10.5.2 デプロイを実行する場合のシナリオ実行までの流れ
(1) OSクリアインストール(Windowsの場合)
図10-4 デプロイを実行する場合のシナリオ実行までの流れ(OSクリアインストール(Windows))
![[図データ]](figure/zu060402.gif)
- クリアインストールするOSのディスクイメージをDPMに登録する
- セットアップパラメータファイルを作成する
セットアップパラメータファイルとは,OSのセットアップ時にサーバごとに設定する項目(ホスト名など)を記述したファイルです。セットアップパラメータファイルを作成しておくことで,各サーバにOSをインストールしたときと同じ内容で,自動的に項目が設定されます。
- OSクリアインストールのDPMシナリオを作成する
登録したOSのディスクイメージのインストールおよびセットアップパラメータファイルを管理対象サーバに配布するDPMシナリオを作成します。
ここまでで,DPMでの作業は完了です。
- シナリオテンプレートにシナリオ変数を定義して,シナリオを作成する
JP1/AJS2 - Scenario Operationのコンソールで,シナリオテンプレートにシナリオ変数を定義して,シナリオを作成します。
- 作成したシナリオをJP1/AJS2 - Managerに登録する
JP1/AJS2 - Scenario Operationで作成したシナリオは,シナリオを実行するソフトウェアであるJP1/AJS2 - Managerに登録します。
これで,シナリオ実行までの準備は完了です。シナリオに定義されている時間やJP1イベントの発行を契機に,シナリオが実行されます。
(2) OSクリアインストール(Linuxの場合)
図10-5 デプロイを実行する場合のシナリオ実行までの流れ(OSクリアインストール(Linux))
![[図データ]](figure/zu060503.gif)
- NFSサーバを構築する
- Linuxインストールカーネルを準備する
- LinuxインストールCDをコピーする
- セットアップパラメータファイルを作成する
セットアップパラメータファイルとは,OSのセットアップ時にホストごとに設定する項目(ホスト名など)を記述したファイルです。セットアップパラメータファイルを作成しておくことで,各ホストにOSをインストールしたときと同じ内容で,自動的に項目が設定されます。
- OSクリアインストールのDPMシナリオを作成する
登録したOSのディスクイメージのインストールおよびセットアップパラメータファイルを,管理対象サーバに配布するDPMシナリオを作成します。
ここまでで,DPMでの作業は完了です。
- シナリオテンプレートにシナリオ変数を定義して,シナリオを作成する
JP1/AJS2 - Scenario Operationのコンソールで,シナリオテンプレートにシナリオ変数を定義して,シナリオを作成します。
- 作成したシナリオをJP1/AJS2 - Managerに登録する。
JP1/AJS2 - Scenario Operationで作成したシナリオは,シナリオを実行するソフトウェアであるJP1/AJS2 - Managerに登録します。
これで,シナリオ実行までの準備は完了です。シナリオに定義されている時間やJP1イベントの発行を契機に,シナリオが実行されます。
(3) サービスパック/ホットフィックス/Linuxパッチファイルの適用
図10-6 デプロイを実行する場合のシナリオ実行までの流れ(サービスパック/ホットフィックス/Linuxパッチファイルの適用)
![[図データ]](figure/zu060403.gif)
- サービスパック,ホットフィックス,またはLinuxパッチファイルのコピーを作成する
- サービスパック,ホットフィックス,またはLinuxパッチファイルを適用するDPMシナリオを作成する
登録したサービスパック,ホットフィックス,またはLinuxパッチファイルを管理対象サーバに適用するDPMシナリオを作成します。
ここまでで,DPMでの作業は完了です。
- シナリオテンプレートにシナリオ変数を定義して,シナリオを作成する
JP1/AJS2 - Scenario Operationのコンソールで,シナリオテンプレートにシナリオ変数を定義して,シナリオを作成します。
- 作成したシナリオをJP1/AJS2 - Managerに登録する
JP1/AJS2 - Scenario Operationで作成したシナリオは,シナリオを実行するソフトウェアであるJP1/AJS2 - Managerに登録します。
これで,シナリオ実行までの準備は完了です。シナリオに定義されている時間やJP1イベントの発行を契機に,シナリオが実行されます。
(4) インストール後のサーバとアプリケーションの設定
図10-7 デプロイを実行する場合のシナリオ実行までの流れ(サーバとアプリケーションの設定)
![[図データ]](figure/zu060404.gif)
- サーバとアプリケーションを設定するスクリプトファイルを作成する
- スクリプトファイルをDPMに登録する
スクリプトファイルは,サービスパック/ホットフィックス/Linuxパッチファイルのコピーを作成するダイアログボックスで登録します。
- スクリプトファイルを実行するDPMシナリオを作成する
登録したスクリプトファイルを管理対象サーバで実行させるDPMシナリオを作成します。
ここまでで,DPMでの作業は完了です。
- シナリオテンプレートにシナリオ変数を定義して,シナリオを作成する
JP1/AJS2 - Scenario Operationのコンソールで,シナリオテンプレートにシナリオ変数を定義して,シナリオを作成します。
- 作成したシナリオをJP1/AJS2 - Managerに登録する
JP1/AJS2 - Scenario Operationで作成したシナリオは,シナリオを実行するソフトウェアであるJP1/AJS2 - Managerに登録します。
これで,シナリオ実行までの準備は完了です。シナリオに定義されている時間やJP1イベントの発行を契機に,シナリオが実行されます。