9.2.1 マネージャサービスとコンソールサービスまたはエージェントサービスとの通信状態監視

マネージャサービスとコンソールサービスまたはエージェントサービスとの間の通信状態を一定時間おきに監視します。この機能をキープアライブといいます。ここでは,キープアライブの概要,設定方法,および注意事項について説明します。

<この項の構成>
(1) 概要
(2) 設定方法
(3) 注意事項

(1) 概要

キープアライブを使用すると,設定した間隔で通信状態が診断されます。診断時にマネージャサービスとの通信が切断されていると,接続が切断されたことを示すポップアップメッセージがコンソールサービスに表示されます。

マネージャサービスとコンソールサービスとの間の接続が切断されたことを示すポップアップメッセージが表示された場合は,コンソールサービスからマネージャサービスに再ログインしてください。

マネージャサービスとエージェントサービスとの間の接続が切断されたことを示すポップアップメッセージが表示された場合は,[ホスト管理]ウィンドウでホストを接続し直してください。ホストの再接続方法については,「13.1(2) 管理対象外のホストを再接続する」を参照してください。

(2) 設定方法

キープアライブの設定方法について,次の場合に分けて説明します。

(a) マネージャサービスとコンソールサービスとの間のキープアライブの場合

キープアライブは次のどちらかの方法で設定できます。

ここでは[コンソールサービス設定]ダイアログボックスでの設定方法について説明します。環境設定ユティリティを使用した設定方法については,「3.9.2 詳細情報の設定(コンソールサービス)」を参照してください。

マネージャサービスとコンソールサービスとの間のキープアライブの設定方法を次に示します。

  1. [ホスト管理]ウィンドウの[設定]メニューから[コンソールサービス設定]を選択する
    [コンソールサービス設定]ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  2. [ネットワーク]タブで[キープアライブ]チェックボックスをONにする
  3. キープアライブ間隔を設定する
    1~3,600秒の間で設定できます。デフォルトは600秒です。
    注意
    [コマンドタイムアウト値]に設定した値より大きい値を設定してください。
  4. [OK]ボタンをクリックする
(b) マネージャサービスとエージェントサービスとの間のキープアライブの場合

キープアライブは次のどれかの方法で設定できます。

ここでは[エージェントサービス設定]ダイアログボックスでの設定方法について説明します。環境設定ユティリティまたはsmheditコマンドを使用した設定方法については,次の個所を参照してください。

マネージャサービスとエージェントサービスとの間のキープアライブの設定方法を次に示します。

  1. [ホスト管理]ウィンドウで,キープアライブの設定をするサーバを選択する
  2. [設定]メニューから[エージェントサービス設定]を選択する
    [エージェントサービス設定]ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  3. [ネットワーク]タブで[キープアライブ]チェックボックスをONにする
  4. キープアライブ間隔を秒単位で設定する
    1~3,600秒の間で設定できます。デフォルトは600秒です。
    注意
    [コマンドタイムアウト値]に設定した値より大きい値を設定してください。
  5. [OK]ボタンをクリックする

(3) 注意事項

キープアライブを設定するとコネクションが切断されないため,ダイヤルアップ回線など,接続時間に応じて課金される回線を使用している場合は,キープアライブを設定しないでください。