20.10.3 現用系サーバモジュールへの復帰と予備登録の解除

N+1/N+Mコールドスタンバイ機能を適用して,現用系サーバモジュールから予備系サーバモジュールに切り替えたあとの運用方法を,[復帰・解除実行]ダイアログボックスで設定します。

注意
予備プールにサーバモジュールが登録されていない場合,次に示す操作はできません([復帰・解除実行]は非活性状態となっています)。
  1. [N+1コールドスタンバイ詳細設定]ウィンドウのツリーで[予備プール]ノードをクリックする
  2. [設定]メニューから[復帰・解除実行]を選択する
    [復帰・解除実行]ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  3. [予備系起動ホスト一覧]からホストを選択する
    Agentがインストールされていないホスト,またはVMホストが登録されていないホストの場合,「シャーシID_パーティションX」(X:パーティション番号)と表示されます。
    [予備系構成状況]には,ホストの予備起動中のハードウェア構成が表示されます。
    [現用系復帰構成]には,予備切り替えが実施される前の現用系サーバモジュールのハードウェア構成が表示されます。
  4. [現用系に復帰する]ラジオボタンまたは[予備系を現用系とする]ラジオボタンのどちらかをONにする
    • [現用系に復帰する]ラジオボタンをONにした場合
      予備系サーバモジュールから現用系のサーバモジュールのハードウェア構成に戻します。また,[現用系に復帰する際,電源をONにする]チェックボックスのON/OFFが可能になります(活性化されます)。[現用系に復帰する]ラジオボタンをONにした時点では,[現用系に復帰する際,電源をONにする]チェックボックスはONになっています。[現用系に復帰する際,電源をONにする]チェックボックスがONの場合,現用系サーバモジュールのハードウェア構成に変更し,OSの起動までを行います。OFFにした場合は,現用系サーバモジュールのハードウェア構成に変更し,現用系サーバモジュールおよび予備系サーバモジュールの電源をOFFの状態にします。[現用系に復帰する]ラジオボタンをONにした場合,現用系サーバモジュールおよび予備系サーバモジュールの電源をOFFにしてください。現用系サーバモジュールおよび予備系サーバモジュールの電源がOFFになっていないと,[OK]ボタンをクリックしたときにエラーとなります。
    • [予備系を現用系とする]ラジオボタンをONにした場合
      予備系サーバモジュールを現用系サーバモジュールとして扱います。現用系サーバモジュールは,N+1グループから削除されるため,現用系サーバモジュールへの復帰はできなくなります。また,[現用系に復帰する際,電源をONにする]チェックボックスは選択できなくなる(非活性化される)ので,復帰オプションの設定内容は無効となります。
  5. [実行]ボタンをクリックする
    • [現用系に復帰する]ラジオボタンをONにしている場合
      現用系に復帰することを確認する[復帰・解除確認]ダイアログボックスが表示されます。
    • [予備系を現用系とする]ラジオボタンをONにしている場合
      予備系サーバモジュールを現用系サーバモジュールと見なす旨の[復帰・解除確認]ダイアログボックスが表示されます(サーバモジュールの電源操作は行いません)。
  6. [復帰・解除確認]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックする
    [復帰・解除実行]ダイアログボックスが閉じられ,運用方法が設定されます。

[予備系を現用系とする]の操作をしたあとに,N+1グループから削除された現用系サーバモジュールを交換しないで予備系サーバモジュールとして再登録する場合は,登録の操作をする前に次の操作が必要になります。ただし,サーバモジュールのPre-configureの設定を無効にしている場合は,次の操作は不要です。