SANブート構成のシステムでは,DPMシナリオのうち,OSのインストール,バックアップおよびリストアをする場合,管理対象サーバのLU接続を,一つのLU(LDEV)にして,かつアクセスできるパスを一つ(1LU:1パス)にする必要があります。一つのLU(LDEV)にして,かつアクセスできるパスを一つにすることをディスク割り当ての一時解除,元の状態に戻すことをディスク割り当ての復帰と呼びます。
Control Managerでは,コマンドを使用することで,ディスク割り当ての一時解除,およびディスク割り当ての復帰を実行できます。
DPMシナリオ実行の流れ,およびDPMシナリオ実行時の処理の流れを次の図に示します。
図9-2 DPMシナリオの実行と実行時の処理の流れ(SANブート構成)
ディスク割り当ての一時解除および復帰のコマンドを使用する場合の注意事項については,「11. 運用コマンド」のjscmdetachdiskおよびjscmattachdiskの説明を参照してください。