20.6 N+1コールドスタンバイの冗長化構成

この節では,N+1コールドスタンバイの冗長化構成を適用する前に知っておいてほしいことについて説明します。

N+1コールドスタンバイの冗長化(以降N+1冗長化と呼ぶ)とは,BSM Plusがインストールされているマネージャサービスが,N+1/N+Mコールドスタンバイの対象となる現用系サーバモジュールおよび予備系サーバモジュールを管理下に置き,サーバモジュール障害時のN+1自動切り替え処理を複数のマネージャサービスで冗長化する機能です。N+1冗長化では,各マネージャサービスのN+1自動切り替えの開始時間に差を持たせることによって,あるマネージャサービスがN+1切り替え処理が続行できなくなっても,ほかのマネージャサービスによって切り替え処理を引き継ぐことができます。N+1冗長化構成の例を,次の図に示します。

図20-14 N+1冗長化構成の例

[図データ]

<この節の構成>
20.6.1  N+1冗長化の実行時の動作
20.6.2  N+1冗長化構成時の注意事項