この機能では,使用率のチェック間隔とサンプリング回数から,使用率が求められます。まず,指定したチェック間隔で使用率が取得されます。取得された使用率の値と指定したサンプリング回数から使用率の平均値が求められます。その平均値がしきい値に達した場合,アラートが通知されます。
例えば,CPUの使用率について,次の条件でアラートを通知するとします。
この場合,10秒間隔で3回使用率を取得し,その平均値が50%に到達した時点でアラートが通知されます。使用率の算出とアラート通知の例を次の図に示します。
図8-2 使用率の算出とアラート通知の例
この例では,A時点およびB時点では直近3回のサンプリングで取得された使用率の平均値が50%に達していないため,アラートは通知されません。C時点で使用率の平均値が50%に達するため,アラートが通知されます。