BSM Plusはサーバシャーシからサーバモジュールを取り出しただけでは,ホストグループの割り当てを解除しません。サーバシャーシからサーバモジュールを取り出した場合は,サーバモジュールを取り出したあとにDevice Managerを利用してホストグループの割り当てを解除してください。Device Managerを利用してホストグループの割り当てを解除する方法については,次のマニュアルを参照してください。
N+1/N+Mコールドスタンバイ構成でのホストグループ自動割り当てでは,次の点について注意してください。なお,N+1/N+Mコールドスタンバイ機能については,「20. N+1/N+Mコールドスタンバイ」を参照してください。
ホストグループの削除,変更,LUN Manager設定の変更,LUの構成変更,およびストレージ構成を変更した場合は,BSM Plusにはその変更情報が認識されません。したがって,BSM Plusにインポートしたホストグループ割り当て定義ファイルの定義内容と,実際のストレージ構成が一致しません。
ストレージ構成を変更した場合は,再度,ホストグループ一覧をエクスポートして,変更したストレージ構成と一致するホストグループ割り当て定義ファイルを作成して,BSM Plusにインポートしてください。
ホストグループ割り当て定義ファイルを変更して再度インポートした場合,すでにインポートされているホストグループ割り当て定義と比べて,変更がある部分の割り当てがされます。ホストグループ割り当て定義が変更されたサーバモジュールがN+1/N+Mコールドスタンバイ機能の現用系または予備系に設定されている場合は,インポート操作の前に設定を解除しておいてください。また,定義内容を変更するサーバモジュールの電源をOFFにしておいてください。
ホストグループ割り当て定義の変更がないサーバモジュールの電源OFF,およびN+1設定の解除は必要ありません。
インポート済みの割り当て定義の確認方法については,「19.6.2 ホストグループ割り当ての確認方法」を参照してください。
ホストグループ割り当て定義の変更例と対応方法を,次に示します。
インポート済みのホストグループ割り当て定義ファイルに対して,ホストグループを該当サーバモジュールに割り当てる定義を追加して,インポートしてください。
インポート済みのホストグループ割り当て定義ファイルから,解除したい定義を削除して,再インポートしてください。ただし,この操作をしても,ホストグループ割り当ては自動的に解除できません。ホストグループの割り当て解除はDevice Managerを利用して実施してください。
インポート済みのホストグループ割り当て定義ファイルから,LU構成を変更するホストグループを含む行を削除して,インポートしてください。この操作のあと,ホストグループのLU構成を変更し,再度,元のホストグループ割り当て定義ファイルをインポートし直してください。
Control Managerのjscmdetachdiskコマンドでディスク割り当てを一時解除しているサーバモジュールに対して,ホストグループ割り当て定義の変更はしないでください。ディスク割り当てを一時解除しているサーバモジュールのホストグループ割り当て定義を変更する場合は,jscmattachdiskコマンドでディスク割り当てを復帰してから,ホストグループ割り当て定義を変更してください。ディスク割り当ての一時解除については,マニュアル「JP1 Version 8 JP1/ServerConductor/Control Manager」を参照してください。