5.1.1 コンソールサービス/ローカルコンソールサービスの起動と終了

コンソールサービスまたはローカルコンソールサービスの起動と終了の方法について説明します。

<この項の構成>
(1) 起動
(2) 終了
(3) [ホスト管理]ウィンドウ
(4) 印刷

(1) 起動

コンソールサービスまたはローカルコンソールサービスを使用する場合,Administrators権限が必要です。次にそれぞれの起動方法について説明します。

(a) コンソールサービスの起動(BSMの場合)
注意
Windows VistaおよびWindows Server 2008の場合,コンソールサービスを起動すると[ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスが表示されることがあります。このダイアログボックスが表示されたら,[許可]ボタンをクリックして処理を続行してください。
  1. コンソールサービスを使用するマシンに,Administrators権限でログインする
  2. [スタート]メニューから[プログラム]-[ServerConductor]-[Blade Server Manager]-[コンソールサービス]を選択する
    [ServerConductor コンソールサービス - ログイン]ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  3. 接続先マネージャサービスを選択する
    複数の接続先マネージャサービスを選択することもできます。
  4. ログインするユーザ種別を選択する
    アドミニストレータ,またはサブアドミニストレータを選択してください。
  5. 選択したユーザのパスワードを入力する
  6. [OK]ボタンをクリックする

ログイン認証に成功すると,コンソールサービスが起動されます。

コンソールサービスで複数の接続先マネージャサービスを選択した場合,選択した接続先マネージャサービスのリストの上から順番にログイン認証が試みられます。このとき,認証に失敗(特定のマネージャサービスだけパスワードが異なる場合など)すると,そのマネージャサービスへの再ログインを試みるかどうかの問い合わせメッセージが表示されます。問い合わせメッセージの[再ログインする]ボタンをクリックすると,認証に失敗した接続先マネージャサービスのパスワードを入力し直して再ログインできます。問い合わせメッセージの[再ログインしない]ボタンをクリックすると,認証に成功した接続先マネージャサービスだけに接続して起動します。

起動後の再ログイン・追加ログイン
ログインしているすべてのマネージャサービスからログアウトして再度ログインする場合,[ホスト管理]ウィンドウの[ファイル]メニューから[再ログイン]を選択します。
ログインしているマネージャサービスはそのままで,特定のマネージャサービスに追加ログインする場合,[ファイル]メニューから[追加ログイン]を選択します。
(b) コンソールサービスの起動(Server Managerの場合)
注意
Windows Vistaの場合,コンソールサービスを起動すると[ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスが表示されることがあります。このダイアログボックスが表示されたら,[許可]ボタンをクリックして処理を続行してください。
  1. コンソールサービスを使用するマシンに,Administrators権限でログインする
  2. [スタート]メニューから[プログラム]-[ServerConductor]-[Server Manager]-[コンソールサービス]を選択する
    [ServerConductor コンソールサービス - ログイン]ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  3. 接続先マネージャサービスを選択する
    複数の接続先マネージャサービスを選択することもできます。
  4. ログインするユーザ種別を選択する
    アドミニストレータ,またはサブアドミニストレータを選択してください。
  5. 選択したユーザ種別のパスワードを入力する
  6. [OK]ボタンをクリックする

ログイン認証に成功すると,コンソールサービスが起動されます。

コンソールサービスで複数の接続先マネージャサービスを選択した場合,選択した接続先マネージャサービスのリストの上から順番にログイン認証が試みられます。このとき,認証に失敗(特定のマネージャサービスだけパスワードが異なる場合など)すると,そのマネージャサービスへの再ログインを試みるかどうかの問い合わせメッセージが表示されます。問い合わせメッセージの[再ログインする]ボタンをクリックすると,認証に失敗した接続先マネージャサービスのパスワードを入力し直して再ログインできます。問い合わせメッセージの[再ログインしない]ボタンをクリックすると,認証に成功した接続先マネージャサービスだけに接続して起動します。

起動後の再ログイン・追加ログイン
ログインしているすべてのマネージャサービスからログアウトして再度ログインする場合,[ホスト管理]ウィンドウの[ファイル]メニューから[再ログイン]を選択します。
ログインしているマネージャサービスはそのままで,特定のマネージャサービスに追加ログインする場合,[ファイル]メニューから[追加ログイン]を選択します。
(c) ローカルコンソールサービスの起動
注意
Windows Server 2008の場合,ローカルコンソールサービスを起動すると[ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスが表示されることがあります。このダイアログボックスが表示されたら,[許可]ボタンをクリックして処理を続行してください。
  1. ローカルコンソールサービスを使用するマシンに,Administrators権限でログインする
  2. [スタート]メニューから[プログラム]-[ServerConductor]-[Server Manager]-[ローカルコンソールサービス]を選択する
    [ServerConductor コンソールサービス - ログイン]ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  3. ログインするユーザ種別を選択する
    アドミニストレータ,またはサブアドミニストレータを選択してください。
  4. 選択したユーザ種別のパスワードを入力する
  5. [OK]ボタンをクリックする

ログイン認証に成功すると,ローカルコンソールサービスが起動されます。

(2) 終了

コンソールサービスまたはローカルコンソールサービスを終了する場合,[ファイル]メニューから[コンソールサービスの終了]を選択してください。

(3) [ホスト管理]ウィンドウ

コンソールサービスまたはローカルコンソールサービスを起動すると,[ホスト管理]ウィンドウ(タイトルバーに「ホスト管理」と表示されたウィンドウ)が表示されます。

[図データ]

[ホスト管理]ウィンドウに一覧表示される情報の意味は,次のとおりです。

表示情報意味
アイコンホストの状態がアイコンで表示されます。
サーバシャーシ:
[図データ](正常) [図データ](アラート通知あり) [図データ](未起動)
HVM:
[図データ](正常) [図データ](アラート通知あり) [図データ](未起動)
サーバ(LPAR上で稼働しているサーバを含む):
[図データ](正常) [図データ](アラート通知あり) [図データ](未起動)
VMホスト:
[図データ](正常) [図データ](アラート通知あり) [図データ](未起動)
VMゲスト:
[図データ](正常) [図データ](未起動)
マネージャ:
[図データ](正常) [図データ](アラート通知あり) [図データ](未起動)
サイト:
[図データ](正常) [図データ](アラート通知あり) なし(未起動)
ドメイン:
[図データ](正常) [図データ](アラート通知あり) なし(未起動)
ツリー:
[図データ](正常) [図データ](アラート通知あり)
コンピュータ名OSで設定したコンピュータ名が表示されます。
LinuxサーバおよびHP-UXサーバの場合,ホスト名が表示されます。
ホスト名ホスト名が表示されます。ホスト以外の場合は,何も表示されません。
OS名ホストのOS名が表示されます。
未確認アラートの有無未確認アラートがある場合は「あり」が表示されます。
電源制御
Windowsサーバ,Linuxサーバ,HP-UXサーバ
SVP機能を搭載し,SVP/BMCエージェントサービスがインストールされたサーバ,または電源ON機能を備えたLANアダプタを搭載しているサーバのことです。
  • SVP機能を搭載しており,電源制御ができるWindowsサーバ,Linuxサーバ,HP-UXサーバの場合は,搭載しているSVPの種類「SVP(PCI)」,「SVP(BMC)」が表示されます。
  • SVP機能,および電源ON機能を備えたLANアダプタを搭載しており,電源制御ができるサーバの場合は,搭載しているSVPの種類「SVP(PCI)」,「SVP(BMC)」が表示されます。
  • 電源ON機能を備えたLANアダプタを搭載しており,電源制御ができるWindowsサーバおよびLinuxサーバの場合は,「WOL」が表示されます。
  • 電源制御できないHP-UXサーバには,何も表示されません。
HVM
LPARモードの物理パーティション上で動作し,LPARを管理している仮想化機構のことです。「SVP(BMC)」が表示されます。
LPAR上で稼働しているWindowsサーバおよびLinuxサーバ
  • そのLPARを管理しているHVMが[ホスト管理]ウィンドウに登録されている場合
    SVP/BMCエージェントサービスがインストールされている論理パーティション上で稼働しているサーバの場合,電源制御情報に「HVM」が表示されます。
    SVP/BMCエージェントサービスがインストールされていない論理パーティション上で稼働しているサーバの場合,電源制御情報に「WOL」が表示されます。
  • そのLPARを管理しているHVMが[ホスト管理]ウィンドウに登録されていない場合
    電源制御情報に「WOL」が表示されます。
  • そのLPARを管理しているHVMが活性化されていない場合
    電源制御情報に「WOL」が表示されます。
サーバシャーシ
BladeSymphonyのサーバシャーシのことです。「SVP」が表示されます。
VMホスト
VMwareやHyper-Vなどの仮想化プラットフォームのホスト(物理サーバ)のことです。
  • BladeSymphonyのVMホストの場合は,「SVP(BMC)」が表示されます。
  • HA8000でSVPボードのIPアドレスが指定されているVMホストの場合は,「SVP(PCI)」が表示されます。
  • HA8000でSVPボードのIPアドレスが指定されていないVMホストの場合は,「WOL」が表示されます。
VMゲスト
VMwareやHyper-Vによって提供される仮想的な環境(仮想化サーバ)のことです。
  • VMwareのVMゲストの場合は,「VMware」が表示されます。
  • Hyper-VのVMゲストの場合は,「Hyper-V」が表示されます。
シャーシIDBladeSymphonyのサーバシャーシまたはサーバモジュールの場合,BladeSymphonyのシャーシIDが表示されます。
パーティション番号BladeSymphonyのサーバモジュールの場合,パーティション番号が表示されます。
LPAR識別子サーバモジュールを論理パーティションに分割した論理パーティション番号が表示されます。
VMホスト名VMホストの場合は,VMホストのホスト名が表示されます。
VMゲストの場合は,親となるVMホストのコンピュータ名が表示されます。
次の場合は,何も表示されません。
  • サーバ(エージェント,LPAR)
  • サーバシャーシ
  • HVM
クラスタ名そのサーバがMSCSまたはフェールオーバークラスタのクラスタに属している場合,クラスタ名が表示されます。
注※
管理対象サーバに次のバージョンのAgentがインストールされている場合,「MLPF」と表示されます。
・Windowsの場合:08-23より前
・Linuxの場合:08-24以前

なお,LPAR上で稼働しているサーバおよびHVMの表示については,「23.3.1 コンソールサービスでの表示」を参照してください。

(4) 印刷

[ホスト管理]ウィンドウの表示情報を印刷する場合,[ファイル]メニューから[印刷]を選択してください。[ホスト管理]ウィンドウの表示情報が印刷されます。