SNMPトランスレータを使用する構成は次の図のようになります。SNMPトランスレータは，JP1/ServerConductorのエージェントサービスで管理するマシン管理情報およびアラート情報を，ネットワークの管理データベースであるMIBに変換し，SNMPで送信する機能です。SNMPで送信されたマシン管理情報およびアラート情報は，SNMPマネージャという管理ソフトウェアを使うと，ビジュアルに表示できます。このSNMPマネージャには，JP1/Cm2/NNMを使用できます。

この場合，マシン管理情報はSNMPマネージャで参照でき，マシン障害などのアラートはイベントとして通知され表示できます。

注意

• マシン管理情報を参照できるのはHA8000 Windowsサーバの場合だけです。LinuxサーバおよびBladeSymphony Windowsサーバではイベント通知機能だけサポートされています。
• SNMPトランスレータから通知できるアラート情報は，ハードウェア障害だけです。使用率超過など，ハードウェア障害以外のアラート，およびSVP機能から発行されるアラートは通知されません。
  

  図2-45　SNMPトランスレータを使用した構成