3.9.2 詳細情報の設定(コンソールサービス)

ここでは,コンソールサービスの詳細情報の設定について説明します。次に示す手順でコンソールサービスの詳細情報を設定してください。

  1. 環境設定ユティリティの[コンソールサービス]タブで[詳細設定]ボタンをクリックする
    環境設定ユティリティの[ネットワーク(共通)]タブが表示されます。
<この項の構成>
(1) ネットワーク(共通)情報
(2) ネットワーク(サービス)情報
(3) 表示情報
(4) ポップアップ通知情報
(5) アラート情報

(1) ネットワーク(共通)情報

ネットワークの共通情報について設定します。

注意
同一マシンに複数の種類のサービス(コンソールサービス,マネージャサービス,エージェントサービスまたはWebコンソールサービス)がインストールされている場合,このタブで設定した値は,ほかのサービスと共通の設定になります。そのため,最後に設定した値が有効になります。
  1. [ネットワーク(共通)]タブを選択する
    環境設定ユティリティの[ネットワーク(共通)]タブが表示されます。

    [図データ]

  2. 次に示す情報を設定する

    表3-3 環境設定ユティリティ(コンソールサービス)-[ネットワーク(共通)]タブの設定内容

    設定項目設定内容
    送信タイムアウト時間次のサービス間で送信エラーが発生した場合,送信をリトライする時間を秒単位で設定します。
    • マネージャサービスとエージェントサービスとの間
    • マネージャサービスとコンソールサービスとの間
    設定範囲は1~600です。デフォルトは30秒です。
    複数IPアドレス構成時には使用するIPアドレスを指定してください複数のLANボードを搭載している場合,このチェックボックスをONにして,使用するIPアドレスを設定します。
    注※
    IPアドレスの設定については,「3.7 JP1/ServerConductorで使用するIPアドレス」を参照してください。

(2) ネットワーク(サービス)情報

ネットワークのサービスについて設定します。

  1. [ネットワーク(サービス)]タブを選択する
    環境設定ユティリティの[ネットワーク(サービス)]タブが表示されます。

    [図データ]

  2. 次に示す情報を設定する

    表3-4 環境設定ユティリティ(コンソールサービス)-[ネットワーク(サービス)]タブの設定内容

    設定項目設定内容
    アイドルセッション時間コンソールサービスとマネージャサービス間の無通信状態を監視し,セッションを切断するまでの時間を秒単位で設定します。設定範囲は0~7,200です。デフォルトは900秒です。マネージャサービスとの通信回線にLANなどを使っていて,課金がない場合は,0を設定してください。0を設定するとセッションを切断しません。
    コマンドタイムアウト時間コンソールサービスからマネージャサービスへの送信に対する返信までの待ち時間を秒単位で設定します。設定範囲は1~600です。デフォルトは180秒です。
    キープアライブコンソールサービスとマネージャサービス間でキープアライブを実施する場合,チェックボックスをONにします。
    キープアライブとは,各サービス間で回線が保持されているかどうかを定期的にチェックする機能です。
    チェックボックスをONにすると,キープアライブ間隔を秒単位で設定できるようになります。キープアライブ間隔の設定範囲は1~3,600です。デフォルトはOFFです。ONにした場合,キープアライブ間隔のデフォルトは600秒です。
    通信ログの採取通信ログを採取する場合,このチェックボックスをONにします。
    注※
    キープアライブの設定をする場合,次の点に注意してください。
    ・キープアライブを設定するとコネクションが切断されないため,ダイヤルアップ回線など,接続時間に応じて課金される回線を使用している場合は,キープアライブを設定しないでください。
    ・[キープアライブ]チェックボックスをONにすると,マネージャサービスが停止するなど,コンソールサービスとマネージャサービスとの間の回線が切断した場合,管理コンソールに次のようなポップアップダイアログが表示されます。
    「ホスト名(マネージャサービス名)への接続が切断されました」
    このメッセージが表示された場合は,管理コンソールからマネージャサービスに再ログインしてください。
    ・キープアライブ間隔を設定する場合,必ず[コマンドタイムアウト時間]の設定値よりも大きい値を設定してください。

(3) 表示情報

コンソールサービスに,グリニッジ標準時(GMT)と地域の標準時との時差を表示するかどうかを設定します。

  1. [表示]タブを選択する
    環境設定ユティリティの[表示]タブが表示されます。

    [図データ]

  2. 次に示す情報を設定する

    表3-5 環境設定ユティリティ(コンソールサービス)-[表示]タブの設定内容

    設定項目設定内容
    時差を表示するグリニッジ標準時(GMT)と地域の標準時との時差を次のウィンドウに表示する場合,このチェックボックスをONにします。
    • [通知アラート]ウィンドウ
    • [サーバアラートログ]ウィンドウ
    • [SVPログ]ウィンドウ
    • [マネージャアラートログ]ウィンドウ

(4) ポップアップ通知情報

ホストからコンソールサービスに送られるアラート通知またはデータ更新通知の表示について設定します。

  1. [ポップアップ通知]タブを選択する
    環境設定ユティリティの[ポップアップ通知]タブが表示されます。

    [図データ]

  2. 次に示す情報を設定する

    表3-6 環境設定ユティリティ(コンソールサービス)-[ポップアップ通知]タブの設定内容

    設定項目設定内容
    ダイアログ種別ポップアップ通知するダイアログ種別を選択します。通知する場合は,通知するダイアログ種別のチェックボックスをONにします。デフォルトでは,次のチェックボックスがONになっています。
    • アラート通知
    • パスワード変更通知
    • グルーピングデータ更新通知
    • インベントリデータベース更新通知
    注意
    • 「ホストの起動/停止通知」のチェックボックスをONにしている場合に,VMホストおよびVMゲストの管理対象サーバが電源OFFまたは電源ONになったとき,VMホストおよびVMゲストのポップアップ通知は実施されません。
    • 「ホストの追加/削除通知」のチェックボックスをONにしている場合に,VMホストが登録または削除されたとき,VMホストのポップアップ通知が実施されます。ただし,VMゲストのポップアップ通知は実施されません。

(5) アラート情報

マネージャサービスへのログイン時に未受信アラートを受信するかどうかを設定します。

注意
マネージャサービスへのログイン時に未受信アラートを受信できるのは,BSMを使用している場合だけです。
  1. [アラート]タブを選択する
    環境設定ユティリティの[アラート]タブが表示されます。

    [図データ]

  2. 次に示す情報を設定する

    表3-7 環境設定ユティリティ(コンソールサービス)-[アラート]タブの設定内容

    設定項目設定内容
    マネージャサービスへのログイン時に未受信アラートを受信するマネージャサービスへのログイン時に,未受信のアラートを自動的に取得する場合,このチェックボックスをONにします。