71.dllを%ProgramFiles%¥Java¥jre1.6.0_XX¥bin¥Clientフォルダ配下にコピーしてください。
Q6
Webコンソール起動時や情報の最新化を行うと,「管理サーバの情報取得中にエラーを検出しました」という画面が表示される。詳細情報として,管理サーバ名とメッセージが表示されている。
A6
以下のどれかが考えられます。
  • 管理サーバが起動していない可能性があります。管理サーバで「スタート」メニュー(または「スタート」メニュー→「設定」)→「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」を選択し,「DeploymentManager API Service」が起動状態となっているか確認してください。
  • 「管理サーバの追加」画面で指定した管理サーバのIPアドレスか,ポート番号が誤っています。「管理サーバ」メニューの「プロパティ」をクリックして表示される「管理サーバのプロパティ」画面で,正しいIPアドレスとポート番号を指定しているか,確認してください。管理サーバのIPアドレス,もしくはポート番号を変更する場合には,「管理サーバ」メニューの「管理サーバの削除」をクリックして削除後,「管理サーバ」メニューの「管理サーバの追加」をクリックして追加しなおしてください。
  • Webサーバと管理サーバとの間の回線が切れている可能性があります。
Q7
WebブラウザからWebコンソールを起動すると,Webブラウザに「ページを表示できません」というエラーが表示される。
A7
以下のどれかが考えられます。
  • Webコンソールを起動するためのURLが誤っている可能性があります。URLが正しいか確認してください。
  • Webサーバが起動していない可能性があります。「スタート」メニュー(または「スタート」メニュー→「設定」)→「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」を選択し,「Apache Tomcat」が起動状態となっているか確認してください。
  • Embedded版のTomcatを他のアプリケーションで使用しいる環境で,以下に該当する場合は,Embedded版のTomcatとWebサーバ for DPMが使用するTomcatのポートが重複して,Apache Tomcatサービスがポートへのバインドに失敗しサービスが停止している可能性があります。
  • 「スタート」メニュー(または「スタート」メニュー→「設定」)→「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」を起動し,「Apache Tomcat」の状態が停止になっている。手動で開始してもすぐに停止してしまう。
  • コマンドプロンプトを起動し,「netstat -ab」を実行すると「8005」「8080」「8009」が他のプロセスによってLISTENされている。
Embedded版のTomcatが使用するポートを変更するか,Webサーバ for DPMが使用するTomcatのポートを変更してください。Webサーバ for DPMが使用するTomcatは他のアプリケーションが使用している可能性もありますのでEmbedded版のTomcatが使用するポートを変更することを推奨します。
  1. 「スタート」メニュー(または「スタート」メニュー→「設定」)→「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」を起動し,「Apache Tomcat」のサービスが停止していることを確認します。
  2. <Tomcatのインストールフォルダ>¥conf¥Server.xmlをテキストエディタで開きます。
    (<Tomcatのインストールフォルダ>のデフォルトは,「C:¥Program Files¥Apache Software Foundation¥Tomcat 6.0」です。)
    また,Server.xmlは事前にバックアップを取っておくことを推奨します。
  3. Server.xml中の「8005」,「8080」,「8009」を任意の未使用ポート番号に変更します。「8005」,「8080」,「8009」をそれぞれ同じポート番号に設定しないでください。変更後にはEmbedded版のTomcatを使用しているアプリケーションの設定変更が必要となります。
  4. Server.xmlを保存してテキストエディタを閉じてください。
  5. 「スタート」メニュー(または「スタート」メニュー→「設定」)→「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」を起動し,「Apache Tomcat」のサービスを開始します。
Q8
「グループの追加」や「コンピュータの追加」メニューなどがハーフトーン表示になっていて,使用できません。
A8
管理サーバのアクセスモードが「参照モード」になっている可能性があります。イメージビュー上部の「モード」表示欄に「参照モード」と表示されている場合には,「管理サーバ」→「アクセスモード変更」→「更新モード」を選択して,アクセスモードを「更新モード」に変更してください。
Q9
Windows Server 2003上でWebコンソールを起動し,画面が切り替わる度に以下のメッセージが表示される。
[図データ]
A9
「OK」ボタンをクリックしてください。
Q10
ツリービューで右クリックを選択し,カーソルキーでメニューの選択をしようとすると,メニューではなく,ツリービューのアイコンの選択状態が変わってしまう。
A10
コンピュータの環境により,右クリック時に表示される画面へのフォーカスの移動が正常に動作しない場合があります。
Q11
エラーメッセージの表示がおかしい。
A11
コンピュータ名,またはグループ名などにHTMLのタグ(<XX>)を使用すると,エラーメッセージの表示の際にHTML構文と解釈し,不正な表示を行う場合がありますが,動作上問題はありません。
Q12
Webコンソールのツリービューから登録した管理サーバを間違えて削除してしまった。
A12
管理サーバのアンインストールやファイルの削除などを行っていなければ,Webコンソールで再度登録を行うと今までと同じ設定で使用できます。
Q13
WebブラウザからWebコンソールを起動しても,Webブラウザに何も表示されない。
A13
以下のどれかが考えられます。
  • Java Plug-inでMicrosoft Internet Explorerが有効になっていない可能性があります。「スタート」メニュー(または「スタート」メニュー→「設定」)→「コントロールパネル」→「Java」を選択します。「Java コントロールパネル」が表示されるので,「詳細」タブの「ブラウザのデフォルトのJava」で「Microsoft Internet Explorer」にチェックが入っていることを確認してください。
  • Internet Explorerのセキュリティの設定によりWebコンソールの画面が表示できない場合があります。Internet Explorer の「インターネットオプション」以下のセキュリティの設定を確認してください。
    ・「スクリプト」-「Java アップレットのスクリプト」の項目を「有効にする」に設定する。
    ・「スクリプト」-「アクティブ スクリプト」の項目を「有効にする」に設定する。
    ・「Microsoft VM」-「Java の許可」の項目を「Javaを無効にする」以外に設定する。
  • Internet Explorer の「ツール」メニュー→「インターネットオプション」を開き「セキュリティ」タブの信頼済みサイトを選択して「サイト」をクリックし,管理サーバに接続するURL の追加を行ってください。

    [図データ]

Q14
Windows Server 2003上でWebコンソールを起動すると,以下のメッセージが表示される。
[図データ]
A14
表示されているURLに間違いが無いことを確認し,「追加」ボタンをクリックしてWebサイトを「信頼済みサイトのゾーン」に追加してください。
Q15
以下のどれかの操作を行ったが「ファイルのダウンロード」画面が表示されず,CVSファイルをダウンロードできなかった。
  • Webコンソール→「表示」メニュー→「自動更新結果一覧」画面にて「CVS形式で保存」ボタンをクリック
  • Webコンソール→「表示」メニュー→「シナリオ実行状況」→「シナリオ実行結果一覧」画面にて「CVS形式で保存」ボタンをクリック
  • Webコンソール→「管理サーバ」メニュー→「コンピュータ情報エクスポート」画面にて「エクスポート実行」ボタンをクリック
A15
Internet Explorerのセキュリティ設定を確認してください。
Internet Explorerの「ツール」メニュー→「インターネットオプション」を選択し,「セキュリティ」タブの「このゾーンのセキュリティレベル」の「レベルのカスタマイズ」ボタンをクリックして,以下の設定にしてください。
  • 「ダウンロード」-「ファイルのダウンロード」を「有効にする」に設定する。
  • 「ダウンロード」-「ファイルのダウンロード時に自動的にダイアログを表示」を「有効にする」に設定する。
  • 「ダウンロード」-「フォントのダウンロード」を「ダイアログを表示する」に設定する。
Q16
Webコンソールを起動しようとしたが,「HTTP Status 404」などが表示され起動することができなかった。
A16
TomcatがWebサーバ for DPMのアクセスに失敗しています。Webサーバで「スタート」メニュー(または「スタート」メニュー→「設定」)→「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」を選択し,「Apache Tomcat」を再起動してください。
Q17
Webコンソールの画面(「コンピュータの追加」画面や「シナリオの作成」画面等)を開いたときに,画面が文字化けしている。
A17
Internet Explorerの「エンコード」の「自動選択」をOFFにすることで回避できる可能性があります。Internet Explorerの「表示」メニュー→「エンコード」→「自動選択」のチェックを外すことで,設定をOFFにすることができます。
Q18
「アクセスモード」を「更新モード」に変更しようとすると,以下のメッセージが表示される。「<管理サーバ名>を更新モードで運用しているコンソール(TIDxxxx)が存在するため,更新モードに変更できません。」
A18-1
他のWebコンソールが現在「更新モード」として操作中です。このWebコンソールが操作している管理サーバを「参照モード」にするまで「更新モード」にすることはできません。なおWebコンソールのTIDは,イメージビューの上部の「アクセスモード」表示欄の右側に表示されています。
A18-2
Webコンソールが「更新モード」の状況で異常終了した場合,上記メッセージが表示され更新モードに変更できなくなります。この場合,DPMの処理をすべて終了させた後,管理サーバの再起動とWebサーバで以下のサービスを再起動させてください(管理サーバの再起動が不可の場合は,「スタート」メニュー(または「スタート」メニュー→「設定」)→「コントロールパネル」→「管理ツール」→「サービス」から,「1.7 常駐サービスについて」に記載のすべてのサービスを停止後,停止したサービスをすべて開始してください)。
Webサーバ:「スタート」メニュー (または「スタート」メニュー→「設定」)→ 「コントロールパネル」 → 「管理ツール」 → 「サービス」を選択し,「Apache Tomcat」を再起動してください。
Q19
シナリオファイルのバックアップ/リストアタブでイメージファイルの「参照…」ボタンをクリックし表示される画面でフォルダを移動していると画面に“null”と表示されエラーとなる。画面を閉じた後にWebコンソールの操作を行おうとすると,Webコンソールは参照モードになっている。
A19
USBハードディスク,USBフラッシュディスクなどにあるフォルダ間を移動すると,エラーとなる場合があります。Webコンソールの更新権を取得した後,イメージファイルの格納先は「参照…」ボタンから指定せず直接イメージファイルに入力してください。
Q20
Webコンソールで,管理対象コンピュータのMACアドレスが表示されない。
A20-1
別のコンピュータへのLANカードの交換等で,一時的にMACアドレスが表示されない場合があります。このような現象が発生した場合は,管理対象コンピュータを手動で再起動してください。再起動後も現象が回復しない場合は,Webコンソールから該当の管理対象コンピュータを削除して,再度登録してください。
※管理対象コンピュータのMACアドレスが表示されない場合は,下記の操作ができません。
  • 管理対象コンピュータへの自動更新時間設定
  • 電源状態の取得
  • クライアント情報取得
  • シナリオ実行
  • 電源ON
  • シャットダウン
  • 強制電源OFF
A20-2
管理対象コンピュータがLinux OSで,かつ複数のLANボードを搭載している場合は,操作中にMACアドレスが表示されない場合があります。
このような場合は,該当の管理対象コンピュータが,新規コンピュータグループに登録されている可能性があります。新規コンピュータグループから該当する管理対象コンピュータを削除して,管理対象コンピュータのクライアントサービス for DPMを再起動してください。再起動後も現象が回復しない場合は,Webコンソールから該当の管理対象コンピュータを削除して,再度登録してください。