BladeSymphonyのVMホストの場合,N+Mコールドスタンバイ機能を使用できます。VMホストでのN+Mコールドスタンバイ機能の使用について説明します。
VMホストの場合,N+Mコールドスタンバイ機能の各画面に表示される現用系ホスト名は,VMホスト名になります。
ただし,同じ管理対象サーバにAgentホストとVMホストが共存している場合は,Agentホストのホスト名が表示されます。なお,VMホストを登録したあとにAgentホストを登録した場合は,表示されているVMホスト名がAgentホスト名に変更されます。
グループ属性がN+1コールドスタンバイの場合は,ホスト一覧にはVMホストは表示されません。
[ホスト登録・変更]ダイアログボックスの[ホスト一覧]には,次の条件をすべて満たしたVMホストが表示されます。このVMホストを現用系ホストに登録できます。
自動切り替えが発生したとき,障害が発生したVMホストのサーバモジュールの電源OFFの方式を次の中から選択できます。
OSのシャットダウンは,仮想化プラットフォームの機能による制御となります。
Agentが稼働していないホストをVMホストに変更した場合,そのままN+Mコールドスタンバイの運用を続行できます。N+Mコールドスタンバイ属性で定義しているグループについても,VMホスト名([ホスト管理]ウィンドウに表示されるコンピュータ名)へ自動的に変更されます。
一つのN+1グループに登録できるホスト数は,256台までです。
N+Mコールドスタンバイの切り替え時および復帰時の電源制御を次に示します。
表24-4 N+Mコールドスタンバイの切り替え時および復帰時の電源制御
N+Mコールドスタンバイの設定項目 | 実行される電源制御 | 留意点 | ||
---|---|---|---|---|
Agentホスト (共存時) | VMホスト | VMゲスト | ||
自動切替時の電源制御※1 | 強制電源OFF | 強制電源OFF | 強制電源OFF | 特になし |
シャットダウン | シャットダウン※2 | 電源OFF※3 | 物理的なハードウェアの電源OFFを実行できるように,仮想化プラットフォームを設定する必要がある。 | |
切替時および復帰オプション設定の電源ON | 電源ON | 電源ON | 電源ON※4 | 切り替え前の状態(ゲストOSの稼働など)と同じにするには,仮想化プラットフォームでVMホスト稼働時のゲストOSについて,オン/オフの設定が必要。 |
VMホストの場合も,ネットワークスイッチ連携機能を使用できます。
N+1グループに登録されているVMホストは,[ホスト管理]ウィンドウで削除できません。ただし,VMホストをN+1グループに登録したあとで同じ管理対象サーバのAgentホストを登録した場合は,N+1グループの対象がVMホストからAgentホストに切り替わるため,VMホストを削除できます。