24.2.2 必要な環境

仮想化されたサーバを管理する場合の構成に必要なプログラムなどについて説明します。

<この項の構成>
(1) console1,agent1
(2) manager1
(3) 仮想化プラットフォーム

(1) console1,agent1

管理コンソールおよび管理対象サーバのagent1に必要なプログラムについては,「2.3.2 必要な環境」を参照してください。

(2) manager1

manager1を管理サーバとして設定する場合,次の環境が必要です。

項目名称
適用OS仮想化プラットフォームを管理対象サーバとする場合のmanager1の適用OSは,次のとおりです。
  • Windows Server 2003 Standard Edition(32bit版だけ)
  • Windows Server 2003 Enterprise Edition(32bit版だけ)
  • Windows Server 2003 R2 Standard Edition(32bit版だけ)
  • Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition(32bit版だけ)
  • Windows Server 2008 Standard
  • Windows Server 2008 Standard without Hyper-V
  • Windows Server 2008 Enterprise
  • Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V
  • Windows XP Home Edition(32bit版だけ)
  • Windows XP Professional(32bit版だけ)
  • Windows Vista Business(32bit版だけ)
  • Windows Vista Enterprise(32bit版だけ)
  • Windows Vista Ultimate(32bit版だけ)
プログラム
  • BSM
    マネージャサービスをインストール
他プログラム仮想化プラットフォームを管理対象サーバとする場合,マネージャサービスをインストールするマシンに次のソフトウェアをインストールする必要があります。
  • WBEMライブラリ:Windows Remote Management
  • ランタイム:.NET Framework
設定情報ログイン用パスワードの設定

(3) 仮想化プラットフォーム

VMwareおよびHyper-Vを管理対象のVMホストおよびVMゲストとして設定する場合,次の環境が必要です。

項目名称
ハードウェア
  • BladeSymphony,HA8000シリーズの機種のうち,VMwareまたはHyper-Vに対応している機種
  • SVPボード(HA8000の場合だけ)
    障害管理機能および電源制御機能の強制電源OFFを使用する場合は,SVPボードが必要になります。
プログラム
  • VMwareの場合
    VMware ESX Server 3.5,またはVMware ESXi Server 3.5
  • Hyper-Vの場合
    Windows Server 2008 Standard,またはWindows Server 2008 Enterprise
他プログラムAgentおよびAdvanced Agentのない環境で障害管理機能および電源制御機能の強制電源OFFを使用するには,VMホスト上に次のソフトウェアをインストールする必要があります。
  • SVPボード 環境設定ツール(HA8000の場合だけ)
留意事項管理対象サーバがWindows Server 2008 StandardおよびWindows Server 2008 Enterpriseの場合,その環境をHyper-V環境として管理する場合でも,すでにインストールされているAgentおよびAdvanced Agentをアンインストールする必要はありません。
注※
SVPボード 環境設定ツールは,Advanced Agentが提供するSVP PCI設定ユティリティに相当するものです。SVPボード 環境設定ツールの詳細は,SVPボードに添付されているマニュアルを参照してください。
AgentおよびAdvanced Agentを使用している環境では,SVP PCI設定ユティリティとSVPボード 環境設定ツールが共存します。SVP PCI設定ユティリティとSVPボード 環境設定ツールで異なる設定をした場合,最後に設定した内容が有効になります。