「4.2.4 現用系(実行系)ノード環境へのControl Managerのインストール」が完了したら,予備系(待機系)ノード環境へControl Managerをインストールします。
- クラスタアドミニストレータで系切り替えを実行する
この操作は,現用系(実行系),予備系(待機系)どちらでもできます。
[コントロールパネル]-[管理コンピュータ]-[クラスタアドミニストレータ]を実行し,次の項目を含むグループを,現用系(実行系)から予備系(待機系)に移動させます。右クリックで[グループの移動]を選択し,予備系(待機系)に移動させます。
- 共有ドライブへのアクセス権限
- 系切り替え引き継ぎ論理IPアドレス
- 引き継ぎホスト名の定義
![[図データ]](figure/zu020621.gif)
- 予備系(待機系)ノード上で,共有ドライブへの排他アクセスができるようになったことを確認する
- 現用系(実行系)と同様の手順で,予備系(待機系)をインストールし,サービスのスタートアップ設定を自動起動から手動起動に変更する
「4.2.4 現用系(実行系)ノード環境へのControl Managerのインストール」の操作2.~12.を実行してください。操作の際は,次のことに注意してください。
- 操作4.で[予備系]ラジオボタンを選択する。
- 操作6.で指定する物理ホスト名は,現用系(実行系)ノードのホスト名を指定する。
- 操作6.で指定する論理ホスト名には,現用系(実行系)と同じ論理IPアドレスのホスト名を指定する。
インストール完了後,再起動を指示されたら,「いいえ、後でコンピュータを再起動します。」を選択して,[完了]ボタンをクリックします。
- DB処理プロセスを停止する
[コマンドプロンプト]を起動し,<CMパス>¥binにカレントフォルダを移動してから次のコマンドを実行して,データベースの処理プロセスを停止します。Windows Server 2008を使用している場合は,管理者権限のあるコマンドプロンプトで実行してください。
<CMパス>¥binは,デフォルトの設定では下記フォルダになります。
C:¥Program Files¥HITACHI¥ServerConductor¥ControlManager¥bin
cmdbcmd pdstop
- HiRDBEmbeddedEdition_SCxを停止する
これで,予備系(待機系)ノード環境へのControl Managerのインストールは完了です。次に,系切り替え時に引き継がれるサービスを追加登録します。