3.12.1 環境設定コマンドの使用方法

Linuxサーバのエージェントサービスの環境を設定するには,smheditコマンドを使用します。

<この項の構成>
(1) コマンドの書式
(2) メインメニュー

(1) コマンドの書式

コマンドの起動書式は,次のとおりです。

/usr/sbin/smhedit [-s段数] [-g[幅][x高さ]] [-agent|-misc]
/usr/sbin/smhedit -h

起動オプションの意味は次のとおりです。

-s段数
段組表示されるメニューの段数を指定します。未指定の場合,画面のサイズに応じて段数が決まります。指定できる段数は1または2です。
-g[幅][x高さ]
画面サイズを指定します。単位は文字数で,幅は10~160,高さは10~72の値で指定します。デフォルトは-g80x24です。
[-agent|-misc]
編集する環境設定ファイルを指定します。
-agent
エージェント設定ファイルを編集する場合に指定します。-agentを指定すると,エージェント設定メニューが表示されます。
-misc
エージェント環境設定ファイルを編集する場合に指定します。-miscを指定すると,エージェント環境設定メニューが表示されます。
どちらも指定しない場合には,どちらのファイルを編集するかを選択するためのメインメニューが表示されます。
この二つのオプションは,同時に指定することはできません。
-h
環境設定コマンドの使用法を表示します。

(2) メインメニュー

smheditコマンドを,-agent,-miscのどちらのオプションも指定しないで起動した場合,次のようなメインメニューが表示されます。

  #### JP1/ServerConductor/Agent ####
  ####  Configuration Main Menu  ####
   1.Agent Configuration File
   2.Agent Environment Configuration File

  Command(1-2/Quit)>

選択肢は1,2,Quitの3種類です。

1を選択した場合は,エージェント設定ファイルを編集するエージェント設定メニューに移ります。エージェント設定メニューについては,「3.12.2 エージェント設定メニューによる設定」を参照してください。

2を選択した場合は,エージェント環境設定ファイルを編集するエージェント環境設定メニューに移ります。エージェント環境設定メニューについては,「3.12.3 エージェント環境設定メニューによる設定」を参照してください。

Quitを選択した場合は,smheditコマンドを終了します。

メニューの選択項目について
メニューの選択項目には,数値(1~n)と文字列があります。メニューのプロンプトに,選択できる数値の範囲と文字列の種類が表示されます。文字列の選択肢は,英字の大文字または小文字で選択できます。また,表示されている文字列のうち,大文字で表示されている部分だけを入力して選択することもできます。例えば,

Quit

という選択肢は,"QUIT","quit","Q",または"q"のどれでも選択できます。