25.6 BladeSymphony SPを管理する場合の注意事項

BladeSymphony SPを管理する場合の注意事項について説明します。

<この節の構成>
(1) サーバシャーシの表示について
(2) スロットについて
(3) N+Mコールドスタンバイについて
(4) ストレージ運用支援機能について

(1) サーバシャーシの表示について

BladeSymphony SPのサーバシャーシタイプは,BS320のサーバシャーシタイプと同一になります。このため,BladeSymphony SPのサーバシャーシは,BSMの画面ではBS320のサーバシャーシと同一の表示になります。

(2) スロットについて

ウィンドウやダイアログボックスなどで表示されるスロットの数は,サーバシャーシのタイプによって異なります。BladeSymphony SPは,BS320と同一の表示になります。ただし,BladeSymphony SPでは,表示されていても製品仕様上サーバモジュールを搭載できないスロットがあります。

サーバモジュールを搭載できないスロットに対して,ランプ制御などの操作をしようとした場合,サーバモジュールが挿入されていないなどのメッセージが表示されます。この場合,サーバモジュールを挿入するといった対処は不要です。使用できるスロットに対して,操作するようにしてください。

(3) N+Mコールドスタンバイについて

BladeSymphony SPは,SANの接続インタフェースにiSCSIを採用しています。

コンソールサービスとマネージャサービスのバージョンがともに08-51以降の場合,iSCSIインタフェースでのSANブート構成で,N+Mコールドスタンバイ機能を利用できます。

iSCSIインタフェースでのSANブート構成で,N+Mコールドスタンバイ機能を利用する場合,サーバシャーシ間にわたる運用はできません。現用系ホストと異なるサーバシャーシのホストは,N+1グループに登録できません。

(4) ストレージ運用支援機能について

iSCSIインタフェースでのSANブート構成の場合,ストレージ運用支援機能は使用できません。