7.6.2 自動起動するプログラムの設定

<この項の構成>
(1) 設定方法
(2) 使用例
(3) 注意事項

(1) 設定方法

アラート発生時のプログラム起動を設定する場合,次の操作を行います。

  1. アラートアクションサービスをインストールしたサーバで環境設定ユティリティを実行する
    環境設定ユティリティの起動方法については,「3.8 環境設定ユティリティの基本操作」を参照してください。
  2. [アラートアクションサービス]タブを選択する
    [アラートアクションサービス]タブが表示されます。

    [図データ]

    このダイアログボックスで次の内容を設定します。
    設定項目設定内容
    プログラムアラートが通知されたときに起動させるプログラムを指定します。プログラム名は絶対パスで指定してください。1~256バイトの範囲で指定します。なお,指定できるプログラムは一つだけです。複数のプログラムを起動させたい場合は,バッチプログラムを作成し,そのプログラムを指定してください。
    マクロプログラム起動時に,プログラムで使用するデータを指定します。マクロには次の種類があります。各マクロを指定するとアラートに関する情報が展開され,プログラムで利用できます。
    • %D
      アラートの発生日に展開されます。形式はyyyymmddです。
    • %T
      アラートの発生時刻に展開されます。形式はHHMMSSです。
    • %M
      アラートが発生したホストのホスト名,サーバシャーシID,またはHVM識別子に展開されます。
    • %L
      発生したアラートのアラートレベルの文字列に展開されます。
    • %I
      発生したアラートのアラートIDに展開されます。形式は,0Xxxxxです。
    • %S
      発生したアラートの内容の文字列に展開されます。
    • %P
      発生したアラートの発生部位の文字列に展開されます。
    注※
    通知できるアラートメッセージの長さは255バイトです。アラートメッセージが256バイト以上の場合,メッセージの先頭部分が「...」に置き換わって通知されます。

  3. 設定内容を確認し,問題がなければ,[OK]ボタンをクリックする

次回のアラート通知時からプログラムが起動されます。

(2) 使用例

例えば,次のようなバッチファイルを起動プログラムとして登録します。

登録するプログラム

c:¥alert.bat %I

この例では,プログラム起動時にパラメタとして%I(アラートID)を付けるように指定しています。
alert.batの内容

echo off
if %1==0x13B0 alert.wav

この起動プログラムは,アラートID 0x13B0(OSハングアップ検出時のアラート)が通知されたときに音を鳴らします。

(3) 注意事項

GUIなどのユーザインタフェースを持つプログラムを,自動起動するプログラムとして設定している場合,そのマシンからログアウトしている間は,ユーザインタフェースは表示されません。ログインした時点で,表示されます。