BSMのマネージャサービスは,HA(High Availability)クラスタシステムでの運用に対応しています。HAクラスタシステムは,処理を実行する実行系サーバと,障害が発生したときに処理を引き継げるように待機している待機系サーバで構成されます。
障害が発生すると,実行系サーバから待機系サーバに処理が引き継がれます。障害時に実行系から待機系へ処理が引き継がれることをフェイルオーバーといいます。定義情報や管理対象サーバから収集したデータは,共有ディスク上に格納され,フェイルオーバー時に引き継がれます。
BSMのマネージャサービスをクラスタシステムで運用する場合のシステム構成およびアクセスの流れを次の図に示します。
図15-1 クラスタシステムで運用する場合のシステム構成およびアクセスの流れ