3.2.4 AgentまたはAdvanced Agentのインストール
(1) インストール時の注意事項
インストール時の注意事項を次に示します。
- インストーラで表示している必要ディスク容量はインストール時に必要なディスク容量です。各サービスの起動時にはそれ以上のディスク容量が必要です。インストール前に十分な空き容量を確保してください。
- インストールは,Administrators権限を持つユーザが実施してください。
- HA8000シリーズにSVPエージェントサービスをインストールする場合,先にSVP PCIボードをサーバに搭載してください。SVP PCIボードを搭載しないで,SVPエージェントサービスをインストールすると,インストール時の環境設定ユティリティ起動時に「SVP PCIボードが搭載されていない」としてエラーになります。
- エージェントサービスを新規インストールする場合,機種名を指定する必要があります。あらかじめサーバの機種名を調べておいてください。
- インストール実行中にインストーラのウィンドウ画面を移動すると,ダイアログボックスが画面の外に表示され,操作できなくなる場合があります。このため,インストール実行中はインストーラのウィンドウ画面を移動しないでください。
- 必ずローカルハードディスクのドライブにインストールしてください。
- すでに別のプログラムがインストールされているフォルダを,インストール先フォルダに指定した場合,別のプログラムのReadmeファイルが上書きされることがあります。
- JP1/NETM/DMを使用した,リモートインストールはできません。
- Agent,Advanced Agentをインストールする場合はAgent,Advanced Agentの順にインストールしてください。インストールする順序を間違えるとエラーとなり,インストールできません。インストールの順序を確認して,再度Agent,Advanced Agentの順にインストールしてください。
- 上書きインストールまたは更新インストールの場合,プログラムフォルダの選択を促すダイアログボックスが表示される場合があります。この場合,プログラムフォルダには前回インストール時と同じプログラムフォルダを選択してください。
- 上書きインストールまたは更新インストールをしたあと,[スタート]メニューの[プログラム]直下にServerConductorのメニューが残る場合があります。その場合は,[スタート]メニューの[プログラム]直下にあるServerConductorのメニューを削除してください。
- Windows Server 2008の場合,setup.exeを実行すると[ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスが表示されることがあります。このダイアログボックスが表示されたら,[許可]ボタンをクリックしてインストールを続行してください。
(2) インストール手順
(a) Windows 2000,32bit Windows Server 2003,64bit Windows Server 2003,32bit Windows Server 2008,および64bit Windows Server 2008の場合
- AgentまたはAdvanced AgentをインストールするマシンにAdministrators権限を持つユーザでログインする
- AgentまたはAdvanced AgentのインストールCD-ROMをセットする
- 「<CD-ROMドライブ>:¥Disk1¥setup.exe」または「<CD-ROMドライブ>:AdvAgent¥Disk1¥setup.exe」を実行する
表示されるダイアログボックスの指示に従ってインストールを進めます。
「<CD-ROMドライブ>:AdvAgent¥Disk1¥setup.exe」は,BladeSymphonyに添付されているインストールCD-ROMからAdvanced Agentをセットアップする場合のパスです。
- [ユーザーの情報]画面でユーザ情報を入力する
AgentまたはAdvanced Agentを使用するユーザの名前と会社名を指定します。名前と会社名の指定は省略することもできます。デフォルトではOSに登録されているユーザ情報が表示されます。
- [コンポーネントの選択]画面でインストールするサービスおよびインストールするフォルダを選択する
AgentまたはAdvanced Agentが提供するサービスを選択してインストールします。
Agentの場合,デフォルトでは[エージェントサービス]が選択されています。
![[図データ]](figure/sm036400.gif)
Advanced Agentの場合,デフォルトではすべて選択されています。
![[図データ]](figure/sm036500.gif)
インストールするサービスはシステム構成や使用する機能に応じて選択してください。システム構成ごと,または使用する機能ごとに必要なサービスについては,「2. システム構成」を参照してください。
AgentおよびAdvanced Agentは,デフォルトでは次のフォルダにインストールされます。
<システムドライブ>:¥Program Files¥Hitachi¥ServerConductor¥Server Manager¥
Agentのインストール先フォルダを変更したい場合は,[参照]ボタンをクリックします。
[ディレクトリの選択]画面が表示されるので,インストール先フォルダを変更し,[OK]ボタンをクリックします。
Advanced AgentはAgentのインストール先フォルダと同じフォルダにインストールされます。
- 注意
- AgentおよびAdvanced Agentをインストールするマシンに,すでにBSMまたはServer Managerがインストールされている場合は,インストール先フォルダを変更できません。
- [機種の選択]画面が表示された場合は,インストールを実行しているサーバの機種を選択する
![[図データ]](figure/sm036600.gif)
- [プログラムフォルダの選択]画面でAgentを登録するプログラムフォルダを指定する
BSM,Agent,およびAdvanced Agentを同一マシンにインストールする場合,次のプログラムフォルダは選択しないでください。
- ServerConductor¥Blade Server Manager
- [ファイルコピーの開始]画面で,設定内容を確認し,[次へ]ボタンをクリックする
インストールが開始されます。
インストールの最後に,選択したサービスに応じた環境設定ユティリティが自動起動されます。
- インストールした各サービスの環境を設定する
手順5で選択した各サービスの環境を設定してください。
各サービスの環境の設定方法については,3.8節以降を参照してください。
- 各サービスの環境を設定したら,[OK]ボタンをクリックする
[セットアップの完了]画面が表示されます。
- [セットアップの完了]画面で[終了]ボタンをクリックする
マシンの再起動を促すメッセージが表示されたら,メッセージに従ってマシンを再起動してください。
(b) Windows Server 2003(IPF)およびWindows Server 2008(IPF)の場合
- AgentまたはAdvanced AgentをインストールするマシンにAdministrators権限を持つユーザでログインする
- AgentまたはAdvanced AgentのインストールCD-ROMをセットする
- 「<CD-ROMドライブ>:¥Disk1¥setup.exe」または「<CD-ROMドライブ>:AdvAgent¥Disk1¥setup.exe」を実行する
表示されるダイアログボックスの指示に従ってインストールを進めます。
「<CD-ROMドライブ>:AdvAgent¥Disk1¥setup.exe」は,BladeSymphonyに添付されているインストールCD-ROMからAdvanced Agentをセットアップする場合のパスです。
- [ユーザの情報]画面でユーザ情報を入力する
AgentまたはAdvanced Agentを使用するユーザの名前と会社名を指定します。名前と会社名の指定は省略することもできます。デフォルトではOSに登録されているユーザ情報が表示されます。
- [カスタムセットアップ]画面でインストールするサービスおよびインストールするフォルダを選択する
AgentまたはAdvanced Agentが提供するサービスを選択してインストールします。
Agentの場合,インストールするコンポーネントおよびサービスの選択はできません。すべてインストールされます。
![[図データ]](figure/sm037000.gif)
Advanced Agentの場合,次のコンポーネントは必ずインストールされます。
- JP1/ServerConductor共用コンポーネント
- JP1/Advanced Agent共用コンポーネント
次のサービスはシステム構成や使用する機能に応じて選択してください。
- SVPエージェントサービス
- SNMPエージェントサービス
システム構成ごと,または使用する機能ごとに必要なサービスについては,「2. システム構成」を参照してください。
![[図データ]](figure/sm037100.gif)
AgentおよびAdvanced Agentは,デフォルトでは次のフォルダにインストールされます。
<システムドライブ>:¥Program Files¥Hitachi¥ServerConductor¥Server Manager¥
Agentのインストール先フォルダを変更したい場合は,[変更]ボタンをクリックします。
[インストール先フォルダの変更]画面が表示されるので,インストール先フォルダを変更し,[OK]ボタンをクリックします。
Advanced AgentはAgentのインストール先フォルダと同じフォルダにインストールされます。
- [インストール]ボタンをクリックする
インストールが開始されます。
インストールの最後に,選択したサービスに応じた環境設定ユティリティが自動起動されます。
- インストールした各サービスの環境を設定する
手順5で選択した各サービスの環境を設定してください。
各サービスの環境の設定方法については,3.8節以降を参照してください。
- 各サービスの環境を設定したら,[OK]ボタンをクリックする
[セットアップの完了]画面が表示されます。
- [セットアップの完了]画面で[終了]ボタンをクリックする
マシンの再起動を促すメッセージが表示されたら,メッセージに従ってマシンを再起動してください。