3.2.5 更新インストール
(1) 更新インストール時の注意
インストールする前に次の点に注意してください。
- Control Managerをインストールしたあとに各フォルダまたはファイルの属性を変更した場合は,変更した属性を戻してから更新インストールを実行してください。
- 更新インストールを実行した場合は,次に示すフォルダが一度削除されます。
<CMパス>¥conf
<CMパス>¥lib (インストールしたバージョンによっては,存在しません)
<Cosminexusインストール先フォルダ>¥CC¥web¥containers¥ControlManager
これらのフォルダに,必要なファイルが格納されている場合,更新インストールを実行する前に必要なファイルを別のフォルダへ退避してください。また,上記のフォルダ内には,読み取り専用フォルダやファイルは作成しないでください。読み取り専用フォルダやファイルがあると更新インストールの際,上記フォルダが削除できないため,更新インストールに失敗します。
- 更新インストールで障害が発生した場合に備え,更新インストールを実行する前にデータベースのバックアップを採取しておいてください。
(2) インストール手順
- すべてのプログラムを終了する
スクリーンセーバなどの常駐プログラムも終了してください。
- 提供媒体をCD-ROMドライブにセットする
[日立総合インストーラ]ダイアログボックスが自動起動されます。自動起動されなかった場合は,「HCD_INST.EXE」を実行してください。
- JP1/ServerConductor/Control Managerを選択し,[インストール実行]ボタンをクリックする
[更新]または[削除]を選択するダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/zu020655.gif)
- [更新]ラジオボタンを選択し,[次へ]ボタンをクリックする
設定内容を確認するダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスには,新規インストール時の入力情報と更新インストールする前の環境から取得した情報が表示されます。
- 設定内容を確認する
値が取得できなかった場合または無効な値が設定されていた場合は,更新インストールする前の設定値またはデフォルトが表示されます。その場合は,次に示すメッセージが表示されます。
- メッセージ
- aa…aaの値が無効値のため,置き換えます(n1 → n2)。
- aa…aa:上記ポート名
- n1:取得できなかった場合 -1,無効値の場合,読み取った値
- n2:置き換える値
- 対処方法
- 更新インストールの最後に,次に示す参照先を確認し,値を修正後,Control Managerを起動してください。
- ・「9.5 DPMシナリオの実行」
- ・「12.2.2 トレース出力レベル」
- ・「付録B ポート番号の変更」
- インストール完了後,必要に応じてOSを再起動する
インストールが完了すると,OSの再起動が必要な場合と不要な場合があります。[メンテナンスの完了]ダイアログボックスの内容を確認してから必要に応じてOSを再起動してください。
- 注意事項
- Control Managerをインストールしたあと,物理ホスト名および論理ホスト名を変更しないでください。物理ホスト名および論理ホスト名を変更する場合は,Control Managerをアンインストールしたあと,物理ホスト名および論理ホスト名を変更し,新規インストールしてください。