7.9.4 syslogに記録する

LinuxサーバまたはHP-UXサーバで発生したアラートをsyslogとして記録できます。syslogには,「7.3.1(2) アラート単位でのフィルタリング」で設定した通知アラートの情報が記録されます。

注意
アラートをsyslogとして記録した場合,ビューアなどで参照してください。
<この項の構成>
(1) syslogの記録
(2) syslogとして記録される情報

(1) syslogの記録

アラートをsyslogとして記録する場合,smheditコマンドで設定します。設定手順を次に示します。なお,smheditコマンドの詳細については,マニュアル「JP1 Version 8 JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 リファレンス」のsmheditコマンド(Linuxサーバ)またはsmheditコマンド(HP-UXサーバ)について記載されている節を参照してください。

  1. 管理対象サーバで,smheditコマンドをオプションなしで実行する
    次のようにコマンドを指定して実行します。

    /usr/sbin/smhedit

    エージェント環境設定のメインメニューが表示されます。

      #### JP1/ServerConductor/Agent ####
      ####  Configuration Main Menu  ####
       1.Agent Configuration File
       2.Agent Environment Configuration File

      Command(1-2/Quit)>

  2. 「1.Agent Configuration File」を選択する
    エージェント設定メニューが表示されます。

      #### JP1/ServerConductor/Agent ####
      #### Agent Configuration File ####
       1.CommandTimeout     [90]
       2.Keepalive   [False]
      .............以下省略.............

      Command(1-11/Menu/Quit)>

  3. 「Syslog Output」を選択し,「True」に設定する
  4. 「Quit」を選択する
    確認メッセージが表示されたら,「Yes」を選択します。
    エージェント環境設定のメインメニューに戻ります。
  5. 「Quit」を選択する
    smheditコマンドを終了します。

(2) syslogとして記録される情報

アラートをsyslogとして記録した場合,次の形式でsyslogが記録されます。

KASAXXXXX-X An alert occurred at agent. (ID=アラートID:LEVEL=YYYY:MSG=メッセージテキスト)

XXXXX-X
アラートレベルによって,次の文字列が挿入されます。
項番アラートレベル挿入される文字列
1インフォメーション0905A-I
2注意0906A-W
3警告または障害0907A-E
アラートID
アラートIDが挿入されます。
YYYY
アラートレベルによって,次の数値(16進)が挿入されます。
項番アラートレベル挿入される文字列
1インフォメーション0x02
2注意0x08
3警告0x0a
4障害0x0c
メッセージテキスト
アラートのメッセージテキスト(英語表記)が挿入されます。