JP1/ServerConductorで管理しているサーバシャーシが持つ物理パーティションの情報は,CSV形式のファイルでエクスポートされます。コンピュータ情報のエクスポート手順およびエクスポートされたファイルの出力形式について,次に説明します。
DPMのコンピュータ情報をエクスポートする手順を次に示します。
設定項目 | 設定内容 |
---|---|
シャーシID | [ホスト管理]ウィンドウで選択したサーバシャーシのシャーシIDが表示されます。この項目は変更できません。 |
DPMグループ名 | DPMに登録する「BladeServer」グループのグループ名を1~64文字の半角文字で設定します。使用できる文字列は半角英数字,「-(ハイフン)」「_(アンダースコア)」「.(ピリオド)」です。デフォルトは「BSM-GROUP」です。 |
DPMユニットID | サーバモジュールが属する収納ユニットのユニットIDを0~4294967295の整数で設定します。デフォルトは「0」です。4294967295を超える数値を入力した場合,ユニットIDは4294967295として扱われます。 DPMユニットIDは,DPMに登録する「BladeServer」グループ内で一意になるように設定してください。 |
対象パーティションを選択してください | DPMコンピュータ情報のエクスポート対象とするパーティションをリストボックスから選択します。複数選択することもできます。 このリストボックスには,パーティション情報ステータスが「Configuration validate」であるパーティションだけが表示されます。
|
設定項目 | 設定内容 |
---|---|
MACアドレス※1 | DPMコンピュータ情報としてエクスポートするMACアドレスをドロップダウンリストから選択します。 ドロップダウンリストには,[JP1/SC/DPMコンピュータ情報エクスポート]ダイアログボックスで選択したパーティションが持つ,サーバモジュールオンボードのNICのMACアドレスがすべて表示されます。 |
シナリオ割当て※2 | このパーティションにDPMのシナリオの割り当てを許可するかどうかをドロップダウンリストから選択します。
|
DPMコンピュータ情報エクスポートファイルは,次の形式で出力されます。
コンピュータ名,グループ名,MACアドレス,ユニットID,スロットID,シナリオ割当て許可,スロット幅 |
各項目は半角の「,」(コンマ)で区切って出力されます。
1行目はコメント行です。この行は削除しないでください。2行目以降にエクスポートしたコンピュータ情報が出力されます。各項目は半角の「"」(ダブルコーテーション)で囲まれて出力されます。各出力項目の説明を次の表に示します。
表16-2 DPMコンピュータ情報エクスポートファイルの出力項目
出力項目 | 説明 |
---|---|
DPMコンピュータ名 | DPMに登録されるコンピュータ名です。「PartitionX」(X:パーティションID)と出力されます。 |
DPMグループ名 | DPMに登録される「BladeServer」グループのグループ名が出力されます。[JP1/SC/DPMコンピュータ情報エクスポート]ダイアログボックスで設定した[DPMグループ名]の先頭に半角の「#」(シャープ)が付けられて出力されます。 編集する場合は,1~64文字の半角文字で設定します。使用できる文字列は半角英数字,「-(ハイフン)」「_(アンダースコア)」「.(ピリオド)」です。 |
MACアドレス | パーティションが持つ,サーバモジュールオンボードのNICのMACアドレスが出力されます。 編集する場合は,12文字の半角数字の2文字ごとに半角の「-(ハイフン)」を挿入した形式で設定します。 |
DPMユニットID | サーバモジュールが属する収納ユニットのユニットIDが出力されます。 編集する場合は0~4294967295の整数で設定します。DPMグループ内で一意になるように設定してください。 |
DPMスロットID | DPMに登録されるスロットIDです。パーティションIDに1を加えた値が出力されます。 |
DPMシナリオ割当て許可 | このパーティションにDPMのシナリオの割り当てを許可するかどうかが出力されます。許可する場合「1」が出力されます。許可しない場合「0」が出力されます。 編集する場合は,半角の「1」または「0」を設定します。 |
DPMスロット幅 | DPMに登録されるスロット幅です。パーティションを構成するサーバモジュールの枚数が出力されます。ただし,2枚以上の場合は「2」が出力されます。 |
DPMコンピュータ情報エクスポートファイルの出力例を次に示します。
コンピュータ名,グループ名,MACアドレス,ユニットID,スロットID,シナリオ割当て許可,スロット幅 |
出力されたDPMコンピュータ情報エクスポートファイルは,テキストエディタなどで編集することもできます。編集する場合の注意点については,マニュアル「JP1 Version 8 JP1/ServerConductor/Deployment Manager」のコンピュータ情報一括登録について記載されている章を参照してください。