次の図に示すように,次のサービスは複数のマネージャサービスに接続できます。
図25-1 複数接続構成の例
このような構成にした場合,次に示す点に注意する必要があります。
同一ホストが,異なるマネージャサービスに接続している場合,サービス構成表示では,マネージャサービス単位に個別に表示されます。それ以外の表示では,一つのホストとして表示されます。
図25-2 複数接続構成での表示
ホストアクセス時に,マネージャサービスへの接続エラーが発生すると,[ホスト管理]ウィンドウのマネージャアイコンは未接続状態(非活性状態)になります。
ただし,そのホストの接続先マネージャサービスがほかにもある場合には,[最新の情報に更新]することで,ほかの接続先マネージャサービスへの接続が試みられ,接続が成功するとマネージャアイコンは正常状態(活性化状態)になります。
同一ホストで同じ時間に同じアラートが発生した場合,そのアラートは複数のマネージャサービスを経由しても,コンソールサービスに1度だけ通知されます(重複して通知されることはありません)。
同一ホストで同じ時間に同じアラートが発生した場合,そのアラートは,複数のマネージャサービスを経由すると,別々に発生したアラートとして,複数回アラートアクションサービスに通知されます。
インベントリCSV形式ファイル出力で「全てのホスト」を選択した場合,同一ホストに関する情報は一つだけ出力されます。
一つの[グルーピング]ウィンドウには同一ホストは一つしか登録できません。親マネージャが異なる場合でも同一ホストとして見なすため,あるホストがすでに登録されている場合,そのホストを別のグループに登録することはできません。
サービス構成表示でホストを削除した場合,その接続先のマネージャサービス下のホストだけが削除されます。
そのほかの表示でホストを削除した場合,すべてのマネージャサービス下のホストが削除されます。
ホスト検索時には,各マネージャサービスが管理しているデータベースに対して問い合わせて,検索結果を表示します。
図25-1の構成で双方のマネージャサービスがデータベースを作成している場合,[ホスト検索結果]ウィンドウの「マネージャサービス」欄で,どのマネージャサービスから検索結果を取得したのか確認してください。