JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 システム管理者ガイド
エージェント環境設定メニューでは,接続先マネージャサービスや,ハードウェアの設置情報および資産情報を設定します。エージェント環境設定メニューによる設定について,次に示します。
-miscオプションを指定してsmheditコマンドを起動した場合や,メインメニューで2を選択した場合に,エージェント環境設定メニューが表示されます。
エージェント環境設定メニューの表示例は次のとおりです。
#### JP1/ServerConductor/Agent ####
#### Agent Environment Configuration File ####
1.ManagerAddress -> 18.AdministratorID [KANRI-ID]
2.SendTimeout [80] 19. AdministratorInfo [KANRISH...]
.............以下省略.............
Command(1-23/Menu/Quit)>
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選択肢には,各設定項目の番号,Menu,Quitがあります。設定項目の数は,エージェントサービスやOSのバージョンによって異なります。
Menuを選択した場合は,エージェント環境設定メニューを表示します。
Quitを選択した場合は,メインメニューに戻ります。また,Quitを選択する前に設定項目の値を変更していた場合,変更後の値を設定ファイルに反映するかどうかを確認します。
設定項目の番号を選択した場合は,該当する設定項目の変更を開始します。設定項目の詳細については,「(3) エージェント環境設定メニューでの設定項目」を参照してください。
設定項目として入力できる値には,整数,IPアドレス,文字列の3種類があります。それぞれの入力規則を次に示します。
また,次の設定項目には,それぞれ固有の入力規則が適用されます。
なお,複数の値を設定できる設定項目もあります。複数の値を設定できる設定項目を選択した場合,設定済みの値の一覧とプロンプトが表示されます。設定済みの値を変更する場合には,表示されている一覧から数値を選択します。設定されている値を削除する場合には,表示されている一覧から数値を選択したあと,[Ctrl] + [D]キーだけを入力します。値を追加する場合には,Newを選択します。ただし,設定済みの値の数が上限に達している場合にはNewは選択できません。Quitを選択すると,設定メニューに戻ります。
設定値には,半角かたかなおよびコントロールコードを含めないでください。
エージェント環境設定メニューでの設定項目を次に示します。メニューに表示される設定項目は,エージェントサービスやOSのバージョンによって異なります。
[TargetMachine]は必ず設定してください。
表3-22 エージェント環境設定メニューでの設定項目(Linuxサーバ)
| 設定項目 | 入力値※1 | デフォルト | 設定内容 |
|---|---|---|---|
| TargetMachine | ターゲットマシン情報 | なし (設定必須※2) |
Agentをインストールしたサーバの機種を設定します。表示される項目の中から選択できます。 |
| ManagerAddress | IPアドレス | なし | 接続先のマネージャサービスのIPアドレスを設定します。 接続先のマネージャサービスは,四つまで登録できます。 |
| SendTimeout | 整数 | 80 | 送信タイムアウト時間を秒単位で設定します。設定範囲は1〜3,600です。 |
| SessionTimeout | 整数 | 900 | エージェントサービスとマネージャサービス間の無通信状態を監視し,セッションを切断するまでの時間を秒単位で設定します。設定範囲は0〜7,200です。マネージャサービスとの通信回線にLANなどを使っていて,課金がない場合は,0を設定してください。0を設定するとセッションを切断しません。 |
| SITE | サイト情報 | なし | サイトの階層を8階層まで設定できます。設定した順に階層1,階層2...と定義されます。 各階層の合計は,区切り文字"/"を含めて256文字以内で次の計算式に合うように設定してください。 [各階層の合計文字数]+([階層数]-1)≦256
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| PropertyName | 資産情報 | なし | 社内または組織内でサーバを管理するために付けている名称や,サーバの製品名を設定します。 |
| PropertyID | 資産情報 | なし | 資産名称に対する番号を設定します。 |
| PostName | 資産情報 | なし | サーバを設置している部署名を設定します。 |
| PostID | 資産情報 | なし | 部署のコード番号などがある場合に設定します。 |
| AdministratorName | 資産情報 | なし | サーバを管理しているシステム管理者の名前を設定します。 |
| AdministratorID | 資産情報 | なし | 社員番号など,システム管理者がわかる番号を設定します。 |
| AdministratorInfo | 資産情報 | なし | システム管理者の所属など,詳細な情報や設定項目にない情報を設定します。 |
| OperatorName | 資産情報 | なし | サーバを運用している部署のシステム管理者名を入力します。 |
| OperatorID | 資産情報 | なし | 社員番号など,運用しているシステム管理者がわかる番号を設定します。 |
| OperatorInfo | 資産情報 | なし | 運用しているシステム管理者の所属など,詳細な情報や設定項目にない情報を設定します。 |
| TelephoneNumber | 資産情報 | なし | 管理者の電話番号を設定します。 |
| MailAddress | 資産情報 | なし | 管理者のメールアドレスを設定します。 |
| LocationInfo | 資産情報 | なし | サーバの設置場所や詳細な情報を設定します。 |
| Structure | 資産情報 | なし | サーバのCPUやメモリなどの機器の構成に関する情報を設定します。 |
| PurchaseDate | 資産情報 | なし | サーバを購入した日付を設定します。 |
| DescriptionDate | 資産情報 | なし | サーバの減価償却期間を入力します。 |
| Note | 資産情報 | なし | 備考を入力します。 |
| CompressCommand | 文字列 | なし | 圧縮コマンドを起動するコマンドライン文字列を設定します。「11.2.1(2)(b) Linuxサーバの場合」を参照してください。 |
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