20.2.2 システム構築の前提条件

N+1コールドスタンバイまたはN+Mコールドスタンバイを利用して,システムを構築する場合の前提条件を示します。

<この項の構成>
(1) N+1/N+Mコールドスタンバイの前提条件
(2) N+Mコールドスタンバイの前提条件

(1) N+1/N+Mコールドスタンバイの前提条件

これらの前提条件をすべて満たしていても,N+1コールドスタンバイ機能を適用する場合は,運用前に切り替えテストを実施してください。N+1コールドスタンバイ機能を適用するための手順については,「20.7.1 N+1/N+Mコールドスタンバイ機能の適用手順」を参照してください。

(2) N+Mコールドスタンバイの前提条件

N+Mコールドスタンバイのシステムを構築する場合,「(1) N+1/N+Mコールドスタンバイの前提条件」から条件が緩和されています。条件の違いについては,「20.2.5 N+1コールドスタンバイとN+Mコールドスタンバイの利用条件」を参照してください。

また,N+Mコールドスタンバイのシステムを運用する前に,切り替えられるすべてのパターンに対してテストを実施してください。なお,予備プールに準備される予備系サーバモジュールが不足した場合に,不足したあとで予備プールにサーバモジュールを追加するときも,切り替えテストを実施してください。