リストアはDPMと連携して実行します。そのため,JP1/AJS2 - Scenario Operationでシナリオを作成する前に,DPMシナリオをDPMに登録しておく必要があります。ここでは,リストアに必要なDPM側の準備を含め,シナリオを実行するまでの流れについて説明します。
- シナリオテンプレート
- restore
- 対象OS
- WindowsおよびLinuxのバージョンについては,マニュアル「JP1/ServerConductor/Deployment Manager」を参照してください。
図10-9 リストアを実行する場合のシナリオ実行までの流れ
![[図データ]](figure/zu060406.gif)
- リストアするディスクイメージをバックアップしておく
バックアップのシナリオを使用して,リストアするディスクイメージをあらかじめバックアップしておきます。
- リストアされるサーバのセットアップパラメータファイルをDPMで作成する
セットアップパラメータファイルとは,OSのセットアップ時にサーバごとに設定する項目(ホスト名など)を記述したファイルです。セットアップパラメータファイルを作成しておくことで,各サーバにOSをインストールしたときと同じ内容で,自動的に項目が設定されます。
- リストアのDPMシナリオを作成する
バックアップしておいたディスクイメージを管理対象サーバに配布するDPMシナリオを作成します。
ここまでで,DPMでの作業は完了です。
- シナリオテンプレートにシナリオ変数を定義して,シナリオを作成する
JP1/AJS2 - Scenario Operationのコンソールで,シナリオテンプレートにシナリオ変数を定義して,シナリオを作成します。
- 作成したシナリオをJP1/AJS2 - Managerに登録する
JP1/AJS2 - Scenario Operationで作成したシナリオは,シナリオを実行するソフトウェアであるJP1/AJS2 - Managerに登録します。
これで,シナリオ実行までの準備は完了です。シナリオに定義されている時間やJP1イベントの発行を契機に,シナリオが実行されます。