23.3.5 サーバ起動監視

サーバ起動監視機能では,HVMの起動を監視できます。また,LPAR上で稼働しているサーバの起動も監視できます。

HVMの起動監視をする場合は,[サーバ起動監視]ダイアログボックスの[監視対象サーバ一覧]でHVMを選択してください。また,LPAR上で稼働するサーバの起動を監視する場合は,[サーバ起動監視]ダイアログボックスの[監視対象サーバ一覧]で,サーバ自体と,そのサーバを管理しているHVMの両方を監視対象として設定してください。

設定手順は,物理サーバの場合と同じです。物理サーバに対してサーバ起動監視を設定する手順については,「9.1 サーバの起動を監視する」を参照してください。

LPAR上で稼働するサーバに対してサーバ起動監視をした場合,起動監視時間はLPARのActivate開始からエージェントサービスの起動終了までになります。また,HVMに対してサーバ起動監視をした場合,起動監視時間はHVMのBIOS起動開始からHVMの起動完了までになります。

LPAR上で稼働するサーバまたはHVMに対してサーバ起動監視をした場合の,起動監視時間を次の図に示します。

図23-2 LPAR上で稼働するサーバまたはHVMに対するサーバ起動監視時間

[図データ]

なお,起動開始,起動完了,タイムアウトの各アラートは,LPAR上で稼働しているサーバおよびHVMに対して,個別に通知されます。