20.7.2 N+1/N+Mコールドスタンバイ機能を有効にする設定

N+1/N+Mコールドスタンバイ機能を有効にする手順について説明します。また,ネットワークスイッチ連携機能を有効にする手順についても説明します。

<この項の構成>
(1) N+1/N+Mコールドスタンバイ機能を有効にする
(2) ネットワークスイッチ連携機能を有効にする

(1) N+1/N+Mコールドスタンバイ機能を有効にする

  1. [ホスト管理]ウィンドウで,N+1コールドスタンバイ機能を設定するマネージャを選択する
  2. [設定]メニューから「マネージャサービス設定」を選択する
    [マネージャサービス設定]ダイアログボックスが表示されます。
  3. [N+1設定]タブを選択する

    [図データ]

    ここでは,次の情報を設定します。
    設定項目設定内容
    N+1コールドスタンバイ障害発生時にN+1/N+Mコールドスタンバイ機能を有効にする場合にチェックボックスをONにします。
    障害時の自動切り替え実行の適用障害発生時にN+1/N+Mコールドスタンバイ機能を自動で実行するかどうかを設定します。[適用する]ラジオボタンをONにした場合,N+1コールドスタンバイ機能を自動で実行します。切り替えの契機については,「20.3.2 予備系への切り替えの方法(N+1コールドスタンバイ)」を参照してください。[適用しない]ラジオボタンをONにした場合,障害発生時に手動で切り替えを実行します。手動切り替えの操作については,「20.10.2 予備系サーバモジュールへの手動切り替えの実行」を参照してください。
    自動切り替えを中止するN+1/N+Mコールドスタンバイ機能を自動で実行中に障害を回復できた場合,自動切り替えを中止するかどうかを設定します。[現用ホストでエージェントサービスが起動]チェックボックスをONにした場合,障害発生後,一定時間内に現用系ホストでエージェントサービスが起動したときに自動切り替えを中止します。デフォルトはOFFです。
  4. [OK]ボタンをクリックする
    [マネージャサービス設定]ダイアログボックスを閉じます。

(2) ネットワークスイッチ連携機能を有効にする

  1. [ホスト管理]ウィンドウの[設定]メニューから[マネージャサービス設定]を選択する
    [マネージャサービス設定]ダイアログボックスが表示されます。
  2. [ネットワークスイッチ連携機能]タブを選択する

    [図データ]

    ここでは,次の情報を設定します。
    設定項目設定内容
    ネットワークスイッチ連携機能ネットワークスイッチ連携機能を有効にする場合にチェックボックスをONにします。
    [接続確認]ボタンをクリックすると,マネージャサービスがJP1/Cm2/NCを実行できるかを確認します。確認した結果はメッセージとして表示されます。
    ネットワークスイッチ連携機能(ポート情報インポート設定方式)の詳細設定ポート情報インポート設定方式で,ネットワークスイッチ連携機能を利用する場合に設定します。
    「内蔵スイッチ(BS1000)情報定義のファイルパス」に,登録するスイッチ情報定義ファイルを指定します。スイッチ情報定義ファイルを登録するタイミングでスイッチポートを設定する場合は,[定義ファイル設定時にスイッチポートの設定を行う]チェックボックスをチェックします。
    [定義ファイル出力]ボタンで,指定したスイッチ情報定義ファイルを出力できます。
    [定義ファイル設定]ボタンで,指定したスイッチ情報定義ファイルをマネージャサービスに登録します。指定したスイッチ情報定義ファイルの内容が0バイト,またはコメント行と空白行だけの場合は,マネージャサービスに登録された内容が消去されます。
    ネットワークスイッチ連携機能(ポート情報GUI設定方式)の詳細設定ポート情報GUI設定方式で,ネットワークスイッチ連携機能を利用する場合に設定します。
    [外付スイッチ登録・削除]ボタンをクリックすると,[外付スイッチ名称登録]ダイアログボックスが開き,外付スイッチタイプと外付スイッチ名称を登録,削除できます。
    [設定]ボタンをクリックすると,[スイッチ情報登録]ダイアログボックスが開き,シャーシと内蔵スイッチ名称の関連づけ,シャーシとの各スロット(サーバモジュール)のPCIスロットから直結されたスイッチのどのポートに接続されているかの関連づけを設定します。
    注意
    ネットワークスイッチ連携機能を利用するには,ポート情報GUI設定方式,またはポート情報インポート設定方式のどちらかの方法で設定してください。
    ポート情報GUI設定方式は,N+1グループの設定,およびJP1/Cm2/NCの設定を実施してから設定してください。
    スイッチ情報定義ファイルの定義を変更したあとに[定義ファイル設定時にスイッチポートの設定を行う]チェックボックスをチェックしてスイッチポートを設定すると,スイッチ情報定義ファイルの変更がスイッチポートの設定に反映されます。ただし,Untaggedポートに対してVLAN IDだけを変更する場合は,変更が反映されません(VLAN IDが1の場合を除く)。スイッチ情報定義ファイルの変更後の設定と注意事項については,「20.8.4(3) スイッチ情報定義ファイルの変更」を参照してください。
  3. [OK]ボタンをクリックする
    [マネージャサービス設定]ダイアログボックスを閉じます。