24.2.4 管理サーバへの登録
(1) 前提条件
- コンソールサービスおよびマネージャサービスのバージョン
- VMホストおよびVMゲストを登録できるのは,コンソールサービスおよびマネージャサービスが共にバージョン08-65以降の場合です。
- サーバシャーシの登録
- BladeSymphony上のVMホストを登録する場合,サーバシャーシが登録されている必要があります。
- 証明書のインストール
- HTTPS通信でVMwareのVMホストを登録する場合,マネージャサービスがインストールされているマシンに,HTTPS通信に必要となる証明書をインストールしておく必要があります。次の方法で証明書をインストールしてください。
- マネージャサービスがインストールされているマシンにログインする
- Webブラウザで「https://"ESXServerのIPアドレス"/」を入力する
- 「セキュリティの警告」画面の「証明書の表示」を選択し,証明書をインストールする
(2) VMホストの登録
VMホストを登録する手順を次に示します。
- [ホスト管理]ウィンドウでホストを登録するマネージャサービスを選択する
- [接続管理]メニューから[登録]を選択する
[ホスト登録]ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/sm110100.gif)
- 登録するホストのIPアドレス,またはホスト名を入力する
- 種別の中から,「VMホスト」を選択する
- VMホスト管理者のユーザ名およびパスワードを入力する
VMwareホストの場合は,VMware環境のServiceConsoleにログインするためのユーザ名およびパスワードを入力します。
Hyper-Vホストの場合は,Hyper-V環境のParent-VMにログインするためのユーザ名およびパスワードを入力します。
- 通信手段を選択する
マネージャサービスとVMホスト間の通信プロトコルを選択します。
- サーバタイプを選択する
サーバタイプに[HA8000シリーズ]を選択した場合,SVPボードがあるときはSVPボードのIPアドレスを入力します。
- [OK]ボタンをクリックする
指定した内容でVMホストが登録されます。
- 注意
- SVPボードのIPアドレスを指定しない場合,次の機能は使用できません。
- 障害管理機能
- 電源制御機能の強制電源OFF(なお,電源ONの方式はWOLになります)
- SVPボードのIPアドレスを誤って入力した場合でも,VMホストは登録されます。この場合,登録したVMホストに対して電源ON,強制電源OFFを実行すると,誤って入力したSVPボードのある管理対象サーバに対して電源ON,強制電源OFFが実行されてしまいます。また,SVPボードのある管理対象サーバの障害アラート(SVP直接アラート)がVMホストにマッピングされ,VMホストの障害アラート(SVP直接アラート)が受信できなくなります。SVPボードのIPアドレスを入力する際は,十分注意してください。
- VMホストを登録したあとに,ユーザがVMホストを別の仮想化プラットフォームに入れ替えるなど仮想化環境を変更した場合は,BSMが保持している情報と実際の環境との不整合が発生します。このため,[ホスト管理]ウィンドウでVMホストを削除したあと,再度VMホストを登録する必要があります。
- 管理対象サーバがHA8000の場合,AgentホストとVMホストの両方が[ホスト管理]ウィンドウに登録されているとき,同じ管理対象サーバかどうかは,AgentホストとVMホストのコンピュータ名が同じかどうかで判断されます。別の管理対象サーバのAgentホスト,VMホストまたはVMゲストに,同じコンピュータ名を付けないでください。
- Agentホストと共存させる場合の注意事項については,注意事項がある場合は24.3節で機能ごとに説明しています。そちらを参照してください。