20.11.2 N+1コールドスタンバイ利用時の注意事項
- N+1コールドスタンバイで予備系への切り替えに失敗した場合,または現用系への復帰に失敗した場合は次の手順で回復してください。
- 最初に現用系サーバモジュールおよび予備系サーバモジュールの電源状態を確認し,電源がON状態であればOFFにしてください。
- Device Managerでストレージの割り当て状態を確認してください。
- ストレージ構成に問題がある場合,切り替えに失敗したN+1グループを削除したあと,ストレージ構成を修正してください。
- 修正後に現用系サーバモジュールを起動し,問題なく稼働することを確認し,再度N+1グループを登録してください。
- N+1コールドスタンバイの切り替え最中に,マネージャサービスを停止,またはマネージャサービスを再起動すると切り替え操作に失敗します。この場合は,マネージャサービスが起動していることを確認し,次の手順で回復してください。
- 最初に現用系サーバモジュールおよび予備系サーバモジュールの電源状態を確認し,電源がON状態であればOFFにしてください。
- Device Managerでストレージの割り当て状態を確認してください。
- ストレージ構成に問題がある場合,切り替えに失敗したN+1グループを削除したあと,ストレージ構成を修正してください。
- 修正後に現用系サーバモジュールを起動し,問題なく稼働することを確認してから,再度N+1グループを登録してください。
また,このとき,[N+1コールドスタンバイ詳細設定]ウィンドウの「コールドスタンバイ切り替え実行数」が不正に表示されることがあります。
- N+1コールドスタンバイの予備系運用中に予備系でハードウェア障害が発生した場合,N+1コールドスタンバイの現用への復帰実行を行います。ただし,現用系のサーバモジュールが故障していないことが前提となります。なお,サーバモジュールが抜去されている場合でも復帰できますが,復帰したあとでN+1コールドスタンバイを設定し直してください。
- BSM Plusは,N+1コールドスタンバイでの切り替え実行時には,現用系サーバモジュールのWWNから予備系サーバモジュールのWWNに,復帰実行時には,Device Managerのホストグループに割り当てられているWWNを予備系サーバモジュールのWWNから現用系サーバモジュールのWWNへ書き換えます。