20.3.1 サーバシャーシ内のサーバモジュールの割り当て

N+1コールドスタンバイを使用する場合,現用系サーバモジュールと予備系サーバモジュールの割り当てを検討する必要があります。現用系サーバのグループおよび予備系サーバのグループをまとめてN+1グループと呼び,N+1グループ単位でサーバモジュールを割り当てます。

サーバモジュールの割り当ては,SMP構成の場合とSMP構成でない場合とで運用方法が異なります。ここでは,SMP構成の場合とSMP構成でない場合に分けて,サーバモジュールの割り当てを説明します。

注意
SMP構成のサーバモジュールとSMP構成でないサーバモジュールを一つのN+1グループに混在して運用することはできません。
<この項の構成>
(1) SMP構成の場合のサーバモジュールの割り当て
(2) SMP構成でない場合のサーバモジュールの割り当て

(1) SMP構成の場合のサーバモジュールの割り当て

サーバモジュールがSMP構成の場合,「20.2.4 予備系サーバモジュールの適用条件」記載される条件に加え,次の条件を満たしている必要があります。

また,4way-SMP構成のサーバモジュールのうち,どちらか一つのサーバモジュールを登録する場合,SMP構成を手動で解除してから登録する必要があります。

SMP構成だけで運用する場合のサーバモジュールの構成例を,次の図に示します。

図20-7 SMP構成の場合のサーバモジュール構成例

[図データ]

(2) SMP構成でない場合のサーバモジュールの割り当て

サーバモジュールがSMP構成でない場合,予備系サーバモジュールは,「20.2.4 予備系サーバモジュールの適用条件」に記載される条件を満たしている必要があります。SMP構成でない場合のサーバモジュールの構成例を,次の図に示します。

図20-8 SMP構成でない場合のサーバモジュール構成例

[図データ]