jscmrestore(restore)
形式
jscmrestore {-i IPアドレス | -m MACアドレス}
-img DPMシナリオ名
-dhost ホスト名
-dpw パスワード
-dmac MACアドレス1[,MACアドレス2…]
-dip IPアドレス1[,IPアドレス2…]
-dsm サブネットマスク1 [,サブネットマスク2…]
-dgw デフォルトゲートウェイ1[,デフォルトゲートウェイ2…]
機能
DPMシナリオを実行し,リストアを実行します。
引数
-i IPアドレス
Control Managerの管理対象サーバが持つIPアドレスを指定します。ただし,次のIPアドレスは指定できません。
この場合,MACアドレスで管理対象サーバを指定してください。
-m MACアドレス
Control Managerの管理対象サーバが持つMACアドレスを指定します。
-img DPMシナリオ名
DPMで実行するDPMシナリオ名を指定します。指定するDPMシナリオは,リストアを実行するシナリオでなければなりません。
-dhost ホスト名
管理対象サーバに設定するホスト名を指定します。スケールアウトでの複製用マスタのリストア(スケールアウト)で使用します。
指定できるホスト名は,1~32文字の半角英数字および「-」(半角ハイフン)で設定してください。
この引数が不要なDPMシナリオを実行する場合,仮の情報を指定してください。
<例> -dhost dummyhost
-dpw パスワード
管理対象サーバに設定するパスワードを指定します。スケールアウトでの複製用マスタのリストア(スケールアウト)で使用します。
指定できるパスワードは6~32文字の半角文字とし,指定できる文字はASCIIコードの0x21から0x7Eとします。ただし,以下の文字は使用できません。
「¥」,「/」,「:」,「.」,「;」,「*」,「?」,「"」,「<」,「>」,「|」
この引数が不要なDPMシナリオを実行する場合,仮の情報を指定してください。
<例> -dpw dummypassword
-dmac MACアドレス1 [,MACアドレス2…]
管理対象サーバに接続されているNICのMACアドレスを指定します。スケールアウトでの複製用マスタのリストア(スケールアウト)で使用します。MACアドレスは四つまで指定できます。
-dmacで指定するMACアドレスのうち,少なくとも一つはDPMに登録されているMACアドレスを指定してください。
この引数が不要なDPMシナリオを実行する場合,仮の情報を指定してください。ただし,この引数が不要な場合でもDPMに登録されているMACアドレスを必ず一つは指定してください。
<例> -dmac 00:00:00:00:00:01
-dip IPアドレス1 [,IPアドレス2…]
管理対象サーバに接続されているNICに設定するIPアドレスを指定します。IPアドレスの指定順は-dmacで指定したMACアドレスの指定順と対応させる必要があります。一つのNICに複数のIPアドレスを割り当てる場合は,-dmacで同一のMACアドレスを複数回指定してください。スケールアウトでの複製用マスタのリストア(スケールアウト)で使用します。IPアドレスは四つまで指定できます。
この引数が不要なDPMシナリオを実行する場合,仮の情報を指定してください。
<例> -dip 1.1.1.1
-dsm サブネットマスク1 [,サブネットマスク2…]
管理対象サーバに設定するIPアドレスに対応したサブネットマスクを指定します。サブネットマスクの指定順は,-dipで指定したIPアドレスの指定順と対応させる必要があります。スケールアウトでの複製用マスタのリストア(スケールアウト)で使用します。サブネットマスクは四つまで指定できます。
この引数が不要なDPMシナリオを実行する場合,仮の情報を指定してください。
<例> -dsm 255.255.255.0
-dgw デフォルトゲートウェイ1[,デフォルトゲートウェイ2…]
管理対象サーバに設定するIPアドレスに対応したデフォルトゲートウェイを指定します。デフォルトゲートウェイの指定順は,-dipで指定したIPアドレスの指定順と対応させる必要があります。スケールアウトでの複製用マスタのリストア(スケールアウト)で使用します。デフォルトゲートウェイは四つまで指定できます。
デフォルトゲートウェイを設定しない場合は,デフォルトゲートウェイに"-"(ハイフン)を指定してください。
この引数が不要なDPMシナリオを実行する場合,仮の情報を指定してください。
<例> -dgw 0.0.0.1
注意事項
戻り値
戻り値 | メッセージID | 意味 |
---|---|---|
0 | - | 正常終了 |
10 | KASN210G0-E | パラメーターが不正です |
11 | KASN211G0-E | MACアドレスが不正です |
12 | KASN212G0-E | IPアドレスが不正です |
15 | KASN215G0-E | 内部プログラムエラー(CMD制御)が発生しました |
21 | KASN221G0-E | データベースへの接続に失敗しました |
22 | KASN222G0-E | SQL実行エラーが発生しました |
23 | KASN223G0-E | 該当データがありません |
24 | KASN224G0-E | 内部プログラムエラー(DB制御)が発生しました |
31 | KASN20BE0-E | BSM連携エラー(情報取得失敗)です |
37 | KASN20E10-E | 指定サーバなしエラーです |
41 | KASN241G0-E | Deployment Manager 連携エラーが発生しました |
42 | KASN242G0-E | Deployment Manager 連携エラー(情報取得失敗)が発生しました |
43 | KASN243G0-E | 指定された管理対象サーバの情報が Deployment Manager から取得できませんでした |
45 | KASN245G0-E | 指定されたDPMシナリオがありません |
46 | KASN246G0-E | タイムアウトエラーが発生しました |
47 | KASN247G0-E | DPMシナリオ実行エラーが発生しました |
49 | KASN249G0-E | DPMシナリオが実行中です |
50 | KASN250G0-E | 他のオペレーションが実行中です |
55 | KASN20037-E | 実行対象外エラーです |
KASN20BDF-E | ||
61 | KASN261G0-E | Deployment Manager Adaptorがインストールされていない場合に発生するエラーです |
99 | KASN299G0-E | ユーザーの実行権限を確認できませんでした |
エラー時のメッセージの説明および対処方法については,「付録C.4 コマンド制御に関するメッセージ(KASN2nnnn)」を参照してください。