9.4.1 OSのクリアインストールの流れ

OSのクリアインストールの流れについて説明します。

対象OS
  • Windows
  • Linux
WindowsおよびLinuxのバージョンについては,マニュアル「JP1/ServerConductor/Deployment Manager」を参照してください。

なお,対象OSがWindowsの場合とLinuxの場合で手順が異なりますので,分けて説明します。

<この項の構成>
(1) Windowsの場合
(2) Linuxの場合

(1) Windowsの場合

Windowsのクリアインストールは,次の図に示す流れで実行します。手順1~3の操作の詳細については,マニュアル「JP1/ServerConductor/Deployment Manager」を参照してください。

図9-3 OSクリアインストールの流れ(Windowsの場合)

[図データ]

  1. クリアインストールするOSのディスクイメージをDPMに登録する
  2. セットアップパラメータファイルを作成する
    セットアップパラメータファイルとは,OSのセットアップ時にサーバごとに設定する項目(ホスト名など)を記述したファイルです。セットアップパラメータファイルを作成しておくことで,各サーバにOSをインストールするときに必要な設定項目が,自動的に設定されます。
  3. OSクリアインストールのDPMシナリオを作成する
    登録したOSのディスクイメージのインストールおよびセットアップパラメータファイルを管理対象サーバに配布するDPMシナリオを,作成します。
    ここまでで,DPMでの作業は完了です。
     
  4. 作成したDPMシナリオをControl Managerで実行する

(2) Linuxの場合

Linuxのクリアインストールは,次の図に示す流れで実行します。手順1~5の操作の詳細については,マニュアル「JP1/ServerConductor/Deployment Manager」を参照してください。

図9-4 OSクリアインストールの流れ(Linuxの場合)

[図データ]

  1. NFSサーバを構築する
  2. Linuxインストールカーネルを準備する
  3. LinuxインストールCDをコピーする
  4. セットアップパラメータファイルを作成する
    セットアップパラメータファイルとは,OSのセットアップ時にサーバごとに設定する項目(ホスト名など)を記述したファイルです。セットアップパラメータファイルを作成しておくことで,各ホストにOSをインストールするときに必要な設定項目が,自動的に設定されます。
  5. OSクリアインストールのDPMシナリオを作成する
    登録したOSのディスクイメージのインストールおよびセットアップパラメータファイルを,管理対象サーバに配布するDPMシナリオを作成します。
    ここまでで,DPMでの作業は完了です。
     
  6. 作成したDPMシナリオをControl Managerで実行する