20.10.7 ネットワークスイッチ連携時の切り替え失敗からの復旧方法

N+1/N+Mコールドスタンバイの切り替え中にエラーが発生した場合,ネットワークスイッチのポート設定が予備系に変更されているか,またはポート設定の変更が不十分であるおそれがあります。

次に示す手順でネットワークスイッチの状態を確認し,復旧してください。

図20-24 切り替え失敗時の復旧手順(ネットワークスイッチ連携機能)

[図データ]

ネットワークスイッチのポート設定に問題があると考えられる場合,ポート情報GUI設定方式とポート情報インポート設定方式で復旧手順が違います。ポート情報GUI設定方式の場合は,JP1/Cm2/NC - Viewを使用して設定を変更してください。ポート情報インポート設定方式の場合は,まずはスイッチ情報定義ファイルを出力します。次にJP1/Cm2/NC - Viewを参照して現在のネットワークスイッチのポート設定を調べ,スイッチ情報定義ファイルの定義内容と一致するか確認します。

スイッチ情報定義ファイルの出力方法については,「20.7.2(2) ネットワークスイッチ連携機能を有効にする」を参照してください。

確認した結果,不一致の場合は,JP1/Cm2/NC - Viewを使用して設定を元の状態(スイッチ情報定義ファイルの状態)に戻します。

なお,N+1/N+Mコールドスタンバイの切り替え中でもスイッチ情報定義ファイルの内容は,切り替え前と同じです。スイッチ情報定義ファイルの内容がBSM Plusによって変更される契機は予備系サーバモジュールを現用系としたタイミングです。