系切り替え時に引き継がれるサービスを追加登録します。系切り替えで現在有効になっている系側で設定します。
MSCSに登録するリソースについては,「4.2.7 同じクラスタグループに登録するリソースと依存関係」を参照し,必要に応じてサービスを登録してください。
ここでは,HiRDB/EmbeddedEdition _SCx(SCxのxはクラスタ構成の識別番号)を登録する例で手順を説明します。
まずは,HiRDBクラスタサービスの新規リソースを登録します。
- グループ「CMCLUSTER」を左側のフレームで選択し,右側のフレームで右クリックして,[新規作成]-[リソース]を選択する
![[図データ]](figure/zu020631.gif)
[新しいリソース]ダイアログボックスが表示されます。
- [新しいリソース]ダイアログボックスで,次の項目を設定する
- 名前:HiRDB/EmbeddedEdition _SCx(SCxのxはクラスタ構成の識別番号)
- 説明:HiRDB/EmbeddedEdition _SCx(SCxのxはクラスタ構成の識別番号)
- リソースの種類:汎用サービス
- グループ:CMCLUSTER
![[図データ]](figure/zu020641.gif)
- [新しいリソース]ダイアログボックスの[次へ]ボタンをクリックする
[実行可能な所有者]ダイアログボックスが表示されます。
[実行可能な所有者]に現用系(実行系)の物理ホスト名,予備系(待機系)の物理ホスト名が含まれていることを確認してください。
- [次へ]ボタンをクリックする
[依存関係]ダイアログボックスが表示されます。次のリソースを[追加]ボタンで設定してください。
- 共有ディスクへのアクセス
- 系切り替えで引き継がれる論理ホスト名(ネットワーク名)
![[図データ]](figure/zu020642.gif)
- [依存関係]ダイアログボックスの[次へ]ボタンをクリックする
[汎用サービス パラメータ]ダイアログボックスが表示されます。[サービス名]にサービス名「HiRDBEmbeddedEdition_SCx」(SCxのxはクラスタ構成の識別番号)を入力してください。
![[図データ]](figure/zu020643.gif)
HiRDB/EmbeddedEdition _SCx(SCxのxはクラスタ構成の識別番号)のサービス画面に表示されるサービス名を確認しておきます。
「コントロールパネル」-「サービス」を実行し,登録されているサービスの一覧から「HiRDB/EmbeddedEdition _SCx」をダブルクリックするとプロパティが表示されます。[全般]タブに表示される[サービス名]が,「HiRDBEmbeddedEdition_SCx」となっていることを確認してください。
- [次へ]ボタンをクリックする
[レジストリ レプリケーション]ダイアログボックスが表示されます。何も設定しないで,[完了]ボタンをクリックします。
これで,HiRDB/EmbeddedEdition _SCxの登録は完了です。
- HiRDB/EmbeddedEdition _SCxの登録と同じ要領で次のサービスも登録する
- HiRDB/ClusterService _SCx(SCxのxはクラスタ構成の識別番号)
- Hitachi Control Manager
すべてのサービスの登録処理が終了したら,現用系(実行系),予備系(待機系)の順でOSを再起動してください。再起動後,登録したリソースをオンラインにしてください。