19.5.1 ホストグループの自動割り当てとは

BSM Plusの自動割り当てでは,BladeSymphonyサーバシャーシの電源をONにした状態でサーバシャーシの空きスロットへサーバモジュールを挿入すると,挿入したサーバモジュールに対してユーザが定義した情報に基づいて自動的にストレージサブシステムのホストグループが割り当てられます。ホストグループの自動割り当ての仕組みを次に示します。

図19-5 ホストグループの自動割り当ての仕組み

[図データ]

  1. BladeSymphonyサーバシャーシの電源がONの状態でサーバシャーシの空きスロットにサーバモジュールを挿入します。
  2. SVPからBSM Plusへサーバモジュール挿入のアラートが通知されます。BSM Plusでは,アラートを受けると挿入されたサーバモジュールに付与されているWWNをSVPから取得します。
  3. BSM Plusは,Device Managerに対してDevice ManagerのAPIを利用し,ストレージサブシステムに対してホストグループを割り当てるように要求を出します。
  4. Device Managerはストレージサブシステムに対して,挿入されたサーバモジュールにあらかじめ作成されているホストグループを割り当てるためのセキュリティ設定を指示します。ストレージサブシステムは,挿入されたサーバモジュールのWWNをホストグループに割り当てます。これによって,サーバモジュールからホストグループへのアクセスができるようになります。