24.1 仮想化されたサーバに対して使用できる機能

仮想化されたサーバをJP1/ServerConductorの管理コンソールから管理する場合,仮想化されていないサーバ(物理サーバ)に対して使用できる機能と差異があります。

仮想化されたサーバに対して使用できる機能の一覧を次に示します。

表24-1 仮想化されたサーバに対して使用できる機能

項番機能使用可否備考
VMホストVMゲスト
1コンソールサービスでの表示VMホストおよびVMゲストをツリー構成で表示できる。
2ローカルコンソールサービスでの表示××自マシン上のサーバだけ表示される。
3Webコンソールサービスでの表示××
4資産管理××
5障害管理×VMホストの場合,SVPアラート(直接通知)を通知できる。
6性能監視××
7サーバ起動監視××
8電源制御「電源ON」,「電源OFF」,「強制電源OFF」および「リブート」ができる。スケジュール機能は使用できない。
9遠隔操作×VMホストの場合,ランプ制御ができる。
10グループ管理「電源ON」,「電源OFF」,「強制電源OFF」および「リブート」の一括操作ができる。
11接続管理管理対象の登録および削除ができる。
12コンソールサービスからの設定情報の変更×VMホストの場合,ログイン情報およびSVPボードのIPアドレスを変更できる。
13クラスタ管理××
14他プログラムとの連携
(SNMPトランスレータ含む)
××
15SMP構成管理
16ストレージ運用支援
17N+1/N+Mコールドスタンバイ×VMホストの場合,N+Mコールドスタンバイを使用できる。
18ラック管理
(凡例)
○:使用できる
△:使用できるが,仮想化されていないサーバ(物理サーバ)と比べて機能差または制限事項がある
×:使用できない
-:該当しない
注※
AgentおよびAdvanced Agentがインストールされている環境では,AgentおよびAdvanced Agentの機能を使用できます。

コンソールサービスおよびマネージャサービスが共にバージョン08-65以降の場合に,仮想化されたサーバに対して操作できます。

各機能を使用する場合の注意事項については,「24.3 仮想化されたサーバを管理する場合の注意事項」を参照してください。