20.5 ネットワークスイッチと連携したN+1/N+Mコールドスタンバイの切り替え

この節では,ネットワークスイッチ連携機能を利用する前に知っておいてほしいことを説明します。

JP1/ServerConductorでは,N+1/N+Mコールドスタンバイの切り替え時および復帰時に,サーバモジュールを接続したネットワークスイッチのポート設定を変更できます。この機能をネットワークスイッチ連携機能といいます。

ネットワークスイッチ連携機能を利用することで,VLANを構成するグループを越えてN+1グループを構成できます。同じVLAN内で行う業務だけでなく,VLANを越えた複数の業務で予備系サーバモジュールを共有できるため,柔軟で効率の良いシステムを実現できます。

ネットワークスイッチ連携機能の概要を次の図に示します。

図20-11 ネットワークスイッチ連携機能の概要

[図データ]

N+1/N+Mコールドスタンバイの切り替えまたは復帰をするときに,予備系サーバモジュールの接続ポートに,現用系サーバモジュールの接続ポートの設定を移行します。接続ポートの設定を移行するには,予備系サーバモジュール側のポート設定を,現用系サーバモジュール側のポート設定と同じになるように変更します。

<この節の構成>
20.5.1 ネットワークスイッチ情報の設定方式
20.5.2 ネットワークスイッチのポート設定の変更