7.2.1 通知アラートを表示する

ここでは,管理対象のホストやサーバシャーシからの通知アラートを表示する方法について説明します。

  1. [ホスト管理]ウィンドウの[アラート管理]メニューから[通知アラート表示]を選択する
    [通知アラート]ウィンドウが表示されます。

    [図データ]

[通知アラート]ウィンドウには次の情報が表示されます。

表示項目表示内容
発生日時アラートが発生した日時が表示されます。
発生ホストアラートが発生したホストのホスト名が表示されます。
アラートレベル※1発生したアラートのレベルが表示されます。
内容※2アラートの内容が表示されます。
確認状態アラートについて調査や確認をしたかどうかが表示されます。アラートの確認については,「(1) 通知アラートを確認する」を参照してください。
アラートIDアラートIDが表示されます。
発生部位アラートが発生した部位(エージェントなど)が表示されます。
注※1
WindowsのイベントログとJP1/ServerConductorのアラートレベルの対応は次のとおりです。
イベントログJP1/ServerConductorのアラートレベル
情報インフォメーション
警告注意,警告
エラー障害
syslogのレベルとJP1/ServerConductorのアラートレベルの対応は次のとおりです(Linux,HP-UX共に)。
syslogレベルJP1/ServerConductorのアラートレベル
LOG_INFOインフォメーション
LOG_WARNING注意
LOG_ERR警告,障害
また,マニュアル「JP1 Version 8 JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 メッセージ」に記載されていないアラートが通知された場合,アラートレベルが取得不可と表示されます。
注※2
通知アラートの内容に(SEL=XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX)と表示されることがあります(「SEL=」以降の表示は,ご使用のファームウェアによって異なります)。これは,アラートに対応するSELの情報がないことを示しています。
また,通知できるアラートメッセージの長さは255バイトです。アラートメッセージが256バイト以上の場合,メッセージの先頭部分が「...」に置き換わって通知されます。
<この項の構成>
(1) 通知アラートを確認する
(2) 通知されるアラートの設定

(1) 通知アラートを確認する

[通知アラート]ウィンドウには,通知されたアラートが表示されます。場合によっては,アラートの数が多かったり,対策したアラートと未対策のアラートの区別が付かなくなったりし,どのアラートについて対策する必要があるのかわからなくなることがあります。

このため,[通知アラート]ウィンドウでは,確認済みのアラートと未確認のアラートを区別して表示できます。ここでは,確認済みのアラートと未確認のアラートを区別する方法を説明します。

  1. [通知アラート]ウィンドウで,確認済みのアラートを選択する
    アラートは複数個選択できます。
  2. [確認]メニューから[確認]を選択する
    選択したアラートの確認状態が「済」になります。

すべての通知アラートを確認した(確認したことにする)場合は,[確認]メニューの[全確認]を選択してください。また,選択したアラートを削除する場合は[確認]メニューの[消去]を選択してください。ただし,削除できるのは確認状態が「済」になっているアラートだけです。

(2) 通知されるアラートの設定

サーバで発生したすべてのアラートを管理コンソールに通知していては,重大なアラートの対処が遅れる場合があります。そのため,コンソールサービスでは,アラートが発生したときのサーバの動作をあらかじめ設定しておいたり,通知アラートをフィルタリングして必要なアラートだけを通知したりできます。これらの設定方法については,「7.5 アラート発生時のサーバの動作を設定する」または「7.3 アラート通知をフィルタリングする」を参照してください。