エージェントサービスの設定情報を変更,または参照する場合,次の手順で操作します。
ここでエージェントサービスの情報について変更,または参照します。なお,サブアドミニストレータでログインした場合は参照しかできません。
[エージェントサービス設定]ダイアログボックスで[情報取得]タブを選択したときのダイアログボックスについては,「11.2.2 環境設定(情報取得)」を参照してください。
ネットワークに関する情報を設定・参照できます。
ネットワーク情報について設定・参照する場合は[ネットワーク]タブを選択してください。
[ネットワーク]タブでは,次の情報を設定・参照できます。
設定項目 | 設定内容 |
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コマンドタイムアウト値 | 管理コンソールとコマンドを送受信するときのコマンドタイムアウト時間を秒単位で設定します。1~600の範囲で設定します。デフォルトは90秒です。 |
キープアライブ※ | マネージャサービスとの送受信時のキープアライブを使用するかどうかを設定します。キープアライブを使用する場合は,チェックボックスをONにします(デフォルトはOFFです)。この場合,キープアライブの間隔を秒単位で設定します。1~3,600の範囲内で設定できます。デフォルトは600秒です。 |
エージェントサービスが検知するアラートに関する情報を設定・参照できます。アラート情報について設定する場合は,[アラート]タブを選択してください。[アラート]タブが表示されます。
[アラート]タブでは,次の情報を設定・参照できます。
設定項目 | 設定内容 |
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通知アラート | マネージャサービスへ通知するアラートのレベルを設定します。通知するアラートレベルのチェックボックスをONにしてください。 |
保存日数 | アラートのログファイルを何日保存しておくかを設定します。この日数を超えた場合は,管理コンソールに通知されます。設定範囲は0~90です。デフォルトは30日です。0を設定すると,削除しないかぎり保存します。 |
使用ディスク容量警告値 | アラートログの総容量がこの値を超えると管理コンソールに警告を通知します(アラートログは,1日ごとに一つのファイルとして保存されます)。設定範囲は0~1,048,576です。デフォルトは1,024キロバイトです。0を設定するとアラートを送信しません。 |
アプリケーションログ | エージェントサービスが通知するアラートをアプリケーションログとして記録するかどうかを設定します。アプリケーションログとして記録した場合,イベントビューアで参照できます。
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各アラートに対して,通知するかどうかを設定できます。詳細については,「(3) 各アラートの属性」を参照してください。
サーバで発生したアラートのうち,どのアラートについてコンソールサービスに通知するかを設定できます。また,アラートが発生したとき,サーバをどのように動作させるか(リブートや電源OFFなど)も設定できます。各アラートの属性情報について設定する場合は,[各アラートの属性]タブを選択してください。
[各アラートの属性]タブでは,次の情報を設定・参照できます。
設定項目 | 設定内容 |
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アラート一覧 | すべてのアラート情報を表示します。この中からコンソールサービスに通知する,またはサーバの動作を設定するアラートを選択します。 |
アラート発生通知 | アラート一覧で選択したアラートが何回発生したら,管理コンソールに通知するかを設定します。1~65,534の範囲で設定します。デフォルトは管理対象サーバの種類によって異なります。通知しない場合は「通知しない」を選択します。なお,[エージェントサービス設定]ダイアログボックス([アラート]タブ)の[通知アラート]で通知しないアラートに設定したレベルのアラートは,ここで発生回数を設定しても通知されません。設定方法については,「7.3.1(2) アラート単位でのフィルタリング」を参照してください。 |
イベント発生時のサーバ動作 | イベントが発生したときに,サーバの電源操作について設定できます。また,イベントが発生したときに起動していたプロセスを強制終了するかどうかも設定します。設定したいチェックボックスをONにしてください。デフォルトは「何もしない」,およびプロセスの強制終了は「しない」です。
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フェイルオーバー | フェイルオーバーするかどうかを設定します。デフォルトは「しない」です。
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[保存]ボタン | アラート一覧に表示されているすべてのアラートの属性をアラート属性ファイルに保存します。 |
[読込]ボタン | アラート属性ファイルを読み込み,各アラートの属性を一括で設定します。 |
CPU,メモリ,ドライブ,またはファイルシステムの使用率が何%に到達したときにマネージャサービスに通知するかを設定します。使用率超過通知について設定する場合は,[使用率超過通知]タブを選択してください。
[使用率超過通知]タブでは,次の情報を設定・参照できます。
設定項目 | 設定内容 |
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デバイス | 使用率超過通知について設定できるデバイスは,サーバの種類によって異なります。次に,各サーバで設定できるデバイスについて示します。
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使用率 | CPU,メモリ,ドライブ,またはファイルシステムの使用率が何%に到達したら,通知するかを設定します。CPUの場合は10~100の範囲で設定できます。デフォルトは30%です。メモリ,ドライブ,またはファイルシステムの場合は40~100の範囲で設定できます。デフォルトは80%です。 |
ドライブ,または ファイルシステム | ドライブまたはファイルシステムの一覧と現在の設定されている使用率を表示します。このリストで,使用率超過通知を設定するドライブまたはファイルシステムを選択します。 |
使用率チェックをする | 使用率をチェックするかどうかを設定します。チェックボックスをONにすると使用率をチェックします。デフォルトはOFFです。使用率超過通知について変更する場合は,このチェックボックスを最初に変更してください。以降の項目が設定できるようになります。 |
使用率のチェック間隔 | CPU,メモリ,ドライブ,またはファイルシステムの使用率を何秒間隔でチェックするかを設定します。1~86,400の範囲で設定します。デフォルトは,CPUまたはメモリの場合は10秒で,ドライブまたはファイルシステムの場合は60秒です。なお,このチェック間隔は,すべてのドライブまたはファイルシステムに対して同じ設定値になります。Cドライブが3秒,Dドライブが5秒という設定はできません。 |
使用率算出のためのサンプリング回数 | この使用率超過通知は,何回かのチェックの平均値が「使用率」で設定した値に到達すると,マネージャサービスに通知するようになっています。この項目では,平均値を求めるチェック回数を設定します。1~1,000の範囲で設定します。デフォルトは10回です。なお,このサンプリング回数は,すべてのドライブまたはファイルシステムに対して同じ設定値になります。Cドライブが10回,Dドライブが20回という設定はできません。 |