24.2.3 設定の流れ

console1,manager1,agent1の設定の流れは,「2.3.3 設定の流れ」を参照してください。このほか,次に示す作業が必要になります。

<この項の構成>
(1) 仮想化プラットフォームのサーバを管理する場合
(2) Hyper-Vへ移行する場合

(1) 仮想化プラットフォームのサーバを管理する場合

仮想化プラットフォームのサーバを管理するには,次の作業が必要になります。次の作業を実施しない場合は,VMホストの登録時にエラーとなります。

●VMwareの場合
管理サーバに対する作業
  1. Windows Remote Managementのインストール
  2. .NET Frameworkのインストール
  3. WinRMリスナの設定
管理対象サーバに対する作業
  1. VMware ESX Server3.5への更新
  2. VMware ESX ServerのHTTP/HTTPSアクセス許可の設定
  3. ゲストOSへのVMware Toolsのインストール
●Hyper-Vの場合
管理サーバに対する作業
  1. Windows Remote Managementのインストール
  2. .NET Frameworkのインストール
  3. WinRMリスナの設定
管理対象サーバに対する作業
  1. WinRMリスナの設定
  2. ゲストOSへのIntegration Servicesのインストール

仮想化環境で複数の仮想マシンを同じVM名で作成した場合,ホスト管理ウィンドウのVMゲストのコンピュータ名が同じになるため,区別ができなくなります。仮想化環境を構築する場合は,仮想マシンごとに異なるVM名で作成してください。

(2) Hyper-Vへ移行する場合

Agentホストが稼働しているWindows Server 2008をHyper-Vへ移行するには,次の作業が必要になります。なお,AgentホストとVMホストを共存させる場合は,次の作業は不要です。

  1. 移行する管理対象サーバの削除
    1.[ホスト管理]ウィンドウで削除するホストを選択する
    2.[接続管理]メニューから[削除]を選択する
    3.[OK]または[全てOK]ボタンをクリックする
  2. 管理対象サーバのAgentやAdvanced Agentのアンインストール
  3. 管理対象サーバのHyper-Vへの移行
  4. マネージャサービスの設定
    「(1) 仮想化プラットフォームのサーバを管理する場合」の「管理サーバに対する作業」に示した作業をします。すでに実施している場合は,不要です。
  5. 管理対象サーバの「VMホスト」としての登録