BladeSymphonyは,ストレージサブシステム内の起動用ディスクから起動できるSANブート構成のシステムを構築できます。 SANブート構成とは,業務に必要なOSやソフトウェアなどをサーバモジュールに接続した外部のストレージサブシステム内のディスクに格納し,そこからシステムを起動する構成です。SANブート構成のシステムを構築する場合,通常,ストレージ管理ソフトウェアを利用してストレージサブシステム内に起動用ディスクとデータ用ディスクを準備し,準備したディスクをサーバモジュールへ割り当てる必要があります。しかし,ストレージ運用支援機能では,サーバモジュールを挿入するだけで,自動的に起動用ディスクとデータ用ディスクが割り当てられます。
ストレージ運用支援機能の概念を次の図に示します。
図19-1 ストレージ運用支援機能
ストレージ運用支援機能は,次の機能の前提機能となります。
なお,SASインタフェース,またはiSCSIインタフェースでのSANブート構成の場合,ストレージ運用支援機能は使用できません。