Control ManagerはJP1/AJS2 - Scenario Operationに,管理対象サーバの情報を収集したり,管理対象サーバにOSやサービスパックをデプロイしたりできるシナリオテンプレートを提供しています。これによって,JP1/AJS2 - Scenario Operation側では,シナリオテンプレートにシナリオ変数を定義するだけでシナリオを実行できます。
なお,Control Managerの管理対象サーバにOSのインストール,バックアップ,リストアを実行するシナリオ,および情報収集を実行するシナリオでホットフィックスの情報を収集する場合は,DPMが必要です。DPMと連携し,OSのインストール,バックアップ,リストアを実行するために必要な設定については,「9. DPMと連携したデプロイメント制御」を参照してください。
デプロイ,バックアップ,およびリストア以外のシナリオを実行する場合は,DPMシナリオの作成および登録は必要ありません。Control Managerから実行できるシナリオの種類については,「10.3 Control Managerが提供するシナリオテンプレート」を参照してください。
さらに,Control Managerが提供するシナリオテンプレート,およびCosminexusが提供するシナリオテンプレートを組み合わせると,JP1/AJS2 - Scenario Operationで次のシナリオを作成でき,複雑なミドルウェアの環境構築や障害復旧作業を大幅に軽減できます。
シナリオテンプレートを利用してシナリオを作成し,実行するまでのデータの流れは次の図のようになります。
図10-1 JP1/AJS2 - Scenario Operationと連携したシナリオ実行の流れ
<CMパス>¥ScenarioTemplate¥JP1SCControlManager.sjis.xml