22.8.2 [LPAR構成変更]ダイアログボックスでの設定内容

<この項の構成>
(1) [操作対象]タブ
(2) [Logical Partition Configuration]タブ
(3) [Processor Configuration]タブ
(4) [PCI Device Assignment]タブ
(5) [Shared FC Assignment]タブ
(6) [VNIC Assignment]タブ

(1) [操作対象]タブ

[操作対象]タブでは,LPAR名を変更できます。

[図データ]

[操作対象]タブでの設定項目を次に示します。

表22-18 [LPAR構成変更]ダイアログボックスの[操作対象]タブでの設定項目

設定項目設定内容
LPAR NameLPAR名を,先頭がa~zまたはA~Zで始まる,1~31バイトの半角文字列で指定します。指定できる文字は次のとおりです。
0~9,a~z,A~Z,-,_

(2) [Logical Partition Configuration]タブ

[Logical Partition Configuration]タブでは,LPARの動作環境を変更できます。

[図データ]

[Logical Partition Configuration]タブでの設定項目を次に示します。

表22-19 [LPAR構成変更]ダイアログボックスの[Logical Partition Configuration]タブでの設定項目

設定項目設定内容
Memory設定を変更するLPARに割り当てるメモリの量(メガバイト単位)を256の倍数で指定します。
指定範囲は,256~[User Memory]に表示されているメモリ量です。
Memoryの値がUser Memoryより大きい値になっている場合があります。その場合,Memoryの値を[User Memory]に表示されている値以下に設定し直してください。
Idle Detection論理プロセッサのアイドル検出機能の設定をします。アイドル検出機能を有効にする場合,ドロップダウンリストから[有効]を選択します。無効にする場合,ドロップダウンリストから[無効]を選択します。
Auto Activation OrderHVM起動時,LPARを自動的にActivateするかどうかを設定します。LPARを自動的にActivateする場合,ドロップダウンリストからActivateする順番を選択します。LPARを自動的にActivateしない場合,ドロップダウンリストから[無効]を選択します。
Auto ClearLPARの論理SELを自動的にクリアするかどうかを設定します。論理SELを自動的にクリアする場合,ドロップダウンリストから[有効]を選択します。無効にする場合,ドロップダウンリストから[無効]を選択します。

(3) [Processor Configuration]タブ

[Processor Configuration]タブでは,LPARに対する論理プロセッサの割り当てを変更できます。

[図データ]

[Processor Configuration]タブでの設定項目を次に示します。

表22-20 [LPAR構成変更]ダイアログボックスの[Processor Configuration]タブでの設定項目

設定項目設定内容
Dedicated Processors※1作成するLPARに割り当てる占有モードの論理プロセッサの数を整数で指定します。[Shared Processors]の指定が0の場合だけ設定できます。
Shared Processors※1作成するLPARに割り当てる共有モードの論理プロセッサの数を整数で指定します。[Dedicated Processors]の指定が0の場合だけ設定できます。
Service RatioLPARに割り当てる論理プロセッサが共有モードの場合,LPARが物理プロセッサを使用する時間の相対的な配分を1~999の整数で指定します。[Shared Processors]の指定が0以外の場合だけ設定できます。
Processor CappingLPARに割り当てる論理プロセッサが共有モードの場合,プロセッサキャッピング機能を使用するかどうかを選択します。有効にする場合,ドロップダウンリストから[有効]を選択します。無効にする場合,ドロップダウンリストから[無効]を選択します。[Shared Processors]の指定が0以外の場合だけ設定できます。
Logical Processor Number※2LPARに割り当てる論理プロセッサが占有モードの場合,割り当てる論理プロセッサの番号を選択します。[Dedicated Processors]の指定が0以外の場合だけ設定できます。
Physical Processor Number※2LPARに割り当てる論理プロセッサが占有モードの場合,[Logical Processor Number]で指定した論理プロセッサに割り当てる物理プロセッサの番号を選択します。
自動割り当てをする場合は[自動割り当て]を選択します。[Dedicated Processors]の指定が0以外の場合だけ設定できます。
注※1
この項目を変更すると,[Logical Processor Configuration]リストボックスの内容が初期化されます。
注※2
この項目は,[Logical Processor Configuration]のリストボックスに表示されている項目を選択して設定することもできます。

[Logical Processor Number]または[Physical Processor Number]の設定を変更した場合,[OK]ボタンをクリックする前に[変更]ボタンをクリックしてください。

(4) [PCI Device Assignment]タブ

[PCI Device Assignment]タブでは,LPARに対するPCIデバイスの割り当てを変更できます。

[図データ]

[PCI Device Assignment]タブでの設定項目を次に示します。

表22-21 [LPAR構成変更]ダイアログボックスの[PCI Device Assignment]タブでの設定項目

設定項目設定内容
PCI Device Number設定を変更するLPARに割り当てるPCIデバイスの番号を指定します。
PCI Device Assignment設定を変更するLPARに対するPCIデバイスの割り当て状態を選択します。PCIデバイスをLPARに割り当てる場合,ドロップダウンリストから[割り当て状態]を選択します。PCIデバイスをLPARに割り当てない場合,ドロップダウンリストから[未割り当て状態]を選択します。
情報取得時の設定内容が[割り当て状態]または[未割り当て状態]の場合に設定を変更できます。
注※
この項目は,[PCI Device Assignment一覧]のリストボックスに表示されている項目を選択して設定することもできます。

設定を変更した場合,[OK]ボタンをクリックする前に[変更]ボタンをクリックしてください。

(5) [Shared FC Assignment]タブ

[Shared FC Assignment]タブでは,LPARに対する共有FCの割り当てを変更できます。

[図データ]

[Shared FC Assignment]タブでの設定項目を次に示します。

表22-22 [LPAR構成変更]ダイアログボックスの[Shared FC Assignment]タブでの設定項目

設定項目設定内容
Shared FC Number設定を変更するLPARに割り当てる共有FCの番号を選択します。
vfcWWNID[Shared FC Number]で選択した共有FCに割り当てるvfcWWN-IDを選択します。共有FCを割り当てない場合は[未割り当て状態]を選択します。
注※
この項目は,[Shared FC Assignment一覧]のリストボックスに表示されている項目を選択して設定することもできます。

設定を変更した場合,[OK]ボタンをクリックする前に[変更]ボタンをクリックしてください。

(6) [VNIC Assignment]タブ

[VNIC Assignment]タブでは,LPARに対する仮想NICの割り当てを変更できます。

[図データ]

[VNIC Assignment]タブでの設定項目を次に示します。

表22-23 [LPAR構成変更]ダイアログボックスの[VNIC Assignment]タブでの設定項目

設定項目設定内容
VNIC Number※1LPARへの仮想NICの割り当てを変更する仮想NICの番号を選択します。
VNIC Assignment※1[VNIC Number]で選択した仮想NICに対する割り当て状態をネットワークセグメントの識別子で選択します。同一LPARに対して同じネットワークセグメントは一つだけ割り当てできます。
HVMの仕様によって,同一の物理NICのネットワークセグメントをすべて割り当てる必要がある場合があります。詳細については,マニュアル「BladeSymphonyユーザーズガイド」を参照してください。
  • 1a~6b:物理NICに関連づけられたネットワークセグメント
    数値部分は物理NICに割り当てられた共有NIC番号を示します。aまたはbは物理デバイスがA系かB系かを示します。
  • Va~Vd:LPAR間でだけ通信できるネットワークセグメント
  • 未割り当て状態:仮想NICが割り当てられていない
    この項目の設定を変更すると,[MACアドレス],[Tag],[VLAN ID]の設定が初期化されます。未割り当て状態の場合,[MACアドレス]~[VLAN ID]は設定できません。
MACアドレス※1※2仮想NICのMACアドレスを,xx.xx.xx.xx.xx.xxの形式で指定します。MACアドレスは「00.00.00.00.00.00」~「FF.FF.FF.FF.FF.FF」の範囲で指定します。また,デフォルトのMACアドレスを使用する場合は,「Default」と指定します。
HVMの仕様によって,自動的に割り当てられるMACアドレスの範囲内の値は設定できない場合があります。詳細については,マニュアル「BladeSymphonyユーザーズガイド」を参照してください。
Tag※1仮想NICのVLANモードを選択します。この項目の設定を変更すると,[VLAN ID]の設定が初期化されます。
  • Tagged:仮想NICのVLANモードがTaggedの場合
  • Untagged:仮想NICのVLANモードがUntaggedの場合
  • Undefined:仮想NICのVLANモードが未定義の場合
    Undefinedに設定する場合,VLAN IDは設定できなくなります。
VLAN ID※1[Tag]が「Tagged」または「Untagged」の場合,仮想NICに割り当てるVLANのVLAN IDを,1~4094の整数で指定します。
[Tag]が「Tagged」の場合,複数のVLAN IDを半角のコンマで区切って指定できます。また,「ALL」と指定して,すべてのVLAN IDを指定することもできます。「ALL」は半角大文字で指定してください。
[Tag]が「Untagged」の場合,VLAN IDは1個だけ指定できます。
注※1
この項目は,[VNIC Assignment一覧]のリストボックスに表示されている項目を選択して設定することもできます。
注※2
MACアドレスに「Default」以外を指定した場合,[HVM設定]ダイアログボックスで仮想NICシステム番号を変更しても,仮想NICのMACアドレスは自動的に変更されません。そのため,仮想NICのMACアドレスには「Default」を指定し,その後も変更しないことをお勧めします。

設定を変更した場合,[OK]ボタンをクリックする前に[変更]ボタンをクリックしてください。