PCIデバイスに対して,LPARに占有で割り当てるか共有で割り当てるかを設定します。PCIデバイスの占有/共有の設定手順を次に示します。
PCIデバイスの占有/共有の設定をする場合は,コンソールサービスにアドミニストレータ権限でログインしてください。また,HVMの電源状態がActiveであることを確認してください。
- [HVM構成管理]ウィンドウでHVMを選択し,[設定]メニューから[PCI Device Scheduling Mode設定]を選択する
[PCI Device Scheduling Mode設定]ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/sm201300.gif)
- 次に示す情報を設定する
[PCI Device Scheduling Mode設定]ダイアログボックスでの設定項目を次に示します。
表22-10 [PCI Device Scheduling Mode設定]ダイアログボックスでの設定項目
設定項目 | 設定内容 |
---|
PCI Device Number※ | PCIデバイススケジューリングモードを変更するPCIデバイス番号を選択します。 |
Scheduling Mode※ | [PCI Device Number]で指定したPCIデバイスについて,スケジューリングモードの設定をします。占有にする場合,ドロップダウンリストから[Dedicated]を選択します。共有にする場合,ドロップダウンリストから[Shared]を選択します。 情報取得時のScheduling Modeが[Dedicated]または[Shared]のデバイスだけ,[Dedicated]または[Shared]へ変更できます。 |
- 注※
- この項目は,[PCI Device Assignment一覧]のリストボックスに表示されている項目を選択して設定することもできます。
- [変更]ボタンをクリックする
[PCI Device Assignment一覧]のリストボックスの表示内容が,設定した内容に変更されます。
- [OK]ボタンをクリックする
HVMがリブートされます。HVMのリブートには数分掛かります。
- HVMがリブートされたら,[HVM構成管理]ウィンドウでHVMノードを選択し,[PCI Device情報表示]でスケジューリングモードが変更されていることを確認する
- [HVM構成管理]ウィンドウで,設定したHVMを選択し,[HVMに設定保存]メニューを選択する
[PCI Device Scheduling Mode設定]ダイアログボックスでの設定内容に従って,HVMの設定が保存されます。
- 注意
- [PCI Device Scheduling Mode設定]ダイアログボックスで設定内容を変更したあとは,必ず[HVMに設定保存]の操作をしてください。[HVMに設定保存]の操作をしないで,パーティションの電源をOFFにすると,[PCI Device Scheduling Mode設定]ダイアログボックスで設定した内容は無効になります。
- [PCI Device Scheduling Mode設定]ダイアログボックスの設定内容を変更した場合,[OK]ボタンをクリックしてHVMへの情報更新要求が成功すると,HVMが再起動されるため,数分間HVMとの通信ができなくなります。