20.4.2 予備系への切り替えの方法(N+Mコールドスタンバイ)

N+Mコールドスタンバイは,N+1コールドスタンバイと同様に,手動または自動で予備系サーバモジュールに切り替えることができます。

手動で切り替える場合,予備系サーバモジュールの切り替え先を指定できます。自動で切り替える場合,現用系サーバモジュールにハードウェア障害が発生した契機で,予備系サーバモジュールに切り替えられます。ハードウェア障害の種類によって,即時に切り替える場合と一定時間後に切り替える場合があります。自動で切り替える場合の注意事項については,「20.3.2 予備系への切り替えの方法(N+1コールドスタンバイ)」を参照してください。

現用系サーバモジュールに障害が発生し,一定時間後に予備系サーバモジュールに切り替える間に,別の現用系サーバモジュールで強制電源切断を伴う障害が発生したときは,先に障害が発生した現用系サーバモジュールに予備系サーバモジュールが割り当てられます。あとで障害が発生した現用系サーバモジュールは,予備プールに空きの予備系サーバモジュールがある場合に割り当てられます。このとき,予備系サーバモジュールの選択順序に従って割り当てられます。予備系サーバモジュールの選択順序については,「20.4.3(3) 予備系サーバモジュールの選択順序」を参照してください。