DMI対応ハードウェアコンポーネントのイベントを検出した場合,次のトラップを発行します。
- generalTrapInformation(2)
- generalTrapNon-Critical(4)
- generalTrapCritical(5)
- generalTrapNon-Recoverable(6)
それぞれのイベントの重要度は,インフォメーション,注意,警告,障害です。各変数バインディングには次の情報が格納されています。
- 第1変数バインディング:イベント発生コンポーネント
- 第2変数バインディング:イベントのタイプ
- 第3変数バインディング:イベントの重要度
- 第4変数バインディング:イベントの発生システム
- 第5変数バインディング:イベントの発生サブシステム
- 第6変数バインディング:イベントに関連するMIFのグループ名
- 第7変数バインディング:イベントが発生した個所
- 第8変数バインディング:イベント発生時刻
- 第9変数バインディング:イベントに関するメッセージ(イベントの内容)
- 第10変数バインディング:イベントに関するメッセージ(解決方法)
- 第11変数バインディング:イベントに関する固有データ(16進データ)
なお,各変数バインディングには,情報が格納されない場合もあります。第2,第4,第5変数,第10変数バインディングに情報がない場合は0が格納され,第1,第6,第7,第9,第11変数バインディングに情報がない場合は空の文字列が格納されます。
JP1/Cm2/NNMで,トラップを受信するには,[イベントの設定]コマンドで設定する必要があります。[イベントの設定]コマンドの設定方法については,JP1/Cm2/NNMのマニュアルを参照してください。また,JP1/Cm2/NNMでの[エラーカテゴリ]は,[エラー・イベント],[重要度]は,次のとおりに設定されることを推奨します。
項番 | JP1/ServerConductorの重要度 | JP1/Cm2/NNMの重要度 |
---|
1 | インフォメーション | 正常域 |
2 | 注意 | 注意域 |
3 | 警告 | 警戒域 |
4 | 障害 | 危険域・重要警戒域 |
- 注意
- サーバの環境や,ネットワークの状態などによっては,情報参照時に応答時間切れとなり,情報を取得できない場合があります。この場合,サーバやネットワークの環境に合わせて,JP1/Cm2/NNMのタイムアウト時間を設定してください。タイムアウト時間の設定方法については,マニュアル「JP1 Version 7i JP1/Cm2/Network Node Manager ネットワーク管理ガイド」またはマニュアル「JP1 Version 8 JP1/Cm2/Network Node Manager ネットワーク管理ガイド」を参照してください。