4.2.1 インストール前の確認事項
(1) 共有ディスク
- クラスタアドミニストレータのグループ移動を使用して,共有ディスクを現用系(実行系)から予備系(待機系)へ切り替えられるように設定していることを確認してください。
- 現用系(実行系)および予備系(待機系)に割り当てる共有ディスクには,同じドライブレターを設定していることを確認してください。
- フェイルオーバーのときに,現用系(実行系)ノードまたは予備系(待機系)ノードのどちらかから,常に共有ディスクへ排他アクセスできていることを確認してください。
(2) 論理IPアドレス
- 現用系(実行系)から予備系(待機系)に切り替わったとき,切り替え元のIPアドレスと切り替え先のIPアドレスが正しく引き継がれるように設定していることを確認してください。
- pingコマンドで現用系(実行系)または予備系(待機系)の論理ホスト名を指定した場合,それぞれの論理IPアドレスが正しく表示されることを確認してください。
- hostsファイルまたはDNSサーバに次の項目が登録されていて,名前解決できること(pingコマンドによる応答確認ができること)を確認してください。
- 現用系(実行系)ノードまたは予備系(待機系)ノードの物理ホスト名とIPアドレス
- 系切り替え時に引き継ぎできる論理ホスト名と論理IPアドレス