クラスタシステムで管理サーバを運用する場合の,管理サーバのシステム構成を次の図に示します。
図15-2 管理サーバのシステム構成
管理サーバをクラスタシステムで運用する場合,クラスタグループを構成するノードの最大数は2台です。1台を共有ディスクにアクセスできる実行系サーバとして,もう1台を待機系サーバとして配置します。実行系サーバと待機系サーバのシステム時刻は,同一にしておいてください。
なお,Windows Server 2008の場合は,実行系サーバと待機系サーバが同じドメインに属している必要があります。
実行系サーバおよび待機系サーバの両方に,同一バージョンのマネージャサービスをインストールします。
マネージャサービス以外のサービスはクラスタシステムでの運用には対応していないため,管理サーバ以外のサーバにインストールすることをお勧めします。管理サーバにマネージャサービス以外のサービスをインストールする場合は,実行系サーバと待機系サーバにインストールするサービスの種類およびバージョンを同じにしてください。
LPAR環境のクラスタシステム,およびWindowsのチーミング環境のクラスタシステムには対応していません。
また,すでに運用中の管理サーバをクラスタシステムでの運用に変更する場合は,現在運用している管理サーバを実行系サーバとし,新しく待機系サーバを用意してください。
なお,管理対象ホストは,すべてPublic Network上に配置してください。