25.7 そのほかの注意事項
- マシン稼働中にマネージャサービスを再起動すると,コンソール操作時に再ログインが必要になります。これは,アイドルセッション時間によってコネクションが切断された状態と同じになるためです。このため,アイドルセッション時間を0に設定しても発生します。このような場合,メッセージに従って,再ログインをしてください。また,マネージャサービスのインストールされているマシンはできるだけ再起動しないようにしてください。
- コンソールサービスのウィンドウが非アクティブ状態のときに出力されるエラーメッセージやインフォメーションメッセージは,ほかのアプリケーション画面の裏側に表示されます。
- 通信回線の状態によっては,コマンド送信タイムアウトエラーが発生していても,管理コンソールからの操作が正常に実行される場合があります。
- (例)
- 管理対象サーバの電源OFFを実行したがコマンドタイムアウトエラーとなった。しかし,実際には電源OFFが実行されている。
- JP1/ServerConductorはDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)には対応していません。JP1/ServerConductorで使用するネットワークアダプタについては,DHCPを構成しないで,固定のIPアドレスになるように設定して使用してください。
- JP1/ServerConductorが提供するファイルのアクセス権やサービスのアカウントを変更しないでください。JP1/ServerConductorの動作に影響します。
- AgentとBSMとの通信にRAS(Remote Access Service)を使用しないでください。AgentとBSMとの通信でアドレス変換がされると,アドレス解決ができなくなり通信に失敗します。
- マネージャサービスがインストールされたマシンに,複数のLANボードを搭載してセグメントを分け,それぞれのセグメントに管理コンソールと管理対象サーバを配置する運用はできません。
- マネージャサービスがインストールされたマシンが複数のLANボードを搭載している場合,[ホスト管理]ウィンドウにサーバシャーシまたはHVMの登録ができない,またはマネージャサービスとBladeSymphonyのSVP,HVM,またはBMCとの通信ができないことがあります。この場合は,次の対処をしてください。
- SVPと通信できない場合
- 通信先スイッチ&マネジメントモジュールのSVPコンソールで,通知先マネージャサービスのIPアドレスを確認してください。通知先マネージャサービスのIPアドレスが正しい場合は,通信先スイッチ&マネジメントモジュールまでのネットワーク構成(ルーティング設定など)を確認してください。
- HVMと通信できない場合
- 通信先パーティションのHVMスクリーンで,通知先マネージャサービスのIPアドレスを確認してください。通知先マネージャサービスのIPアドレスが正しい場合は,通信先パーティションまでのネットワーク構成(ルーティング設定など)を確認してください。
- BMCと通信できない場合
- BMCまでのネットワーク構成(ルーティング設定など)を確認してください。
通知先マネージャサービスのIPアドレスについては,「3.7 JP1/ServerConductorで使用するIPアドレス」を参照してください。また,SVPコンソールの操作方法およびHVMスクリーンの操作方法については,マニュアル「BladeSymphonyユーザーズガイド」を参照してください。
- サーバシャーシの電源がOFF実施中またはOFFの状態で,ホストの電源ONを実施した場合は,サーバシャーシの電源ONが実施されたあとに,ホストの電源ONが実施されます。このため,ホストの電源ONが実施されるまでに時間が掛かる場合があります。