15.3.3 クラスタグループおよびリソースの登録

MSCSのクラスタアドミニストレータを使用して,BSM用のクラスタグループを作成し,次のリソースを登録してください。

この例では,次の名前で作成します。

項番項目この例での値
1クラスタグループBSMグループ
2IPアドレスリソースBSM_クラスタIPアドレス
3ネットワーク名リソースBSM_ネットワーク
4共有ディスクリソースBSM_共有ディスク

BSM用のクラスタグループには,これ以外のリソースは登録しないでください。また,既存のクラスタグループにBSMの各リソースを追加しないで,新規にクラスタグループを作成してください。

Windows Server 2008の場合

Windows Server 2008の場合は,次の手順に従ってクラスタを作成してください。ここでは,管理サーバ1と管理サーバ2がドメイン「test.local」に属しているものとして説明します。

  1. 管理サーバ1(実行系サーバ)でフェールオーバークラスタ管理を起動し,次の設定でクラスタを作成する
    • 追加するサーバ
      Node01-CLS.test.local(管理サーバ1)
      Node02-CLS.test.local(管理サーバ2)
    • クラスタ管理用のアクセスポイント
      クラスタ名:BSM2008
      IPアドレス:10.208.175.128(論理IPアドレス)
  2. 管理サーバ2(待機系サーバ)でフェールオーバークラスタ管理を起動し,手順1で作成したクラスタを管理するように設定する
  3. フェールオーバークラスタ管理で,クォーラム構成を設定する
    クォーラム構成は,ご使用の環境に合わせて設定してください。
  4. フェールオーバークラスタ管理で,記憶域に共有ディスクを追加する
    共有ディスクは,ご使用の環境に合わせて追加してください。