JP1/ServerConductorのプログラムをインストールすると，次の表に示すポート番号がデフォルトで使用されます。

servicesファイルで使用するポート番号を変更する場合，アプリケーションで使用していないポート番号を設定してください。ただし，SVPコマンドポートのポート番号（20079/tcp）は変更しないでください。

JP1/ServerConductorで使用するポート番号を変更する場合，［ホスト管理］ウィンドウに登録されているホストをすべて削除してから，ポート番号を変更し，再登録してください。

リモートコントロール機能（JP1/NETM/Remote Control）を使用する場合は，次の表に示すポート以外にも使用されるポート番号があります。使用されるポート番号については，マニュアル「JP1 Version 8 JP1/NETM/Remote Control」の付録に記載されているポート番号を参照してください。

表3-1　JP1/ServerConductorインストール時に設定されているポート番号

ポート番号	プロトコルの種類	通信の種類	サービス名称	意味
20075	TCP	ユニキャスト	sys_agt_port	エージェントサービスへの通信 マネージャサービス→エージェントサービス ハードウェア保守登録アプリケーション（MRegAgt.exe，MAgtSvc.exe）→エージェントサービス
20076	TCP	ユニキャスト	sys_ra_port	マネージャサービスへの通信 コンソールサービス→マネージャサービス エージェントサービス→マネージャサービス Webコンソールサービス→マネージャサービス JP1/ServerConductor/Control Manager→マネージャサービス JP1/Power Monitor→マネージャサービス リモート通報ユティリティ（HA8000）→マネージャサービス
20077	TCP	ユニキャスト	sys_gui_port	コンソールサービスへの通信 マネージャサービス→コンソールサービス
20078	TCP	ユニキャスト	sys_web_port	Webコンソールサービスへの通信（Webサーバ） マネージャサービス→Webコンソールサービス
20079	TCP	ユニキャスト	sys_svpalt_port	SVPからマネージャサービスへの通信 SVP PCIボード（HA8000）→マネージャサービス BladeSymphonyスイッチ＆マネジメントモジュール→マネージャサービス SVPエミュレータ機能→マネージャサービス
20129	TCP	ユニキャスト	lc_ra_port	ローカルコンソールサービス（LcMgr.exe）への通信 エージェントサービス→ローカルコンソールサービス（LcMgr.exe） ローカルコンソールサービス（LcCons.exe）→ローカルコンソールサービス（LcMgr.exe） リモート通報ユティリティ（HA8000）→マネージャサービス
20130	TCP	ユニキャスト	lc_gui_port	ローカルコンソールサービス内の通信 ローカルコンソールサービス（LcMgr.exe）→ローカルコンソールサービス（LcCons.exe）
20299	TCP	ユニキャスト	sys_altact_port	アラートアクションサービスへの通信 マネージャサービス→アラートアクションサービス ローカルコンソールサービス（LcMgr.exe）→アラートアクションサービス
21001	TCP	ユニキャスト	−	SVPへの通信 マネージャサービス→SVP PCIボード（HA8000） マネージャサービス→SVPエミュレータ機能
			sys_bds2cmd_port	BladeSymphonyマネジメントモジュール／HVMへの通信※3 マネージャサービス→SVP機能
623※1	UDP	ブロードキャスト／ユニキャスト※2	sys_svpdetect_port	BladeSymphonyスイッチ＆マネジメントモジュール／BMC／HVMへの通信 マネージャサービス→SVP機能 マネージャサービス→BMC（BladeSymphonyサーバモジュール）
23140	UDP	ブロードキャスト／ユニキャスト※2	sys_svp_autodetect_port	BladeSymphonyスイッチ＆マネジメントモジュール／HVMへの通信 マネージャサービス→SVP機能
9000	TCP	ユニキャスト	sys_agtems_port	HP-UX EMSからHP-UXエージェントサービスへの通信
22311	TCP	ユニキャスト	sys_agtssmp_port	リモート通報ユティリティ V2（HA8000）

（凡例）

−：該当なし

注※1

応答として，SVP機能またはBMCの623ポートから，マネージャサービスのANY（UDP）ポート（マネージャサービスからSVP機能またはBMCへの接続に使用したポート）への接続もされます。

注※2

SVPまたはHVMの自動検出時にはブロードキャストが使用されます。それ以外の場合はユニキャストが使用されます。

注※3

BS2000の場合だけです。