N+1/N+Mコールドスタンバイ機能を適用して,現用系サーバモジュールから予備系サーバモジュールに切り替えたあとの運用方法を,[復帰・解除実行]ダイアログボックスで設定します。
- 注意
- 予備プールにサーバモジュールが登録されていない場合,次に示す操作はできません([復帰・解除実行]は非活性状態となっています)。
- [N+1コールドスタンバイ詳細設定]ウィンドウのツリーで[予備プール]ノードをクリックする
- [設定]メニューから[復帰・解除実行]を選択する
[復帰・解除実行]ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/sm162800.gif)
- [予備系起動ホスト一覧]からホストを選択する
Agentがインストールされていないホスト,またはVMホストが登録されていないホストの場合,「シャーシID_パーティションX」(X:パーティション番号)と表示されます。
[予備系構成状況]には,ホストの予備起動中のハードウェア構成が表示されます。
[現用系復帰構成]には,予備切り替えが実施される前の現用系サーバモジュールのハードウェア構成が表示されます。
- [現用系に復帰する]ラジオボタンまたは[予備系を現用系とする]ラジオボタンのどちらかをONにする
- [現用系に復帰する]ラジオボタンをONにした場合
予備系サーバモジュールから現用系のサーバモジュールのハードウェア構成に戻します。また,[現用系に復帰する際,電源をONにする]チェックボックスのON/OFFが可能になります(活性化されます)。[現用系に復帰する]ラジオボタンをONにした時点では,[現用系に復帰する際,電源をONにする]チェックボックスはONになっています。[現用系に復帰する際,電源をONにする]チェックボックスがONの場合,現用系サーバモジュールのハードウェア構成に変更し,OSの起動までを行います。OFFにした場合は,現用系サーバモジュールのハードウェア構成に変更し,現用系サーバモジュールおよび予備系サーバモジュールの電源をOFFの状態にします。[現用系に復帰する]ラジオボタンをONにした場合,現用系サーバモジュールおよび予備系サーバモジュールの電源をOFFにしてください。現用系サーバモジュールおよび予備系サーバモジュールの電源がOFFになっていないと,[OK]ボタンをクリックしたときにエラーとなります。
- [予備系を現用系とする]ラジオボタンをONにした場合
予備系サーバモジュールを現用系サーバモジュールとして扱います。現用系サーバモジュールは,N+1グループから削除されるため,現用系サーバモジュールへの復帰はできなくなります。また,[現用系に復帰する際,電源をONにする]チェックボックスは選択できなくなる(非活性化される)ので,復帰オプションの設定内容は無効となります。
- [実行]ボタンをクリックする
- [現用系に復帰する]ラジオボタンをONにしている場合
現用系に復帰することを確認する[復帰・解除確認]ダイアログボックスが表示されます。
- [予備系を現用系とする]ラジオボタンをONにしている場合
予備系サーバモジュールを現用系サーバモジュールと見なす旨の[復帰・解除確認]ダイアログボックスが表示されます(サーバモジュールの電源操作は行いません)。
- [復帰・解除確認]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックする
[復帰・解除実行]ダイアログボックスが閉じられ,運用方法が設定されます。
[予備系を現用系とする]の操作をしたあとに,N+1グループから削除された現用系サーバモジュールを交換しないで予備系サーバモジュールとして再登録する場合は,登録の操作をする前に次の操作が必要になります。ただし,サーバモジュールのPre-configureの設定を無効にしている場合は,次の操作は不要です。
- 現用系サーバモジュールに対してスイッチ&マネジメントモジュールのPCCコマンド(BS2000ではPRコマンド)で,サーバモジュールのパーティションステータスをDisableにします。
- 現用系サーバモジュールに対してスイッチ&マネジメントモジュールのPCCコマンド(BS2000ではPRコマンド)で,サーバモジュールのパーティションステータスをEnableにすると,スイッチ&マネジメントモジュールのPre-configure機能が実行されます。アラート(0x14EC)で実行の完了報告で正常終了を確認できます。