3.10.2 詳細情報の設定(マネージャサービス)

ここでは,マネージャサービスの詳細情報を設定します。次に示す手順でマネージャサービスの詳細情報を設定してください。

  1. 環境設定ユティリティの[マネージャサービス]タブで[詳細設定]ボタンをクリックする
    環境設定ユティリティの[ネットワーク(共通)]タブが表示されます。
<この項の構成>
(1) ネットワーク(共通)情報
(2) ネットワーク(サービス)情報
(3) JP1/IM連携機能情報
(4) アラートアクションサービス情報
(5) 保存設定情報
(6) クラスタ設定情報

(1) ネットワーク(共通)情報

ネットワークの共通情報について設定します。

注意
同一マシンに複数の種類のサービス(コンソールサービス,マネージャサービス,エージェントサービスまたはWebコンソールサービス)がインストールされている場合,このタブで設定した値は,ほかのサービスと共通の設定になります。そのため,最後に設定した値が有効になります。
  1. [ネットワーク(共通)]タブを選択する
    環境設定ユティリティの[ネットワーク(共通)]タブが表示されます。

    [図データ]

  2. 次に示す情報を設定する

    表3-9 環境設定ユティリティ(マネージャサービス)-[ネットワーク(共通)]タブの設定内容

    設定項目設定内容
    送信タイムアウト時間次のサービス間で送信エラーが発生した場合,送信をリトライする時間を秒単位で設定します。
    • マネージャサービスとエージェントサービスとの間
    • マネージャサービスとコンソールサービスとの間
    設定範囲は1~600です。デフォルトは30秒です。
    複数IPアドレス構成時には使用するIPアドレスを指定してください複数のLANボードを搭載している場合,このチェックボックスをONにして,使用するIPアドレスを設定します。
    注※
    [複数IPアドレス構成時には使用するIPアドレスを指定してください]に設定するIPアドレスには,通信先の各サービスで設定する接続先マネージャサービスのIPアドレスと同じIPアドレスを設定してください。通信元と通信先のIPアドレスの設定が異なる場合,通信ができないことがあります。通信元が使用するIPアドレスについては,「3.7 JP1/ServerConductorで使用するIPアドレス」を参照してください。

(2) ネットワーク(サービス)情報

ネットワークのサービスについて設定します。

  1. [ネットワーク(サービス)]タブを選択する
    環境設定ユティリティの[ネットワーク(サービス)]タブが表示されます。

    [図データ]

  2. 次に示す情報を設定する

    表3-10 環境設定ユティリティ(マネージャサービス)-[ネットワーク(サービス)]タブの設定内容

    設定項目設定内容
    コマンドタイムアウト時間マネージャサービスからエージェントサービスへの送信に対する返信が来るまでの待ち時間を秒単位で設定します。設定範囲は1~600です。デフォルトは90秒です。
    通信ログの採取通信ログを採取する場合,このチェックボックスをONにします。

(3) JP1/IM連携機能情報

[JP1/IM連携機能]タブでは,JP1/IM連携機能を使用するために必要な設定をします。JP1/IM連携の設定方法については,「3.17 JP1/IM連携の設定」を参照してください。

(4) アラートアクションサービス情報

[アラートアクションサービス]タブでは,アラートアクションサービスを使用するために必要な設定をします。アラートアクションサービスの設定方法については,「7.6.1 接続先アラートアクションサービスの設定」を参照してください。

(5) 保存設定情報

[保存設定]タブでは,マネージャサービスが保存するアラートの制限値を設定します。

  1. [保存設定]タブを選択する
    環境設定ユティリティの[保存設定]タブが表示されます。

    [図データ]

  2. 次に示す情報を設定する

    表3-11 環境設定ユティリティ(マネージャサービス)-[保存設定]タブの設定内容

    設定項目設定内容
    アラートの保存日数マネージャサービスがアラートを保存する日数を設定します。設定範囲は1~1,000です。デフォルトは30日です。
    アラートの保存件数マネージャサービスがアラートを保存する件数を設定します。設定範囲は1,000~65,535です。デフォルトは65,535件です。

(6) クラスタ設定情報

[クラスタ設定]タブでは,クラスタ構成での共有フォルダと論理IPアドレスを設定します。

  1. [クラスタ設定]タブを選択する
    環境設定ユティリティの[クラスタ設定]タブが表示されます。

    [図データ]

  2. 次に示す情報を設定する

    表3-12 環境設定ユティリティ(マネージャサービス)-[クラスタ設定]タブの設定内容

    設定項目設定内容
    フォルダパスを下記に変更するクラスタ構成での共有フォルダを変更する場合,このチェックボックスをONにして,変更後の共用フォルダを90文字以内で設定します。
    下記論理IPアドレスを使用するクラスタ構成での論理IPアドレスを指定する場合,このチェックボックスをONにして,論理IPアドレスを設定します。
    注※
    全角文字も半角文字も1文字として認識されます。