JP1/ServerConductorでは,管理対象のホスト,サーバシャーシ,または管理サーバで発生した障害(アラート)を検出し,システム管理者へさまざまな方法で通知できます。
JP1/ServerConductorでできる障害管理について,次に説明します。
なお,仮想化プラットフォームのサーバの障害管理については「24.3.3 障害管理」を参照してください。
管理対象のホスト,サーバシャーシ,または管理サーバで発生したアラートを,管理コンソールに表示できます。また,管理対象のホストに記録されたサーバアラートログ,BIOSポストログ,SVPログの各種ログ情報を表示できます。
管理対象ホストで発生したアラートのうち,特定のアラートレベルや特定のアラートだけを通知できます。
管理コンソールが接続していない間に発生したアラートを,管理コンソールが管理サーバに接続した時に通知できます。この機能は,BSMの場合だけ使用できます(Server Managerでは使用できません)。
また,管理サーバが接続していない間にアラートが発生した場合,管理サーバが管理対象サーバに接続した時に,未通知のアラートがある旨を通知できます。
各アラートに対して,アラートが発生したら管理サーバに通知するか,何回同一アラートが発生したら管理サーバに通知するか,など,アラートの通知契機を設定できます。また,アラートの発生を契機に,管理対象サーバの電源OFFやリブートなどを自動的に実行できます。
アラートの受信を契機に,あらかじめ設定しておいたプログラムを自動で起動できます。また,起動するプログラムのパラメタとして,アラートIDや発生時刻など,アラートの情報を設定しておくこともできます。
JP1/IMにアラートを通知できます。また,アラートをSNMP Trapに変換して,SNMPマネージャに通知することもできます。
管理対象のホスト,サーバシャーシ,または管理サーバで発生したアラートをe-mailでシステム管理者に通知できます。
管理対象のホストで発生したアラートを,ログファイルに記録できます。
また,管理対象ホストがWindowsの場合,アラートをシステムのイベントログに記録できます。管理対象サーバがLinuxまたはHP-UXサーバの場合,syslogファイルに記録できます。
Agentから一定の間隔で送信されるResetコマンドをBMCが受信することで,OSが正しく動作しているかどうかを監視できます。また,OSに異常が発生した場合に管理対象サーバの電源をどのように制御するかを設定できます。