2.3.4 シナリオ実行

作成したシナリオを実行する手順を説明します。

  1. 以下のどれかの方法で作成したシナリオファイルをコンピュータに割り当てます。
    • イメージビュー,またはツリービューからコンピュータアイコンをクリックし,「コンピュータ」メニューから「シナリオ割当て」を選択します。
    • コンピュータアイコンを右クリックし,「シナリオ」→「シナリオ割当て」を選択します。
    • メインウィンドウ画面のイメージビューでコンピュータアイコンを選択し,[図データ]アイコンをクリックします。
    • シナリオビューでシナリオファイルを選択し,ツリービュー,またはイメージビューのコンピュータアイコンにドラッグ&ドロップをして割り当てます。
  2. シナリオ割当て画面が表示されたら,「シナリオ名」のプルダウンからシナリオファイルを選択し,「OK」ボタンをクリックします。
  3. シナリオを割り当てたコンピュータをクリックし,「コンピュータ」メニューから「シナリオ実行」を選択します。リモートアップデートの場合,シナリオファイル作成時に「最大ターゲット数」や「最大待ち時間」で設定したタイミングでシナリオが開始されます。同じ操作は,コンピュータアイコンを右クリックし,「シナリオ」→「シナリオ実行」を選択しても行えます。コンピュータをクリックして,メインウィンドウ画面の[図データ]アイコンをクリックしても,同様の操作ができます。
  4. イメージビューの「ステータス」欄に“シナリオ実行中”と表示され,サービスパック/HotFix/Linuxパッチファイルの適用が開始されます。
  5. メインウィンドウ画面の「表示」メニュー→「シナリオ実行状況」→「シナリオ実行一覧」を選択し,「シナリオ実行一覧」画面を表示します。
  6. 「シナリオ実行一覧」画面の「ステータス」に“正常終了”と表示されたら,シナリオは完了です。
    【注意!】
    • Windows Server 2008 for Itanium-based Systemにシナリオ実行を行った場合,「対話型サービスダイアログの検出」ダイアログが表示されますが,所定の時間経過後に自動的にダイアログは消えますのでそのままお待ちください。「メッセージを表示する」を選択し,表示された画面に沿って操作することもできます。
    • 指定したセットアップコマンドが子プロセスを多段階に生成するようなコマンド(コマンド→子プロセス生成→孫プロセス生成)である場合,DPMでは子プロセスまでは終了を検知できますが,孫プロセスの終了を検知できません。このようなコマンドを実行すると,シナリオ実行エラーとなる場合があります。
    • 120分経過してもシナリオが完了しない場合は,タイムアウトとなりシナリオ実行エラーとなります。
    【ヒント】
    • リモートアップデートを行うコンピュータがLinuxの場合,コンピュータ側でカウントダウンメッセージが表示されますが,この時にコンソール上でdepcancelを実行することによりカウントダウンメッセージをスキップすることができます。