現用系のN+1グループに割り当てる予備プールを登録する手順を次に示します。
予備系サーバモジュールが,N+1コールドスタンバイの切り替え実行されていると,その予備系サーバモジュールを削除することはできません。この場合は,[復帰・解除実行]ダイアログボックスで予備系サーバモジュールの現用復帰または解除を実施してから,N+1グループの解除をしてください。予備系サーバモジュールの現用復帰または解除については,「20.10.3 現用系サーバモジュールへの復帰と予備登録の解除」を参照してください。
現用系のN+1グループに割り当てている予備プールを削除する手順を次に示します。
[予備登録・変更]ダイアログボックスで,非活性になっているサーバモジュールにカーソルを移動させると,そのサーバモジュールを選択できない理由がツールチップに表示されます。
ツールチップに表示されるメッセージと対処方法を,次の表に示します。
表20-12 ツールチップに表示されるメッセージと対処方法([予備登録・変更]ダイアログボックス)
優先順位※ | メッセージ | 対処 |
---|---|---|
1 | Slot%d:サーバモジュールが挿入されていません。 | サーバモジュールを挿入してください。 |
2 | Slot%d:他のN+1グループの予備系サーバモジュールとして登録されています。 | ほかのN+1グループから,該当するサーバモジュールを削除してください。 |
3 | Slot%d:パーティションが削除されています。 | SMP構成管理機能で,該当するサーバモジュールのパーティションを作成してください。 |
4 | Slot%d:ホスト管理画面に登録されているサーバモジュールです。 | 該当するサーバモジュールを[ホスト管理]ウィンドウから削除してください。 |
5 | Slot%d:予備系サーバモジュール診断の実行中です。 | 予備系サーバモジュールの診断が終了するまで待ってください。 |
6 | Slot%d:パーティションが利用できる状態になっていません。(パーティション情報ステータスが「Configuration validate(0x03)」以外になっています。) | SVPへログインし,PCCコマンド(BS2000ではPRコマンドまたはPCコマンド)で,該当パーティションのPre-configureを実行してください。 |
7 | Slot%d:パーティションの電源がONになっています。 | パーティションの電源をOFFにしてください。 |
8 | Slot%d:Pre-configureが無効またはパーティションの情報が有効ではありません。 | サーバモジュールのPre-configure情報をサーバシャーシインベントリの[パーティション情報]から確認してください。Pre-configure機能が無効になっている場合,SVPへログインしてPre-configureを有効にしてください。Pre-configure機能が有効になっている場合,保守員に連絡してください。 |
9 | Slot%d:現用系と異なる種別のサーバシャーシに搭載されたサーバモジュールです。 | このサーバモジュールは予備登録できません。現用系と同一の種別のサーバシャーシに搭載されたサーバモジュールを選択してください。 |
10 | Slot%d:Switch Moduleの種別が異なるサーバモジュールです。 | このサーバモジュールは予備登録できません。現用系と同一の種別のSwitch Moduleを使用したサーバモジュールを選択してください。 |
11 | Slot%d:現用系ホストにHVMが登録されていますが,このサーバモジュールはHVM非搭載です。 | このサーバモジュールはHVM非搭載のため予備登録できません。HVMが搭載されたサーバモジュールを選択してください。 |
12 | Slot%d:LPARモードのサーバモジュールです。 | このサーバモジュールはN+1コールドスタンバイグループへは予備登録できません。ほかのサーバモジュールを選択してください。 |
13 | Slot%d:ストレージ運用支援機能でホストグループが割り当てられています。 | ストレージ運用支援機能で,該当するサーバモジュールのホストグループの割り当てを解除してください。 |
14 | Slot%d:現用ホストとして<グループ名>に登録されています。 | [ホスト登録・変更]ダイアログボックスで,現用系ホストとしての登録を解除してください。 |