15.5.2 クラスタシステムの解除手順

クラスタシステム上で運用している管理サーバを非クラスタ構成にする手順を次に示します。

<この項の構成>
(1) 待機系サーバでのBSMのアンインストール
(2) クラスタグループの解除
(3) 実行系サーバでのBSMの更新/変更インストール

(1) 待機系サーバでのBSMのアンインストール

アンインストール手順の詳細については,「3.4.1 BSMおよびBSM Plusのアンインストール」を参照してください。

  1. 待機系サーバのマシンにログインする
  2. BSMをアンインストールする
  3. インベントリ情報管理用データベースを共有ディスク上に作成していた場合,ODBC データソース アドミニストレータを起動する
    64ビット版OSを使用している場合は,[スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。[ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスの[名前]に「%SystemRoot%¥SysWOW64¥odbcad32.exe」と入力して,[OK]ボタンをクリックしてください。ODBCデータソースアドミニストレータが起動します。
  4. [システム DSN]タブでBSM_DBを選択し,[削除]ボタンをクリックする
  5. [OK]ボタンをクリックする
  6. ODBC データソースアドミニストレータを終了する

(2) クラスタグループの解除

  1. 実行系サーバのマシンにログインする
  2. クラスタアドミニストレータを起動する
  3. マネージャサービスが登録されているクラスタグループを選択する
    この例では,BSMグループを選択します。
  4. 汎用サービスリソースを選択し,[ファイル]メニューから[オフラインにする]を選択する
    この例では,BladeServerManagerをオフラインにします。
  5. 同様に物理ディスクリソースを選択し,[ファイル]メニューから[オフラインにする]を選択する
    この例では,BSM_共有ディスクをオフラインにします。
  6. 汎用サービスリソースを選択し,[ファイル]メニューから[削除]を選択する
    この例では,BladeServerManagerを削除します。
  7. 同様に物理ディスクリソースを選択し,[ファイル]メニューから[削除]を選択する
    この例では,BSM_共有ディスクを削除します。
  8. 新規にクラスタグループを作成し,BSM用のクラスタグループからネットワーク名リソースおよびIPアドレスリソースを移動する
    この例では,BSM_ネットワークおよびBSM_クラスタIPアドレスを,新規に作成したクラスタグループに移動します。
  9. BSM用のクラスタグループを選択し,[ファイル]メニューから[削除]を選択する
    この例では,BSMグループを削除します。

Windows Server 2008の場合

Windows Server 2008の場合は,次の手順に従ってクラスタグループを解除してください。

  1. 実行系サーバのマシンにログインする
  2. フェールオーバークラスタ管理を起動する
  3. クラスタの下の「サービスとアプリケーション」からクラスタ名を選択する
    この例では,「BSM2008.test.local」の下の「サービスとアプリケーション」から,「BladeServerManager」を選択します。
  4. 右ペインの共有ディスクリソースを右クリックし,[BladeServerManagerから削除]を選択する
    この例では,クラスタディスク2を削除します。
  5. 右ペインの汎用サービスリソースを右クリックし,[このリソースをオフラインにする]を選択する
    この例では,SM_MgrSvcをオフラインにします。
  6. 右ペインの汎用サービスリソースを右クリックし,[削除]を選択する
    この例では,SM_MgrSvcを削除します。
  7. クラスタの下の「サービスとアプリケーション」からクラスタ名を右クリックし,[削除]を選択する
    この例では,「BSM2008.test.local」の下の「サービスとアプリケーション」からBladeServerManagerを削除します。

(3) 実行系サーバでのBSMの更新/変更インストール

インストール手順の詳細については,「3.2.1 BSMのインストール」を参照してください。

  1. 実行系サーバのマシンにログインする
  2. BSMの更新インストールまたは変更インストールを実施する
    表示されるダイアログボックスの指示に従ってインストールを進めます。
  3. [運用方法の選択]画面で,[使用しない]ラジオボタンをONにする
  4. 変更インストールの場合,[カスタムセットアップ]画面でインストールするサービスを選択する
    必要に応じて,ほかのサービスを選択してインストールします。
  5. [インストール]ボタンをクリックする
    インストールが開始されます。
    変更インストールの場合,インストールの最後に,環境設定ユティリティが自動起動されます。
  6. インストールした各サービスの環境を設定する
    [カスタムセットアップ]画面で選択した各サービスの環境を設定してください。各サービスの環境の設定方法については,3.8節以降を参照してください。
  7. [セットアップ完了]画面で[完了]ボタンをクリックする
    マシンの再起動を促すメッセージが表示されたら,メッセージに従ってマシンを再起動してください。
  8. インベントリ情報管理用データベースを共有ディスク上に作成していた場合,ODBC データソース アドミニストレータを起動する
    64ビット版OSを使用している場合は,[スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。[ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスの[名前]に「%SystemRoot%¥SysWOW64¥odbcad32.exe」と入力して,[OK]ボタンをクリックしてください。ODBCデータソースアドミニストレータが起動します。
  9. [システム DSN]タブでBSM_DBを選択し,[構成]ボタンをクリックする
  10. [ODBC Microsoft Access セットアップ]ダイアログボックスで[修復]ボタンをクリックする
  11. [データベースの修復]ダイアログボックスで,ローカルディスクにコピーしたインベントリ情報管理用データベースのコピー先を指定し[OK]ボタンをクリックする
  12. ODBC データソースアドミニストレータを終了する