22.6.3 クローニングを使用したHVM設定およびLPAR作成手順

クローニングを使用したHVM設定およびLPAR作成には,次の二つの方法があります。

次にそれぞれの方法について説明します。

注意
クローニングをする前に次のことをしておいてください。
  • クローニング元のHVMの設定を保存する
  • クローニング先の物理パーティションの電源をOFFにする
<この項の構成>
(1) クローニング元のHVMを直接指定する
(2) エクスポートしたクローニング元のHVMの設定をインポートする

(1) クローニング元のHVMを直接指定する

クローニング元のHVMを直接指定して新規HVMを設定する方法を次に示します。

  1. [HVM構成管理]ウィンドウで,[設定]メニューから[クローニング]を選択する
    [クローニング]ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  2. [クローニング元]で[HVMを指定]ラジオボタンをONにする
  3. [シャーシID]で,クローニング元のHVMが動作しているサーバシャーシのシャーシIDを選択する
    [シャーシID]には[HVM構成管理]ウィンドウに表示されたシャーシIDが表示されます。
  4. [HVM識別子]で,クローニング元のHVMのHVM識別子を選択する
    手順3で選択したシャーシに存在するHVMのうち,クローニング対象の条件に一致するHVMのHVM識別子が表示されます。
  5. [クローニング先]で[パーティションを指定]ラジオボタンをONにする
  6. [シャーシID]で,クローニング先のHVMを動作させるサーバシャーシのシャーシIDを選択する
    [シャーシID]には[HVM構成管理]ウィンドウに表示されたシャーシIDが表示されます。
  7. [パーティション番号]で,クローニング先のHVMを動作させるパーティション番号を選択する
    手順6で選択したシャーシに存在するパーティションのうち,クローニング対象の条件に一致し,電源OFFであるパーティションのパーティション番号が表示されます。
  8. [OK]ボタンをクリックする
  9. クローニング先の物理パーティションの電源をONにする
  10. 必要に応じてHVMまたはLPARの設定を変更する
    次の項目は,必ず設定変更してください。
    • [HVM設定]ダイアログボックスの[VNIC System Number]

(2) エクスポートしたクローニング元のHVMの設定をインポートする

エクスポートしたクローニング元のHVMの設定をインポートして新規HVMを設定する方法を次に示します。

(a) クローニング元の設定をエクスポートする
  1. [HVM構成管理]ウィンドウで,[設定]メニューから[クローニング]を選択する
    [クローニング]ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

  2. [クローニング元]で[HVMを指定]ラジオボタンをONにする
  3. [シャーシID]で,クローニング元のHVMが動作しているサーバシャーシのシャーシIDを選択する
    [シャーシID]には[HVM構成管理]ウィンドウに表示されたシャーシIDが表示されます。
  4. [HVM識別子]で,クローニング元のHVMのHVM識別子を選択する
    手順3で選択したシャーシに存在するHVMのうち,クローニング対象の条件に一致するHVMのHVM識別子が表示されます。
  5. [クローニング先]で[ファイルを指定(エクスポート)]ラジオボタンをONにする
  6. 必要に応じてエクスポートするファイルに対するコメントを入力する
    半角で60文字まで入力できます。
  7. [参照]ボタンをクリックする
    エクスポート先のフォルダ名およびファイル名を指定します。

    [図データ]

  8. [OK]ボタンをクリックする
    拡張子が「.clhvm」のクローニングファイルが,指定した保存先に保存されます。
(b) エクスポートしたファイルをクローニング先にインポートする
  1. [HVM構成管理]ウィンドウで,[設定]メニューから[クローニング]を選択する
    [クローニング]ダイアログボックスが表示されます。
  2. [クローニング元]で[ファイルを指定(インポート)]ラジオボタンをONにする
  3. [参照]ボタンをクリックする
    インポートするファイル名を指定します。インポートしたファイルを作成した時に入力したコメントが,[コメント]に表示されます。

    [図データ]

  4. クローニング先のパーティションを指定する
  5. [OK]ボタンをクリックする
  6. クローニング先の物理パーティションの電源をONにする
  7. 必要に応じてHVMまたはLPARの設定を変更する
    次の項目は,必ず設定変更してください。
    • [HVM設定]ダイアログボックスの[VNIC System Number]