マネージャサービスを経由する場合,アラート通知元(マネージャ)にインストールしているJP1/Baseがアラート通知先のJP1/IMのサーバにアラートを通知するためには,JP1/Baseに対して,転送設定ファイルを設定する必要があります。
また,マネージャサービスを経由しないで直接連携する場合にも,エージェントサービスと同じサーバで動作しているJP1/Baseがアラート通知先のJP1/IMのサーバにアラートを通知するためには,JP1/Baseに対して,転送設定ファイルを設定する必要があります。
転送設定ファイルの設定方法を次に示します。
次のフォルダにあるforwardファイルに通知先のイベントサーバ名を追加します。
JP1/Baseインストール先フォルダ¥JP1Base¥CONF¥event¥servers¥default
forwardファイルに,次のtoからend-toまでの内容を設定します。
----- forward ファイル start -----------------------------
#----------------------------------------------------------
# JP1/Integrated Manager - Event Service Forwarding Setting
#----------------------------------------------------------
to IMSERVER
B.ID NOTIN FFFFFFFF
end-to
----- forward ファイル end -------------------------------
設定内容の意味は次のとおりです。
複数台のサーバを管理する場合は,必ずマネージャサービスに対してJP1/IM連携機能の設定をしてください。1台のサーバだけを管理したい場合は,ローカルコンソールを使用してJP1/IM連携機能を設定することもできます。ただし,マネージャサービスでの設定とローカルコンソールからの設定を同時に行わないでください。JP1/IMにアラートが二重に通知されてしまいます。
JP1/ServerConductorは,発生したアラートをアプリケーションログに書き込んだり,SNMPトラップで通知したりできますが,JP1/ServerConductorでJP1/IMへのアラート通知をする場合は,アプリケーションログやSNMPトラップ機能と併用しないでください。JP1/IMではアプリケーションログなどのさまざまなイベントを収集しているため,二重に通知される可能性があります。