ここでは,BSM Plusのストレージ運用支援機能を利用するための前提条件について説明します。
- Device Managerとの連携
- BSM Plusのストレージ運用支援機能は,ストレージ管理ソフトウェアであるDevice ManagerのAPIを利用します。そのため,Device ManagerのサーバをBSM Plusにあらかじめ登録しておく必要があります。Device Managerの設定については,「19.4.1 Device ManagerのBSM Plusへの登録」を参照してください。
- LUN Managerを利用したアクセス制限
- BladeSymphonyでは,複数のサーバモジュールがファイバチャネルスイッチを経由して,ストレージサブシステム内のディスクを共有するシステム構成になっています。このようなシステム構成の場合,ストレージサブシステムに接続されているすべてのサーバモジュールからストレージサブシステム内のすべてのディスクにアクセスできてしまいます。ストレージ運用支援機能では,各サーバモジュールからストレージサブシステム内の割り当てたディスクだけにアクセスするように制限します。このディスク割り当て時のアクセス制限には,ストレージ管理ソフトウェアであるLUN Managerを利用しています。LUN Managerを利用したアクセス制限の詳細については,「19.3 ディスク割り当て時のアクセス制限」で説明します。
- Microsoft XML Parser Version 3.0以降のインストール
- ストレージ運用支援機能を利用するためには,Microsoft XML Parser Version 3.0以降のインストールが必要です。なお,Microsoft Internet Explorer 6.0以降がインストールされている場合は,Microsoft XML Parser Version 3.0以降がすでにインストールされています。また,Device Managerと連携してHTTPS接続する場合は,Microsoft XML Parser Version 3.0 Service Pack1以降のインストールが必要です。HTTPS接続については,「19.4.1 Device ManagerのBSM Plusへの登録」を参照してください。Microsoft XML Parserのバージョンの確認方法については,マイクロソフトのホームページを参照してください。