JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 システム管理者ガイド
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仮想化プラットフォームのサーバに対して使用できる障害管理機能の一覧を次に示します。
表24-2 仮想化プラットフォームのサーバに対して使用できる障害管理機能の一覧
| 項番 |
機能分類 |
機能 |
使用可否 |
| BladeSymphony |
HA8000 |
| 1 |
共通※1 |
通知アラート |
○ |
○※2 |
| 2 |
[ホスト管理]ウィンドウ |
○ |
○ |
| 3 |
ラック管理 |
○ |
○ |
| 4 |
障害管理機能 |
アラート情報の表示 |
通知アラート |
○ |
○ |
| 5 |
サーバアラートログ |
× |
× |
| 6 |
BIOSポストログ |
− |
− |
| 7 |
SVPログ |
○ |
○※2 |
| 8 |
HVMログ |
− |
− |
| 9 |
マネージャアラートログ |
○ |
○ |
| 10 |
アラート通知のフィルタリング |
サーバ |
× |
× |
| 11 |
SVP |
− |
× |
| 12 |
未通知アラートの通知 |
○ |
○ |
| 13 |
アラート発生時のサーバ動作の設定 |
× |
× |
| 14 |
アラートアクションサービスの設定 |
○ |
○ |
| 15 |
JP1/IMへの通知 |
○ |
○ |
| 16 |
SNMPマネージャへの通知 |
× |
× |
| 17 |
e-mailの通知 |
○ |
○ |
| 18 |
アラートのログファイルへの記録 |
サーバアラートログ |
× |
× |
| 19 |
SVPログ |
○ |
○ |
| 20 |
イベントログ |
× |
× |
| 21 |
syslog |
× |
× |
- (凡例)
- ○:使用できる
- ×:使用できない
- −:該当しない
- 注※1
- 障害管理機能に関係する部分だけが対象となります。
- 注※2
- SVPボード 環境設定ツールを使用して必要な設定をしていることが前提となります。
以降で詳細を説明します。
- <この項の構成>
- (1) 通知アラート
- (2) [ホスト管理]ウィンドウ
- (3) ラック管理
- (4) アラート情報の表示
- (5) 未通知アラートの通知
- (6) アラートアクションサービスの設定
- (7) JP1/IMへの通知
- (8) e-mailの通知
- (9) アラートのログファイルへの記録
(1) 通知アラート
VMホストから,次のアラートが通知されます。
VMゲストからは,アラートは通知されません。
- 注意
- BladeSymphonyの場合,SVPアラート(直接通知)は,SVPが搭載されサーバシャーシが登録されていることが前提となります。
- HA8000の場合,SVPアラート(直接通知)はSVPが搭載され,SVPボード 環境設定ツールを使用して必要な設定をしていることが前提となります。
- [ホスト管理]ウィンドウのアイコンが非活性の状態でアラートを受信しても障害表示にはなりません。
- 通信障害などによってマネージャサービスとSVP間でSVPアラート(直接通知)を受信できなかった場合は,次のようになります。
BladeSymphonyの場合は,通知の失敗が検知され,再送条件を満たした場合にアラートが再送されます。
HA8000の場合は,アラートは再送されません。
- マネージャサービスが未対応のアラートをSVPから受信した場合は,次のようになります。
・[通知アラート]ウィンドウの「アラートレベル」に「取得不可」と表示される。
・JP1/IMへ通知されない。
・E-mail通知されない。
・アラートアクションサービスは動作しない。
(2) [ホスト管理]ウィンドウ
[ホスト管理]ウィンドウに表示される情報のうち,仮想化プラットフォームの障害管理機能に関係する内容について説明します。
- (アラート通知あり)のアイコンの表示
- SVPアラート(直接通知)が発生した場合は,障害が発生したVMホストに(アラート通知あり)のアイコンが表示されます。BladeSymphonyの場合は,サーバモジュール固有のアラートが発生した場合に(アラート通知あり)のアイコンが表示されます。
- 障害表示の解除
- (アラート通知あり)のアイコンは,[通知アラート]ウィンドウで通知アラートをすべて確認した場合に,解除されます。
- SVPアドレスの変更による影響(HA8000の場合)
- SVPアドレスを変更した場合も,変更前に発生したアラートは表示されます。
- N+Mコールドスタンバイ切り替え時の表示
- VMホストで切り替えが発生した場合は,切り替え後のサーバ(シャーシID,パーティションID)に対応するアラート(警告レベル以上)によって障害表示されるようになります。切り替え前のVMホストで発生したアラートの情報ではありません。
- Agentホストの場合,従来のAgent経由のアラートに加えて,サーバモジュール固有のSVPアラートも検知できるようになります。
仮想化プラットフォームでは,SVPアラート(直接通知)が発生した場合,[ラックマネージャ]ウィンドウのブレードサーバ部またはサーバに対して(アラート通知あり)のアイコンが表示されます。
- Agentホストと共存している場合の管理対象
- ラックマネージャにVMホストを登録した状態で,VMホストと同一管理対象サーバ上にAgentやAdvanced Agentをインストールした場合,ラックマネージャの管理対象はAgentホストに変更されます。[ラックマネージャ]ウィンドウを開いている場合は,[F5]キーを押すと,Agentホストに変更された最新の状態が表示されます。この場合,これまでの障害表示内容はリセットされます。VMホストで取得していた障害情報は引き継がれません。
- Agentホストが登録されている場合は,登録の順序に関係なく,常にAgentホストが管理対象となります。
- なお,Agentホストと共存している場合,VMホストは削除できるようになります。
(4) アラート情報の表示
アラート情報の表示について,アラートの種類ごとに説明します。
(a) 通知アラート
VMホストの場合,SVPアラート(直接通知)のアラートが[通知アラート]ウィンドウに表示されます。
- Agentホストと共存している場合のアラート表示
- AgentホストとVMホストが共存している場合も,アラート1件に対して1件の表示となり,AgentホストおよびVMホストでそれぞれ1件ずつ表示されることはありません。
- SVPアラート(直接通知)を受信した場合,AgentホストとVMホストの両方のアイコンが(アラート通知あり)の状態に変わります。[通知アラート]ウィンドウでアラートを確認すると,両方のアイコンは(正常)の状態に変わります。
- 同じ管理対象サーバのAgentホストとVMホストが[ホスト管理]ウィンドウに登録されている場合,エージェントサービスでアラートが発生したときは,Agentホストのアイコンだけが(アラート通知あり)の状態に変わります。VMホストのアイコンは変わりません。
BladeSymphonyの場合,従来どおりSVPログを表示できます。
HA8000の場合,SVPボード 環境設定ツールを使用して必要な設定をしている場合にSVPログを表示できます。
VMホストとAgentホストで検出できるアラート情報が異なります。検出できるアラート情報の詳細については,コンソールサービスのインストール先のhelpフォルダに格納されている「Invent.xls」を参照してください。
VMホストで検出できないアラート情報がSVPログにある場合,アラートレベルは「取得不可」と表示されます。
VMホストがAgentホストと共存すると,Agentホストが検出できるアラート情報については,共存前に「取得不可」と表示されていたアラートレベルが正しく表示されるようになります。
(c) マネージャアラートログ
従来どおりマネージャアラートログを表示できます。
(5) 未通知アラートの通知
(6) アラートアクションサービスの設定
従来どおりアラートアクションサービスを設定できます。
(7) JP1/IMへの通知
(8) e-mailの通知
(9) アラートのログファイルへの記録
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