10.1.3 電源制御機能を使用するときの注意事項
- WindowsサーバおよびLinuxサーバの場合,SVP/BMCエージェントサービス,または電源ON機能を備えたLANアダプタを使用して電源ONの操作ができます。
- 電源ON機能を備えたLANアダプタを使用して電源ONの操作をする場合,次の項目を設定してください。
- BIOSの設定(設定項目の名称は,BIOSによって異なることがあります)
- ・[Power Management]を[Enable]にする
- ・[Wake On LAN]を[Enable]にする
- LANアダプタ
- ・Windows 2000の場合,[Wake Up Capabilities]を[Magic Packet]にする
- ・Windows XP,Windows Server 2003およびWindows Server 2008の場合,[Wake On 設定]を[Wake on Magic Packet]にする
- ・[PMEをオンにする]を[オン]にする
- WindowsサーバおよびLinuxサーバで,強制電源OFF,および電源管理スケジュールを使用するには,SVP機能の搭載およびSVP/BMCエージェントサービスが必要です。
- HP-UXサーバで,電源ON,強制電源OFF,および電源管理スケジュールを使用するには,SVP機能の搭載およびBMCエージェントサービスが必要です。
- HP-UXサーバの場合,電源OFFをするには[シャットダウン]を選択します。
- ローカルコンソールの場合,電源ON,電源OFF,強制電源OFF,リブートの電源制御はできません。SVP機能による電源制御スケジュールだけ使用できます。
- 複数のCPUを搭載したLinuxサーバでは,OSが提供するapm機能が使用できないため,電源OFFで完全に電源が切れない場合があります。OSが提供するapm機能を使用する方法については,日立のホームページを参照してください。
- サーバシャーシの電源制御を行うと,搭載されているすべてのサーバモジュールの電源がONまたは強制OFFされます。
- 管理対象サーバの電源操作は,管理サーバのマネージャサービスが起動している状態で実施してください。マネージャサービスが起動していない場合,管理対象サーバの電源状態の変化がマネージャサービスに通知されないため,管理対象サーバの電源状態と管理サーバが持つ電源状態の情報が不一致となります。
- BS2000の電源制御を行うときに電源エラーが検出された場合は,発煙および焼損を防止するため,電源ONを抑止するロック状態となります。また,保守操作中は,遠隔操作による電源ONは動作しません。